【2022年版】外貨預金の金利が高いネット銀行ランキングTOP8
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ネット銀行は大手銀行より、外貨預金の金利が高く、為替手数料が低い傾向にあります。特に外貨預金の金利が高いネット銀行をピックアップし、比較しました。
外貨預金は円預金より高金利ですが、為替変動の影響を受けます。短期間での預金よりも、長期間の預金として運用することをおすすめします。
まとまった金額を預ける際や、長く運用する際は、少しでも金利が高い銀行を選ぶことで運用結果が大きく変わります。預金額によっては、数年の運用で数万円もの差が生まれることもあります。
目次
外貨預金金利が高いネット銀行8選
外貨預金の金利は、通貨によっても異なります。また、それぞれの銀行が積極的なキャンペーン金利を展開しているので、常にもっとも高金利の銀行を見つけるのは難しいです。
どの通貨で外貨預金するのか?キャンペーン金利の適用は行っていないか?などを見ながら、その時もっとも高金利を提供している銀行を選びましょう。
ちなみに、大手「三井住友銀行」の米ドル金利と、PayPay銀行を比較すると、金利に6倍もの差がありました。
GMOあおぞらネット銀行
高金利、かつ為替手数料が格安(→最新の金利はこちら)
- 為替手数料(為替コスト)の安さはトップクラス
- 外貨預金金利も文句なし
GMOあおぞらネット銀行は、2018年7月にサービスが始まった新しいネット銀行です。IT大手「GMOインターネットグループ」と「あおぞら銀行グループ」の提携によって生まれました。
GMOあおぞらネット銀行は、円・外貨ともに預金金利が業界トップクラスの高さで、為替手数料は最低水準です。
たとえば米ドルの片道為替手数料は、メガバンクだと約1円(100銭)かかることがほとんどですが、GMOあおぞらネット銀行はたった2銭です。
受取利息が為替手数料に圧迫される心配なく、手軽に外貨預金を利用できます。
GMOあおぞらネット銀行が扱う外貨預金は、外貨普通預金のみです。外貨定期預金は取り扱いがありません。
他行の外貨定期預金より、GMOあおぞらネット銀行の外貨普通預金のほうが高金利なケースもあります。
ソニー銀行
預金残高が増えるほど優遇が充実(→最新の金利はこちら)
- 取扱通貨が12カ国と多い
- 為替コストが低い
- 海外で外貨支払いができるデビットカード
ソニー銀行は、外貨預金の残高が増えるほど、優遇内容がランクアップするネット銀行です。本格的に外貨預金を始めたい人に向いています。
ソニー銀行の優遇プログラム「Club S」では、以下の条件で優遇ステージが段階的に上がります。
■シルバー
以下のうち1つでも条件を満たせば到達。
- 月末総残高300万円以上(円・外貨どちらも可)
- 外貨積立が月3万円以上
- 投信積立が月3万円以上
■ゴールド
以下いずれかの残高が「500万円以上1,000万円未満」になれば到達
- 月末の外貨預金残高
- 月末の投信残高
- 20日時点のWealthNavi for ソニー銀行(ロボアドバイザー)の資産評価額
■プラチナ
以下いずれかの残高が「1,000万円以上」になれば到達
- 月末の外貨預金残高
- 月末の投信残高
- 20日時点のWealthNavi for ソニー銀行(ロボアドバイザー)の資産評価額
Club Sの優遇は、条件を満たすハードルが高いぶん、他行と比べても非常に手厚いです。ATM手数料や他行宛振込手数料の無料回数が増えるほか、外貨定期預金の金利や為替手数料も優遇されます。
たとえば、プラチナステージに上がると米ドル外貨預金の為替手数料は、わずか4銭になります。外貨預金キャンペーンも利用すれば、かなりお得に外貨預金を利用できます。
取扱通貨が12種類と多く、香港ドルや中国元など、マイナーな通貨も扱っています。
そのうち11通貨は、海外でのデビット決済で外貨預金支払いができます。
▼ソニー銀行デビットカード「Sony Bank WALLET」
