Paypalとデビットカードで安全な支払いを 使い方や手数料、返金時の対応とは

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PayPalとは

PayPal(ペイパル)とは、世界中で利用されている決済サービスです。オンライン決済や個人間送金、集金などに使えます。

特に、安全にネットショッピングするために利用する人が多いです。通販サイトでPayPal支払いを選ぶと、こちらのクレジットカードや銀行口座の番号をネットショップに伝えずに決済できます。

独自の「買い手保護制度」がある点も魅力です。PayPal決済で購入した商品が届かなかったり、不備があったりした際は、PayPalに報告することで返金してもらえる場合があります。

PayPalにはクレジットカードを登録する人が多いですが、デビットカードも登録可能です。クレジットカードが苦手な人も利用できます。

PayPalの使い方【準備編】

PayPal

PayPalを通販などで使う際は、事前に会員登録が必要です。スマホやパソコンがあれば、ネット完結ですぐ登録できます。

私はアカウント作成から支払方法の登録まで、2~3分で完了しました。

無料アカウント登録

まずはPayPalのアカウントを作成します。メールアドレスや名前、住所、電話番号などを入力していきます。

→PayPal新規会員登録画面はこちら(公式サイト)

ネットショッピングなどに使う場合は、「パーソナル(個人)アカウント」を作成します。

▼PayPal新規会員登録画面
PayPalアカウント登録

アカウント登録の際は、メールアドレス認証SMS認証といった2段階認証も行います。世界基準のセキュリティで個人情報を守るサービスとして、安心して使えます。

支払方法を登録

アカウント登録が完了したら、デビットカードを支払方法として登録します。メニューの「ウォレット」から登録できます。

▼PayPalスマホマイページ メニュー画面
PayPalウォレット

ウォレットメニューから「クレジットカード・デビットカードを登録」をタップすると、カード番号などを入力する画面が出てきます。

デビットカードに印字された16桁のカード番号などを順に入力すると、PayPalの支払方法として登録できます。

▼PayPalカード登録画面
PayPalカード登録画面

PayPalコード入力でカード確認

PayPalでクレジットカードやデビットカードを登録すると、カード確認手続きを行う必要があります。

登録カードが問題なく使えるか確認するために、PayPalから200円の請求を受けます。確認手続きが完了すれば、200円は返金されます。

■PayPalのカード利用手続きの流れ

  1. PayPalが200円のカード決済を請求
  2. カード利用明細に請求が上がる(約2~4営業日)
  3. 利用明細に表示される「4桁の数字(PayPalコード)」をPayPalマイページで入力
  4. カード確認が取れ次第、返金

※利用カードによっては、返金に最長30日かかる場合もあり

カードの利用明細には「PayPal*0123CODE」「PP*0123CODE」のように表記されます。この数字4桁(この場合は「0123」)がPayPalコードです。

PayPalコードを確認したら、PayPalマイページの「ウォレット」で入力します。これで、カード確認の手続きは完了です。

コードを入力せずに75日過ぎた場合も、カード確認未完了のまま返金されます。

盗難などで手に入れたカードをPayPalに登録しても、カード会社のマイページでPayPalコードを確認できないと利用できません。

本人のカードかどうかを厳重にチェックできる仕組みです。

注意:J-Debitは使えない

PayPalに登録できるデビットカードは、国際カードブランドのみです。日本独自のデビット規格「J-Debit」のデビットカードは登録できません。

■PayPalに登録できるデビットカード

  • VISA
  • Mastercard
  • JCB

クレジットカードであれば、アメリカン・エキスプレス・カードなども登録可能。

J-Debitは加盟店が非常に少なく、オンライン決済にも利用できないデビットカードです。ゆうちょ銀行のキャッシュカードなどに無料で付帯しますが、VISAデビットやJCBデビットのほうが使いやすいです。

→J-Debitの加盟店リストはこちら

まれに使えないカードがある

クレジットカードを持つ女性

ネットの情報によると、まれにPayPalの利用でエラーが出るデビットカードがあるようです。

現在、確実にPayPalが使えるデビットカードといわれているのは、

の2種類です。

ネットショッピングを安全性重視で利用したい人は、PayPay銀行がおすすめです。PayPay銀行には、カード番号を使い捨てられるカードレスVisaデビットというサービスがあります。

