【NZドル】高金利で話題のニュージーランドへの外貨預金について徹底調査
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豪ドルと並んで高金利な主要通貨であるNZドル。
高金利な通貨なので、証券会社などではニュージーランド建て債券もよく販売されています。
現在のニュージーランドは、オーストラリアよりも政策金利が高いので、外貨預金の主要5通貨(米ドル、ユーロ、ポンド、豪ドル、NZドル)のなかではもっとも高金利です。
目次
ニュージーランドについて
ニュージーランドの人口は500万人程度、土地の広さは日本の約4分の3で、日本より小さな国です。
外貨については、近隣国の豪ドルと似た動きをすることが多いNZドルですが、実は経済情勢はまったく違います。
ニュージーランドといえば酪農
ニュージーランドの産業は、酪農などの第一次産業がメインです。
ニュージーランドといえば、広大な牧場や羊、牛などを想像する人もいるかと思います。
実際にニュージーランドの農産物は競争力が高く、海外にも積極的に輸出しています。
ニュージーランドからの輸出製品は、うち3割以上が農産物となっています。
また、ニュージーランドはその景観の美しさから観光立国としても有名で、旅行者の観光による収益も、貴重な収入源です。
それに対し、近隣国のオーストラリアは資源大国です。
なぜ高金利なの?
ニュージーランドが高金利である理由は、経常赤字が続いているからです。
前述したように、ニュージーランドは酪農や農産物によって生み出された製品を輸出して外貨を稼いでいます。
しかし、それでも輸出より輸入の量が多いため、常にお金が海外に流出してしまう状態が続いています。
よって外貨を獲得するためには、「海外からニュージーランドに投資したい」と思ってもらう必要があります。
そういった背景から行われる経済政策によって、NZドルは高金利となっています。
低金利が続く日本と比較するとNZドルは圧倒的な高金利ですから、多くの人がニュージーランドに外貨預金したいと思うのは当然です。
金利の高さによって、ニュージーランドは外貨を呼び込んでいると言えます。
オーストラリアの影響を受けやすい?
オーストラリアとニュージーランドでは経済情勢は大きく異なります。
しかし、ニュージーランドの輸出入の約1割超を占める貴重な取引先が、オーストラリアなのです。
仮にオーストラリアの景気が悪化して輸入量を減らしてしまうと、ニュージーランドは貴重な取引先から利益がもらえなくなってしまいます。
その結果、オーストラリアの景気悪化がニュージーランドにも影響する可能性があるのです。
この理由により、外国為替相場では豪ドルとNZドルの動きは連動しやすいと言われています。
長期的な利上げが期待できる?
ニュージーランド準備銀行(RBNZ)の発言によると、将来的にニュージーランドの政策金利は約2%程度に引き上げられる可能性があると言われています。
長期的な金利の上昇が期待できることで、今後NZドルへの外貨預金の人気はさらに高まるかもしれません。
オーストラリアドル(豪ドル)と合わせて分散投資しておけば、リスクを軽減できます。
最新のニュージーランド経済状況をチェックするなら、野村證券のマーケットアウトルックがおすすめです。
手数料が安いネット銀行
実際に外貨預金をする際は、金利だけでなく為替手数料が少ない銀行を選ぶとよりお得に運用ができます。
外貨預金の手数料は、メガバンクや地銀よりネット銀行の方が安いです。
そしてネット銀行のなかで手数料を比較すると、2018年7月からサービスを開始したGMOあおぞらネット銀行が、もっともニュージーランドドルの為替手数料が安いです。
■銀行の外貨預金 NZドル為替手数料比較(片道)
ソニー銀行 | 45銭 |
auじぶん銀行 | 40銭 |
楽天銀行 | 45銭 |
住信SBIネット銀行 | 24銭以下 |
SBI新生銀行 | 40銭 |
PayPay銀行 | 30銭 |
GMOあおぞらネット銀行 | 15銭 |
三井住友銀行 | 255銭 |
その次に為替手数料が安いのは、住信SBIネット銀行です。
住信SBIネット銀行はGMOあおぞらネット銀行よりNZドルの金利が高い場合も多いので、この2行で比較すればお得に外貨預金ができます。
いろいろな通貨に外貨預金してみよう
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