Visaデビットカードの引き落とし先口座を変更することはできますか?
※記事内に広告を含む場合があります
当サイトは更新を終了しました。
長きにわたり当サイトを愛読、応援くださった方々には誠に感謝しております。
※この記事の内容は執筆時点のものです。サービス内容・料金など、現時点の最新情報とは異なる場合がございます。何卒ご理解のほどよろしくお願いいたします。
クレジットカードと同じように、Visaデビットカードも引き落とし先口座を変更したいときがあると思います。
しかし、デビットカードは銀行が発行する、銀行口座との結びつきが強いカードです。
デビットカードの引き落とし口座を変更できるか、くわしく解説します。
目次
結論からいうとできません
残念ながら、デビットカードでは引落口座の変更はできません。これは、どこの銀行でも共通です。
なぜなら、デビットカードは銀行が発行するカードだからです。
- クレジットカード
- カード会社が発行するので、引き落とし口座を自由に変更できる。
例:楽天カードの請求は、必ずしも楽天銀行にする必要はない。 - デビットカード
- 銀行が発行するので、発行元の銀行口座でしか引き落としできない。
例:楽天銀行デビットカードの請求は、楽天銀行の口座にする必要がある。
引き落とし口座が制限されるのは、デビットカードのデメリットのひとつです。
デビットカードを作るときは、どの銀行で発行するかしっかりと検討をおすすめします。
デビットカードの引き落とし口座にしない方がよい銀行
自分が使いづらい銀行口座で、デビットカードを作ってしまうと、引き落とし口座を変更できずに困ることになります。
下記2つの条件にあてはまるデビットカードは、なるべく避けるのをおすすめします。
■おすすめできないデビットカード
- ふだんあまり使わない銀行系列
- 年会費が有料
まず、日常的に使わない、もしくは使いづらい銀行のデビットカードはおすすめできません。
たとえば、三菱UFJ銀行で年会費無料のデビットカードを作っても、自宅や通勤ルートに店舗やATMが少なければ不便です。
デビットカードは、銀行口座の残高分しか支払いができません。使う分のお金を口座に入れておく必要があります。
「デビットカードの口座残高が減ったから入金しよう」と思ったら、ATMにすぐ立ち寄れる方が便利です。
極端な例でいうと、北海道に住む人が沖縄銀行のデビットカードを作っても、近くに店舗がないと使いづらいです。
他行から振込みで入金する方法もありますが、振込手数料がかかる場合があり損をします。
いつも使う銀行のデビットカードを作るとしても、年会費がかかるかどうかは要確認です。
給与振込みなどに使うメインバンクのデビットカードは、使い勝手がよいですが、年会費が有料だと損です。
特に、メガバンクのデビットカードは、年会費有料のものが多いので注意です。
年会費が無料、かつ銀行としても使い勝手がよいという点では、ネット銀行の発行するデビットカードがおすすめです。
年会費無料で便利なデビットカードカードとは
今はほとんどのネット銀行が、デビットカードを無料で発行しています。
ネット銀行は実店舗がありません。全国どこに住んでいても、等しく高い利便性を提供しています。
主要なコンビニATMと提携しているので、コンビニで手軽に入金できます。
ネット銀行で年会費無料のデビットカードを持っていれば、どこでも手軽にデビットカードが使えます。
そのなかでも、年会費無料で使い勝手がよいデビットカードを発行する銀行をピックアップしてみました。
GMOあおぞらネット銀行Visaデビットカード
ネット銀行のなかでも比較的新しい、GMOあおぞらネット銀行のデビットカードは、スペックが高いと評判です。
GMOあおぞらネット銀行は、デビットカードのなかでも珍しい年会費無料のVisaデビットです。
Visaブランドのデビットカードは、年会費が有料のものが多いなか、完全無料でVisaデビット機能を提供しています。
Visaは、国際カードブランドのなかでシェアNo.1です。日本国内だけでなく、世界中でも広く使えます。
また、支払代金の0.6~1.5%(2021年10月1日以降1.2%)がキャッシュバックになり、現金で払うよりお得です。(※税金や公共料金、旅行の支払い等、一部キャッシュバック率が通常よりも下がる利用先があります)
セブン銀行とイオン銀行のコンビニATMが使え、全国どこでもATM入金ができます。
なかでも、セブン銀行はコンビニATM設置台数No.1なので、地方でもATMが多く便利です。
GMOあおぞらネット銀行で口座を開設すると、15歳以上ならVisaデビット機能が標準付帯されます。
楽天銀行デビットカード
楽天銀行は、Visa・Mastercard・JCBのデビットカードを発行しています。
当初は、JCBデビットは年会費無料、Visaデビットは年会費が有料でした。現在は、Visaから年会費無料のカード「ベーシックカード」が登場し、年会費無料のMastercardも扱い始めています。
いずれも通常ポイント還元率1%で、クレジットカード並の還元率です。
貯まった楽天ポイントを、デビット利用代金の支払いに使うこともできます。楽天市場などをよく使う人にとっては、新しいポイントの使い道になります。
国際ブランドにこだわりがないなら、使えるお店が多いVisaがおすすめです。
イオン銀行キャッシュ+デビット
イオン銀行でも、年会費無料のJCBデビットカードを発行しています。
口座開設時に「デビット機能つき」を選べば、JCBデビット機能がついた「イオン銀行キャッシュ+デビット」というキャッシュカードを発行してもらえます。
イオン銀行は、ネット銀行ですが全国のイオンモール店舗内に窓口があります。いざというときに、対面で相談できる安心感があります。
さらに、イオン銀行のJCBデビットで支払えば電子マネーWAONがポイントバックされます。
オートチャージ機能を使えば実質ポイント還元率が1%まで上がり、高還元率のデビットカードです。
イオン銀行キャッシュ+デビットはWAONでの支払いもでき、貯まったWAONでの支払いもかんたんです。
ふだんからイオングループでお買い物する人は、イオン銀行のデビットカードがおすすめです。
ネット銀行の口座は1つ持っておくと便利
デビットカードが無料で使いやすいという点以外にも、ネット銀行にはメリットが多いです。
たとえば、一部のネット銀行は「自動入金サービス」を提供し、毎月一定金額をメインバンクからネット銀行に自動的に移動できます。
他行から振込すると「振込手数料」がかかるのが普通です。自動入金サービスは手数料無料で使えます。
毎月のデビットカード利用額を、自動入金サービスで設定しておけば、「メインバンクからネット銀行に資金移動 → デビットカード利用額引き落とし」という流れが作れます。
給与振込口座やメインバンクがネット銀行でない方でも、手間をかけずにデビットカードを使えるのでおすすめです。
自動入金サービスが使えるネット銀行は、次の記事でまとめています。
あわせて読みたい:
手数料無料の定額自動入金サービスが使える銀行リスト!住宅ローン借り換えにも