メルカリ・ラクマ・PayPayフリマで複数出品する人向けの銀行口座3選

フリマ用銀行口座

利用者が多いフリマアプリで使える、おすすめの銀行口座を3つ選びました。

現在、利用者が多いフリマアプリは以下3つです。

■利用者が多いフリマアプリ

  • メルカリ
  • ラクマ(旧フリル)
  • PayPayフリマ

結論からいうと、すべてのフリマアプリにチャージできる銀行口座はありません。しかし、すべてのフリマアプリから出金できる銀行口座はあります。

せどりで副業する人など、複数のフリマアプリの銀行口座を統一したい人は、主要フリマアプリいずれからも払い戻せる口座をおすすめします。

※記事執筆時点(2019年12月4日)での情報を記載しています。

チャージ用口座と振込先口座は別

メルカリ・ラクマ・PayPayフリマで使える銀行口座には、2種類あります。

■主要フリマアプリで使う銀行口座

  1. 残高チャージ用口座【入金】
  2. 売上金の振込先口座【出金】

フリマアプリでの商品購入では、さまざまな支払い方法を選べます。銀行口座もそのうちの一つです。銀行口座から支払う場合は、あらかじめフリマアプリに残高チャージする必要があります。

銀行口座がない場合は、クレジットカードなどでも支払い可能です。

売上金を現金として払い戻す際は、銀行口座が必須です。振込申請メニューから払戻しを行う際、チャージ用口座とは別に振込先口座を指定できます。

銀行口座チャージのやり方の違い

ラクマとPayPayフリマのチャージ残高は、スマホ決済アプリの残高と連動するのが特徴です。残高チャージも、スマホ決済アプリで行います。

ラクマでは、楽天スーパーポイントや「楽天キャッシュ」の残高で直接支払えます。

▼ラクマ売上管理画面
ラクマ残高

楽天キャッシュとは、ラクマや楽天ペイなどで使える電子マネーです。楽天カードか楽天銀行の口座からチャージします。

→楽天キャッシュとは?詳しい解説はこちら

PayPayフリマのチャージ残高は、スマホ決済アプリ「PayPay」の残高と直結します。PayPay残高をチャージすれば、コンビニなどの実店舗だけでなく、PayPayフリマでも使えます。

PayPay残高へのチャージ方法は、銀行口座以外にも多くあります。ヤフーカードやセブン銀行ATM、ソフトバンク・ワイモバイルまとめて支払いでもチャージできます。

▼PayPayフリマ残高画面
PayPayフリマ残高

メルカリも、スマホ決済「メルペイ」と連動します。

メルペイを使う際は、楽天ペイのような別アプリは必要ありません。フリマアプリのメルカリに、メルペイ機能が実装しています。

▼メルカリアプリ 下段メニューのメルペイアイコン
メルペイアイコン

主要フリマアプリ 入金・出金に使える銀行口座の違い
メルカリ
入金:メルペイに登録済みの銀行口座
出金:別途指定の銀行口座
ラクマ
入金:楽天キャッシュに登録済みの登録口座
出金:別途指定の銀行口座
PayPayフリマ
入金:PayPayに登録済みの銀行口座
出金:別途指定の銀行口座

