コンビニATMが手数料無料で使えるネット銀行一覧
ATM手数料を払いすぎていませんか?
ネット銀行で入出金をする時は、コンビニATMを使うことが多いです。しかし、コンビニATMはどうしても手数料が高いイメージがあります。
1回あたり100円や200円+税の手数料は意外とお財布には痛いものですが、一部のネット銀行ではコンビニATMを手数料無料で使うことが可能です。
今回は「コンビニATMを手数料0円で使う時に適したネット銀行」をまとめました。
目次
コンビニATMに強い銀行は?
コンビニATMが手数料無料で使えるネット銀行をまとめます。
特に評判なのは「じぶん銀行」と「ソニー銀行」です。
ソニー銀行はATM手数料が毎月4回以上無料ですし、じぶん銀行は会員ランクに応じてATM手数料無料回数が増えます。
住信SBIネット銀行
- 毎月2回までATM手数料無料
- ランクに応じて毎月最大15回まで無料
- 公式サイト
住信SBIネット銀行は、スマートプログラムやVISAデビットが高い評価を得ており、ネット銀行業界No.1の預金残高を誇ります。
住信SBIネット銀行では、「セブンイレブン」、「ローソン」、「イーネット(ファミマ)」、「ゆうちょ」、「イオン」、「VIEW ALTTE」のATMに対応しています。
入金は何回でも無料で使えます。出金は、スマートプログラム(通称:スマプロ)の会員ランクによって異なります。
スタート時点の「ランク1」では毎月2回無料、最上位の「ランク4」になると毎月15回もATM手数料が無料となります。
ランクは住信SBIネット銀行の預金残高や取引状況によって変わりますがほんの少しの取り組みで、「ランク2」への昇格が可能です。ランク2になると毎月のATM手数料無料回数は5回に増えます。
ATM手数料無料回数が終わった後は、1回あたり100円+税がかかります。
住信SBIネット銀行は、年会費無料の「デビット機能付きキャッシュカード」を発行しています。
VISAデビットを持っていると、クレジットカードと同じ感覚でカード支払いができるので、現金を引き出す機会が減り、結果的にATM手数料の節約に繋がるのでおすすめです。
特に、住信SBIネット銀行のVISAデビットカードは、利用金額に対して0.6%のキャッシュバックが受けられるので、現金で支払いをするよりもお得に使えます。もちろん、VISAデビットカードの年会費は無料です。
じぶん銀行
- ランクに応じて毎月最大11回まで無料
- 公式サイト
じぶん銀行は、スマホでの銀行取引に強みを持つネット銀行です。
店舗を持たないネット専業銀行のため、入金・出金には提携ATM(コンビニATMなど)を利用します。
通常はATMで入出金をすると100円+税(ゆうちょ銀行ATMは200円+税)がかかりますが、じぶん銀行のランク制優遇サービス「じぶんプラス」でATM手数料を月3~11回無料にすることができます。
じぶんプラスは、じぶん銀行の預金残高(円・外貨の合計)が多い人や、給与受取や口座引落などの取引がある人にとっては、ランクを上げやすいです。
最高ランクにするのは少し条件が厳しいものの、ランク2~4であれば十分狙えます。
ランク2に昇格すればATMの手数料無料回数は月3回に、ランク3なら月4回、ランク4は月8回に増加します。
利用できるATMは、セブンイレブン、ローソン、イーネット(ファミマ)、三菱UFJ銀行です。
ゆうちょ銀行ATMも使えるのですが、ゆうちょATMについては手数料無料回数の対象外となります。(じぶんプラスの無料回数以上は、1回ごとに200円+税)
ソニー銀行
- 条件なしで毎月4回まで無料
- 取引が増えると月の無料回数が増える
- 最終的には何度でもATM手数料無料にすることも可能
ソニー銀行は、月に4回以上、ATM手数料無料です。(5回目以降は一律100円+税)
住信SBIネット銀行と同じく、入金については何度でも無料で使えます。
また、ソニー銀行の取引が増えると月のATM手数料の無料回数も増えていき、最大では回数無制限で無料になります。
ちなみにソニー銀行は、ATM手数料のやすさだけでなく、利用できるATMの種類の多さも注目すべきポイントです。
主要コンビニATMであるセブンイレブン、ローソン、イーネット(ファミマ)だけでなく、イオン銀行、ゆうちょ銀行、三菱UFJ銀行、三井住友銀行を合わせた合計7つのATMが利用可能です。
特に、都心や中心部では、コンビニより都市銀行のATMが目に付く機会も多いので、ゆうちょやメガバンクも使えるソニー銀行は便利です。
「利用できるATMの数」という利便性に着目するならば、ソニー銀行はNo.1と言えます。
事実、私は利便性を追求したい派なので、生活資金はソニー銀行に入れ、いつでもすぐに引き出せるようにしています。
ソニー銀行も同様に、年会費無料のデビットカード一体型のキャッシュカード「ソニーバンクウォレット」を発行しています。
