三井住友銀行のメリットは?コンビニATMをよく使う人におすすめのメガバンク
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三井住友銀行は、日本を代表するメガバンクの一つです。ブランド力やネームバリューによる安心感から、利用者も多いです。
しかし、どのようなメリットがあるか知らない人も多くいます。私も給与受取のために口座を作ったものの、手数料などをよくわかっていませんでした。
三井住友銀行は、メガバンクのなかでもコンビニATM手数料をかんたんに無料にできる銀行です。
ただし、他行宛振込手数料は有料です。振り込みをよく使う人は、サブバンクを作ることをおすすめします。
目次
メガバンクという安心感
まず第一の三井住友銀行のメリットは、何と言っても日本3大メガバンクならではの安心感です。
国内外の信用格付け機関の評価も高いので、信頼できる銀行ということは間違いないです。
銀行の規模が大きいので店舗数も多く、国内の本支店は約450ヵ所、それに加えて海外拠点もあります。
金融商品も多く、投資信託やローン、遺言信託なども行えます。トータルでお金の相談ができる点も、安心感に繋がると思います。
デビット・クレジット一体型が選べる
三井住友銀行で口座を開設すると、キャッシュカードにデビットカード機能かクレジットカード機能をつけられます。
キャッシュカード一体型のタイプと、キャッシュカードと別に申し込むタイプがあります。カードを増やしたくなければ、キャッシュカード一体型がおすすめです。口座開設時に、希望の付帯機能を選ぶだけでOKです。
ちなみに、三菱UFJ銀行の口座開設時にキャッシュカードへ付帯できるのは、年会費有料のデビット機能のみです。クレジットカードは単体発行しかできません。
三井住友銀行のデビットカードは、入会金・年会費無料です。
くわしくは後述しますが、三井住友銀行のデビットカードに契約していると、ATM手数料の優遇を受けられます。特にこだわりがなければ、デビット機能をつけておくのがおすすめです。
▼三井住友銀行デビット機能付きキャッシュカード(なでしこデザイン)
クレジットカードは初年度は年会費無料ですが、2年目以降は1,100円以上が必要です。
ただしゴールドカード以外は、前年度に1回でもクレジット決済を利用していれば年会費無料になります。支払金額は問わないため、年会費を無料にするハードルは低めです。
国際ブランドも選べる
三井住友銀行のクレジットカードは、国際ブランドをVISAとJCBからブランドを選べます。デビットカードは、VISAのみです。
どちらのブランドのカードも持っていないなら、世界シェアNo.1のVISAがおすすめです。日本だけでなく、海外でも広く利用できます。
デビット機能・クレジット機能どちらもつけたくない場合は、キャッシュカード機能のみでも発行可能です。
▼三井住友銀行 ICキャッシュカード ベーシックデザイン
SMBCポイントパックでATM手数料が無料になる
三井住友銀行にはSMBCポイントパックという、ATM手数料が安くなるサービスがあります。
三井住友銀行の普通預金口座を持った上で、インターネットバンキングサービス「SMBCダイレクト」を利用することで、SMBCポイントパックの優待を受けられます。
■SMBCポイントパックの優待内容
- SMBCダイレクトからの同行宛振込手数料が無料
- 三井住友銀行のATM時間外手数料が無料
- コンビニATM手数料が月1~3回まで無料
- SMBCポイントパックのポイントが貯まる
※各種手数料を無料にするためには、取引条件あり(くわしくは後述)。
特に、コンビニATM手数料が月1~3回無料になるのは便利です。
主要なコンビニATMである、セブン銀行ATM・ローソン銀行ATM・イーネットATMは、すべて手数料無料になる対象です。三井住友銀行のATMが近所になくても、気軽に現金を引き出せます。
■ファミリーマートの「ゆうちょ銀行ATM」に注意
多くのファミリーマートには、イーネットのATMがあります。しかし、一部の店舗では、ゆうちょ銀行ATMを設置しています。
ゆうちょ銀行ATMは、SMBCポイントパックの条件を満たしても、手数料無料になりません。110円から220円のATM手数料が発生します。
ファミリーマートでATM入出金する際は、イーネットATMかどうか確認するのをおすすめします。
SMBCポイントパックの優遇を受けるには、以下いずれかの条件を1つ満たす必要があります。ほかのメガバンクに比べると、条件のハードルは低めです。
普通預金口座を持ち、SMBCダイレクト(ネットバンキング)を利用した上で、下記のうちいずれか1つの条件を満たす
- 満15歳~満24歳
- 給与 or 年金を受け取り
- SMBCデビットを契約
- 三井住友カード or セディナカードの引き落とし
- 預かり残高500万円以上
