au PAY プリペイドカードとは?クレジットカード代わりになり、Pontaポイントも貯まる
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au PAY プリペイドカードは、事前チャージをして使うプリペイド式の電子マネーカードです。SuicaやWAONなどとほぼ同じ使い方です。
クレジットカード代わりに使えるカードとして、auユーザーに人気です。au契約者の2人に1人がau PAY プリペイドカードを持っています。
しかし、スマホ決済「au PAY」や「au PAY カード」との違いがわかりにくい、au以外のキャリアユーザーも作れるのか、など疑問の声も見かけます。
au PAY プリペイドカードの使い方やチャージ方法を解説し、どんな人におすすめのカードかをまとめました。
au PAY カードとは別物
au PAY プリペイドカードと似たカードに、「au PAY カード」というものもあります。この2つは、まったくの別物です。
- au PAY プリペイドカード:プリペイドカード(事前チャージ式)
- au PAY カード:クレジットカード(後払い)
au PAY カードは、以前まではau回線に契約している人しか発行できないクレジットカードでした。現在は、誰でも申し込めるようになっています。
au PAY 残高のオートチャージができ、ポイント二重取りも可能なカードなので、クレジットカードに抵抗がない人は発行する価値があります(くわしくは後述)。
au PAY プリペイドカードとは
au PAY プリペイドカードは、他社プリペイドカードにはない機能や特徴が多いカードです。
auユーザー以外にも、Pontaポイントを貯めている人や、クレジットカードが苦手だけれどキャッシュレス決済したい人におすすめです。ポイント還元率の高いスマホ決済「au PAY」との併用にも向いています。
スマホ決済au PAYと残高が連動
au PAY プリペイドカードの残高は、スマホ決済「au PAY」と連動しています。
スマホ決済au PAYと、au PAY プリペイドカードで共有する残高は「au PAY残高」といいます。チャージしたお金は、au PAY プリペイドカードでも、au PAYのコード決済でも使えます。
au PAY アプリでも、au PAY残高とプリペイドカードとしての電子マネー残高が、まとめて表示されています。
▼au PAY アプリ「お金の管理」ページ
au PAY で支払えるお店ではau PAY、カード決済のみのお店ではau PAY プリペイドカード、のように使い分けられます。
auユーザー以外も年会費無料で持てる
au PAY プリペイドカードは、auに契約していない人も年会費無料で持てます。クレジットカードのような審査も不要です。
カード発行のためには「au ID」が必要です。auユーザーなら全員持っているアカウントですが、auユーザー以外も無料で登録できます。
ただし、auユーザー以外は、auじぶん銀行というネット銀行で口座開設し、au IDと紐付ける必要があります。
auじぶん銀行は、ATM手数料や振込手数料をかんたんに無料にできることや、三菱UFJ銀行への振り込みが完全無料という点などで人気です。auユーザー以外の口座開設者も多いです。
au PAY プリペイドカードを申し込む条件
- auの携帯電話や光回線の契約者
- auじぶん銀行の口座と紐づけたau IDを持っている人(auユーザー以外もOK)
世界中に使えるお店がある
スマホ決済のau PAYは、日本国内の加盟店でしか使えません。対してau PAY プリペイドカードは、日本・海外のMastercard加盟店で使えます。
Mastercardは、世界トップクラスのシェアのクレジットカードブランドです。使えるお店はVISAと同じくらい多く、日本国内でクレジット決済できるお店ならほぼ使えます。
ネット通販でもクレジットカード代わりに利用できるため、利用シーンはかなり多いといえます。
ただし、公共料金や保険料、サブスクリプション系のインターネットサービスのなかには、au PAY プリペイドカードが使えないお店もあります。
→au PAY プリペイドカードが使えないお店一覧はこちら(公式サイト)
チャージ金額の上限は100万円
au PAY プリペイドカードのチャージ上限は、100万円です。プリペイドカードのなかでは、かなり大きな買い物にも対応できます。
一般的に、プリペイドカードのチャージ限度額は少なめです。プリペイド式電子マネーの代表Suica(スイカ)は、チャージ上限金額が2万円です。2万円以上の買い物には使えません。
ただし、現金チャージの上限は1日あたり最大50万円までです。
Pontaポイントが貯まる
