ドコモのdポイント投資、後出しはできなくなったが当日反映はメリット大

dポイント投資

NTTドコモのdポイント投資とは、dポイントで投資体験をしながらポイントを増やせるサービスです。運用ポイントが、さまざまな銘柄の基準価格に連動して増減します。

お金ではなく、日ごろの買い物などで貯めたポイントで投資の疑似体験ができるので、投資未経験者もチャレンジしやすいと評判です。

ポイントで投資をするサービスは、楽天スーパーポイントやTポイントも導入しています。なかでもdポイントは、ポイント投資愛好家に人気です。

dポイント投資は、ポイントを追加したり引き出したりする際のタイムラグが少なく、運用先の選び方もかんたんだからです。

今からdポイント投資を始めようか迷っている初心者の方向けに、基本的な使い方やメリット・デメリットを解説します。

dポイント投資の基礎知識

スマホを持つ男性

dポイント投資が投資初心者も利用しやすい理由は、4点あります。

■dポイント投資が初心者におすすめの理由

  • 100ポイントから手軽に運用できる
  • 銘柄を選びやすい
  • サービス手数料や税金がかからない
  • ポイント追加や引き出しがスムーズ

100ポイントから手軽に運用

dポイント投資は、100ポイント(100円相当)から始められます。引き出しは1ポイント単位で可能なので、端数までしっかり引き出せます。

dアカウントがあれば、誰でもすぐに利用開始できる手軽さも魅力です。未成年でもOKです。

従来の「投資」は、証券会社で口座を開設する必要があります。証券口座のほとんどが無料で開設できるものの、「口座を開設する」という手続きにハードルの高さを感じる人も多いです。

投資金額も、株式だと数十万円、投資信託でも5,000円くらいからしか始められません。投資のための資金がない人も、dポイント投資なら実質100円から投資体験できます。

銘柄を選びやすい

dポイント投資を始める際は、まず「おまかせ運用」と「テーマで運用」という2つのコースを選びます(途中でコース変更も可能)。

各コースのなかで、さらにどのプランで運用するかを選べます。コースによってポイント増減が連動する指標が異なるため、値動きにも違いがあります。

値動きの特徴を見て、好みのコースを選べばOKです。

値動きのイメージがわきづらい場合は、100ポイントだけ投資して変動を観察したり、複数のコースを同時に運用したりしてもいいと思います。

投資知識がない人も選びやすいのは、サービス開始当初からある「おまかせコース」です。値動きの特徴から、2つのプランを選ぶだけです。

「おまかせ運用」で選べるコース
アクティブコース
値動きが大きい。ポイントが減るリスクが高いが、リターンも大きい。
バランスコース
値動きが安定している。アクティブコースよりリターンは小さいが、変動が少なくローリスク。

「おまかせ運用」のアクティブコースは、投資信託のなかでもハイリスク・ハイリターンな「株式」をメインに運用をします。

株式は価格変動が大きく、アクティブコースに投資したポイントも同じ値動きをします。

一方、バランスコースは、株式よりローリスク・ローリターンな「債券」メインに運用するので、値動きが安定しやすいです。安定運用を目指したい人向きです。

もう少しこだわって選びたい人は、「テーマで運用」がおすすめです。身近な日経平均株価から成長業界まで、幅広い指標を選べます。

「テーマで運用」で選べるコース
日経平均株価
日本を代表する大企業225社(トヨタ自動車、キヤノンなど)のみなし株価を平均した株価との連動を目指す。日本経済がよくなれば上がる傾向。
連動指標:日経225
新興国
新興国の上場株式を組み込んだ投資信託と連動。ややハイリスク・ハイリターンの傾向。
連動指標:iシェアーズ コア MSCI エマージング・マーケットETF
コミュニケーション
SNSや通信サービスなどの事業を展開するグローバル上場企業(アリババ、サムスンなど)の株式投資信託と連動。
連動指標:iシェアーズ グローバル コミュニケーションサービスETF
ヘルスケア
医薬品開発などの上場企業(ジョンソンアンドジョンソンなど)の株式投資信託と連動。
連動指標:iシェアーズ グローバル・ヘルスケアETF
生活必需品
生活用品メーカーや小売業企業(P&G、コカ・コーラなど)の上場株式を組み込んだ投資信託と連動。景気の影響を受けにくいため、値動きは小さめ。
連動指標:iシェアーズ グローバル生活必需品ETF
金(ゴールド)
実物資産である金地金の価格と連動することを目指す。金は有事に価格が上がりやすいといわれる。
連動指標:iシェアーズ ゴールド・トラスト
クリーン・エネルギー
再生エネルギー発電や環境設備サービスなどのグローバル上場企業の株式投資信託と連動。
連動指標:iシェアーズ グローバル・クリーン・エネルギーETF

ロボアドバイザー「THEO+docomo」利用者は、「米国大型株」というコースも選択可能。

dポイント投資を始める際は、各コースの運用実績を簡単にチェックできます。それぞれの値動きを比較して選べます。

▼例:「テーマで運用」日経平均株価の実績
dポイント投資 日経平均株価

複数のコースを同時運用することも可能です。気になるコースが複数ある場合は、100ポイントずつなど分散するのもありです。

値下がりによって一時的にポイントが減ってしまっても、再び値上がりするのを待ってから受け取れば損にはなりません。

ポイント受け取りは1ポイントから可能です。ポイントの一部を引き出し、残りは続けて運用するという柔軟な対応もできます。

サービス手数料や税金がかからない

財布を持つ女性

dポイント投資は、サービスを利用する際に手数料がかかりません。

ポイントを引き出す時に手数料が差し引かれることがないので、マイページで表示されるポイントが全額受け取れます。

また、本来は投資信託で利益を出すと税金がかかりますが、dポイント投資は非課税です。よって、利益が出たとしても確定申告をする必要もありません。

コストも手間も最小限で、投資にチャレンジできます。

■見えないコストが0.5%前後ある

dポイント投資の利用は無料ですが、ポイントと連動する投資信託には運用手数料が0.5%ほど発生しています。間接的なコストです。

投資信託は、プロが世界中の株式や債券を運用し、お金を増やそうとしています。そのための運用手数料が差し引かれます。手数料は、連動指標の商品概要にある「信託報酬」「経費率」を見ればわかります。