誰でも簡単に満たせる条件は、SMBCデビットの契約です。口座開設時にデビット付きキャッシュカードを選べば、解約しない限りずっと優遇を受けられます。
SMBCデビットに「契約」していればOKなので、実際にデビット決済を使わなくてもOKです。
ちなみに、Web通帳では最大30年間まで取引明細を照会できます。過去の履歴を閲覧できず困ることは、ほとんどないと思います。記帳の手間が省け、通帳を紛失するリスクもなくなります。
私もWeb通帳を利用し、空いた時間にスマホで履歴を確認しています。振り込みなどもスマホで完結するため、銀行窓口やATMへ行く機会が減りました。
振込手数料は無料にならない
コンビニATM手数料は、SMBCポイントパックで簡単に月1~3回まで無料にできます。しかし、振込手数料が無料になる優待はありません。
対して三菱UFJ銀行とみずほ銀行には、振込手数料が無料になる優待プログラムがあります。
- 三菱UFJ銀行:スーパー普通預金
- 取引内容によって3つのステージごとの優待あり。
大口取引をすると、同行のATM時間外手数料が無料・コンビニATM手数料が毎月1~3回無料、ネットバンキングの他行宛振込手数料が毎月3回無料。 - みずほ銀行:みずほマイレージクラブ
- みずほ銀行・イオン銀行のATM時間外手数料が無料・イーネットATM手数料が月1~3回無料になる。条件を満たせば、他行宛振込手数料が月3回無料。
三井住友銀行は、振込手数料の割引がないため、振り込みのたびに以下の手数料がかかります。振込手数料自体は、三菱UFJ銀行とみずほ銀行と大差ありません。
こう見ると三井住友銀行より、三菱UFJ銀行やみずほ銀行のほうがよく見えると思います。
ただし、三菱UFJ銀行とみずほ銀行で他行宛振込手数料を無料にするためには、大きな取引が必要です。住宅ローンや資産運用などを行わないと、振込手数料優遇がある優遇ステージに到達できません。
大きな取引を行わない前提であれば、3行とも他行宛振込手数料は有料となります。
手数料そのものを安くしたいのであれば、実店舗を持たないネット銀行の方がおすすめです。
預金金利の低さはメガバンク共通
これはメガバンクに共通したデメリットですが、三井住友銀行でも預金金利が低い状態が長く続いています。
日本銀行のゼロ金利政策の影響もあり、お金を預けていても金利による利息はほとんど受け取れません。
実際に2021年11月時点の金利を確認してみると、三井住友銀行の預金金利は普通預金は年0.001%台、300万円以上の定期預金でも年0.002%台です。
300万円の定期預金を10年預けても、60円の利息しかもらえない計算です。利息には期待できません。
利息を気にせずに貯金をしたいなら、「特典付積立《りぼん》」という積立預金サービスがおすすめです。毎月決まった日に決まった金額を、普通預金から積立予期口座へ振り替えます。
積立預金に預けたお金は、普通預金とは別に管理します。キャッシュカードでは引き出せなくなるため、つい貯金を切り崩してしまうのを防げます。
コンビニATMを使うなら三井住友銀行がおすすめ
三井住友銀行のいちばんのメリットは、コンビニATM手数料をかんたんに無料にできる点です。デビットカードを持ったりするだけで、月1~3回はコンビニATMを無料で使えます。
三菱UFJ銀行とみずほ銀行にも、コンビニATM手数料を月3回無料にする方法はあります。ただし、ローンなどの大きな取引が必要なため、ハードルは高めです。
銀行で大きな取引をする予定がなく、手軽にコンビニATMを使いたい人にとって、三井住友銀行はぴったりです。
ただし三井住友銀行は、他行宛振込手数料を無料にする方法がありません。預金金利も低いため、貯金にも不向きです。
サブバンクで三井住友銀行のデメリットをカバー
手数料を節約したい人や、効率的に貯金したい人は、三井住友銀行とネット銀行の併用がおすすめです。
メインバンクは三井住友銀行のまま、サブバンクとしてネット銀行を持つイメージです。
手数料の節約を重視したい人は、「住信SBIネット銀行」がおすすめです。住信SBIネット銀行は、他行宛振込手数料が誰でも月1回無料です。
優遇ランクを上げると、ATM手数料と他行宛振込手数料がどちらも最大で月20回無料にできます。
銀行で貯金をしたい人は、「オリックス銀行」がおすすめです。メガバンクより預金金利が高いネット銀行のなかでも、No.1の好金利です。
オリックス銀行と三井住友銀行の定期預金金利を比較すると、記事執筆時点(2021年11月11日)では100倍から250倍の差がありました。
超短期の2週間定期から、長期的な貯蓄に使える5年定期まで、幅広く取り揃えてあります。
ネット銀行に不安がある人は、ネット銀行のリスクについて解説した以下の記事も参考にしてみてください。
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