住信SBIネット銀行の外貨預金手数料が低すぎる理由、外貨積立はたった2銭

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外貨預金

住信SBIネット銀行は、以前から振り込み手数料やATM手数料に力を入れていました。

最近は外貨預金にも注力しており、「為替手数料が安い・高金利」なネット銀行になっています。

外貨積立の為替手数料は米ドル/円で3銭です。これは大手銀行の窓口と比較して98%も安いという事実があります。

また、住信SBIネット銀行は外貨預金の保有残高を「外貨として利用する」点でも優れています。

たとえば、外貨預金の米ドルを「米国株式」への投資に使ったり、アメリカやハワイの旅行で「米ドルによるカード支払い」に使うことが可能です。

この記事では、住信SBIネット銀行の為替手数料をまとめるとともに、外貨預金のメリット・デメリットを解説します。

  • 海外旅行によく行く方
  • 米ドル建ての資産運用に興味がある方

にとって、大きく節約できる方法をお伝えします。

もちろん、外貨預金をより低いコストで行いたいという方にも役立つ情報を盛り込みました。

為替手数料はケタ違いの安さ

最良の選択

住信SBIネット銀行の為替手数料は以下の通りです。

通貨 外貨預金
(普通・定期)
外貨積立
米ドル 6銭 3銭
ユーロ 14銭 7銭
英ポンド 24銭 19銭
豪ドル 24銭 19銭
NZドル 24銭 19銭
カナダドル 24銭 19銭
スイスフラン 24銭 19銭
南アフリカランド 19銭 7銭
香港ドル 5銭 4銭

※片道手数料

為替手数料は不定期でキャンペーン手数料が適用されることもあります。

しかし、住信SBIネット銀行の上記の手数料は「通常時」のものです。つまり、いつ外貨預金をはじめても上記の為替手数料で外貨預金ができます。

外貨積立でさらに節約

つみたて

定期購入を行う「外貨積立」を選択した場合、為替手数料はさらに引き下げられます。

住信SBIネット銀行の外貨積立は、

  • 毎月
  • 毎週
  • 毎日

の3つから、好きなタイミングで設定できます。

毎日コツコツと外貨積立を行うことで、高値づかみの防止にもつながります(この方法をドルコスト平均法と言います)。

外貨積立といっても、外貨預金に回せるお金がないときはいつでも「休止」できるので安心です。

自分で外貨積立を停止することもできますが、積立資金が不足している場合は、その月は自動的に積立を行わない仕組みになっています。

資金不足によって自動積立ができないことが3回連続で続いた場合、外貨積立は自動的に「一時停止」されます。

この場合も、特にペナルティはありません

こうした理由から、個人的には少しでも為替手数料を節約できる「外貨積立預金」がおすすめです。

為替手数料は大手銀行よりも98%安い

外貨両替コーナー

私が特に注目しているのは世界基軸通貨の「米ドル」です。

米ドルは、外貨預金や海外投資でもよく用いられており、また海外旅行でも使う機会があります。

住信SBIネット銀行は「米ドル預金」の為替手数料を

  • 外貨普通預金:6銭
  • 外貨定期預金:6銭
  • 外貨積立:3銭

というケタ違いの安さにしています。
これはほかのネット銀行と比較してもダントツの低さです。

ちなみに、三井住友銀行の店頭・電話で外貨両替をした場合の為替手数料は、片道100銭(1円)です。

この為替レートは、多くの方が旅行に行く前に米ドルへの両替で支払っている手数料となっています。

つまり、100万円を三井住友銀行で両替した場合、片道1万円、往復2万円の手数料がかかる計算になります。(1ドル=100円の場合)

しかし、住信SBIネット銀行の外貨積立であれば、100万円の預金で手数料は片道たった300円です。外貨普通預金でも片道600円で済みます。

続いて、低コストで両替した外貨預金の米ドルを、旅行や投資に活用する方法を取り上げます。

VISAデビットカードから米ドルで支払う

住信SBIネット銀行VISAデビットカード

住信SBIネット銀行の外貨預金は、資産運用だけでなく「海外旅行」でも役立ちます。

口座開設とあわせて無料発行できる「住信SBIネット銀行Visaデビットカード(ミライノ デビット)(キャッシュカード一体型)」を上手く使うことで、海外旅行をさらにお得に楽しめます。

住信SBIネット銀行Visaデビットカードでは、現地で「米ドル支払い」を選択すると、外貨普通預金口座(米ドル)から直接、支払いができる仕組みになっています。

また、海外でVisaデビットを使うと通常は「海外事務手数料(利用額の2.5%)」がかかります。しかし、住信SBIネット銀行では年間30回まで、海外事務手数料をポイントバックしてくれます。

海外での上手な利用方法を手順を追ってまとめます。

1.住信SBIネット銀行に外貨預金する
米ドル/円の為替手数料は片道6銭です。外貨積立なら3銭の負担でOKです。
2.米ドルが使える国へ旅行
アメリカ・ハワイ・グアムなどで米ドルが使えますよね。
3.Visaデビットカードで支払う
住信SBIネット銀行Visaデビットカードで支払います。決済通貨を聞かれたら「米ドル」を選びます。
4.外貨普通預金から直接支払いができる
Visaデビットカードで支払った金額は、住信SBIネット銀行の外貨普通預金から直接引き落とされます。
5.海外事務手数料をポイントバック
本来、支払額に対して2.5%の海外事務手数料がかかりますが、住信SBIネット銀行は年間30回までポイントバックしてくれます。つまり、実質無料です。

