夏と冬のボーナスの使いみち最多は貯金 定期預金ならネット銀行一択の理由
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ボーナスの使い道に迷ったら、多くの人は貯金に回します。ボーナスを受け取り、まず定期預金に預ける人も多いようです。
まとまった賞与を効率的に貯蓄するなら、ネット銀行がおすすめです。メガバンクや地方銀行より預金金利が高く、ボーナス時期には金利アップキャンペーンを積極的に打ち出しています。
ネット完結で申し込めるので、自宅や通勤中の電車で預け入れられるのも魅力です。わざわざ銀行窓口へ行く必要はありません。
もし長期定期預金に預けるのが不安であれば、普通預金に預けるのも立派な運用方法です。ネット銀行のなかには、定期預金以上の金利の普通預金もあります。
目次
ボーナスの使い道は貯金が最多
Pontaリサーチによる2020年冬のボーナスの使い道ランキングでは「貯金・預金」が一番でした。
その次に旅行(宿泊を伴うもの)、外食、食品(ふだん食べるもの)、衣服などが続きます。
3位までの順位は2019年と同じですが、旅行の比率が減ったのは新型コロナウイルスの影響でしょうか。
支給金額の半分以上を「貯金・預金」したい人は60%を超えています。
出費に回す人は、家具や車などの大きな買い物や、旅行といったまとまった金額で使うケースが多いです。
また、家のローンの繰り上げ返済に回す人も多いです。
特徴的なのは、冬は夏に比べて多く貯金に回す傾向が強いことです。
冬の方がボーナス額をたくさんもらう人が多いので、この機会にまとまった貯金をしたいと考えるのかと思います。
定期預金のボーナスキャンペーンがおすすめ
ボーナスを貯金をしたいと考えるのであれば、定期預金がおすすめです。
定期預金では、多くの銀行でボーナス時期に高金利キャンペーンを行うので、お得に貯金ができます。
特にネット銀行の定期預金は、メガバンクなどの一般的な銀行より金利が高いです。
なかでも、定期預金の金利が高いネット銀行が3社あります。
定期預金が高金利なネット銀行3社
定期預金において高い金利が期待できるネット銀行を3社まとめました。
■定期預金におすすめのネット銀行
- オリックス銀行
- イオン銀行
- auじぶん銀行
メリット・デメリットだけでなく、今月の金利も比較できるようにしています。
※最新の金利情報については、各銀行の詳細ページをご参照ください。
オリックス銀行
好金利の定期預金と言えば、オリックス銀行
■メリット
- 突出した好金利の定期預金
- 全国どこでも口座を開設できる
■デメリット
- 通帳・キャッシュカードは発行していない
- ATMから直接、入出金ができない
オリックス銀行は、定期預金の金利水準がずば抜けて高いことで評判のネット銀行です。
実店舗を置かないことで高水準な金利で還元しています。全国どこからでも申し込むことができます。
特に、5年定期などの長期の定期預金は、メガバンク以上の金利で利用できます。
また、普通預金のように手軽に利用できる2週間定期預金も人気です。
2週間経てば出金でき、金利も普通預金以上にもらえるので、ボーナス以外でもこまめに預金をして少しずつ貯めたい人におすすめです。
一方、オリックス銀行のデメリットとしては、通帳とキャッシュカードは持てず、ATMからの入金や出金ができない点です。
オリックス銀行は実店舗だけでなく提携ATMがないので、入出金する際は他社の銀行口座を経由することになります。
しかしこのデメリットは、下記対策によってカバーできます。
オリックス銀行のデメリットの対処法
■他行経由の「入金」(預け入れ)
住信SBIネット銀行など、他行あての振込手数料が無料の銀行を利用する
■他行経由の「出金」(引き出し)
他行への振込手数料は月2回無料なので、引き出しは月2回に抑える(3回目以降は1回につき税込220円)
オリックス銀行を定期預金メインに利用するなら、出金の頻度も自然と少なくなると思います。引き出し回数を月2回におさえやすいです。
ATMが使えないことをふまえても、金利水準の高いオリックス銀行で定期預金をするのは十分なメリットがあります。
