繰り上げ返済手数料0円の銀行住宅ローンまとめ
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住宅ローンは、大きな金額を借入れ・長期間の返済を行うのが普通です。よって「利息」だけでも非常に大きな金額になります。
だからこそ、少しでも低い金利の金融機関で住宅ローンを組むことが、返済負担の大きな軽減につながります。
一方で、資金に余裕ができたときは、積極的に「繰上返済」をおこなうことをおすすめします。
積極的に繰上返済を進めることで、返済総額はかなり減らせます。
繰上返済を積極的に行うためには、「繰上返済手数料0円」の銀行を選ぶことが大切です。
また、1万円などの少額から繰り上げ返済を受けてくれる銀行の選択がおすすめです。
この記事では、ネット銀行住宅ローンの「繰り上げ返済の条件」について取り上げます。
目次
繰上返済手数料無料の銀行住宅ローン
各銀行の一部・全部繰上返済手数料と、最低返済額の条件をまとめました。
多くの銀行が、繰り上げ返済は最低1万円からとしていますが、なかには1円から繰り上げ返済できる銀行も存在します。
少しでもお金に余裕ができたら、積極的な返済を行い、住宅ローンの利息負担を軽減するのがおすすめです。
イオン銀行
- 一部:0円
- 全部:55,000円
- 条件:1回あたり1万円から
全部繰り上げ返済をすると、多少の手数料がかかる。
住宅ローンの契約で、イオンでのお買い物が5年間、毎日5%OFFになる「イオンセレクトクラブ」に無料加入できるのが特徴。
低金利で人気があるのがイオン銀行住宅ローンです。イオン銀行の定期預金金利の優遇や、イオンでの買い物が毎日5%OFFになるなど、住宅ローン契約者限定の特典が充実しています。
また、事務手数料が安いことなどから、ネット銀行住宅ローンのなかでは1、2を争うほどの人気です。
全部繰上返済をする場合は55,000円がかかります。
保証料や団体信用生命保険料は0円(イオン銀行が負担)なので、大手金融機関の住宅ローンよりも借入条件やコスト面でのメリットは高くなると思います。
イオン銀行住宅ローンは、変動金利・10年固定金利に強みがあり、ネット銀行住宅ローンのなかでも競争力は高いです。
しかし、8大疾病保障がオプションとなっているため、より手厚い保障を希望する場合は、借入金利に+0.3%の上乗せが必要です。
住宅ローンの申込み条件が低めに設定されており、前年度の年収が100万円以上なら、審査してもらえる可能性が高いです。
審査条件などのくわしい情報は次の記事をご覧ください。
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低金利なイオン銀行住宅ローンが人気の理由!セレクトクラブで毎日5%OFF
ソニー銀行
- 一部:0円
- 全部:0円
- 条件:1回あたり1万円から
借り換えを検討している人に人気。新規かつ頭金10%以上を入れられる方は金利を優遇。
AI(人工知能)の導入により、最短60分で仮審査の結果を回答。
変動金利・10年固定を筆頭に、スペックの高い住宅ローンを提供するのがソニー銀行です。
借り換えの顧客が8割を超えるほど人気があり、顧客満足度は10年連続 No.1を達成しています。
また、事務手数料が安い点も魅力で、初期費用を抑えたい方にもメリットの高い住宅ローンです。
ソニー銀行は、一部・全部に限らず、繰上返済手数料は一切かかりません。全部繰上返済手数料を0円としている銀行は珍しいです。
1回あたりの利用は1万円からと平均的です。ソニー銀行のサイトから、1ヶ月に何度でも繰上返済できるので、「ちょっと浮いたらすぐ返済に回す」を繰り返すことで、利息負担減らしやすいと思います。
これが、年収が高めの30代・40代以上の方や、住宅ローンの借り換えを目的とした方にソニー銀行住宅ローンが支持されている理由でもあります。
一方で、ソニー銀行は「収入合算形式」の住宅ローンの取り扱いはないので、その場合「ペアローン(同一物件に対してお二人がそれぞれ契約を行う住宅ローンの形式)」を組むことや、「前年度の年収400万円以上」が申し込み条件となり、ハードルはやや高めです。
ソニー銀行住宅ローンは2018年から仮審査にAI(人工知能)を導入しており、仮審査の回答が最短60分でもらえます。
借りることができるかどうかの判断材料がすぐに得られるので、お急ぎで住宅ローン契約を検討している方にもおすすめです。
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ソニー銀行住宅ローンは借り換えに強い、AI(人工知能)で最短60分の仮審査回答
住信SBIネット銀行
- 一部:0円
- 全部:条件により0円
- 条件:1回あたり1円から
※ミスター住宅ローンREAL・住宅ローンWEB申込コースの繰り上げ返済条件。フラット35の返済条件は後述。
「全疾病保障」がついて低金利の住宅ローンが契約できる。たった1円から繰り上げ返済できるのも大きな特徴。
住信SBIネット銀行の繰上返済手数料は原則として0円です。一部繰上げ返済手数料は一切かかりません。
全部返済をする場合も無料となりますが、「固定金利特約期間中に全額返済した場合のみ」、33,000円の手数料がかかります。
たとえば、10年固定金利で住宅ローンを契約した場合、その間に全額返済をすると、手数料が発生するということです。
繰上返済は1回あたり1円から、何度でも手数料無料です。1円でも浮いたらすぐに返済に回せるので、住宅ローンのなかでももっとも繰上返済に向いた銀行の一つと言えます。
