三菱UFJ銀行のATM・振込手数料はスーパー普通預金以外でも無料にできる

三菱UFJ銀行

メガバンク最大手の三菱UFJ銀行で、ATM手数料と振込手数料を無料にする方法を解説します。

三菱UFJ銀行は、自行ATMを使ってもATM手数料がかかる時間帯があります。コンビニATMでの入出金や振込も、原則有料です。スーパー普通預金(メインバンク プラス)という優遇サービスを利用すれば、これらを一部無料にできます。

しかし、実は手数料を節約する方法は、スーパー普通預金(メインバンク プラス)だけではありません。今回は、ほかの手数料節約テクニックもまとめました。

ATM手数料を無料にする方法

まずは、三菱UFJ銀行のATM利用手数料を確認します。

三菱UFJ銀行の自行ATMを日中に使えば、手数料はかかりません。しかし、早朝と夜間には時間外手数料が必要です。時間外手数料は、平日も土日祝日もかかります。

■三菱UFJ銀行 自行ATM手数料

三菱UFJ銀行のATM 入金 出金
8:45~21:00 0円 0円
それ以外の時間帯(土日祝日含む) 110円 110円

三菱UFJ銀行は、コンビニATMも利用できます。

コンビニATM手数料の料金体系は、やや特殊です。コンビニごとに手数料が異なるため、自分がよく使うコンビニの手数料体系をチェックする必要があります。

セブン銀行ATMとファミリーマート店舗内のATMは、毎月25日と月末営業日のみ料金がお得になります。

■三菱UFJ銀行 コンビニATM手数料(入出金の料金は共通)

コンビニATM セブン銀行ATM ローソン銀行ATM ファミリーマートATM
平日8:45~18:00 220円 110円 198円
上記以外の時間帯(土日祝日含む) 330円 220円 308円
毎月25日・月末日の8:45~18:00 無料 220円 無料
毎月25日・月末日の上記時間外 110円 220円 110円

※ファミリーマート店舗内のATMは、イーネットATMとゆうちょ銀行ATMで同じ手数料体系。

ATM手数料は、「手数料がかかっても仕方ない」と思っている人が多いコストのひとつです。昔は私も、ATM手数料は必要な出費だと思っていました。

たしかに、入出金1回あたりの手数料は少額です。しかし、毎月1回お金を引き出すだけでも、年間1,320~2,640円の手数料がかかります。節約できるに越したことはありません。

三菱UFJ銀行のATM手数料を無料にする方法は、5つあります。

25日・月末営業日にコンビニATMを利用

三菱UFJ銀行のATM手数料を無料にする方法のひとつは、毎月25日もしくは月末営業日に、コンビニATMで入出金することです。

以下の条件を満たすタイミングで入出金すれば、ATM手数料はかかりません。かなりピンポイントではありますが、覚えておいて損はありません。

三菱UFJ銀行のコンビニATM手数料を無料で使える条件
日程
毎月25日・月末営業日
時間帯
8:45~18:00
対象ATM
セブン銀行ATM・イーネットATM・ファミリーマート内ゆうちょ銀行ATM

毎月25日と月末は、多くの企業の給料日です。どの銀行もATMが混雑する時間帯で、ATMコーナーに行列ができる日もしばしばあります。

銀行ATMに顧客が集中する日のみ、コンビニATMを無料で使えるようにすることで、ATM利用者の分散をねらっているのかもしれません。

ただし、ローソンATMは対象外です。セブンイレブンとファミリーマートのATMを25日・月末に使う際も、8:45以前と18:00以降はATM手数料が110円かかります。

時間帯やコンビニチェーンを選ばず、コンビニATMを無料にするには、スーパー普通預金(メインバンク プラス)でランクを上げる必要があります。

スーパー普通預金(メインバンク プラス)

三菱UFJ銀行でATM手数料を無料にするスタンダードな方法は、スーパー普通預金(メインバンク プラス)の利用です。

三菱UFJ銀行でスーパー普通預金(メインバンク プラス)を利用すると、ATM手数料と振込手数料を最大月3回無料にできます。

スーパー普通預金(メインバンク プラス)とは、取引状況に応じて、手数料優遇を受けられる預金の種類です。最近に三菱UFJ銀行で口座開設した人の多くが、利用しています。