au PAY プリペイドカードは、利用代金に応じてPontaポイントが還元されます。以前はau WALLETという独自のポイントが還元されていましたが、2020年5月21日からはPontaポイントに統一されました。
通常還元率は0.5%(200円ごとに1ポイント)です。さらに、より多くのポイントがもらえる優遇もあります。
- 通常:0.5%
- コンビニやスーパー、百貨店、ネットショッピングなど、一般的な買い物
- ポイントアップ店:1.0~1.5%
- セブンイレブンやJoshinなど、一部のポイントアップ店ではポイント還元率の優遇あり
- au携帯電話料金:1,000円ごとにポイント還元
- 還元されるポイントは契約プランなどによって異なる
特にポイントアップ店では、積極的にau PAYで支払いたいところです。たとえばセブンイレブンなら、つねにポイント還元率1.0%で買い物できます。
Pontaカードを持っている人は、Ponta提携店舗での利用もおすすめです。Pontaカードを提示してからau PAY プリペイドカードで支払えば、ポイントを二重取りできます。
たとえばローソンでは、Pontaカードを提示すると、時間帯によってPontaポイントが1.0%還元(100円につき1ポイント)されます。au PAYの通常還元率0.5%とのポイント二重取りで、1.5%還元で買い物できます。
すでにPontaポイントカードを持っている人は、au PAY アプリでの連携設定がおすすめです。au PAYのアプリから、デジタルPontaカードを提示できるようになります。
プラスチックカードを持っていない人は、Pontaアプリをインストールすれば、スマホでポイントを貯められるようになります。アプリからポイントが貯まるバーコードを提示すると、Ponta提携店舗でポイントが貯まります。
LINE PayやLINEアプリの「マイカード」からも、Pontaのデジタルポイントカードを発行できます。私はスマホ内のアプリを増やしたくないので、LINEからPontaポイントを貯めています。
▼LINEマイカード Pontaポイント
Apple Payに登録可
au PAY プリペイドカードは、プリペイドカードのなかでは珍しいApple Pay対応カードです。
QUICPay+で支払えるお店なら、スマホをかざすだけで支払いが完了します。
Apple Payの対応カードはクレジットカードが中心で、デビットカードにほとんど対応していません。
クレジットカードを作りたくない人でも、au PAY プリペイドカードならApple Payを活用できます。
少しややこしいチャージ方法
au PAY プリペイドカードを使うためには、au PAY 残高へチャージする必要があります。
au PAY 残高のチャージ方法は、クレジットカード、銀行口座、現金など非常に豊富です。ややわかりにくいチャージ方法もあるので、自分が使いたいチャージ方法について事前に知っておくと安心です。
au PAY カード【ポイント二重取り可能】
クレジットカードの「au PAY カード」は、au PAY 残高へのチャージに使えます。オートチャージ設定も可能です。
au PAY カードからau PAY 残高にチャージすると、ポイント二重取りが可能です。ポイント還元率重視でポイ活したい人に向いているチャージ方法です。
■au PAY カードとau PAY 残高のポイント二重取りの仕組み
au PAY カードからau PAY 残高へチャージすると、以下のポイントが両方貯まります。
- au PAY カードからのチャージ:1.0%
- au PAYやプリペイドカードの利用:0.5%
合計:1.5%還元
Ponta提携店舗では、Pontaカードの提示でもポイントを貯められるので、実質ポイント還元率は2.0%を超えます。
ポイント二重取り・三重取りができないキャッシュレス決済が増えてきているなか、ここまでポイントを稼げるのは珍しいです。
その他クレジットカード
他社クレジットカードでも、au PAY 残高にチャージ可能です。
利用できるクレジットカードは、Mastercard・アメリカン・エキスプレス・カードが中心で、VISAやJCBは一部のカードに限られます。
- Mastercard・アメリカン・エキスプレス・カード
- どのクレジットカードもOK
- VISA
- セゾンカード・UCカード・MUFGカード・DCカード・NICOSカード・TS CUBIC CARD・エポスカードのみ
- JCBカード
- セゾンカード・TS CUBIC CARDのみ
au PAY カード以外のクレジットカードでは、オートチャージは利用できません。
au PAY カードを持っていないけれどオートチャージを利用したい人は、auじぶん銀行がおすすめです。
auじぶん銀行
auじぶん銀行は、au PAY 残高へチャージできる唯一の銀行口座です。
