コンビニATMでも銀行振込できるが手数料は高い なるべく安く振り込む方法とは

コンビニATMで銀行振込

銀行ATMに立ち寄る時間がない人にとって、コンビニATMは身近で便利です。

しかし銀行振込は、すべての銀行とコンビニATMで利用できるわけではありません。ATM手数料と振込手数料が二重で発生し、コストが割高になるケースも多いです。

今回は、コンビニATMから振り込める銀行と、手数料について解説します。

記事の最後には、手数料を節約して振り込む方法もわかりやすくまとめました。

コンビニATMで振り込めない銀行がある

コンビニATMで扱えるサービス内容は、銀行ごとに異なります。銀行によっては、コンビニATMで振込できない場合もあるので要注意です。

特にセブン銀行ATMは、振り込めない銀行が多めです。

一例として、三井住友銀行キャッシュカードを、以下4種類のコンビニATMに挿入してみました。

  • セブン銀行ATM
  • ローソン銀行ATM
  • ファミリーマート内イーネットATM
  • ファミリーマート内ゆうちょ銀行ATM

上記のうち、振り込みに対応していたのは、ファミリーマート内イーネットATMとローソンATMのみでした。

ファミリーマートに設置されているATMは、店舗によって3種類に分かれます。

  • イーネットATM
  • ゆうちょ銀行ATM
  • バンクタイムATM

設置台数が多いのは、イーネットATMとゆうちょ銀行ATMです。

利用するATMによって表示画面が異なり、取り引きできるサービス内容も違いました。

▼セブン銀行ATM
セブン銀行ATMに三井住友銀行キャッシュカードを挿入

▼ローソン銀行ATM
ローソン銀行ATM

▼ファミリーマート内イーネットATM
イーネットATMに三井住友銀行キャッシュカードを挿入

▼ファミリーマート内ゆうちょ銀行ATM
ファミマ内ゆうちょ銀行ATM

主要コンビニATMで、振り込みできる銀行は以下のとおりです。

振込できるコンビニATMが多いのは、三菱UFJ銀行とりそな銀行です。

■セブンイレブンのATM 振込できる銀行

銀行 セブン銀行ATM
三菱UFJ銀行
三井住友銀行 ×
みずほ銀行 ×
りそな銀行
ゆうちょ銀行 ×

■ローソンのATM 振込できる銀行

銀行 ローソン銀行ATM
三菱UFJ銀行
三井住友銀行
みずほ銀行
りそな銀行
ゆうちょ銀行 ×

■ファミリーマートのATM 振込できる銀行

銀行 イーネットATM ゆうちょ銀行ATM
三菱UFJ銀行 ×
三井住友銀行 ×
みずほ銀行 ×
りそな銀行 ×
ゆうちょ銀行 ×

特に気をつける必要があるのは、店舗によって設置ATMが異なるファミリーマートです。

イーネットATMは振込できる銀行が多い一方、ゆうちょ銀行ATMでは振込できない銀行が大半です。

地図アプリなどでATMを探すときは、ファミリーマートを探すのではなく、「イーネットATM」「ゆうちょ銀行ATM」を探すことをおすすめします。

→イーネットATM検索画面はこちら(公式サイト)

ネット銀行はコンビニATMから振り込めない

ネット銀行は、主要コンビニATMでは振り込みできません。

例外として、イオン銀行はミニストップのATMで振込可能です。ミニストップの設置ATMは、イオン銀行ATMだからです。

■コンビニATMで振込できるネット銀行

銀行 セブン銀行ATM ローソン銀行ATM ファミマATM
楽天銀行 × × ×
イオン銀行 × × ×
ジャパンネット銀行 × × ×
住信SBIネット銀行 × × ×
ソニー銀行 × × ×

ネット銀行では、入出金以外の取引をネットバンキングで行うのが基本です。銀行振込も、スマホで完結するのが前提なのかもしれません。

一部、提携先の銀行ATMから振り込める銀行もあります。

ネット銀行がATMでできる取り引き比較
楽天銀行
入出金と残高照会のみ。
住信SBIネット銀行
入出金と残高照会、カードローンのみ。
イオン銀行
イオン銀行・三菱UFJ銀行・三井住友銀行・みずほ銀行のATMで振り込み可能。
セブン銀行
セブン銀行・三菱UFJ銀行・三井住友銀行・みずほ銀行・りそな銀行ATMで振り込み可能。
ソニー銀行
三井住友銀行ATMのみ振り込み可能。
ジャパンネット銀行
三井住友銀行ATMのみ振り込み可能。