日常の買い物をこのカードで支払うことで現金が必要となるシーンが確実に減ります。よって、ATMの利用回数も減らせます。
さらに、ソニーバンクウォレット(ソニー銀行の発行する年会費無料のVISAデビットカード)で支払った金額の0.5%~2.0%はキャッシュバック対象となります。
この還元率は、クレジットカードと同じくらいの高い水準です。
また、ソニーバンクウォレットを持っていると、他行あて振込手数料も毎月2回まで無料になるメリットも大きいです。(通常は毎月1回まで無料)
ジャパンネット銀行
- 毎月1回、ATM手数料が0円
- 預金残高3,000万円以上でATM手数料は何度でも無料に
ジャパンネット銀行では、毎月1回だけATM手数料が無料です。
2回目以降は、取引額が3万円以上なら無料ですが、3万円以下の場合は150円+税の手数料(ゆうちょATMは300円+税)が必要です。
注意しなければならないのは、他のネット銀行と違って「出金だけでなく、入金の場合も手数料が発生する」ことです。
入金時も最初の1回は無料ですが、2回目以降は3万円以下の入金なら150円+税のATM手数料がかかります。
これらの条件を考えると、「コンビニATMを手数料無料で使う」のに適したネット銀行とはちょっといいがたいです。毎月1回の手数料無料サービスはおまけ程度に考えた方が良いと思います。
ジャパンネット銀行では、「セブンイレブン」、「イーネット(ファミマ)」、「ゆうちょ」、「三井住友銀行」、「ローソンATM」が利用できます。
ちなみに、前月の平均預金残高が3,000万円を越えるとATM手数料が何度でも完全無料になるのですが、さすがにハードルは高いですよね。。。
セブン銀行
- 日中時間帯なら手数料無料
「ATM手数料0円」を目指す人にとっては、セブン銀行はあまりよろしくありません。。。
まず、セブン銀行のキャッシュカードが使えるのは、セブンイレブンに設置している「セブン銀行ATM」が中心となります。
つまり、その他の代表的なコンビニATMである「ローソンATM」や「E-net(ファミマなどに設置)」などでは、セブン銀行のキャッシュカードは使えません。(一部の金融機関のATMは利用できますが、すべて200円+税以上の手数料がかかります)
よって、セブン銀行における口座の入出金は、セブンイレブンに設置されているATMで行うことになります。
さらに問題なのはセブン銀行ATMですら24時間無料ではないことです。
土日祝日に限らず、朝の7時から夜の7時まではセブン銀行ATMなら何回でも手数料無料ですが、それ以外の早朝・深夜の時間帯は一律で100円+税が必要です。(入金については24時間完全無料)
日中時間帯にしか入出金しない方にとっては大きなデメリットにはなりませんが、「飲み会の二次会でお金がなくコンビニATMに行く」というシチュエーションなど、時間外でのATM利用には手数料がかかります。
楽天銀行
- 条件次第で最大7回無料
450万口座を有するネット銀行の代表格である楽天銀行はATMの手数料体系がやや複雑です。
楽天銀行では利用するATMによって手数料が違いますが、原則として1回目から200円 or 250円+税の手数料がかかります。(入金・出金ともに有料)
楽天銀行への預金残高や、ハッピープログラムのランクによって、最大で7回の手数料無料回数が付与されますが、ハードルはかなり高めです。
最高ランクとなる7回のATM手数料無料回数を手に入れるためには、楽天銀行の預金残高を300万円以上にするか毎月30回以上の取引が必要となります。
また、ATM手数料無料回数1回をGETするためにも、10万円以上の預金または取引回数5回以上が必要なので、実質的には楽天銀行でATM手数料無料は期待できないと考えた方が良いと思います。
利用可能なATMは「セブンイレブン」、「ローソン」、「E-net」、「ゆうちょ」、「イオン銀行ATM」、「PatSat」、「三菱UFJ銀行ATM」、「みずほ銀行ATM」です。
ネット銀行の中ではめずらしい、イオン銀行ATMに対応している点は評価ポイントです。
その他、ビューアルッテやパッとサッとと言った駅ナカATMも利用できます。
メガバンクもコンビニATM手数料を無料にする方法あり
続いて、メガバンクでコンビニATMを使った場合をまとめます。
実は、条件次第ではメガバンクを使っていてもコンビニATM手数料を無料化することができます。
三菱UFJ銀行 – メインバンクプラス
三菱UFJ銀行のキャッシュカードで提携先コンビニATM(セブンイレブン、ローソン、E-net)を使うと少なくとも100円以上の手数料がかかります。時間外手数料だと200円+税なのでかなり痛いですよね。
コンビニATM | 入金 | 出金 |
---|---|---|
8:45~18:00 | 100円+税 | 100円+税 |
それ以外の時間帯 | 200円+税 | 200円+税 |