口座開設したのが何年も前の人は、通常の普通預金を利用中かもしれません。

スーパー普通預金(メインバンク プラス)への切り替えは、ネットバンキング「三菱UFJダイレクト」や窓口で無料で行えます。

→スーパー普通預金(メインバンク プラス)と普通預金の違いはこちら

スーパー普通預金(メインバンク プラス)で優遇を受けるには、ネットバンキング「三菱UFJダイレクト」への無料登録が必要です。

そのうえで一定の取引条件を満たすと、3段階のステージ「ホワイトステージ」「シルバーステージ」「プラチナステージ」のいずれかが適用され、優遇を受けられます。

ステージごとの取引条件は、以下のとおりです。

ホワイトステージ(簡単に到達可能)

■優遇特典

  • 三菱UFJ銀行の時間外ATM手数料が無料

■取引条件

以下の条件のうち、いずれか1つを満たせば適用。

  • インターネット通帳「Eco通帳」を利用
  • 対象クレジットカードの利用代金引き落としあり
  • 三菱UFJデビットの利用代金の引き落としあり
  • 預金残高10万円以上

※対象のクレジットカードはDCカード、NICOSカード、MUFGカード

シルバーステージ(ある程度の取引が必要)

■優遇特典

  • 三菱UFJ銀行ATMの時間外手数料が無料
  • コンビニATM利用手数料が毎月2回無料

■取引条件

以下の条件のうち、いずれか1つを満たせば適用。

  • 給料受取口座に使う(月10万円以上)
  • NISAもしくはつみたてNISAで自動振替
  • 対象クレジットカードの利用代金引き落としあり
  • 預金残高30万円以上
  • (18歳~23歳以下の方限定)三菱UFJデビットの利用代金引き落としあり<

※対象のクレジットカードはDCカード、NICOSカード、MUFGカード、ICクレジットカード、スーパーICカードなど

プラチナステージ(大きな取引が必要)

■優遇特典

  • 三菱UFJ銀行ATMの時間外手数料が無料
  • コンビニATM利用手数料が毎月3回無料
  • 三菱UFJダイレクト経由の他行宛振込手数料が毎月3回無料

■取引条件

以下の条件のうち、いずれか1つを満たせば適用。

  • MUFGプラチナ・アメリカン・エキスプレスカードの利用金額の引き落とし
  • 住宅ローンの借入残高500万円以上
  • その他特定のローン借入残高500万円以上

いずれのステージも、三菱UFJ銀行ATMの時間外手数料は無料になります。

三菱UFJ銀行ATMをいつでも無料で使えればよい人は、もっとも到達しやすいホワイトステージで十分です。

ホワイトステージにもっとも簡単に到達できる条件は、「Eco通帳の利用」です。Eco通帳に切り替えると、紙通帳が使えなくなるかわりに、ネットバンキングでの明細照会期間が最長10年になります。

特に、記帳が面倒な人には無通帳口座がおすすめです。記帳の手間が省けるうえに、紙通帳を紛失したり盗まれたりするリスクがなくなります。

▼三菱UFJダイレクトアプリ 明細画面例
三菱UFJダイレクト 明細画面

インターネット通帳のメリット・デメリットの解説はこちら

三菱UFJ銀行を給与受取口座に指定すれば、シルバステージに上がり、コンビニATMが月2回無料で使えるようになります。

最上位ステージのプラチナステージに上がると、コンビニATMにくわえ、他行宛振込も月3回無料にはなります。ただし、500万円以上のローン利用が必要になるため、ハードルは高めです。

