ゆうちょ銀行ユーザーが持つべき、好相性のネット銀行5選 手数料や手間を節約

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ゆうちょ銀行とネット銀行の併用

ゆうちょ銀行ユーザーが、組み合わせて使うとメリットがあるネット銀行を5行に厳選し、解説します。

ゆうちょ銀行は、日本国内で口座開設数No.1の大手銀行です。ATM設置台数の多さや、安心感が最大のメリットです。

しかし、ATM手数料や振込手数料は高めです。預金金利もほぼゼロで、貯蓄しても利子が増えません。

これらのデメリットをカバーするのに、ネット銀行は最適です。

ゆうちょ銀行とネット銀行の併用がおすすめの理由

ゆうちょ銀行キャッシュカード

ゆうちょ銀行とネット銀行は、メリット・デメリットが正反対です。

ゆうちょ銀行のメリットは、実店舗やATMの数が多い点です。全国どこでも窓口相談でき、ATMで入出金できます。大手銀行としての安心感もあります。

一方、各種手数料は高く、使い方によってはコストが高くなります。ネットバンキング「ゆうちょダイレクト」を使うと手数料を抑えられますが、利用できない取引も多いのが現状です。

たとえば、ゆうちょ銀行の通常貯金(普通預金)から定期貯金(定期預金)への振替は、ネットバンキングからはできません。

「担保定期貯金・担保定額貯金」という定期預金なら、ゆうちょダイレクトから預け入れられます。

しかし、これらの定期預金を利用すると、普通預金の残高不足時に「自動貸付」となります。知らないうちに借金するリスクがあり、おすすめできません。

→ゆうちょ銀行の自動貸付機能についてはこちら

対してネット銀行は、実店舗を置かないかわりに、ATM手数料と振込手数料は格安です。

ネット銀行によっては、自社ATMを持たない場合もあります。ネット銀行で入出金する際は、提携のコンビニATMや銀行ATMを使います。ゆうちょ銀行ATMを使えるネット銀行も多くあります。

ネットバンキングサービスやアプリも使いやすく、ほぼすべての取引をスマホ完結できるのも便利です。

■ゆうちょ銀行とネット銀行 メリット・デメリット比較

特徴 ゆうちょ銀行 ネット銀行
実店舗数 全国2万3,000店以上 原則なし
ATM設置台数 全国3万2,000台以上 自社ATMはない銀行もあり
通帳 原則発行 発行しない
ATM手数料 高い 無料~格安
振込手数料 高い 無料~格安
預金金利 ほぼゼロ 大手銀行の数十~数百倍
ネットバンキング 使えない取引が多い ほぼすべての取引が可能

ゆうちょ銀行と相性がよいネット銀行5選

スマホで貯金

ネット銀行のなかには、ゆうちょ銀行と組み合わせて使うのに向いている銀行があります。

以下の条件に合うネット銀行を、5行に厳選しました。

■ゆうちょ銀行と相性のよいネット銀行の選定条件

  1. ゆうちょ銀行口座との資金移動が無料
  2. ゆうちょ銀行ATMが無料で使える
  3. ゆうちょ銀行が扱わない、便利なサービスが使える

おすすめのネット銀行5行は、それぞれ以下のような人におすすめです。

ゆうちょ銀行と好相性なネット銀行 どんな人におすすめ?
あおぞら銀行BANK
貯蓄用の口座を持ちたい人、計画的に貯金したい人
楽天銀行
楽天ポイントを貯めたい人
住信SBIネット銀行
資金移動を自動化し、手間をなくしたい人
PayPay銀行
コンビニATMをよく使う人、住宅ローンを検討したい人
ソニー銀行
外貨預金を利用したい人

