海外通販をクレジットカードなしで利用する安全度100%の方法 PayPal以外にもこんなにあります
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海外通販サイトでもっとも一般的な支払方法は、クレジットカードです。しかし、「クレジットカード番号が漏れるのが怖い」「悪用されたらどうしよう」など、不安に感じる人もいると思います。
海外ネットショッピングでも安全に支払える、代表的な支払方法はPayPalです。ほかにも、デビットカードやプリペイドカードなど、さまざまな選択肢があります。
プラスチックカードを発行したくない人はバーチャルカード、カード情報が盗まれないか心配な人はワンタイムデビットでカード番号を捨てる方法もおすすめです。
銀行口座からの海外送金というやり方もありますが、手数料が高くおすすめできません。たとえば、楽天銀行の海外送金手数料は750円もかかります。
目次
オーソドックスな方法は3つ
クレジットカードなしで海外通販を利用する基本的なやり方は、3つあります。
■海外通販で使える、クレジットカード以外の支払方法
- PayPal
- デビットカード
- プリペイドカード
いずれも手数料なしで利用できる支払方法で、セキュリティや補償も整っています。
PayPal(ペイパル)
- 通販サイトには支払情報が伝わらない
- クレジットカード・デビットカード・銀行口座のいずれかを登録して支払う
- オンライン決済の「買い手保護制度」あり
海外通販サイトの多くは、「PayPal支払い」に対応しています。クレジットカード・デビットカード・銀行口座から支払いたい人は、PayPal経由での決済をおすすめします。
PayPalとは、売り手と買い手のあいだの支払いを仲介するサービスです。買い手のカード番号や口座番号はPayPalが保護し、ネットショップ側へ情報を渡さずに決済が完了します。
PayPalは、オンライン決済としては老舗のサービスです。セキュリティ対策のノウハウを15年以上積み重ねた安心感から、世界中で多くの人が利用しています。
PayPalを使う際は、事前に無料のアカウント登録を行います。PayPal支払いに使うカードや銀行口座を登録すれば、いつでもネットショッピングに使えます。
たとえば、PayPalに銀行口座を登録し、通販サイトの支払方法で「PayPal」を選んで決済すると、利用代金が口座残高から引き落とされます。
PayPalの日本語サイトから会員登録すれば、PayPal決済も日本語で利用できる点も便利です。海外の有料サービスで継続課金しても、キャンセル手続きなどを日本語で行えます。
また、PayPalで海外通販を利用したあと、商品が届かないなどのトラブルが起きても「買い手保護制度」で返金補償を受けられます。
デビットカード
- 銀行口座の残高までしか決済できない
- 決済直後にメールが届くため、不正利用に気づきやすい
- 不正利用補償あり
不正利用が不安な人は、銀行が発行するデビットカードもおすすめです。使い方はクレジットカードと同じですが、万が一の際に被害額が大きくなることを防げます。
翌月後払いのクレジットカードと違い、デビットカードは決済時点で口座残高から即時引き落としとなります。万が一不正利用に遭っても、口座残高以上の被害は受けません。
デビットカード用の銀行口座を開設し、少額のみ預け入れるようにすれば、ネット犯罪で大金を使い込まれる心配がありません。
また、デビットカードは決済直後にメール通知が届きます。支払った覚えがないのに決済通知メールが届いた場合は、不正利用被害に遭った可能性があると、すぐに気づけます。
デビットカードで被害を受けた際、一定期間以内に申し出れば不正利用補償を受けられます。こちらに過失がないなど、一定の条件を満たせば被害額が全額保障となる可能性もあります。
プリペイドカード
- あらかじめチャージした残高の範囲内でしか支払えない
- 補償がないカードもある
VISAやMastercardなど、クレジットカードの国際ブランドが発行するプリペイドカードは、海外ネット通販でも利用できます。
国債カードブランドのプリペイドカードは、クレジットカードと同じく16桁のカード番号が印字されています。ネットショッピングの支払方法で「クレジットカード」を選び、カード番号を入力すれば決済できます。
事前にチャージしてある残高の範囲内でしか使えないため、不正利用被害を抑えられます。通販するたびに残高をチャージして使い切る、という使い方をする人もいます。