MUFGカード・プラチナ・アメリカン・エキスプレス・カードの利用でもステージアップできますが、このクレジットカードは年会費が2万円かかります。

空港ラウンジやコンシェルジュサービスが利用できるプラチナカードなので、海外に行く機会が多い人は検討してもよいかもしれません。

相互利用できるATMを利用

スーパー普通預金(メインバンク プラス)の取引条件を満たすのが難しくても、あきらめる必要はありません。

三菱UFJ銀行キャッシュカードは、三菱UFJ銀行以外のATMを無料で使える場合があります。

三菱UFJ銀行は、「ATM相互利用」という提携をしている他行ATMがあります。相互利用できるATMは、平日の日中のみ手数料無料で利用できます。

相互利用できるATMのなかで、特に利用しやすいのはイオン銀行ATMです。イオン銀行ATMはイオンモールだけでなく、ミニストップや駅構内にもあります。

記事執筆時点(2020年5月7日)で、三菱UFJ銀行で相互利用できるATMは以下のとおりです。

■平日8:45~18:00は無料

  • 三菱UFJ信託銀行
  • イオン銀行
  • JAバンク
  • 徳島大正銀行

■平日8:00~18:00は無料

  • 十六銀行
  • 愛知銀行
  • 中京銀行
  • 名古屋銀行
  • 百五銀行

上記時間外や休日は、ATM時間外手数料がかかります。時間外手数料は、利用ATMによって異なります。たとえば、イオン銀行ATMでかかる時間外手数料は110円です。

三井住友銀行の店舗外ATM

三菱UFJ銀行と三井住友銀行は、店舗外ATMの共同利用が可能です。三菱UFJ銀行のキャッシュカードを持つ人は、三井住友銀行の対象ATMも無料で使える場合があります。

残高照会はいつでも無料ですが、入出金は無料の時間帯が異なります。

三菱UFJ銀行・三井住友銀行の店舗外ATM共同利用 入出金手数料
三菱UFJ銀行ユーザー
全日8:45~21:00
三井住友銀行
平日8:45~18:00

三菱UFJ銀行ユーザーが三井住友銀行の店舗外ATMを使う際は、平日・土日祝いずれも8:45~21:00のあいだなら無料です。

三井住友銀行ユーザーが三菱UFJ銀行の店舗外ATMを無料で使えるのは、平日のみです。三菱UFJ銀行の利用者のほうが少しお得です。

以下のステッカーが貼ってあるATMコーナーが目印です。

▼三菱UFJ銀行・三井住友銀行の共同利用ATMステッカー
三菱UFJ銀行と三井住友銀行のATM共同利用

デビットカードの活用

発行会社の違い

ATM手数料を節約するには、日ごろからデビットカードを使う方法もおすすめです。

三菱UFJ銀行のキャッシュカードには、デビット機能を付帯できます。コンビニやスーパーでの買い物をデビットカードにすると、財布のなかの現金が減りにくくなり、ATMでお金を下ろす機会も少なくなります。

デビットカードとは、支払代金が銀行口座から即時引き落とされるカードです。後払いのクレジットカードと違い、口座残高を超える支払いはできません。ATMから現金を下ろす手間を省き、銀行口座から直接支払うようなイメージです。

クレジットカードが苦手な人も、現金に近い感覚で使えます。利用額に応じたキャッシュバックがあることを考えると、現金よりお得です。

クレジットカードとデビットカードの違い

三菱UFJ銀行のキャッシュカードには、VISAデビットかJCBデビットを付帯できます。いずれもネットから申し込めば、年会費無料で簡単に発行できます(→三菱UFJデビットの詳細・申し込みはこちらから)。

振込手数料を無料にする方法

三菱UFJ銀行の振込手数料は、同行宛であれば簡単に無料にできます。

ただし、他行宛の振り込みを無料にするには、スーパー普通預金(メインバンク プラス)で大きな取り引きをし、最上位ステージに到達する必要があります。

最上位ステージをねらうのが難しい人は、三菱UFJ銀行と「auじぶん銀行」を併用する方法がおすすめです。大きな取引をしなくても、他行宛振込手数料を無料にできます。

三菱UFJダイレクトから振込

三菱UFJダイレクト

スーパー普通預金(メインバンク プラス)と三菱UFJダイレクトをうまく使えば、同行宛のネット振り込みは完全無料にできます。

三菱UFJ銀行の同一支店宛への振り込みは、インターネットバンキング「三菱UFJダイレクト」から行えば、スーパー普通預金(メインバンク プラス)の優遇なしでも常に無料です。