通常、デビットカードを海外で利用すると、円普通預金からの引き落としとなります。そのため、両替手数料にあたるコストが発生します。
ソニー銀行のデビットカード「Sony Bank WALLET」なら、外貨普通預金の残高から直接引き落とせます。デビット決済時に外貨払いすれば、手数料はかかりません。両替コストを大幅に節約できます。
海外旅行や出張、留学を控えている人は、事前に外貨預金で貯金しておき、出国後にデビットカードで使うことをおすすめします。
ソニー銀行は、外貨の積立購入が500円から可能です。外貨をコツコツ貯金したい人にも向いています。
毎月3万円以上の外貨積立を行えば、Club Sのシルバーステージも適用され、さらにお得です。
東京スター銀行
米ドルの預金金利が高い(→最新の金利はこちら)
- 米ドル外貨積立は預入時の為替手数料が0円
- 外貨預金プランが豊富
- 預金連動型ローンで借入利息を減らせる
東京スター銀行は実店舗がある地方銀行ですが、ネットバンキングに力を入れているためネット銀行と比較されることが多いです。
外貨預金では、特に米ドルに強みがあります。米ドルの外貨積立や一部の外貨定期預金は、預入時の為替手数料が無料です。
外貨をコツコツ積み立てて貯金したい人や、まとまった金額の外貨定期預金を利用したい人におすすめです。預金金利も高めなので、利息を多く受け取れます。
また、東京スター銀行は「預金連動型ローン」という独自のサービスを取り扱っています。特定のローンで借りた金額のうち、東京スター銀行に預けている資産分は利息がかからなくなる仕組みです。
例:スターワン住宅ローンで1,500万円を借りた場合、普通預金が1,000万円あると利息は500万円分しかかからない
外貨普通預金も預金連動型ローンの対象となるので、ローンを組む予定の人にもおすすめです。貯蓄で急な出費に備えつつ、住宅ローンの返済負担を減らせます。
大和ネクスト銀行
高金利な「トルコリラ」の取扱いあり(→最新の金利はこちら)
- マイナー通貨の取扱いが多い
- 海外プリペイドカードを使うと外貨を海外で使える
大和ネクスト銀行は、大和証券の証券口座を持っている人のみ利用できる特殊なネット銀行です。
大和ネクスト銀行のメリットは、金利の高さだけではありません。マイナー通貨の取り扱いも豊富で、高金利な外貨として有名な「トルコリラ」も扱っています。
ほかにも「メキシコペソ」や「シンガポールドル」など、ほかの銀行では扱いが少ない外貨を買い付けられます。
また、DAIWA SMART DEPOSIT(通称:スマデポ)という海外プリペイドカードを使うと、預けている外貨預金のお金をそのまま海外旅行などで利用できるのも特徴です。
外貨預金金利は高めですが、為替手数料はネット銀行の平均程度です。
住信SBIネット銀行
外貨預金のキャンペーンが多い(→最新の金利はこちら)
- ネット銀行の預金残高No.1
- 高金利かつ為替手数料が低い
- デビットカードで米ドル決済可能
住信SBIネット銀行は、ネット銀行の中では預金残高No.1で、一部の地方銀行の預金残高を上回ります。
他行宛振込手数料やATM手数料など、手数料が無料になる回数が多いなど、ふだん使いにも便利なネット銀行です。
近年は外貨預金に力を入れており、特に外貨定期預金では優秀な金利を提供しています。為替手数料0円キャンペーンなど、キャンペーンもよく行っています。
また、住信SBIネット銀行は外貨預金の為替手数料の低さも強みです。外貨預金は、預金時と解約時の為替レートに差が設けられており、これが「為替手数料」として実質的な手数料となります。
住信SBIネット銀行は、最小限の為替手数料で外貨預金を利用でき、より多くの利息を受け取れます。
あわせて読みたい:
住信SBIネット銀行の外貨預金手数料が低すぎる理由、外貨積立はたった2銭
auじぶん銀行
韓国ウォンを取り扱う珍しい銀行(→最新の金利はこちら)
- 取扱通貨は8カ国
- AI外貨予測が評判
auじぶん銀行は、業界では珍しい韓国ウォンを扱っています。外貨預金のキャンペーンが多いのは、米ドルや豪ドルです。
