三菱UFJ銀行・三井住友銀行・みずほ銀行・りそな銀行 住宅ローン窓口相談に行ってみた

大手銀行の住宅ローンパンフレット

三菱UFJ銀行・三井住友銀行・みずほ銀行・りそな銀行の住宅ローン相談に行き、窓口対応力を比較しました。

銀行の営業時間は、平日日中のみです。しかし、住宅ローン無料相談会は、平日の夜や土日にも予約できます。

私は予約なしで行きましたが、どの銀行でも受け付けてもらえました。しかし、対応の質には差があります。

大手銀行4行の窓口対応の流れ、行員の方の対応力を、実体験を交えて比べます。

予約なしでも着席でじっくり対応

営業に相談する夫婦

今回は4行とも、京都支店を訪問しました。4行とも、京都市内のビジネス街「四条烏丸」の交差点に、大きな支店が集中しています。

私は当初、住宅ローンの相談は予約が必要だと思っていたので、住宅ローンのパンフレットをもらうだけのつもりで行きました。

しかし、ほとんどの銀行は住宅ローンのパンフレットが窓口に設置してありません。パンフレットだけもらって帰るのは難しいと思います。

入り口近くにいる行員の方に「住宅ローンのパンフレットを頂きたいのですが」と尋ねると、個別ブースやテーブルに案内されます。パンフレットをもらって帰るつもりが、じっくり相談に乗ってもらえました。

「営業をかけられそう」と不安になる人もいるかもしれません。しかし、どの銀行も強引な営業はありませんでした。

大まかな窓口相談は、以下の流れで進みます。

大手銀行の住宅ローン相談 共通の流れ
  1. 相談ブースに案内される
  2. 最新金利と住宅ローンの説明を受ける
  3. 借入可能額や毎月返済のシミュレーション
  4. 説明のなかでわからない点を聞く

住宅ローン相談の窓口は、口座開設などを行う一般窓口とは異なります。多くの銀行は、フロアも違います。

もし住宅ローン窓口がわからなくても、近くの行員の方に聞けば案内してもらえます。今回足を運んだ4行は、担当窓口を探していると、すぐに「ご用件をお伺いしましょうか」と声をかけられました。

保障内容を重点的に説明

家を守る手

どの銀行も重点的に説明する印象だったのは、保障内容です。

大手銀行の住宅ローンを契約するには、団体信用生命保険(通称:団信)への加入が必須です。4行とも独自の団信特約があり、どこまで保障されるか重点的に説明を受けました。

■団体信用生命保険とは

団信に加入した住宅ローン契約者が、死亡もしくは高度障害になると、ローン残高が0円になる保障です。家族に住宅ローンの借金を背負わせずに済みます。

団信保険料は無料ですが、保障範囲を三大疾病や七大疾病まで広げると、保険料が別途かかります。

住宅ローンを検討する人の多くは、住宅ローン検討時に保障も重視するとのことです。

銀行としても、保障内容は、住宅ローン金利以外に他の銀行との差がつくサービスでもあります。そのため、力を入れて説明するのだと思います。

ネット申込を勧められる

夫婦イメージ

三菱UFJ銀行・三井住友銀行・みずほ銀行では、「ネットから申し込むほうが低金利でおすすめ」と説明を受けました。

メガバンク3行には、店頭契約型の住宅ローンと、ネット専用住宅ローンがあります。ネットから申し込むと、来店不要かつ低金利で契約できます。低金利で申し込めるプランのほうを案内してくれる点は、安心でした。