PayPalにカードレスデビットを登録して利用すれば、不正利用防止のためのセキュリティが格段に上がります。

→PayPay銀行のカードレスVisaデビットについてはこちら

ネット通販を安全に利用できる優れたアイテムで、ネットの口コミでも評判のサービスです。

PayPalの使い方【実践編】

実際にPayPal

利用限度額は1回につき100万円と、大きめの枠です。家電製品や家具など、高額な商品をネット通販で買うのにも使えます。

ネットショッピングで決済

ネットショッピングでPayPalを利用するには、まず店舗がPayPal決済可能かどうかを確認する必要があります。

AmazonやYahoo!ショッピングは未対応ですが、楽天市場ではPayPal決済できる店舗があります。

PayPal対応のショップで購入する場合は、支払方法に「PayPal」を選びます。

▼例:楽天市場の支払方法選択画面
楽天市場の支払方法選択画面

注文確定ボタンを押すと、自動的にPayPal決済の認証画面へ移ります。PayPalにログインし、決済を認証すれば完了です。

▼例:楽天市場の注文確定ボタンの注意書き
楽天市場の注文確定ボタン

生体認証(Face IDや指紋認証など)を設定しておけば、PayPalへ簡単にログインできておすすめです。

PayPal決済をすると、ネットショップへの支払いはPayPalが行います。店舗側には自分のカード情報は伝わりません。

初めて利用するネットショップや海外通販など、カード番号を入力するのに不安があるサイトでも安心して支払えます。

無料の個人間送金

PayPalを利用している人同士なら、個人間送金も可能です。日本アカウントでの日本円送金であれば、銀行振込のような手数料はいっさいかかりません。

送金方法は2通りあります。いずれも、相手がPayPalを利用していて、登録メールアドレスを教えてもらえばすぐに送金できます。

個人間の送金には、銀行口座の登録が必要です。クレジットカードやデビットカードは利用できません。

PayPal個人間送金の使い方
自分から相手に送金
PayPalマイページトップの「支払い」から送金相手のメールアドレスと金額を入力すると、相手のPayPal残高へ入金される。
送金リクエスト
PayPalの「請求」からリクエスト相手のメールアドレスと請求額を入力する。「PayPal.Me」機能を使えば、支払い用URLを発行してLINEなどで送ることでも請求可能。

PayPalの送金リクエストは、複数人に同時に送ることも可能です。イベントの幹事が参加費を集める際などにも使えます。

「マネープール」という集金機能を使えば、複数人がひとつの集金先に送金できるようになります。

手数料がかかるケース

PayPalで手数料がかかるのは、以下3つのシーンです。ネットショッピングで利用するだけなら、完全無料です。

■PayPalで手数料が発生する場面

  • 5万円未満のPayPal残高引き出し:1回250円
  • 海外送金:1回499円
  • 外貨取引:3~4%

ネットショッピングでPayPalを使う際の疑問集

デビットカードを登録したPayPalを使うシーンのうち、ネットショッピングに関するよくある質問をまとめました。

注文キャンセルの返金対応は?

PayPalでオンライン決済した注文がキャンセルされると、利用代金は返金されます。デビットカードの場合は、引き落とした利用代金が銀行口座へ戻る仕組みです。

返金には長くて30日ほどかかる場合があります。返金状況はマイページの「取引履歴」でリアルタイムに確認できます。

デビットカードのポイント還元は受けられる?

デビットカードを登録したPayPalで支払っても、デビットカードのポイント還元やキャッシュバックは受けられます

還元率の高いデビットカードを持っている人は、積極的に利用することをおすすめします。

ただし、楽天市場の「楽天銀行JCBデビット決済でポイント還元率2倍」など、特定のカード決済による特典は受けられません。ネットショップ側の支払い情報では、あくまで「PayPal決済」扱いとなるからです。

とはいえ、デビットカード利用で特典があるネットショップは少数です。デビットカード利用の場合は、そこまで気にしなくてもOKです。

ネットショップでのカード決済特典は、クレジットカードのほうが積極的です。

特に、年会費有料のクレジットカードに多い印象です(楽天ゴールドカード、Amazon Mastercardなど)。

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この記事の執筆者

執筆者の詳細プロフィール
ネット銀行100の活用術の初代管理人です。低コストで便利なネット銀行を、多くの人に知ってもらうため、2012年にサイトを立ち上げました。貯金の方法やお金に関する知識をわかりやすく解説します。

より良い情報をお届けするため、一条まつこ がメンテナンスを担当いたしました。(2020年8月13日 更新)

ありがとうございます。

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