三菱UFJ銀行のメリットはメガバンクNo.1というブランド以外にあるか

三菱UFJ銀行

この記事では、三菱UFJ銀行のブランド力「以外」のメリット・デメリットについてまとめてみました。

三菱UFJ銀行は、日本最大のメガバンクです。三菱UFJフィナンシャル・グループは、店舗数、海外拠点の数、従業員数などを比較しても、世界有数の金融グループといえます。

知名度や安心感で三菱UFJ銀行を選ぶ人は多いですが、今回は使い勝手やお得度まで比較します。

三菱UFJ銀行はお得な銀行なのか

銀行を利用するうえでは、安心感だけでなく使いやすさも大事です。

日ごろから三菱UFJ銀行を使うと、どのようなメリット・デメリットがあるかを見てみます。

スーパー普通預金で手数料を優遇

三菱UFJ銀行だけでなく、メガバンクは手数料が高い傾向があります。都会の一等地に実店舗を持ち、多くの銀行員が働いている運営コストを考えると、当然かもしれません。

しかし三菱UFJ銀行には、ATM手数料と振込手数料が一定回数無料になるサービスがあります。スーパー普通預金(メインバンク プラス)という種類の預金です。

スーパー普通預金(メインバンク プラス)とは

スーパー普通預金(メインバンク プラス)とは、通常の普通預金に手数料優遇プログラムが付帯している口座です。

優遇を受けるためには、ネットバンキングサービス「三菱UFJダイレクト」に無料登録し、所定の取引条件を満たす必要があります。

→スーパー普通預金と、通常の普通預金との違いはこちら

スーパー普通預金(メインバンク プラス)は3段階のステージ制で、取引内容に応じて毎月ステージ判定があります。

当月に条件を満たすと、翌月20日から翌々月19日まで優遇が適用されます。

手数料の優遇内容は以下のとおりです。

スーパー普通預金(メインバンク プラス)の優遇内容
ホワイトステージ
  • 自行ATMの時間外手数料が無料
シルバーステージ
  • 自行ATMの時間外手数料が無料
  • コンビニATM手数料が月2回無料
プラチナステージ
  • 自行ATMの時間外手数料が無料
  • コンビニATM手数料が月3回無料
  • ネットからの他行宛振込手数料が月3回無料

コンビニATMを使う機会がある人は、シルバーステージを目指したいところです。セブン銀行ATM、ローソン銀行ATM、イーネットATMが月2回無料で使えるようになります。

シルバーステージに到達するには、預金残高を30万円以上にするか、取引条件を満たす必要があります。達成しやすい条件は、給与受取口座の指定などです。

銀行ATMで入出金する人は、もっとも低いホワイトステージでもOKです。ホワイトステージ以上になれば、自行ATMの時間外手数料がかからなくなります。

優遇条件も、預金残高10万円以上や、インターネット通帳の利用など、ハードルが低めです。

→スーパー普通預金(メインバンク プラス)の取引条件の満たし方はこちら

優遇がないと手数料は割高

逆にいうと、スーパー普通預金(メインバンク プラス)のいずれかのステージが適用されないと、自行ATMであってもATM手数料がかかります。

曜日関係なく、8時45分から21時までは、三菱UFJ銀行ATMを無料で使えます。これ以外の時間は、スーパー普通預金(メインバンク プラス)の優遇がないと、110円から220円のATM手数料がかかります。

スーパー普通預金(メインバンク プラス)で優遇を受けるには、「三菱UFJダイレクト」への登録が必須です。ネットバンキングを使いたくない人にとってはデメリットです。

三菱UFJ銀行をお得に使うには、三菱UFJダイレクトが必須。

提携ATMは平日日中に無料で使える

三菱UFJ銀行は、地方銀行などの他行とATM相互利用の提携をしています。提携ATMは、平日の日中に無料で利用できます。

平日のATM手数料が無料のATM相互利用銀行

■平日8:45~18:00

  • イオン銀行
  • 三菱UFJ信託銀行
  • JAバンク
  • 徳島大正銀行

■平日8:00~18:00

  • 愛知銀行
  • 中京銀行
  • 名古屋銀行
  • 十六銀行
  • 百五銀行

特に、ATM設置台数が多いイオン銀行が無料で使えるのは便利だと思います。イオングループの店舗やミニストップなど、全国で6,000台以上が設置されています。

また、地銀だけでなくJAバンクとも提携しているのも特徴です。三菱UFJ銀行の店舗やATMは、都心部に多い傾向があります。三菱UFJ銀行ATMがない地方は、JAとのATM相互利用でカバーしているといえます。

ネットバンキングに注力

近年の三菱UFJ銀行は、ネットバンキングサービス「三菱UFJダイレクト」の普及に力を入れています。

手数料優遇があるスーパー普通預金(メインバンク プラス)で、三菱UFJダイレクトの登録が必須になのもそのひとつです。

ほかにも、ネットバンキングを使うほうがお得になりつつあります。

ネット完結で口座開設可能

三菱UFJ銀行は、ネットやアプリから口座開設できます。銀行としても、ネットからの口座開設を推奨している印象があります。

私は三菱UFJ銀行の口座を持っていないときに、何度か窓口で相談をしたことがあります。

口座が必要な取り引きを勧められる際は、必ず「ご来店なさらなくても、ネットから口座開設できます」といわれました。

窓口での口座開設は、書類の記入や窓口での手続きに30分以上かかります。ネットでの口座開設は、5~10分あれば申し込めます。

平日の日中に店舗へ行けない人も、気軽に口座を開設できます。

ただし、ネットから口座開設できるのは、スーパー普通預金(メインバンク プラス)のみです。口座開設と同時に、三菱UFJダイレクトにも申し込むことになります。

通常の普通預金で口座開設したい場合は、店舗へ行く必要があります。

ネットのほうが振込手数料が低い

三菱UFJ銀行の振込手数料は、三菱UFJダイレクトを使うと無料もしくは割安になります。店舗窓口やATMでの振り込みは、手数料が高めです。

同行宛振り込みは、三菱UFJダイレクトから行うと完全無料です。ATMや窓口で振り込むと、同じ三菱UFJ銀行宛だとしても手数料がかかります。

私も、「同じ三菱UFJ銀行への振込なら手数料は無料だろう」と思って振り込んだら、手数料が掛かってしまったことがあります。

他行宛振込も、三菱UFJダイレクトから行うほうが少し低めに抑えられます。

■三菱UFJ銀行 振込手数料(税込)