チャージ用に登録できる銀行口座を比較

大手銀行・地方銀行・ネット銀行ごとに、それぞれのアプリにチャージできる銀行口座を比較します。

振込先口座に比べると、チャージに使える口座は少なめです。

ラクマに銀行口座でチャージできるのは、楽天銀行のみです。楽天銀行口座がなければ、クレジットカードやコンビニ払いなど、他の支払方法を選びます。

メルカリとPayPayフリマは、大手銀行や地方銀行、ネット銀行を広くカバーしています。

チャージ用口座の比較は、実質メルカリとPayPayフリマを比べることになります。

大手銀行

大手銀行のなかには、フリマアプリへ残高チャージできない銀行もあります。

メルカリ・PayPayフリマ両方に残高チャージできるのは、三井住友銀行・みずほ銀行・りそな銀行です。

■主要フリマアプリに残高チャージできる大手銀行

銀行 メルカリ ラクマ PayPayフリマ
三菱UFJ銀行 × ×
三井住友銀行 ×
みずほ銀行 ×
りそな銀行 ×
ゆうちょ銀行 × ×

三菱UFJ銀行は、PayPay残高へのチャージができません。メルペイは、ゆうちょ銀行に未対応です。

出品だけでなく、購入も活用したせどりをする人は、残高チャージと出金が両方できる口座のほうがおすすめです。

地方銀行や信用金庫は一部のみ

メルカリとPayPayフリマは、第一地方銀行の大半に対応しています。第二地方銀行の対応は、まだ少なめです。

第一地方銀行・第二地方銀行の違いとは
第一地方銀行
全国地方銀行協会に加盟する地方銀行。多くの第一地方銀行は、本店がある都道府県のなかで、もっとも大規模。
例:北海道銀行、横浜銀行、京都銀行、西日本シティ銀行
第二地方銀行
第二地方銀行協会に加盟する銀行。第一地方銀行より中小企業との取引が多い傾向。信用金庫より小規模な場合もあれば、第一地方銀行より規模が大きい場合もある。
例:北洋銀行、神奈川銀行、大正銀行、福岡中央銀行

※第一地方銀行は、正式には「地方銀行」と呼びます。第二地方銀行協会に加盟する銀行を「第二地方銀行」と呼ぶのに対し、第一地方銀行と呼ぶケースが多いです。

参考までに、メルカリとPayPayフリマ両方に登録できる、第一地方銀行をリストアップしました。地方銀行の中でも、預金量や支店数が多い銀行が中心です。

■メルカリ・PayPayフリマにチャージできる第一地方銀行

■北海道・東北地方

  • 北海道銀行
  • 青森銀行
  • 秋田銀行
  • 岩手銀行
  • 七十七銀行
  • 東邦銀行

■関東地方

  • 群馬銀行
  • 足利銀行
  • 常陽銀行
  • 筑波銀行
  • 埼玉りそな銀行
  • 武蔵野銀行
  • 千葉銀行
  • 千葉興業銀行
  • 横浜銀行

■中部地方

  • 山梨中央銀行
  • 八十二銀行
  • 北陸銀行
  • 富山銀行
  • 福井銀行
  • 静岡銀行
  • 十六銀行

■近畿・中国・四国地方

  • 滋賀銀行
  • 京都銀行
  • 池田泉州銀行
  • 紀陽銀行
  • 鳥取銀行
  • 広島銀行
  • 阿波銀行
  • 百十四銀行
  • 伊予銀行
  • 四国銀行

■九州・沖縄地方

  • 福岡銀行
  • 西日本シティ銀行
  • 親和銀行
  • 大分銀行
  • 沖縄銀行

ネット銀行

メルカリとPayPayフリマにチャージできる銀行口座は、ジャパンネット銀行・イオン銀行・じぶん銀行です。

楽天銀行からチャージできるのは、ラクマのみです。

■主要フリマアプリに登録できるネット銀行

銀行 メルカリ ラクマ PayPayフリマ
ジャパンネット銀行 ×
イオン銀行 ×
じぶん銀行 ×
楽天銀行 × ×
住信SBIネット銀行 × × ×
ソニー銀行 × × ×
セブン銀行 × × ×
ローソン銀行 × × ×
オリックス銀行 × × ×
GMOあおぞらネット銀行 × × ×
あおぞらネット銀行BANK支店 × × ×
大和ネクスト銀行 × × ×

振込先口座は幅広く対応

フリマアプリにチャージできる銀行口座が限定的なのに対し、振込先口座はかなり広くカバーしています。

以下の大手銀行は、メルカリ・ラクマ・PayPayフリマすべてで出金可能です。

■主要フリマアプリで振込申請できる大手銀行

  • 三菱UFJ銀行
  • 三井住友銀行
  • みずほ銀行
  • りそな銀行
  • ゆうちょ銀行

主要なネット銀行も、大半が振込可能です。ラクマも、出金ならば楽天銀行以外の口座を指定できます。

■主要フリマアプリで振込申請できるネット銀行

  • ジャパンネット銀行
  • イオン銀行
  • じぶん銀行
  • 楽天銀行
  • 住信SBIネット銀行
  • ソニー銀行銀行
  • セブン銀行
  • ローソン銀行
  • オリックス銀行
  • GMOあおぞらネット銀行
  • あおぞら銀行BANK支店
  • 大和ネクスト銀行