三井住友銀行ATMは、ネット銀行の振込に広く対応しています。ただし、楽天銀行と住信SBIネット銀行は、いずれのATMでも振り込みはできません。

確実なのは自行ATM

もっとも確実に振り込めるのは、口座を持つ銀行の自行ATMを使う方法です。

自行ATMは、コンビニATM以上に多くの取り引きが可能です。キャッシュカード以外に、通帳からでも振り込みできます。

▼例:三井住友銀行ATMに三井住友銀行キャッシュカードを入れた画面
三井住友銀行ATM

銀行の本支店に設置してあるATMだけでなく、駅構内などにある出張ATMでも、振り込み可能な場合があります。

上記のATM写真も、駅の改札近くにあった三井住友銀行ATMを撮影したものです。支店内ATMとほぼ同じ画面で、通帳の挿入口もありました。

本支店ATMと出張ATMの違いは、硬貨の取り扱いの有無です。

有人店舗のATMは、平日日中に硬貨を入出金できます。駅などに独立して設置してあるATMは、硬貨を取り扱えません。

ATM振込は手数料が高い

コンビニATMは、時間帯を気にせず取り引きできる手軽さが魅力です。しかし、コンビニATMで銀行振込すると、手数料が割高になりやすいのがデメリットです。

ATMで振り込む際にかかる手数料は、以下3種類です。

■ATMからの銀行振込で発生する手数料

  1. ATM手数料
  2. ATM時間外手数料(平日早朝や夜間、土日祝日など)
  3. 振込手数料

ATM手数料は、自行ATMから振り込めば無料の銀行がほとんどです。

対してコンビニATMだと、100~300円程度のATM手数料が必要です。夜間や早朝に振り込めば、さらに時間外手数料がプラス100円程度かかります。

振込手数料も加算され、1件の振込で500円以上が手数料に消えてしまう可能性もあります。

■例:深夜にコンビニATMで、三井住友銀行から5万円の他行宛振込を行う場合の手数料

  • 時間外のATM手数料:220円
  • ATM振込手数料(他行宛):440円

合計、660円の手数料が発生

ATM振込の手数料を節約する方法

ATMでの振込手数料を節約する方法は、2パターンあります。

ATM手数料や振込手数料が無料になる優遇サービスを受けるやり方と、ネットバンキングの優遇を利用する方法です。

手数料優遇をねらう

銀行の多くは、一定の取引条件を満たすと、手数料を優遇するサービスを行っています。

コンビニATM手数料や振込手数料も、月数回まで無料にできる銀行が多いです。大手銀行だけでなく、ネット銀行や地方銀行でもよく扱っています。

主要銀行の手数料優遇サービス

手数料優遇サービスの判定条件は、銀行によってまちまちです。ネットバンキングの登録や預金残高、口座引き落としなどの条件が多めです。

ランク制の優遇サービスを提供する銀行の多くは、大きな取り引きを行うほど、優遇内容がランクアップします。

たとえば、三菱UFJ銀行のスーパー普通預金(メインバンク プラス)は、優遇内容が3段階のランク別に分かれています。

1ランク目では、当行ATM手数料が完全無料になります。2ランクに上がるとコンビニATMが月2回まで無料になり、最高ランクになると他行宛振込手数料も月3回まで無料になります。

→メガバンクの手数料優遇サービス解説はこちら

ネットバンキングから振り込み

ネットバンキングから振り込みすれば、ATM手数料はかかりません。振込手数料のみでOKです。

大手銀行のなかには、ネットバンキングで振り込むと、ATMや窓口より振込手数料が割安になる銀行もあります。銀行としても、ネットバンキングの利用を推奨しているといえます。

特に、他行宛振込手数料では差がつきやすいです。

■大手銀行 ATMとネットバンキングの他行宛振込手数料の比較

銀行 ATM振込 ネットバンキング振込
三菱UFJ銀行 275~440円 220~330円
三井住友銀行 220~660円 無料~440円
みずほ銀行 440~660円 220~440円
りそな銀行 440~660円 220円
ゆうちょ銀行 220~440円 220~440円

※いずれも手数料優遇サービスを考慮しない場合の手数料です。

上記のなかでは、ゆうちょ銀行のみ、ネットバンキングによる他行宛振込手数料の優遇がありません。

ゆうちょ銀行でネットバンキングを使うメリットがあるのは、ゆうちょ銀行口座間での振替です。

ATMからゆうちょ銀行宛への振替は、月1回無料です。ネットバンキングだと、月5回まで無料になります。

ネット銀行は、ATMとネットバンキングで振込手数料に差がない銀行が大半です。

もともと大手銀行より手数料が低く、他行宛でも200円前後しかかかりません。振り込みの機会が多い人は、ネット銀行の口座を1つ持っておくと便利です。

■ネット銀行 振込手数料の比較

銀行 同行宛 他行宛
楽天銀行 無料 168~262円
イオン銀行 無料 220円
ジャパンネット銀行 無料 176~275円
住信SBIネット銀行 無料 無料~157円
ソニー銀行 無料 無料~220円

※イオン銀行のみ、ATMから5万円以上の現金振込をすると、同行宛440円、他行宛660円の手数料が発生。キャッシュカードで振り込めば、上記手数料が適用される。

住信SBIネット銀行とソニー銀行は、毎月1回は他行宛振込手数料が無料です。

大手銀行では、他行宛振込手数料を無料にするには、大きな取引条件を満たす必要があります。無条件で月1回無料、というのは大きなメリットです。

例:三菱UFJ銀行で他行宛振込手数料を無料にするには、住宅ローンや年会費有料のクレジットカードの契約、預金残高300万円以上のいずれかが必要。

この記事の執筆者

執筆者の詳細プロフィール
2級ファイナンシャル・プランニング技能士。元は貯蓄下手だったが、現在は貯金や資産運用を自動化し、着々と資産形成中。メガバンクとネット銀行の使い分け方にはこだわりあり。

より良い情報をお届けするため、一条まつこ がメンテナンスを担当いたしました。(2020年8月12日 更新)

ありがとうございます。

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