しかし、三菱UFJ銀行で一定条件を満たすとスーパー普通預金(メインバンク プラス)が利用できるようになり、コンビニATM手数料が0円になります。
コンビニATMを無料化するには、メインバンクプラスの「シルバーステージ」または「プラチナステージ」に昇格する必要があります。
シルバーステージに昇格するには、「三菱UFJ銀行の口座を給与受取口座に使う」、「NISA口座で投信積立をする」、「MUFGカードなどの請求がある」、「預金残高30万円以上」のいずれか1つの条件を満たすことです。
また、18歳~23歳以下の方は「三菱UFJダイレクトの初回登録+三菱UFJデビットカードの利用金額の引き落とし」という条件のみで、シルバーステージへと昇格できます。(フレッシュ応援割)
三菱UFJ銀行を給与振込口座に指定するだけでシルバーステージに昇格できるので、意外とハードルは低いです。
無事にシルバーステージに昇格すれば、コンビニATM利用手数料が毎月2回無料になります。ちなみに、プラチナステージになっても「毎月3回無料」なので、シルバーに昇格できれば十分です。
三菱UFJ銀行 メインバンクプラスのより詳しい情報は下記のページで解説しています。
あわせて読みたい:
三菱UFJ銀行のATM手数料・振込手数料を無料にする3つの方法
三井住友銀行 – SMBCポイントパック
三井住友銀行もコンビニATMは有料ですが、「SMBCポイントパック」に無料登録することで、ATM手数料を無料にできます。
通常のコンビニATM手数料は以下のとおりです。(イーネット、ローソン、セブン銀行、ゆうちょ銀行ATM)
土日祝日や朝・晩など、コンビニATMを使いたい時間に限って手数料が200円+税なので何も考えずに使っていると年間ですごくATM手数料がかかります。
コンビニATM | 平日 | 土日祝日 |
---|---|---|
8:45~18:00 | 100円+税 | 200円+税 |
それ以外の時間帯 | 200円+税 | 200円+税 |
SMBCポイントパックへの登録で、上記のコンビニATMが月3回まで無料となります。(ゆうちょ銀行ATMの手数料は無料対象外)
SMBCポイントパックへの登録条件は、インターネットバンキング「SMBCダイレクト」に申込むだけです。そして、下記の条件のうちいずれか1つを満たすことで、ATM手数料無料特典が受けられます。
- 給与受取や年金受取口座に利用する
- 三井住友カードまたはセディナの引き落とし口座に使う
- 30万円以上の預金(円預金・外貨預金・投資信託の合算)
- Web通帳に申し込むこと
- SMBCデビットに申し込む
三井住友銀行も三菱UFJ銀行と同じく、給与受取口座に使ったり、30万円以上の預金残高を持つことでコンビニATMは無料になります。いずれか1つの条件さえ満たせば良いので、ハードルは低いです。
SMBCポイントパックについて、詳しい情報はこちら。
あわせて読みたい:
ATM手数料が無料になる三井住友銀行のSMBCポイントパックのメリット
みずほ銀行 – みずほマイレージクラブ
メガバンクの中でも、コンビニATM手数料無料までの条件が最も緩いのは、みずほ銀行です。みずほ銀行の提供している「みずほマイレージクラブ」に登録するだけで、コンビニATM手数料が毎月4回無料となります。
通常時のATM手数料はこちら。
コンビニATM | 平日 | 土日祝日 |
---|---|---|
8:45~18:00 | 100円+税 | 200円+税 |
それ以外の時間帯 | 200円+税 | 200円+税 |
いつ使ってもコンビニATM手数料は有料ですが、みずほマイレージクラブに登録すると、「みずほ銀行・イオン銀行ATMは完全無料、コンビニATMは毎月4回無料」で使えるようになります。
みずほマイレージクラブの登録条件ですが、下記のうちいずれか1つの条件を満たせばOKです。
- 25歳未満の学生は無条件で優遇
- 給与受取口座として利用 ← おすすめ
- 口座残高30万円以上
- みずほマイレージクラブカードの利用
- オリコカードの利用(引き落としはみずほ銀行口座で、3,000円以上の利用が条件)
- 投資信託・外貨預金・金銭信託・公共債・株式などを保有している
- カードローンや住宅ローンの借入がある
- NISA口座を開設する
条件クリアのハードルが最も低いのは「給与受取口座として利用」または「NISA口座の開設」でしょうか。
個人的には、入会金・年会費無料のオリコカードを作り、携帯電話料金などの引き落としに使うのもおすすめです。クレジットカードのポイントも貯まりますし、コンビニATM手数料も月4回まで無料になります。
NISA口座は証券口座となりますが、誰でも無料で口座開設できますし、実際に証券の取引は行わなくても大丈夫です。
みずほマイレージクラブに関する記事はこちらです。
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