楽天銀行とARUHI(アルヒ)のフラット35を比較した結果

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楽天銀行とARUHIの比較

フラット35を選ぶ人の多くは、ARUHI(アルヒ)もしくは楽天銀行を選んでいます。

300社を超える金融機関がフラット35を取り扱っていますが、この2社は業界最低水準の金利、かつ手数料も安いため、ユーザーの評価も高いです。

両社の金利も基本的には毎月同じで、たまに0.02~0.03%くらいの差が開くくらいで大きな差はありません。

よって、フラット35をARUHIか楽天銀行で迷っている場合は、金利以外の条件で比較することになります。

今回は、ARUHIか楽天銀行、どちらのフラット35を選ぶべきか判断するために、さまざまな角度から比較してみました。

楽天銀行とARUHIを比較

冒頭で触れた通り、楽天銀行とARUHIのフラット35は、借入金利はどちらもほぼ同じで業界最低水準です。

そこで下記5つの項目で、楽天銀行住宅ローンとARUHIのフラット35を比較します。

■楽天銀行とARUHI フラット35の比較条件

  • 取り扱いシェア
  • 信頼性
  • 事務手数料
  • 窓口相談
  • 融資までのスピード

取り扱いシェア

円グラフ

まずは「人気度」を測るバロメーターである取り扱いシェアで比較してみます。

フラット35のシェアは、ARUHIが13年連続No.1で抜きん出ていました。 ※2010年度-2022年度統計、取り扱い全金融機関のうち借り換えを含む【フラット35】実行件数(2023年3月末現在、ARUHI調べ)