振込手数料 三菱UFJダイレクト ATM(カード) ATM(現金)
同一支店宛 無料 無料 220~440円
同行他店宛 無料 110~220円 220~440円
他行宛 220~330円 275~440円 440~660円

ネットバンキングの手数料を下げ、窓口やATMでの手数料を上げる動きは、三菱UFJ銀行に限らず大手銀行全体にあります。

近年の大手銀行は、店舗数やATM設置台数を縮小し始めています。それに伴い、人員数も削減の流れにあります。

多くの利用者がネットバンキングで取り引きするようになると、窓口で働く銀行員の数も減らせます。ネットバンキングとその他で手数料に差をつけることで、よりネットバンキング利用を促しているといえます。

マイナス金利政策によって、大手銀行も収益を上げづらい状況です。

手数料引き上げによって売上を増やすだけでなく、人件費を削減したいという思いもありそうです。

「auじぶん銀行」との連携

auじぶん銀行住宅ローン

三菱UFJ銀行は、携帯電話キャリアのKDDIと共同出資し、auじぶん銀行というネット銀行を設立しています。

auじぶん銀行から三菱UFJ銀行への振込手数料はいつでも無料です。三菱UFJ銀行からauじぶん銀行も、三菱UFJダイレクトから振り込めば無料です。

三菱UFJ銀行からauじぶん銀行への振り込みは、「当行他店」の扱い、つまり三菱UFJ銀行の他支店宛の振り込みと同じ扱いです。

三菱UFJダイレクトでは、三菱UFJ銀行のどの支店宛でも振込手数料が無料です。

ただし、ATMで三菱UFJ銀行からauじぶん銀行に振り込むと、他店宛の振込手数料が110~220円かかります。なるべくネットから振り込むことをおすすめします。

auじぶん銀行は、三菱UFJ銀行より手数料が低めです。ネット銀行に抵抗がない人は、サブバンクとしてauじぶん銀行を使ってみるのもおすすめです。

たとえば、auじぶん銀行はATM手数料が最大で月11回無料、他行宛振込手数料は最大で月15回まで無料になります。

→auじぶん銀行の使い方やメリット・デメリットはこちら

銀行員の質は高い印象

個人的に、三菱UFJ銀行は銀行員の質が高い印象があります。

私は大手銀行や地方銀行の窓口を利用するたびに、行員の方の対応の差を見ています。複数の銀行を回ると、三菱UFJ銀行がもっとも丁寧な対応で、知識も豊富だと感じることが多いです。

もちろん、支店によって銀行員の質や雰囲気に差はあると思います。私が三菱UFJ銀行を利用した限りは、街中の支店でも郊外の支店でも、行員のレベルが高いと感じました。

最大手のメガバンクとして、従業員の教育に力を入れている印象があります。

窓口対応の質がいまいちの銀行は、意外とあります。私も、知識が浅い行員や、敬語が怪しい行員の対応を受けた経験があります。

三菱UFJ銀行では、今のところそのような質の低い対応をされたことがありません。

現在はネットバンキング必須の銀行

通帳を持つ男性

大手銀行の強みは、困ったときに窓口で相談できることです。しかし昨今の三菱UFJ銀行は、ネットバンキングありきで利用する銀行となってきています。

店舗に行かずさまざまな手続きができる点では、ネット銀行との差が少なくなりつつあるといえます。

ただし、ネット銀行は実店舗を持たないぶん、手数料はメガバンクよりずっと低めです。ネットバンキングがないと手数料優遇を受けられない三菱UFJ銀行と違い、無条件でATM入出金や振り込みができる銀行もあります。

窓口にあまり行かず、スマホで完結できる取り引きしか行わない人は、ネット銀行で十分だと思います。

高齢者の方など、ネットバンキングを扱うのが難しい人は、今後も窓口やATMを利用すると思います。

手数料値上げの動きが続けば、大手銀行での取り引きの負担が大きくなっていくかもしれません。

銀行の「ブランド力」が必要なシーンでは、三菱UFJ銀行は非常に役立ちます。たとえば個人事業主の人が、取引相手に安心感を持ってもらうために大手銀行の口座を作るケースなどです。

しかし、銀行の「ブランド力」が必要な場面以外では、ネット銀行と使い分けて手数料を節約するのも賢い方法だと思います。

メガバンク関連リンク

この記事の執筆者

執筆者の詳細プロフィール
2級ファイナンシャル・プランニング技能士。元は貯蓄下手だったが、現在は貯金や資産運用を自動化し、着々と資産形成中。メガバンクとネット銀行の使い分け方にはこだわりあり。(Twitterアカウントはこちら

より良い情報をお届けするため、一条まつこ がメンテナンスを担当いたしました。(2020年5月12日 更新)

ありがとうございます。

この記事と関連するページ

質問・コメントはこちら
住宅ローン一覧
コメントを見る ページの先頭へ戻る