それぞれの特徴を、具体的に解説します。

あおぞら銀行BANK

あおぞら銀行

ゆうちょ銀行ATMがいつでも無料

ゆうちょ銀行と別に、貯金用の口座を持ちたい人は、あおぞら銀行BANKがおすすめです。

あおぞら銀行BANKとは、全国に支店を持つあおぞら銀行の「インターネット専業支店」です。口座開設も取引もすべてネット完結で、ネット銀行として使えます。

あおぞら銀行のキャッシュカードは、ゆうちょ銀行ATMを完全無料で利用できます。入出金手数料も、時間外手数料も不要です。

▼あおぞら銀行BANK Visaデビット機能つきキャッシュカード
あおぞら銀行BANKキャッシュカード

あおぞら銀行BANKの最大のメリットは、預金金利の高さです。

普通預金の金利は年0.2%と、ゆうちょ銀行の200倍です。ゆうちょ銀行にまとまった金額の貯金がある人は、あおぞら銀行BANKに移すと、利子が200倍増えます。

あおぞら銀行BANKアプリを使えば、貯金目標ごとに積み立て貯金も可能です。BANKアプリの積立貯金サービスは「The Savings」といいます。

私は、旅行資金と生活防衛資金を、並行して積み立てています。

▼The Savings 積立設定画面
The Savings設定画面

ゆうちょ銀行からあおぞら銀行BANKへの資金移動は、ATMか振込みを使います。

手数料をいっさいかけたくないなら、ゆうちょ銀行ATMがおすすめです。ゆうちょ銀行からの出金と、あおぞら銀行への入金が、どちらも無料です。

どちらの取引もゆうちょ銀行ATMで行えるので、2~3分で完了できます。

あおぞら銀行BANKの詳細・口座開設はこちら

楽天銀行

楽天銀行

本人名義のゆうちょ銀行口座から無料で入金本サービスは2022年3月26日に終了

本人名義のゆうちょ銀行口座から無料で楽天銀行に入金できるサービスは終了しましたが、全国約10万台のATMが利用可能な楽天銀行は、口座を持っていて損はありません。

カードローンから教育ローン、リバースモーゲージなど、ゆうちょ銀行で扱っていない分野も利用できます。

楽天銀行の預金残高や取引が増えると、ATM手数料・振込手数料だけでなく、楽天ポイントの獲得倍率も上がります。

楽天市場や楽天トラベルなど、いわゆる「楽天経済圏」をよく利用する人は、特にメリットがあります。この優遇サービスは、「ハッピープログラム」といいます。

▼楽天銀行ハッピープログラムの優遇内容
ハッピープログラム詳細

預金残高が10万円以上なら、ATM手数料・振込手数料が月1回ずつ無料になります。

楽天銀行を日常使いの口座にする場合も、10万円以上は預けておくのがおすすめです。ATM出金の頻度を抑えれば、手数料がいっさいかかりません。

楽天銀行は、「マネーブリッジ」というサービスを利用すると、普通預金金利が定期預金並みに引き上がります。利子を増やしながら、手数料も節約できます。

→マネーブリッジの利用方法、金利はこちら

ATMから引き出す回数を減らすには、楽天銀行のデビットカードが便利です。楽天銀行で口座開設すると、キャッシュカードにVisa・Mastercard・JCBいずれかのデビット機能を無料で付帯できます。

▼楽天銀行JCBデビット パンダカード
楽天銀行JCBデビット パンダカード

Visaカードを持っていないなら、Visaデビットがおすすめです。Visaはカード国際ブランドシェアNo.1で、使えるお店がもっとも多いからです。私はVisaカードを持っているので、楽天ではJCBデビットを作りました。

デビット決済すると、楽天銀行の口座から即時引き落としで支払います。口座残高以上の支払いはできません。後払いのクレジットカードより、現金に近い使い方が可能です。

コンビニなどの少額決済も、サインレスで支払えます。レジでキャッシュレス決済を始めたいけど、クレジットカードは使いたくない人にも向いています。

楽天銀行Visaデビットカードの詳細はこちら

住信SBIネット銀行

住信SBIネット銀行

定額自動入金・定額自動振込が両方使える

住信SBIネット銀行は、定額自動入金と定額自動振込が両方使える、数少ない銀行です。毎月、決まった金額を資金移動する人におすすめです。

どちらも、毎月決まった日に、決まった金額を資金移動するサービスです。ゆうちょ銀行でも利用可能です。

定額自動入金は、ゆうちょ銀行から住信SBIネット銀行に、お金を取り寄せます。ゆうちょ銀行で給与受取する人が、住信SBIネット銀行に資金移動するのに便利です。

自動入金サービス

住信SBIネット銀行は、ATM手数料が毎月2回以上無料です。コンビニATMなど、ゆうちょ銀行以外のATMを使う機会が多い人は、手数料を節約できます。

定額自動振込は、住信SBIネット銀行からゆうちょ銀行に、お金を振り込みます。

定額自動送金サービス

他行宛の自動振込は、1件ごとに振込手数料がかかります。しかし、住信SBIネット銀行は、誰でも他行宛振込手数料が月1回無料です。月1回までの自動振込なら、費用はかかりません。