auじぶん銀行の外貨預金で評価が高いサービスは、「AI外貨予測」というサポートツールです。予測精度の高さが評価され、海外アワードで多く賞をもらっています。
AI外貨予測では、人工知能(AI)によって過去の膨大なデータを分析し、主要5通貨の最長5営業日後の値動きを予想するツールです。
「上がる」「下がる」「どちらとも言えない」の3つから予測し、アプリで簡単にチェックできます。
▼auじぶん銀行 AI外貨予測ツール
AI外貨予測に基づき、月1回の外貨積立を行う「AI外貨自動積立」というサービスもあります。100円から積立可能で、積立時の上限レートを設定すれば高値づかみも防止できます。
PayPay銀行
300円から外貨積立できる(→最新の金利はこちら)
- 為替手数料は業界随一の低さ
- 主要9カ国の外貨を網羅
- 外貨積立は300円から可能
Yahoo!グループ傘下のPayPay銀行は、国内初のネット銀行です。外貨預金の為替手数料は常に業界最低水準です。
外貨積立の際は、通常より為替手数料を引き下げる優遇もあります。低コストで外貨積立をしたい人は検討する価値ありです。
取扱外貨は9カ国と多く、主要通貨をカバーしています。米ドルなど以外に、NZドルや南アフリカランド、香港ドルなども選べます。
また、PayPay銀行は300円から外貨積立を利用できます。「毎日300円ずつ」「毎週300円」など、積立ペースも柔軟に選べます。
楽天銀行
外貨預金キャンペーンを狙うべし(→最新の金利はこちら)
- 外貨の金融商品が多い
- 「マネーブリッジ」に強みあり
楽天銀行は、通常時の外貨預金金利はそこまで高くありません。しかし、不定期に預金金利を大幅に引き上げるキャンペーンを行います。
特に多いのは、米ドルや豪ドルの短期定期預金キャンペーンです。通常の何倍も高い預金金利になることもあるので、「まずは短期の外貨預金を試したい」という人に向いています。
長期間使う予定のない資金は、仕組預金の「楽天デュアル定期預金」などを検討してもよいかもしれません。中途解約できないかわりに、より高い預金金利で預けられます。
楽天銀行は、どちらかというと円普通預金の金利が高いことで有名です。マネーブリッジというサービスの優遇金利は、定期預金を上回る高さです。
マネーブリッジとは、楽天証券と楽天銀行の口座を連携することで利用できます。口座開設や維持、サービス利用に手数料はかかりません。
元本保証の円預金と、高金利な外貨預金、どちらも1つの銀行で利用したい人は楽天銀行がおすすめです。
外貨積立でリスク分散
冒頭でも述べたとおり、外貨預金は短期間での運用よりも長期での運用の方が良い結果が出しやすいです。
外貨預金の為替変動リスクを抑えるためには、外貨積立が効果的です。一定の金額で外貨を定期的に買い付けることで、高値づかみ(円高のときに多く買い付けてしまうこと)を防げます。
この手法を、専門用語で「ドルコスト平均法」といいます。
円から外貨への積立を行うと、為替レートにかかわらず「毎月同じ金額(円換算)」で積み立てます。
為替レートが円高(割安)のときはより多くの外貨を購入でき、為替レートが円安(割高)だと少量の外貨のみを購入することになります。
ドルコスト平均法を用いることで、結果的に外貨の高値づかみを防止でき、為替変動による損益のブレを小さくしてくれます。
毎月1万円を積み立てる場合、1ドル105円のときは95.24ドル、1ドル110円のときは90.91ドルの積み立てとなります。
このように、1ドル105円のときのほうが、同じ1万円でも多くのドルを買い付けられます。
「外貨が割安でお得なときは多めに買い付け、割高なときは少ししか買わない」と考えるとイメージしやすいかもしれません。
たとえば、100万円分の外貨預金を行う場合、それらを一度に買いつけるのではなく、毎月10万円ずつを積み立てることをおすすめします。
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外貨積立のメリット・デメリットからわかるリスク要因3つ
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