地方銀行の口座も、フリマアプリの出金に広く対応しています。地方銀行だけでなく、信用金庫労働金庫農業組合も指定できます。

フリマ用口座に地方銀行を選ぶメリットがあるのは、すでに地方銀行がメインバンクの人や、地元でローンを組む予定の人です。

地方銀行や信用金庫は、取引実績を積むほど、融資などの相談を受けてもらいやすくなります。地元でマイホームを買う予定の人や、起業して融資を申込む可能性がある人などは、地方銀行を使い続ける価値があります。

振込手数料やATM手数料の優遇が大きい地方銀行もあります。

しかし、一般的に手数料は、ネット銀行のほうが安めです。

振込申請には出金手数料が必要

メルカリ・ラクマ・PayPayフリマの売上金は、銀行口座に払い戻すと出金手数料がかかります。

■主要フリマアプリの出金手数料(税込)

  • メルカリ:200円
  • ラクマ:210円
  • PayPayフリマ:100円

少額の売上金をフリマ以外で使い切りたいときは、スマホ決済がおすすめです。

メルカリはメルペイ、ラクマは楽天ペイ、PayPayフリマはPayPayを使えば、売上金をコンビニなどで使えます。

ラクマとPayPayフリマは、事前に売上金をスマホ決済にチャージする必要があります。

ラクマ売上金は、楽天キャッシュにチャージすると、楽天ペイで使えるようになります。

▼ラクマ 売上金チャージメニュー
ラクマ残高チャージ

PayPayフリマの売上金は、PayPay残高へチャージします。

▼PayPayフリマ 売上金チャージメニュー
PayPayフリマ売上金チャージ

ラクマの売上金を楽天キャッシュにチャージすると、ラクマ売上金に戻せなくなります。ラクマ売上金の払戻しより、楽天キャッシュの払戻しのほうが手数料が高いので要注意です。

楽天キャッシュの出金手数料は、出金額の10%+税です。1万円を払い戻すと、1,000円の手数料がかかります。

ラクマ売上金を楽天キャッシュに移す際は、「楽天ペイで使い切れそうか?」「銀行口座の残高を増やす必要はないか?」を考えることをおすすめします。

メルペイは、売上金へのチャージが不要です。売上金とチャージ残高を一括して「メルペイ残高」として管理するからです。

▼メルペイ 銀行口座登録後の画面
メルペイ画面イメージ(口座登録後)

フリマ用におすすめの銀行口座3選

メルカリ・ラクマ・PayPayフリマのすべてから振込申請できる銀行のうち、おすすめの大手銀行とネット銀行を3行に厳選しました。

売上金を出金できるだけでなく、他のメリットも比較したうえで厳選しています。

特に、フリマアプリ用の銀行口座とは別にメインバンクがある人が、低コストで資金移動できるかに着目しました。

フリマアプリの支払い方法は、銀行口座では統一できません。ラクマで残高チャージできる唯一の銀行口座「楽天銀行」は、メルカリとPayPayにチャージできないからです。

支払い方法を統一するなら、Visaカードがおすすめです。メルカリ・ラクマ・PayPayフリマいずれも登録できます。

みずほ銀行

  • メガバンクのなかでもATM手数料を無料にしやすい

みずほ銀行は、メルカリとPayPayフリマどちらからも振込申請できる大手銀行です。

他の大手銀行ではなく、みずほ銀行を選んだ理由は、ATM手数料と振込手数料が無料になる条件ハードルが低いからです。

みずほ銀行には、「みずほマイレージクラブ」という手数料優遇サービスがあります。一定の取引条件を満たすと、以下の優遇を受けられます。

■みずほマイレージクラブの優遇内容

  1. みずほ銀行とイオン銀行のATM時間外手数料が無料
  2. コンビニATM手数料が月4回無料(ファミマ店舗内のゆうちょ銀行ATMを除く)
  3. 本支店宛振込手数料が無料
  4. カード再発行手数料が無料

上記条件を満たし、預金残高などの条件を満たすと、他行宛振込手数料が月1回もしくは月4回無料

4つの基本優遇を受ける条件は、簡単に満たせます。みずほ銀行のネットバンキングサービス「みずほダイレクト」に無料登録し、もうひとつ条件を満たせばOKです。

もうひとつの条件のうち、おすすめは「みずほマイレージクラブカードの利用」です。月に1回でもクレジット決済をすれば、翌々月にみずほマイレージクラブの優遇を受けられます。