また、全疾病保障を無料で付帯してくれるなど、保障関係が充実しているのが、住信SBIネット銀行住宅ローンの特徴です。
多くの銀行では、3大疾病保障や8大疾病保障を追加するのにオプション料金(借入金利の上乗せ)が必要です。
しかし、住信SBIネット銀行の住宅ローンは、あらゆる保障に対応した「全疾病保障」が無料でついており、さらに低金利で住宅ローンの契約ができます。
「全疾病保障」とは、3大疾病(ガン・急性心筋梗塞・脳卒中)、5つの重度慢性疾患(高血圧症・糖尿病・慢性腎不全・肝硬変・慢性膵炎)に加え、ほかのあらゆる病気やケガ(※精神障害等を除く)に対応する保障です。
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SBI新生銀行
- 一部:0円
- 全部:0円
- 条件:1回あたり1円から
繰り上げ返済は1円から。保障サービスが充実。
住信SBIネット銀行と並んで、1円からの繰上返済を認めているのが、SBI新生銀行住宅ローンです。
ネット専業銀行ではありませんが、低金利で手厚い保障を採用しているため、SBI新生銀行の住宅ローンを選んでいる人も多いです。
SBI新生銀行住宅ローンは、一部・全部ともに繰上返済手数料は完全無料です。また、1回あたり1円から、何度でも行えるので、繰上返済手数料については文句なく最強の銀行と言えます。
また、スマート返済(自動繰上返済)という独自のサービスも展開しています。これは、普通預金の残高が設定金額を上回ると、その部分を自動的に繰上返済に回してくれるサービスです。
たとえば、スマート返済の設定金額を1万円にしておき、あとはSBI新生銀行の口座にどんどんお金を入れていくだけで、自動的に繰上返済を進めてくれます。
オプションサービス「安心パック」により、住宅ローン返済中のさまざまなトラブルに対応できます。
手厚い保障サービスを提供しているのも、SBI新生銀行住宅ローンの大きな特徴です。
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フラット35に力を入れているネット銀行
楽天銀行・ARUHI(アルヒ)・住信SBIネット銀行の3社は、自社の住宅ローンを扱う一方で、住宅金融支援機構が展開する「フラット35」の販売にも力を入れています。
フラット35の繰上返済条件は以下のとおりです(どの銀行でフラット35を契約しても、繰り上げ返済の条件は同じです)。
- 一部:0円
- 全部:0円
- 条件:1回あたり10万円から
以前は、1回あたり100万円からしか繰上返済ができなかったのですが、2014年7月の条件緩和によって、現在は10万円から1円単位で繰上返済できます。
これは、楽天銀行でもARUHIでも、ほかの金融機関でも、フラット35を契約している場合はすべて同じ条件となります。
楽天銀行
- 一部:0円
- 全部:0円
- 条件:1回あたり100万円から
※金利選択型の繰り上げ返済条件。フラット35の返済条件は上記で定めた通り。
楽天銀行を返済口座に指定すると、表記の借入金利よりもさらに0.3%の金利引き下げが受けられる。
ただし、繰り上げ返済の条件は厳しめ。(最低でも100万円から)
「業界最低金利のフラット35」として有名なのが楽天銀行です。フラット35をメインで販売する一方で、自社商品の「金利選択型」も展開しています。
金利選択型は、一部・全部ともに繰上返済手数料はかかりません。しかし、1回あたり100万円からの利用となるので、積極的な繰上返済は行いにくいと思います。
楽天銀行のフラット35を選んだ場合は、10万円からの繰上返済が可能です。
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楽天銀行 住宅ローン
ARUHI(アルヒ)
- 一部:0円
- 全部:50,000円(消費税別)
- 条件:1回あたり1万円から
※ARUHIスーパーフラットの繰り上げ返済条件。フラット35の返済条件は上記で定めた通り。
対面での相談ができる、フラット35に強い業者。審査スピードにも定評があり、最短即日の仮審査回答が可能。
フラット35シェアNo.1を誇るARUHI(※2010年度-2023年度統計、取り扱い全金融機関のうち借り換えを含む【フラット35】実行件数(2024年3月末現在、ARUHI調べ))。主力商品はやはりフラット35となりますが、自社商品となる「ARUHIスーパーフラット」の販売も行っています。
ARUHIスーパーフラットは、1回あたり1万円から繰上返済が可能です。手数料も一部返済は0円なので、比較的前向きに返済を進めやすいと思います。
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ARUHI(アルヒ)のフラット35は保証料・繰上返済手数料ゼロ!金利低すぎ
インターネットで手続き完了
ネット銀行は、窓口に出向かなくても原則として24時間いつでも、インターネットを通じて繰上返済ができるのが魅力です。
また、繰上返済手数料も0円のところが多く、銀行によっては1円から何度でも利用できるため、利息負担を減らせるメリットがあります。
低金利な金融機関で住宅ローンを組むのはもちろんですが、長期的な視点に立って、繰上返済の条件に目を向けてみるのも、住宅ローンを比較する上での大切なポイントだと思います。
次の記事は「頭金なしで住宅ローンは組めるのか!不安なので計算した結果」です。
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