子ども用ゆうちょ銀行口座への仕送りなど、自分以外の口座に定期的に送金するのにも使えます。

住信SBIネット銀行の詳しい使い方はこちら

PayPay銀行

PayPay銀行

3万円以上の入出金はいつでも無料

コンビニATMをよく利用する人は、PayPay銀行がおすすめです。3万円以上の入出金なら、いつでもATM手数料が無料です。

PayPay銀行のATM手数料は、金額に関係なく毎月1回は無料です。入金と出金、それぞれ1回ずつ無料で利用できます。

2回め以降も、3万円以上ならATM手数料がかかりません。ゆうちょ銀行以外に、以下の提携ATMをよく使う人は、PayPay銀行と相性がよいといえます。

■PayPay銀行の提携ATM

  • セブン銀行ATM
  • ローソン銀行ATM
  • E-net(ファミリーマート系ATM)
  • イオン銀行ATM
  • ゆうちょ銀行ATM
  • 三井住友銀行ATM

PayPay銀行は、住信SBIネット銀行と同じく「定額自動入金サービス」を無料で利用できます。

ゆうちょ銀行で受け取った給与を、毎月PayPay銀行に移せば、PayPay銀行をメインバンクのように使えます。

PayPay銀行は、お得な手数料以外に、住宅ローンの金利が飛び抜けて低いのも、大きなメリットです。

給与振込口座はゆうちょ銀行のまま、PayPay銀行で毎月住宅ローンを返済するのにも、定額自動入金サービスは便利です。

PayPay銀行を詳しく知る

ソニー銀行

ソニー銀行

ゆうちょ銀行にない外貨預金をお得に利用

ソニー銀行は、円預金だけでなく外貨預金をしたい人におすすめです。ゆうちょ銀行には外貨預金サービスがありません。

日本は今後の人口減で生産力が下がり、円安が進むといわれています。円高のうちに外貨預金すると、為替差益で資産を増やせる可能性があります。

ソニー銀行は、外貨預金に力を入れる銀行のひとつです。預金金利が高く、手数料も業界最低水準です。取り扱う外貨の種類は12種類と、銀行のなかでも多めです。

外貨預金を目的に、ソニー銀行で口座開設する人も多くいます。

ソニー銀行の外貨預金手数料

ソニー銀行には、「おまかせ入金サービス」という名称の、定額自動入金サービスがあります。ゆうちょ銀行から毎月自動で入金すれば、資金移動の手間なく、外貨預金を利用できます。

はじめての外貨預金におすすめなのは、少額からの外貨積立です。ソニー銀行の外貨積立は、500円から始められます。

外貨預金をコツコツ積み立て、残高が増えると、ソニー銀行の手数料優遇が受けられます。ソニー銀行のランク制優遇プログラムは「Club S」といいます。

たとえば、ソニー銀行は入金は何回でも無料、出金は月4回まで無料です。取引が増え、Club Sの最高ランクに到達すると、ATM手数料が回数無制限で無料になります。

振込手数料は、最大で月11回まで無料になります。資産形成しながら、手数料を節約できてお得です。

ソニー銀行外貨預金のメリット・デメリットはこちら

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この記事の執筆者

執筆者の詳細プロフィール
2級ファイナンシャル・プランニング技能士。元は貯蓄下手だったが、現在は貯金や資産運用を自動化し、着々と資産形成中。メガバンクとネット銀行の使い分け方にはこだわりあり。

より良い情報をお届けするため、疾風AI がメンテナンスを担当いたしました。(2022年5月12日 更新)

ありがとうございます。

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