3つのフリマアプリの支払い方法をみずほマイレージクラブカードで統一すれば、フリマ入出金を一元化でき、優遇も受けられ一石二鳥です。

→みずほマイレージクラブの最高優遇を受ける方法はこちらで解説しています。

ジャパンネット銀行

  • PayPay残高からの出金手数料が無料
  • ATM手数料を実質無料にできる
  • 本人名義の三井住友銀行への振込が無料

ジャパンネット銀行は、PayPay残高からの出金手数料が無料になる、唯一の銀行です。

PayPayフリマはもちろん、PayPayのQRコード決済を利用する人も、持っておくとお得な銀行口座です。出金手数料100円を節約できます。

また、ジャパンネット銀行は、ATMをよく利用する人にもおすすめです。ジャパンネット銀行はATM入金・出金が月1回ずつ無料で、月2回め以降も3万円以上の入出金なら完全無料です。

振込手数料を無料にする方法もありますが、条件はやや厳しめです。しかし、本人名義の三井住友銀行口座宛の振込は、無条件で無料になります。

三井住友銀行がメインバンクの人は、ジャパンネット銀行から無料で資金移動できます。

→ジャパンネット銀行の詳細はこちら

イオン銀行

  • ATM手数料・他行宛振込手数料ともに無料にしやすい
  • メインバンクとの資金移動を自動化できる

イオン銀行をうまく活用すると、フリマの売上金を他行のメインバンクに手数料なしで送金できます。

おすすめの方法は、「イオン銀行Myステージ」と「定額自動振込」の併用です。

イオン銀行Myステージとは、イオン銀行での取引が増えるほど、手数料や預金金利の優遇が手厚くなる優遇サービスです。

ステージを上げると、他行宛振込手数料が最大で月5回まで無料になります。手数料を気にせず、フリマの売上金をメインバンクへ送金できまます。

イオン銀行Myステージ2019

イオン銀行Myステージのシルバーステージまでは、比較的簡単にアップします。

フリマ用口座に使うなら、以下のステージアップ方法がおすすめです。

■フリマ用口座としてイオン銀行を使い、シルバーステージに上がる方法

  1. 口座開設時に、クレジット機能つきキャッシュカード「イオンカードセレクト」を発行
  2. ネットバンキングに登録
  3. フリマアプリの支払いを「イオンカードセレクト」に一本化

イオンカードセレクトは、メルカリ・ラクマ・PayPayフリマすべてに登録できるVisaカードです。上記条件を満たした状態で、月1回でも支払いが発生すれば、翌々月はシルバーステージとなります。

フリマで毎月1回以上の売上があれば、シルバーステージを維持できます。

▼イオンカードセレクト
イオンカードセレクト

さらに、定額自動振込を利用すれば、メインバンクへの資金移動を自動化できます。

定額自動振込とは、毎月決まった金額を、決まった日に他行口座へ送金するサービスです。

例:毎月20日に1万円を、メインバンクの三菱UFJ銀行に振り込む

イオン銀行Myステージで振込手数料が無料になっていれば、他に手数料はかかりません。

定額自動送金サービス

口座残高が、定額振込額に達していない月は、自動振込は行いません。振込額を1万円で設定すれば、「フリマ売上が1万円になったら、メインバンクに移す」という仕組みを自動化できます。

ただし、口座開設時に「総合口座当座貸越」の利用にチェックを入れていると、残高不足時に自動融資となってしまいます。口座開設の際は、「総合口座当座貸越を利用しない」にチェックを入れるよう気をつけます。

総合口座当座貸越ありで口座開設した場合は、コールセンターに電話すれば自動融資を停止してもらえます。

マイページなどからは停止できません。

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この記事の執筆者

執筆者の詳細プロフィール
2級ファイナンシャル・プランニング技能士。元は貯蓄下手だったが、現在は貯金や資産運用を自動化し、着々と資産形成中。メガバンクとネット銀行の使い分け方にはこだわりあり。

より良い情報をお届けするため、一条まつこ がメンテナンスを担当いたしました。(2019年12月5日 更新)

ありがとうございます。

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