もしネットから住宅ローンに申し込んでも、窓口相談はいつでも可能です。

りそな銀行は、店頭申し込みでもネット申し込みでも、住宅ローン金利が同じです。そのため、ネット申し込みは勧められませんでした。

窓口対応の違い

実際に、私が銀行窓口で住宅ローン相談を体験したうえで、説明や提案内容の質を比較します。

どの銀行も、事前予約して相談すれば、より質の高い相談を受けられると思います。時間をかけたヒアリングで、具体的なアドバイスもしてくれます。

しかし、予約なしで行っても質の高い相談ができる銀行なら、より安心です。

三菱UFJ銀行:説明は一番丁寧

三菱UFJ銀行 住宅ローンパンフレット

  • 予約なしで行っても丁寧な説明
  • 商品知識が豊富な印象
  • その場で返済シミュレーションも実施

もっとも行員の質が高いと感じたのは、メガバンク最大手の三菱UFJ銀行です。おすすめプランだけでなく、おすすめできないプランも教えてくれます。

予約なしでも、1時間以上かけて住宅ローンの説明をしてもらえました。ヒアリング内容をもとに、実際の返済シミュレーションも2プラン出してくれます。

主に提案を受けたのは、「当初3年固定」です。借り入れ開始から3年間の金利を大きく引き下げるプランです。

当初3年固定のデメリットは、4年目以降に金利が高くなる点です。しかし他行と比べると、三菱UFJ銀行の当初3年固定は、引き下げ期間後の金利が低めです。

銀行によっては、引き下げ期間が終わると、全期間固定金利より高金利になるケースもあります。提案時点の三菱UFJ銀行は、引き下げ後も全期間固定金利を下回る金利でした。

一方、最長の当初固定期間が10年以上だと、高金利であまりおすすめできないと、隠さず教えてくれました。

住宅ローンの金利は、固定金利は高く、変動金利は低いのが一般的です。

当初固定金利は、固定金利特約期間が長いほど、高金利になります。

住宅ローン説明の最後に、「7大疾病保障付住宅ローン ビッグ&セブン〈Plus〉」の説明も受けました。三菱UFJ銀行のなかでも、特に保障が手厚い住宅ローンです。

通常の団信で保障する死亡・高度障害時以外に、三大疾病(がん・脳卒中・急性心筋梗塞)と所定の生活習慣病もカバーできます。

保険料の支払い方法は、住宅ローン金利に年0.3%上乗せる「金利上乗せ型」と、保険料を別途支払う「保険料支払型」があります。

割安なのは、保険料支払型です。しかし、金利上乗せ型のほうが保障条件がよいと、助言を受けました。

金利上乗せ型は、三大疾病の保障がより手厚い設計です。がんと「診断されるだけ」、脳卒中と急性心筋梗塞で「入院するだけ」で、住宅ローン残高が0円になります。

保険料支払い型は、三大疾病になり、1年半以上働けない状態にならないと、住宅ローン残高が0円になりません。医療が発展した今、1年半も働けなくなるのは、かなりのレアケースです。

ただし、金利を年0.3%上乗せすると、返済負担が大きくなります。生命保険や貯蓄で病気に備えている人は、無理に加入しなくてもよいと思います。

三井住友銀行:予約推奨かも

三井住友銀行住宅ローンのパンフレット

  • 購入物件を決めてからの来店がおすすめ
  • 属性によって申し込める住宅ローンが異なる
  • 契約前は土日相談できない可能性が高い

三井住友銀行では、住宅ローンの簡単な説明を受け、借入可能金額の試算をしてもらいました。丁寧な対応で、こちらの質問にも快く答えてもらい、好印象でした。

しかし、「購入する家を決めてから住宅ローンを検討するのが一般的です」と言われ、現時点でくわしい説明は受けづらいと感じました。希望すれば、住宅ローン専門部署にも繋いでもらえるようです。

三井住友銀行の住宅ローンを検討する際は、実際に家を決めて、事前予約をしてから訪問するのがおすすめです。

「どれくらい住宅ローンを借りられるかわからず調べている」と伝えると、借入金額の試算をしてもらえました。その際、口座番号・勤め先・年収・購入予定の住宅の地域のヒアリングを受けました。