プリペイドカードとして知名度が高いのは、au PAY プリペイドカードやdカード プリペイドなどです。
ただし、プリペイドカードは不正利用補償の対象外としているカード会社もあります。海外通販が不安な人は、あらかじめ確認しておくことをおすすめします。
「au PAY」「au PAY プリペイドカード」「auかんたん決済」をご利用のお客さまが不正利用による被害にあわれた際、従来は個別対応で補償を実施しておりましたが、2019年11月5日からはお客さまの被害について被害額を原則全額補償いたします。
au公式サイト「不正利用による被害を補償する制度導入について」より引用
紛失・盗難・事故・不正使用は補償の対象外となります。
オリコカード公式サイト「プリペイドカードの紛失・盗難・事故・不正使用は補償の対象ですか?」より引用
カード発行なしですぐ使える支払方法も
デビットカードやプリペイドカードは、プラスチックのカードを発行して使うのが基本です。しかし、今はカードを発行せずにネットショッピングを利用できる支払方法もあります。
金融機関によっては、即時発行できるバーチャルデビットカードやバーチャルプリペイドカードを扱っています。申し込むとすぐにカード番号が発行されるため、カード到着を待たずにすみます。
バーチャルカードを利用できるのは、原則オンライン決済のみです。ネットショッピング用にバーチャルカードを作っておき、何かあってもすぐ解約できるようにしておくのも手です。
カードを落としたり盗まれたりする心配がないのも、バーチャルカードの安心です。
カード番号を確認するアプリや、スマホ自体に生体認証などのロックをかけておけば、スマホを落としても勝手に使われることがありません。
主要な金融機関が発行するバーチャルカードは、5種あります。
auじぶん銀行スマホデビット
ネット銀行「auじぶん銀行」では、スマホデビットというバーチャルデビットカードを、最短30秒で発行できます。auじぶん銀行のスマホアプリから申し込むとスムーズです。
▼auじぶん銀行スマホデビット画面
海外通販でスマホデビットを利用する際は、支払方法に「クレジットカード」を選び、上記に表示されるカード番号などを入力するだけでOKです。JCBカードが使えるサイトなら、どの国のサイトでも原則利用できます。
スマホデビットで決済すると、auじぶん銀行の普通預金残高から利用代金が引き落とされます。一般的なデビットカードと同じ仕組みです。
Androidスマートフォンなら、QUICPay+に登録することで実店舗での支払いにも使えます。
→auじぶん銀行のくわしい情報はこちら:
auじぶん銀行なら振込手数料が最大15回無料!究極に使い倒す7つの方法
みずほSmart Debit
みずほ銀行の口座を持っている人は、「みずほWallet」アプリからみずほ Smart Debitというバーチャルデビットカードを発行できます。
みずほWalletアプリでは、みずほSmart DebitとMIZUHO Suicaという2種類のバーチャルカードを発行できます。ネット通販に使えるのは、みずほSmart Debitです。
みずほSmart Debitでオンライン決済をする際は、JCBカード決済かApple Pay決済を使います。海外通販サイトでは、JCBカード決済を使うケースが多いと思います。
みずほSmart DebitのJCBカード決済の使い方は、JCBクレジットカードと同じです。決済を実行すると、みずほ銀行の口座残高から代金が引き落とされます。
→みずほWalletの2種類の支払方法を使い分ける方法はこちら
Kyash
Kyashとは、クレジットカードやATMなどでチャージして使えるVisaプリペイドカードです。プラスチックカードとバーチャルカードをどちらも発行できます。
バーチャルカードは、Kyashのスマホアプリをインストールすれば、すぐに発行できます。
▼Kyash Card Virtual アプリ画面
Kyashアプリでは、カードの一時ロックがワンタップで可能です。ネット通販をするときのみロックを解除し、ふだんはカードを使えないようロックしておけば、不正利用被害に遭うリスクを限りなく抑えられます。
Kyashにクレジットカードを登録しても、海外通販利用時にクレジットカード情報は渡りません。それでも不安な人は、コンビニやATMで都度チャージしてもOKです。