金融大手のオリックスグループという点も安心です。
イオン銀行
大口・長期の定期預金がお得
■メリット
- 取引でWAONポイントが貯まる
■デメリット
- セブン銀行のATMが使えない
イオングループが運営するイオン銀行も、定期預金の金利が高いネット銀行です。
ボーナス全額を貯金に回すなど、まとまったお金を長期的に貯金したい人におすすめです。
デメリットとしては、全国に2万台以上のATMがあるセブン銀行が使えない点です。
セブン&アイホールディングスとイオングループは競合系列なので、セブン銀行のATMをよく使う人にとっては不便かもしれません。
しかし、イオン銀行ATM以外にも都市銀行のATMが利用できるので、生活圏によっては十分にカバーできるかと思います。
auじぶん銀行
auユーザーは特にメリット充実
■メリット
- 1年定期預金に強みあり
- auユーザーの優待が多い
■デメリット
- 1ヶ月、2年以上の定期預金の金利は高くない
auじぶん銀行は、携帯電話キャリアのauを運営するKDDIと三菱UFJ銀行が共同設立したネット銀行です。
入出金がすべてスマホで完結できる手軽さと、セキュリティの高さが評判です。
実は、auじぶん銀行の定期預金はメガバンクよりは高金利ですが、ネット銀行のなかでは平均的です。
しかし、1年定期預金のキャンペーンが多いというメリットがあります。
新規口座開設をする人だけでなく、既存ユーザー対象のキャンペーンもあるので、中期的な貯金をしたい人に向いています。
auユーザーでau PAY プリペイドカードを使っている場合は、さらにポイントが貯まりお得です。
auじぶん銀行から電子マネーをチャージしたり、クレジットカードで料金支払をしたりすることでポイントが貯まり、買い物や機種変更の値引きに使えます。
定期預金を上回る金利の「普通預金」
上記3社は、一般的な定期預金の金利が高いネット銀行です。
メガバンクなどの店舗型の都市銀行に比べると、何倍も高い金利で定期預金が利用できます。
一方、定期預金と同等、もしくは定期預金を上回る金利で利用できる「普通預金」も存在します。
それが、あおぞら銀行BANKの普通預金、GMOあおぞらネット銀行の証券コネクト口座、楽天銀行のマネーブリッジです。
いざ貯金以外の使い道が出てきたときに、普通預金ならペナルティなしで引き出せるので便利です。
あおぞら銀行BANK
誰でも普通預金金利が年0.2%
■メリット
- 普通預金金利No.1
- ゆうちょ銀行ATMが手数料無料で使える
■デメリット
- コンビニATMは手数料有料
あおぞら銀行BANKとは、全国に拠点を持つあおぞら銀行のインターネット専業支店です。あおぞら銀行の実店舗支店とは異なる、独自の商品展開をしています。
最大のメリットは、通常の普通預金金利が年0.2%と、非常に高い点です。金利を引き上げる条件などはなく、誰でも無条件でこの金利が適用されます。
定期預金よりも好金利、かついつでも自由に入出金できるため、預金金利重視の人に間違いなくおすすめできる銀行です。
利用できるATMは、ゆうちょ銀行・セブン銀行ATM・ローソン銀行ATM・イーネットATMの4種です。もっとも設置台数が多いゆうちょ銀行ATMは、手数料無料で利用できます。
コンビニATMは手数料がかかりますが、しばらくボーナスを引き出さない予定なら問題ないと思います。
GMOあおぞらネット銀行「証券コネクト口座」
証券コネクト口座を無料で作るだけで高金利に
■メリット
- 証券コネクト口座を作ると最高水準の金利に
- 「つかいわけ口座」でより貯金しやすく
■デメリット
- 利用できるATMが少ない
GMOあおぞらネット銀行とは、2018年7月からサービスが始まった新しいネット銀行です。
証券コネクト口座という普通預金口座を利用すると、普通預金が定期預金をも上回る高金利で利用できます。
証券コネクト口座とは、証券口座と連携した普通預金口座です。
GMOあおぞらネット銀行を共同で立ち上げた「GMOインターネットグループ」のGMOクリック証券で証券口座と、GMOあおぞらネット銀行の普通預金口座を開設するだけで利用できます。
口座開設はどちらも無料です。