ARUHIはフラット35のシェアの27.5%を獲得しており、フラット35を利用している4人に1人以上がARUHIで契約している状況です。

楽天銀行フラット35のシェアは公開されていませんが、おそらく業界では2位だと思います。

業界2位のシェアは約9%なので、10人に1人は楽天銀行のフラット35を利用していることになります。

ARUHIに比べると圧倒的にシェアに差がついているものの、楽天銀行も高いシェアを確立しています。

信頼性

安心

次に、信頼性で比較します。

どちらの金融機関もこれまでに長い実績がありますが、大きなトラブルが起こったという話は聞いたことがありません。

ただ、ブランド力で言うとやはり「楽天銀行」に軍配が上がる印象です。

楽天銀行は利用者も多く、ネット銀行の中では口座数No.1の大手ネット銀行なので知名度も高いです。

一方、ARUHIは銀行ではなく「モーゲージバンク」という、住宅ローンを中心に取り扱う金融機関です。

住宅ローンについて調べたことがない人のなかには、ARUHI(アルヒ)という名前を知らない人も多いと思います。

「住宅ローンは銀行で申し込むもの」と思っている人のなかには、やや不安感を持つ人も実際にいるようです。

しかし、ARUHIも金融大手のSBIホールディングスとつながりが深いので、企業としての安定性は問題ありません。

■ARUHIはかつて、SBIグループだった

ARUHIは以前、SBI証券や住信SBIネット銀行でお馴染みの「SBIホールディングス」の会社で、SBIモーゲージという企業名でした、

しかし、SBIグループが事業を売却してSBIグループではなくなったため、現在はARUHIという社名に変更されています。

今はSBIグループではなくなっているものの資本関係は続いており、たとえば、SBIマネープラザという窓口でARUHIの住宅ローン相談業務を行っています。

前述しましたが、どちらも安心はできるものの、口コミを見ていると楽天銀行に安心感やブランド力を感じる人が多いかと思います。

事務手数料

電卓を持つ女性

次に、住宅ローンで金利「以外」で差がつきやすい融資事務手数料で比べてみます。

両社の手数料を比較してみると、事務手数料の最低金額は同じでした。

楽天銀行とARUHI 事務手数料を比較
  • ARUHI:融資額の2.2%
  • 楽天銀行:融資額の1.1~1.43%

※楽天銀行の事務手数料は、返済口座を楽天銀行に指定すると1.1%

事務手数料は、楽天銀行のほうが割安です。楽天銀行を返済口座にすると、1.1%まで引き下がります。事務手数料を、ARUHIの半額に抑えられます。

事務手数料1.1%とは、業界のなかでも圧倒的な低さです。

いつも使っている銀行口座で返済を使う場合も、事務手数料を1.43%で抑えられお得です。

■団体信用生命保険料は共通

最近、民間住宅ローンで無料で加入できるものも増えた団信保険料は、フラット35の場合は自己負担となります。

そのため、どこでフラット35を契約しても同じ費用がかかります。

しかし、金利と手数料に関しては金融機関が独自に設定できるので、比較検討することをおすすめします。

審査のスピード

速い

融資までのスピードは、ARUHIが圧倒的に早いです。

ARUHIは、仮審査は最短当日、本審査は1~2週間という驚異的なスピードを実現してます。

通常、民間の住宅ローンでは審査に1週間~2週間程度の時間がかかると言われているので、ARUHIの審査が圧倒的に早いことがわかります。

実際、楽天銀行の審査期間はこの相場通りで、仮審査に8~11日、本審査に7~14日ほどかかります。しかし、この審査にかかる時間は特別長いわけではありません。

とは言え、住宅ローンの審査は早いに越したことはありません。

なぜなら、住宅ローンの金利は、申込み時点ではなく融資実行時の金利が適用されるため、申込みから契約までの期間が長いとその間に金利が上がるリスクが高くなるからです。

また、人気の物件はすぐに売れてしまうこともあるので、住宅ローン審査を早めに終えて「住宅ローンの審査は受かったので、すぐにでも契約したいです」と言えると強みになります。

そういう意味でも、業界トップクラスの審査スピードがメリットのARUHIは優位性が高いです。

窓口相談

営業に相談する夫婦

アルヒと楽天銀行は、カスタマーサービスのスタイルにも違いがあります。

申込み前に質問したいことがある、書類の記入方法がわからないときなどは、下記のような相談窓口を利用できます。

アルヒと楽天銀行 窓口相談の違い
ARUHI(アルヒ)
全国に窓口あり
「SBIマネープラザ」で、対面による相談が可能。じっくり相談したい人向け。
楽天銀行
オンライン相談を受付
ビデオチャット「スカイプ」や、Web会議システム「ZOOM」を使ったオンライン相談が夜22時まで可能。忙しくて来店が難しい人向け。

ARUHIは全国に店舗を構える「SBIマネープラザ」で、対面による相談が可能です。

フラット35について相談するのはもちろん、住宅ローンのシミュレーションや書類の書き方についても、プロの担当者に直接相談できます。

初めて住宅ローンを組む方や、借り換えの方でも安心して利用できると思います。

一方、楽天銀行はネット専業の銀行なので、実店舗を持っていません。

しかし、その解決方法として、ビデオチャット「スカイプ」やWeb会議システム「ZOOM」を使ったオンライン相談を無料で実施しています。

オンライン相談は毎日夜10時まで使えるので、仕事が忙しい方でも担当者の顔を見ながら住宅ローンの相談をすることが可能です。

もし、相手に顔を見せたくなかったら、ビデオ機能はOFFにして、担当者の方の顔を見ながら説明を聞くだけでもOKです。

たとえば書類の書き方の質問はメールだとやりとりが難しい場合がありますが、ビデオ機能なら簡単にやりとりできます。

「ネット申し込みの住宅ローンは対面で相談できないから不安…」という人も、アルヒと楽天銀行ならスタッフに相談をした上で検討や申し込みができます。

強いて言うなら、実際にスタッフの方と会ってじっくり相談したい人はARUHI、忙しくて来店の時間が取れない人は楽天銀行が便利だと思います。

ARUHIの方がメリットが多いか

ARUHI

以上、アルヒと楽天銀行のフラット35を比較してきましたが、ARUHIの方がややメリットが多い結果でした。

■ARUHIの強み

  • フラット35シェアNo.1
  • ネット申込みすると事務手数料が安くなる
  • 審査が早い
  • 店舗で相談できる

→アルヒの申込みはこちら

■楽天銀行の強み

  • 信用が高い
  • 返済用口座を楽天銀行に指定すると事務手数料が安くなる
  • スカイプ相談ができる

楽天銀行も「楽天」というブランド力やスカイプ相談などの独自性を持っているので、十分おすすめできます。

特に、楽天銀行に口座を持っていればそれだけで事務手数料が業界最低水準まで下がるので、楽天ユーザーはとてもお得です。

もし楽天銀行の口座を持っていなくても、アルヒより楽天銀行のフラット35の方が金利が低いタイミングがあれば、楽天銀行の口座申込みと同時に事前審査に申し込むのもありだと思います。

ただ、ARUHIの審査の早さや、いざとなったら店舗に相談に行けるという安心感も大きなメリットです。

返済口座に使える金融機関が多いという意味でも、間口の広い住宅ローンだと思います。

それらのメリットがあるからこそ多くの人に選ばれ、長年シェアNo.1をキープしているのだと考えられます。

ARUHIのネット申込みはこちら

この記事の執筆者

執筆者の詳細プロフィール
ネット銀行100の活用術の初代管理人です。低コストで便利なネット銀行を、多くの人に知ってもらうため、2012年にサイトを立ち上げました。貯金の方法やお金に関する知識をわかりやすく解説します。

より良い情報をお届けするため、川原裕也 がメンテナンスを担当いたしました。(2023年12月6日 更新)

ありがとうございます。

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