もしくは、Kyashにデビットカードを登録するのもおすすめです。わざわざATMに行かずにチャージでき、口座残高以上は使えません。
バンドルカード
バンドルカードとは、無料会員登録するとすぐにバーチャルプリペイドカードを発行できるアプリです。
アプリをインストールし、メールアドレスなどを入力して会員登録すると、数秒でVisaプリペイドカードの番号が発行されます。
▼バンドルカード
バンドルカードは、バーチャルプリペイドカードのなかでもチャージ方法が豊富です。クレジットカード以外には、コンビニやATM、docomoのキャリア決済などでチャージできます。
独自のチャージ方法「ポチッとチャージ」を使うと、事前チャージではなく後払いの決済も可能です。ポチッとチャージを利用した翌月末までに、チャージ金額をコンビニやATMで支払う仕組みです。
買い物の時点でチャージ残高がなくても決済できるメリットがありますが、手数料は510~1,830円と高めです。なるべく前払いのプリペイドカードとして使うことをおすすめします。
バンドルカードはリアルカードも発行できます。リアルカードも持っておくと、街での買い物にも使えます。
Vプリカ
VプリカというバーチャルVisaプリペイドカードは、iTunes CardやGoogle Play ギフトカードと似た感覚で現金チャージできます。
たとえばローソンでVプリカをチャージする場合は、Loppiを操作します。購入したい金額を選んでレジで支払うと、Vプリカ発行コードを受け取れます。そのコードをVプリカのマイページから入力すればチャージ完了です。
Vプリカは、クレジットカードや銀行口座を紐づけずに、バーチャルプリペイドカードで支払いたい人におすすめです。安全性や匿名性を重視したい人にも向いています。
クレジットカードや銀行口座を登録すれば、ネットからVプリカを購入できるようになります。
通販サイトでVプリカ決済する際は、Vプリカのカード番号しか入力しないので、購入用カードや銀行口座の番号はサイトへ知られません。
カード番号を使い捨てられる「ワンタイム」バーチャルカード
デビットカードやプリペイドカードは、一度発行したカード番号を使い続けるのが基本です。他人にカード番号を知られた際は、カード停止などの対処となります。
一方、カード番号を使い捨てて使えるワンタイムデビットやワンタイムプリペイドカードというものも存在します。一度発行したカード番号は、10日で消滅します。
万が一カード番号が外部に漏れても、10日後には使えなくなるので、ネット被害に遭うリスクを下げられます。
ワンタイムプリペイドカードはドコモ口座Visaプリペイドで利用できます。
PayPay銀行カードレスVisaデビット
国内初のネット銀行「PayPay銀行」は、カードレスVisaデビットというワンタイムデビットを発行できます。
1度に最大4つのカード番号を取得できるので、通販サイトごとに異なるカード番号を登録できます。カード番号を分けておくと、不正請求があった際にどこのサイトから漏れたのかがすぐわかります。
発行後5年が有効期限となります。期限の変更や停止、廃止はマイページからいつでも行なえます。
有効期限が過ぎるとカード番号は使用できなくなります。
有効期限の3ヶ月前、2ヶ月前、1ヶ月前と前日にメールでお知らせが来ます。
安全度が高い国内通販サイト(楽天市場など)、初めて利用する海外通販サイトなど、別々のカード番号を使い分けるのもおすすめです。
もちろん、ワンタイムデビットも通常のデビットカードと同様じく不正利用の補償がついています。
第三者不正使用保険は1口座あたり年間500万円と、非常に手厚い補償です。
PayPay銀行のワンタイムデビットは、ネットから口座開設すれば誰でも利用できます。
ドコモ口座Visaプリペイド
ドコモ口座では、カード番号が10日間で使い捨てとなるVisaプリペイドを発行できます。携帯キャリアがdocomo以外の人も、dアカウントを作成すれば利用できます。
Visaプリペイドで支払う際は、ドコモ口座に事前チャージが必要です。コンビニやATM、銀行口座からチャージできます。
ドコモ口座を「ネット専用のお財布」と考えると、イメージしやすいかもしれません。
お財布にお金を入れ(=事前チャージして)、その金額分までプリペイドカードで支払えるという仕組みです。
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