証券口座の方も口座維持手数料は一切かからないので、投資をしないという人は証券口座を一切使用しなくてもOKです。
「普通預金を高金利で利用するために、証券コネクト口座を作る」という人も、これからかなり増えていくと思います。
また、貯蓄のためにGMOあおぞらネット銀行を活用するなら、「つかいわけ口座」というサービスも併用することをおすすめします。
1つの口座を「貯蓄用」「日常用」など目的別に分けることができるので、普通預金をうっかり使ってしまうことを防げます。
楽天銀行「マネーブリッジ」
※2022年4月1日:更新
マネーブリッジの優遇金利が改定されました。2022年4月1日以降は、預金額のうち300万円を超える部分については、優遇金利が下がります。預金額300万円以下の部分については従来どおり変更ありません。
マネーブリッジの特別金利がお得
■メリット
- 楽天証券の口座を作ると高金利の優待あり
- 利用できるATMが多い
■デメリット
- ライトユーザーだと手数料が高くなる
楽天銀行は、定期預金の利率はそこまで高くありません。
メガバンクなどに比べると高金利ですが、定期預金に力を入れているオリックス銀行などと比べると低めです。
しかし楽天銀行にもイオン銀行と同様に、普通預金が高金利で利用できるマネーブリッジという制度があります。
マネーブリッジを利用すると、定期預金を上回る金利で普通預金が利用できます。
楽天銀行は提携ATMが多いので、全国のコンビニや都市銀行など、約10万台のATMで利用できる点も便利です。
マネーブリッジを利用する条件は、楽天証券の口座を開設する(無料)ことです。
楽天証券と楽天銀行の連携によって、特別優遇金利を受けられるという仕組みです。
「証券なんて使わないし…」という人も、口座開設だけでなく維持費も無料なので、口座を作っておくだけで使わなくてもOKです。
マネーブリッジ自体には大きなデメリットやリスクはありません(→マネーブリッジのメリット・デメリットについて)。
一方、楽天銀行のデメリットとしては、手数料がやや高い点です。
たとえば提携ATMから入金する場合、3万円以上だとATM手数料は無料ですが、3万円未満だと手数料が発生します。
ATM手数料を無料にするためには、ハッピープログラムという優遇プログラムにエントリーし、残高を増やす必要があります。
残高の額に応じて手数料の無料回数が変わり(例:貯金が10万円以上でATM手数料が月1回無料)、最大で月7回まで無料になります。
ライトユーザーは手数料がかさんでしまいますが、まとまった額の貯金に使う場合は手数料を無料にしやすいです。
金利を簡単シミュレーションしてみる
下記フォーマットで、金利のシミュレーションができます。
どれくらいのお金が貯まるか、計算する際の参考にしていただければと思います。
下記のように入力し、「計算する」ボタンを押してください。
- 元金
- 貯金する額(例:100万円)
- 金利
- 銀行の金利(例:0.1%)
- 運用期間
- 貯金する期間(例:5年)
元金
金利(年)%
運用期間
計算結果一覧
ボーナスをすべて貯金しなくてもOK
ボーナスの使い道に貯金を選ぶ人のなかには、大きなお買い物やローン返済などが目標の人もいるかと思います。
マイホームや車などを買うとなると、確かにボーナスなどの貯蓄でうまくやりくりしたいと思います。
ボーナス全額を貯金しても、生活などに支障がないのであれば問題ありません。
しかし、もともと貯蓄が苦手な人はボーナスの一部は自分のご褒美に使うことをおすすめします。
ボーナスのうち一部だけでも、好きなものを買ったり旅行に行ったりすることで貯金へのモチベーションが上がる場合もあります。
貯蓄は長期戦です。モチベーションを維持することも大切です。
もし日常的にも貯金をしていきたい場合は、自動貯金アプリを使ってみるのも手です。
たとえば、finbee(フィンビー)という無料貯金アプリでは、「毎週金曜に1,000円貯金する」などのルールを自分で設定し、自動的に貯金をしてくれます。
ボーナスでのまとまった貯金と、日常的な貯金を行うことで、より着実にお金を貯めることができます。
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