パンフレット受取時は、勤続年数なども尋ねられました。三井住友銀行は、提案できる住宅ローンが属性によって異なるためです。

私が提案してもらったのは、「WEB申込専用住宅ローンⅡ」というプランでした。ネット専用住宅ローンのうち、利用できる人が多いプランです。

「WEB申込専用住宅ローンⅠ」は、Ⅱよりも金利が低くなる可能性があります。利用条件はⅠより厳しめで、自営業者や勤続年数1年未満の会社員は利用できません。

個人的に、三井住友銀行最大のデメリットだと感じたのは、新規顧客は土日に相談できない支店が多い点です。

私が相談に行った京都支店は、契約前だと平日日中しか相談できません。土日は、既存顧客のみ対応とのことです。

その後、土日に相談可能な支店を調べてみると、都市部でもかなり少数でした。土日休みの人にとっては、「窓口相談できる」という大手銀行のメリットが薄くなります。

みずほ銀行:住宅ローン以外の提案もあり

みずほ銀行住宅ローンのパンフレット

  • 資料を多くもらえ、帰宅後も確認しやすい
  • 住宅ローン検討を機にライフプランも見直したい人向け

みずほ銀行は住宅ローンだけでなく、保険の見直し火災保険の提案も受けました。持ち帰った資料が、もっとも多かった銀行です。

私は、みずほ銀行はトータル提案ができる銀行という印象を持ちました。人によっては、営業を受けていると感じるかもしれません。

たとえば、8大疾病保障の説明のなかで、「現在の生命保険と重複する保障がありそうなら、保険の見直しもできます」と伝えられました。

本格検討の際は、生命保険の証書も持っていくと、ライフプラン全体を見直せるかもしれません。

みずほ銀行の保険見直し

借入可能額と毎月返済額も、その場でシミュレーションしてもらえます。何か質問をするたびに、わかりやすい資料を出しながら説明してもらえ、助かりました。

みずほ銀行がメインバンクで、お金の相談をまとめてしたい人に向いています。

りそな銀行:商品知識に不安あり

りそな銀行住宅ローンのパンフレット

  • 質の低い行員もいる
  • フラット35も扱う

りそな銀行は、4行のなかで唯一「フラット35」を扱う銀行です。りそな銀行独自の住宅ローンと、公的ローンのフラット35を、比較検討できます。

■フラット35とは

フラット35は、住宅金融支援機構が運営する全期間固定金利の住宅ローンです。低金利で全期間固定で返済できるのが魅力です。

住宅金融支援機構と提携するりそな銀行で、フラット35を契約できます。

しかし、4行のなかでは、行員の商品知識がもっとも少ないと感じました。

りそな銀行住宅ローンとフラット35の違いを尋ねると、行員の方もパンフレットで情報を探しながらの説明を受けました。メガバンク3行の行員は、どんな質問にもスムーズに答えてくれます。

フラット35について窓口相談したいなら、フラット35シェアNo.1のARUHIにも行ってみるのをおすすめします。シェアNo.1は、顧客満足度が高い証拠です。金利の低さにも定評があります。

→フラット35に強い「ARUHI(アルヒ)」の詳細はこちら

個人的にりそな銀行は、スタッフの質の差が大きい印象です。同支店に、資産運用の相談に行ったときは、提案上手な行員の方が担当でした。

事前予約をしてローンプラザで相談すれば、より知識の多い方に提案してもらえるかもしれません。

対応力重視なら三菱UFJ銀行

三菱UFJ銀行

窓口相談重視の人におすすめできると感じたのは、三菱UFJ銀行です。

行員の方のレベルが高く、安心して相談できました。土日も相談予約でき、訪問しやすいのもポイントです。

金利は、対面相談できる銀行のなかでは低いものの、ネット銀行よりは少し高めです。しかし、ネット専用住宅ローンに申し込めば、ネット銀行に近い金利でも契約できます。

初めての来店でも「ネット申し込みがおすすめ」と言われるので、「店頭プランで申し込まなければならない」というプレッシャーはありません。

三菱UFJ銀行が給与振込口座の人は、そのまま給与振込口座から住宅ローン引き落としができ、便利です。

三菱UFJ銀行 ネット専用住宅ローンの詳細・申込はこちら

金利も重視したい場合は、ネット銀行もあわせて比較することをおすすめします。大手銀行より低金利な住宅ローンを扱っています。

ネット銀行のなかには、窓口相談できる銀行もあります。大手銀行とあわせて検討する価値ありです。

大手銀行の住宅ローン記事

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FP(ファイナンシャルプランナー)のライター。メガバンクとネット銀行の使い分け、投資、スマホ決済でのポイ活などで資産形成中。難しそうな金融の話を、わかりやすく解説します。

より良い情報をお届けするため、一条まつこ がメンテナンスを担当いたしました。(2019年10月17日 更新)

ありがとうございます。

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