しかし、dポイント投資のマイページでは信託報酬が差し引かれたポイント数が表示されているので、気にする必要はありません。年間1,000ポイントを預けて数ポイントが差し引かれる程度なので、負担も軽いです。

ちなみに、dポイント投資ではポイントが目減りするリスクはもちろんあるものの、0ポイント以下になることはありません。

もともと貯まったポイントだけで運用を始められる上に、ポイントがマイナスになることもないので、持ち金が減らないという意味でもお試ししやすいです。

ポイント追加・引き出しがスムーズ

時計とカレンダー

dポイント投資のポイント追加や引き出しの注文をすると、最短で当日18時頃・もしくは翌営業日18時に運用ポイントとして反映されます。

ポイント投資サービスのなかでも、注文から反映までのタイムラグが少ないのがメリットです。

dポイント運用の追加・引き出し反映タイミング
おまかせ運用・テーマで運用「日経平均株価」
前日14時から当日14時までの注文で、当日18時に運用ポイントへ反映
テーマで運用「日経平均株価以外」
前日20時から当日20時までの注文で、翌営業日18時に運用ポイントへ反映

かつてはポイント追加や引き出しがリアルタイムで可能でした。現在はリアルタイムではなくなったものの、最短当日中に反映されるスピードは魅力です。

ポイント投資サービスは、タイムラグの少なさが重要です。せっかくその日の値動きを予想しても、反映まで何日もかかると予測が外れやすくなります。

ためしに、Pontaポイントを運用できる「au PAYポイント運用」と、ポイントを引き出す時のタイミングを比較してみました。

■ポイント投資 引き出しタイミング比較

サービス 出金受付時間 ポイント反映時間
dポイント 営業日14時もしくは20時まで 当日18時もしくは1営業日18時
au PAY ポイント運用 営業日13時まで 2営業日後

au PAY ポイント運用は、当日の引き出し時間が13時に終わり、ポイント反映は2営業日後です。土日祝日を挟むと、4日ほどタイムラグが生じることもあります。

au PAY ポイント運用でPontaポイントを運用している人は、dポイントに交換してdポイント投資に乗り換えるのもありだと思います。

→au PAY ポイント運用の使い方はこちら

個人投資家の口コミで評判

dポイント投資を利用する人は多く、Twitterでも運用結果や予測などの意見交換が活発です。

情報収集の参考になるので、dポイントの追加・引き出しに迷ったときは検索してみてもよいかもしれません。

dポイントの使いみちオススメ6選

ポイント投資は、ポイントを増やしたあとの出口戦略も必要です。現金とは違い、使い方がある程度限られるためです。

docomoユーザー以外が使える方法もあるので、ポイント投資を始める前にイメージしておくことをおすすめします。

dポイントおすすめの使いみち
dカード プリペイドにチャージ
dカード プリペイドにdポイントでチャージすれば、Mastercard加盟店で支払える。
スマホ決済「d払い」
コンビニやドラッグストアのほか、家電量販店や東急ハンズ、高島屋など、大きな買い物ができるお店でも利用可能。
「dマーケット」
dショッピングでは、日用品から家具など幅広い商品が通販で購入できる。dトラベルやdファッションなどでもポイント利用可能。
他社ポイントに交換
JALマイルやPontaポイントのほうが使いみちが多ければ、ポイント交換して使い切るのも手。
電子マネーiDにキャッシュバック
docomoユーザーなら、iD決済の利用代金をdポイントで充当できる。
docomo料金の値引き
docomo携帯利用料金や機種変更、データ容量購入などにdポイントが使える。

もっとも使えるお店が多い方法は、dカード プリペイドへのチャージです。dカード プリペイドはMastercardブランドのカードで、クレジットカードが使えるお店の大半で利用できます。

dカード プリペイドはdocomoユーザー以外も作れます。docomo以外のキャリア利用者で、使いみちに迷いそうなら、1枚持っておくと安心です。発行手数料などはいっさいかかりません。

スマホ決済の「d払い」も、加盟店が増えてきています。スマホアプリをインストールするだけで支払えるようになるので、使いやすい加盟店があればおすすめです。

その次に加盟店が多いのは、電子マネーiDです。ただし、dポイントでiD決済代金を充当するのは、docomo回線に契約している人のみのサービスです。docomoユーザーはiD決済へのキャッシュバックもおすすめです。

初心者向け資産運用コラム

この記事の執筆者

執筆者の詳細プロフィール
2級ファイナンシャル・プランニング技能士。元は貯蓄下手だったが、現在は貯金や資産運用を自動化し、着々と資産形成中。メガバンクとネット銀行の使い分け方にはこだわりあり。(Twitterアカウントはこちら

より良い情報をお届けするため、一条まつこ がメンテナンスを担当いたしました。(2020年5月25日 更新)

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