同行別支店宛も、スーパー普通預金(メインバンク プラス)でいずれかのステージに到達していれば無料になります。もっとも低いホワイトステージでもOKです。

他行宛振込手数料も割安になるので、三菱UFJ銀行での振り込みはなるべくネットバンキングを使うのがおすすめです。

■スーパー普通預金(メインバンク プラス)の優遇がある場合の振込手数料

振込方法 同行宛振込手数料 他行宛振込手数料
三菱UFJダイレクト 無料 220~330円
ATMでのカード振込 無料~110円 275~440円
ATMでの現金振込 220~440円 440~660円

ATMからの振り込みは、キャッシュカードを使い、三菱UFJ銀行の同一支店宛へ振り込めば無料です。他店宛への振り込みだと、110円の手数料がかかります。

スーパー普通預金プラチナステージに到達

スーパー普通預金(メインバンク プラス)の最高ランク、プラチナステージに到達すると、他行宛振込手数料が月3回無料になります。

しかし、プラチナステージのハードルは高めです。住宅ローンなどの融資を受けるか、年会費2万円のプラチナカードを持つ必要があります。

auじぶん銀行との併用

三菱UFJ銀行ユーザーは、auじぶん銀行と併用すると他行宛振込が無料にできます。

auじぶん銀行とは、三菱UFJ銀行とKDDIが共同設立したネット銀行です。三菱UFJ銀行よりも、振込手数料の料金体系がお得です。

■auじぶん銀行の振込手数料

  • auじぶん銀行宛はいつでも無料
  • 三菱UFJ銀行宛もいつでも無料
  • 三菱UFJ銀行からauじぶん銀行への振り込みも、三菱UFJダイレクト経由なら無料
  • 他行宛振込手数料は、優遇サービス「じぶんプラス」で月1~15回無料

auじぶん銀行には、「じぶんプラス」という手数料優遇サービスがあります。スーパー普通預金(メインバンク プラス)のステージ制と似ていますが、より条件を満たしやすいのが特徴です。

じぶんプラスの5段階ステージのうち、振込手数料が無料になるのは3段階目の「じぶんプラス3」からです。じぶんプラス3に上がる条件のうち、条件を満たしやすい取り引きは以下のとおりです。

■auじぶん銀行 じぶんプラス3に上がる条件の一例(いずれか1つ満たせばOK)

  1. 預金残高50~100万円未満
  2. 預金残高10~50万円以上、かつクレジットカードなどの口座引き落としがある
  3. 預金残高10~50万円以上、かつ定額自動入金サービスで5万円以上の入金

預金が50万円以上あれば、それだけで「じぶんプラス3」以上が適用されます。10~50万円未満だと、もう一つ取引条件を満たす必要があります。

たとえば、auじぶん銀行からの引き落とし(口座振替)を1件行うだけでもOKです。クレジットカードの利用代金でもよいですし、スマホ代金の引き落としでも大丈夫です。

毎月決まった支払いがある引き落としを設定すれば、預金額が10万円を下回らない限り、じぶんプラス3を維持できます。

定額自動入金サービスを使う、3番目の条件もおすすめです。三菱UFJ銀行からauじぶん銀行への資金移動を自動化でき、手数料も無料にできて一石二鳥です。

定額自動入金サービスとは、毎月決まった日に、決まった金額を他行から取り寄せるサービスです。振込手数料はいっさいかかりません。

自動入金サービス

預金残高が10万円ある状態で、三菱UFJ銀行から毎月5万円をauじぶん銀行に自動入金すれば、じぶんプラス3となります。

auじぶん銀行から三菱UFJ銀行への振り込みは完全無料なので、三菱UFJ銀行にお金を戻したいときは銀行振込すればOKです。

毎月5万円をauじぶん銀行に貯金し、どうしても三菱UFJ銀行でお金が必要なときは振り込んで資金を戻す、という使い方がおすすめです。

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この記事の執筆者

執筆者の詳細プロフィール
ネット銀行100の活用術の初代管理人です。低コストで便利なネット銀行を、多くの人に知ってもらうため、2012年にサイトを立ち上げました。貯金の方法やお金に関する知識をわかりやすく解説します。

より良い情報をお届けするため、一条まつこ がメンテナンスを担当いたしました。(2020年8月13日 更新)

ありがとうございます。

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