チャージ方法は、都度チャージとオートチャージが選べます。クレジットカードと違い、口座残高の範囲内でのオートチャージなので、お金の使いすぎを防げます。
口座残高までしか使えないという点では、デビットカードにも似た使い方ができます。
auじぶん銀行でau PAYのオートチャージを利用すると、auじぶん銀行の手数料優遇も受けられます。
3ヶ月に1回以上、auじぶん銀行からau PAY 残高へのオートチャージを行っていると、ATM手数料が月3回無料になります。
以下の提携ATMなら、どれでも月3回無料で使えるようになり、手数料の節約になります。
auじぶん銀行は実店舗や自社ATMがないため、ATMの提携に力を入れています。セブンイレブン・ローソン・ファミリーマートすべてのATMが無料で使えるのは、大きなメリットです。
Pontaポイントチャージ
買い物などで貯めたPontaポイントは、au PAY 残高へ100ポイント(100円相当)からチャージできます。
使いみちがないPontaポイントも、au PAY プリペイドカードならMastercard加盟店での買い物で自由に使い切れます。
auかんたん決済
auの携帯電話やタブレットを利用している人は、キャリア決済「auかんたん決済」でのチャージも利用できます。チャージ金額は通信費とあわせての請求となります。
ただし、au PAY 残高チャージぶんの請求金額は、au利用代金のポイント還元(1,000円ごとにポイントプレゼント)の対象外です。auの携帯電話利用でポイントが貯まるのは、基本料金や通信費のみです。
現金チャージ
現金でau PAY 残高へチャージしたい場合は、セブン銀行ATMかローソン銀行ATMで行います。
セブン銀行ATMからのチャージは、au PAY プリペイドカードかau PAY アプリで行います。au PAY プリペイドカードを忘れても、アプリからチャージでき便利です。
au PAY アプリでチャージする場合は、セブン銀行ATMの「スマートフォンでの取引」をタップして手続きします。
▼セブン銀行ATM「スマートフォンでの取引」
au PAY プリペイドカードを持っているときは、カードをATMに挿入すればOKです。キャッシュカードでお金を預けるのと同じ感覚でチャージできます。
ローソンのレジでチャージする場合は、au PAY プリペイドカードが必要です。カード読取端末にau PAY プリペイドカードをスライドさせてから、現金を支払う必要があるからです。
au PAY 残高はauじぶん銀行へ出金できる
auじぶん銀行の口座があれば、au PAY 残高へ一度チャージしたお金の払い出しも可能です。どうしても現金が必要なときに便利です。
ただし、出金手数料がかかるので、なるべくスマホ決済やプリペイドカード決済で使い切ることをおすすめします。
■au PAY 残高からauじぶん銀行への出金手数料(税込)
- 2万円未満:220円
- 2万円以上:払出額の1.1%
ただし、クレジットカードとauかんたん決済でチャージしたau PAY 残高は、銀行口座へ出金できません。買い物で使い切る必要があります。
いざというときに現金に戻せるようにしておきたい場合は、auじぶん銀行やPontaポイント、現金でのチャージがおすすめです。
au PAY プリペイドカードは必要か?
「au PAY 残高は、スマホ決済au PAY・au PAY プリペイドカードどちらにも使える」と知ると、「プリペイドカードは必要なの?」と感じる人もいるかもしれません。
私は、クレジットカードを持ちたくない人は、au PAY プリペイドカードを使う価値があると思います。
最大の理由は、au PAY プリペイドカードがMastercard加盟店で広く使えることです。au PAYも加盟店を拡大していますが、全世界で使えるMastercardにはかないません。
スマホ決済は使えないけれど、クレジットカード決済なら使えるお店もまだまだ多いです。
国内でクレジットカードが使えるお店のほとんどは、VISAとMastercardに対応しています。
auユーザー以外がau PAY プリペイドカードを作るには、auじぶん銀行の口座が必要です。わざわざ口座開設するのは面倒かもしれませんが、auじぶん銀行はクレジットカード嫌いの人にもおすすめできるネット銀行です。
auじぶん銀行は、ATM手数料を最大で月11回無料にできます。au PAY 残高へのオートチャージを使うだけでも、かんたんに月3回無料にできます。取り引きが増えれば、他行宛振込手数料も無料にできます。
KDDIと三菱UFJ銀行が共同設立したネット銀行、という点でも、安心して利用できると思います。
auじぶん銀行の使い方はこちら:
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