この方法で、旅行前に大手銀行の店頭窓口で両替する場合と比べて、大きく節約できます。

住信SBIネット銀行の外貨普通預金の手数料(6銭)を料率に換算すると0.06%になります。

海外事務手数料(2.5%)のポイントバックを考慮すると、おそらく、海外旅行ではほかのどのクレジットカードよりも手数料が安くなると思います。

また、国内のコンビニ・スーパー・ネット通販など、Visaが使えるあらゆるお店でVisaデビットは使えます。

国内・海外利用に関係なく、カード利用金額に対して0.6%のポイント還元が受け取れるのも、住信SBIネット銀行Visaデビットカードのメリットです。

住信SBIネット銀行Visaデビットカードは入会金・年会費は無料で、15歳以上の方なら誰でも申し込めます。

これから口座開設をする方は、デビットカード一体型のキャッシュカードの選択がおすすめです(すでに住信SBIネット銀行の口座をお持ちの方でも無料で切り替え可能です)。

SBI証券の為替手数料を92%節約する方法

ニューヨーク

住信SBIネット銀行は、ネット証券の「SBI証券」と連携しています。

SBI証券と住信SBIネット銀行の口座を持つことで、米ドルを24時間いつでも手数料無料で相互移動できます。

SBI証券には、

  • 米国株式
  • 米国国債・社債
  • 外貨建てMMF

といった資産運用の商品がラインナップされています。

特に、外貨建てMMFは外貨定期預金に近い利回りで運用でき、いつでも自由に解約できる人気の商品です。

元本の変動もないため、安全な運用商品として多くの方に親しまれています(為替レートの変動による損益は発生します)。

通常、米ドル建ての商品で資産運用するには、事前に「円 → 米ドル」への両替が必要です。

ネット証券の為替手数料は、SBI証券・楽天証券・マネックス証券ともに一律で「片道25銭」となっています。

これも、大手証券会社と比べるとかなり安いのですが、住信SBIネット銀行との連携を行うことで、為替手数料を大きく節約できます。

手順を追って説明します。

1.住信SBIネット銀行に外貨預金する
米ドル/円の為替手数料は片道6銭です。外貨積立なら3銭の負担でOKです。
2.住信SBIネット銀行からSBI証券に外貨振替する
24時間いつでも手数料無料で、すぐに相互移動できます。住信SBIネット銀行で外貨預金した米ドルを、SBI証券の外貨口座に移動させます。
3.SBI証券で米ドル建て商品を買う
SBI証券の外貨口座の資金を使って、米国株式・米国債券・外貨建てMMFなどを購入します。

少し面倒な手順ですが、この方法を活用すると片道6銭または3銭の為替手数料で、米ドル建て資産への投資が行なえます。

ネット証券の為替手数料(25銭)よりも92%のコストダウンを実現できます。

住信SBIネット銀行の外貨預金は為替手数料が極めて低いのが特徴です。

そして、外貨預金口座で保有している米ドルを、そのまま旅行や投資に使えるのが、同社の大きな競争力となっています。

最近は外貨預金金利も高まっていますので、外貨定期預金で資産運用するのもおすすめです。

外貨預金が注目されている理由

外貨定期預金

いま、外貨預金が再び注目を集めています。

日本の超低金利政策があまりにも長く続いているため、少しでも金利が高い通貨を探す人が多いです。

記事執筆時点(2021年12月8日)で、アメリカの10年国債利回りは1.48%前後となっています。

これに沿う形で住信SBIネット銀行の外貨定期預金(1年もの)も年0.35%の金利を提供しています。

円定期預金では利息がほとんど期待できませんが、外貨定期預金であれば年率0.35%の金利で運用することが可能です。

外貨預金は米ドル/円の為替変動の影響を受けます。しかし、米ドル/円の為替レートは比較的安定しており、また米ドルは使い道も多いのでリスクは低めです。

住信SBIネット銀行の現在の外貨預金金利は公式サイトでご確認ください。

住信SBIネット銀行(公式)

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この記事の執筆者

執筆者の詳細プロフィール
ネット銀行100の活用術の初代管理人です。低コストで便利なネット銀行を、多くの人に知ってもらうため、2012年にサイトを立ち上げました。貯金の方法やお金に関する知識をわかりやすく解説します。

より良い情報をお届けするため、川原裕也 がメンテナンスを担当いたしました。(2022年7月25日 更新)

ありがとうございます。

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3件のコメント

なぐたん

とてもためになる記事をありがとうございます。
質問なのですが、例えば1000万円を住信SBIネット銀行で米ドルに換えると4銭の手数料ですが
自動積立で1000万円を1日だけ自動買い付けすれば2銭で済むということでしょうか?

川原裕也

>なぐたんさん
コメントありがとうございます。

はい、おっしゃる通りです。金額に関係なく、積立購入であれば米ドル預金の為替手数料は1ドルあたり2銭となります。

なぐたん

返信ありがとうございました!!!!!!
(`・ω・´)ゞ

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