法人口座が使えるネット銀行5つを比較

ネット銀行法人口座の比較

その手数料の安さと利便性から、最近では法人口座のメインバンクをネット銀行にする企業も増えてきています。

法人口座開設を受け付けているネット銀行は全部で5行ありますが、その中でどの銀行がもっとも良いのか、比較してみました。

ちなみに、三井住友銀行などの都市銀行は、インターネットバンキング利用手数料として毎月2,000円程度かかりますが、ネット銀行の口座維持にかかる手数料はどこも無料です。

法人口座の比較

一番気になる手数料や金利、利便性を中心に比較してみます。

ジャパンネット銀行

ジャパンネット銀行

充実したサービス

ジャパンネット銀行は、古くから「ビジネスアカウント」として法人や個人事業主向けのサービスを提供してきた実績があります。

振込手数料は同行あては50円、他行あては160円~250円+税です。
ATMの利用手数料は3万円以上なら無料、3万円未満は150円+税です。(ゆうちょ銀行のみ300円+税)
ジャパンネット銀行のメリットとして、入出金の金額が3万円未満でも、毎月1回は手数料無料というサービスがあります。(これは大きいです)

ハードルは少し高いのですが、前月の預金平均残高(円普通預金、円定期預金)が3,000万円以上になると、優遇手数料が適用され、毎月5回、振込手数料が無料になります。(自行あて、他行あての合計回数)

決済用口座としての利用や、複数の口座を一人で管理したり、一つの口座を複数で管理できるサービスも無料で提供しています。

最大999件まで同時に振込ができる「WEB一括振込」は無料、最大3,000件までの同時振込に対応する「WEB総振」は月額1,000円+税で利用可能です。

また、ジャパンネット銀行のキャッシュカードにはVisaデビット機能が付いています。法人向けのクレジットカードを持たなくても、店頭やネットでVisa支払いができるので、起業したばかりの会社でもスピーディーに事業を展開していくことが可能です。

Visaデビットで支払ったものについては、いつでもネットで明細管理ができるので、後から会計帳簿を付ける時も楽になります。

ジャパンネット銀行

住信SBIネット銀行

住信SBIネット銀行

法人でも安さを追求

個人向けでは人気の高い住信SBIネット銀行も法人口座に力を入れています。振込手数料は同行あては50円、他行あては160円~250円です。ATMの入出金手数料は、一律100円+税となっています。

最大9,999件まで一括振込できる「総合振込」は、月額3,000円+税で利用可能です。

個人口座のように、ATM利用無料回数がない点がデメリットと言えますが、ATM利用手数料100円+税は魅力的と言えます。

楽天銀行

楽天銀行

複数口座の所有もOK

法人向けサービスに力を入れているのがわかるのが楽天銀行です。振込手数料は楽天銀行あてなら50円、他行あては160円~250円です。ATMの入出金手数料は、3万円以上なら無料、3万円以下は200円~250円+税となります。

一度の依頼で最大3,000件までの振込に対応する「総合振込」が無料で使えます。
担当者別に複数のIDを発行し、それぞれに権限を与えるサービスや、最大20口座まで所有できる、「複数口座」にも対応します。

手数料の安さだけでなく、複数人で口座を管理したり、給与一括振込が行えるなど、法人向け口座のメインバンクとしても十分使えるだけの機能を備えています。

ただし、マネーブリッジなどの個人向けサービスは利用できないので、預金金利は期待できません。

オリックス銀行

オリックス銀行

様々な法人向けサービスを展開

定期預金の金利には定評のあるオリックス銀行。
法人口座では、高めの普通預金金利となる「法人eダイレクト預金」や大口定期、債権流動化などの法人向けサービスを展開しています。

しかし、法人eダイレクト定期預金は、個人向け口座と比較すると金利がかなり下がってしまいます。

オリックス銀行はATMの利用ができないので、出金する場合は、一度他の銀行に振込を行い、他行から出金することになります。
振込手数料は、オリックス銀行あてなら0円、ほかの銀行あては400円+税(月2回まで無料)です。

入出金がほとんどできない点はデメリットですが、振込手数料が毎月2回まで無料なのは、法人口座ではとても貴重です。(3回目以降は1回あたり400円+税です。ただし楽天銀行宛ての振込手数料は無料の対象外となり、1回あたり400円+税が必要です。)

セブン銀行

セブン銀行

除外して検討することをおすすめ

セブン銀行は法人口座のみの口座開設を受け付けていません。
同行が提供している「売上金入金サービス」や「店舗集配金サービス」などの法人向けサービスを利用することを前提に法人口座の開設が可能です。

売上金入金サービスは、全国のコンビニ「セブンイレブン」のATMにて、24時間365日いつでも、売上金を入金できます。
入金場所がセブンイレブンである利便性と、365日いつでも利用できるので、店舗内の金庫に現金を保管しておく必要がないメリットがあります。

店舗集金サービスも同様で、こちらは専用のスタッフが売上金を集金し、セブン銀行の法人口座に入金してくれるサービスです。

セブン銀行は、法人口座の開設に積極的ではないので、サービス面でもさほど優れているとは言いがたいでしょう。

まとめ

総合的に見て、法人向けネット銀行として一番使いやすいのが「ジャパンネット銀行」です。
法人サービスの豊富さや、トークンによるセキュリティの高さを考えても、ジャパンネット銀行のビジネスアカウントが、法人口座としては他行を一歩リードしていると思います。

口座開設・維持費用は完全無料で利用できるので、一度利用してみて使い勝手などを確認してみることをおすすめします。(個人的な感想ですが、ネット専業銀行だけあって、WEBでの振込など、全般的な操作性は非常に良いと思います)

ジャパンネット銀行