3年定期預金の金利をランキング形式で比較 最も利率が高いネット銀行は?
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1年定期だと金利が低すぎる、かといって5年定期預金は長すぎる。そのような場合にちょうど使いやすいのが、3年定期預金です。
3年定期は多くの銀行が取り扱っているため、比較するメリットも大きいです。
例えば、定期預金の利率が高いネット銀行とメガバンクを比較した場合、受け取れる利息に圧倒的な差が生まれます。
目次
3年定期預金の利率が高いネット銀行ランキング
3年定期預金の利率が高い順に、ネット銀行を比較してみました。
記事執筆時点(2020年6月9日)で、三井住友銀行や三菱UFJ銀行といった都市銀行の3年定期の利率は0.02%でした。
今回、ランキングNo.1となったオリックス銀行は、その何倍も高水準な金利を提供しており圧倒的です。
2位以下に続くその他のネット銀行も、大手銀行を圧倒的に上回っています。
※最新の金利は公式サイトでご確認ください。
1位:オリックス銀行
「定期預金に強いネット銀行」として人気のオリックス銀行は、3年定期の利率もダントツ1位です。定期預金をフル活用したい人は、口座開設して損はありません。
ただし、3年定期の最低預入金額は100万円からと高めです。まとまった貯金を高利率で運用したい人におすすめです。「100万円貯める」という目標を立ててコツコツ貯めるのもよいと思います。
オリックス銀行は、通帳やキャッシュカードを発行しない特殊な銀行です。ATMでは入出金できないため、貯蓄を切り崩してしまうリスクも少ないと思います。
オリックス銀行にお金を預ける際は、ほかの銀行からオリックス銀行に振込(入金)します。。振込手数料無料のネット銀行からの振り込みがおすすめです。
定期預金の満期後など、お金を引き出したいときは、他行口座へ振り込みます。オリックス銀行からの他行宛振込は、毎月2回無料です。
2位:あおぞら銀行BANK
「ネット定期」限定の高い金利(最新の金利はこちら)
あおぞら銀行 BANKは、ネット銀行のように、ネットバンキングのみで利用する口座を開設できます。
あおぞら銀行BANKは、ネット定期や普通預金の金利が高いことに定評があります。ネット銀行業界のなかでも存在感があります。
※店舗窓口で口座開設をすると、好金利が適用されません。必ず公式サイトから「BANK」の口座開設をネット申込します。
特に、3年以上の定期預金は、「半年複利型」を選べるので、長く預け続けると利息が雪だるま式に増えていきます。しばらく使う予定のないお金を預けておくと、想像より多く利息が受け取れるかもしれません。
定期預金の預入金額は、50万円からです。オリックス銀行より少ない金額から申し込めます。
貯金が50万円未満のうちは、あおぞら銀行BANKの普通預金に預けておくことをおすすめします。あおぞら銀行BANKは、普通預金の金利も定期預金レベルの高さです。
3位:SBJ銀行
預入期間が長いほど高金利(最新の金利はこちら)
SBJ銀行は、韓国の大手銀行「新韓銀行」グループの日本法人が運営する銀行です。実店舗もありますが、ネット銀行に匹敵する預金金利を提供しています。
SBJ銀行の定期預金は、1週間や2週間といった超短期から、最長5年の長期まで、預入期間の幅が広いのが特徴です。
3年定期も有利な金利ですが、2年定期や5年定期のほうが高金利なケースもあります。預入前に金利チェックしておくことをおすすめします。
特に、SBJ銀行独自の1~2年定期プラン「ミリオくん」は、5年定期よりも高金利なときもあります。預入金額は最高100万円までなので、100万円まではミリオくんに預け、それ以上は3~5年定期に預ける、という手もあります。
SOL×ぐでたまサンキューキャンペーン第3弾(定期預金特別金利)実施中(詳しくは公式サイトにて ↓)
4位:大和ネクスト銀行
大和証券グループで安心だが…(最新の金利はこちら)
大和ネクスト銀行は、大和証券の証券口座を持っている人だけが口座開設できるネット銀行です。投資などをしない人にとっては馴染みが薄い銀行かもしれません。
大和証券に預けている待機資金を大和ネクスト銀行に資金移動して、高金利で運用できるようにするのが主な使い方です。メガバンクなどより高い預金金利です。
もし証券口座を使う予定がまったくないなら、オリックス銀行やあおぞら銀行BANKのほうがわかりやすいかもしれません。
4位:ローソン銀行
金利優遇キャンペーンは要チェック(最新金利はこちら)
ローソン銀行は、1ヶ月定期から10年定期まで幅広く扱うネット銀行です。預入期間ごとの金利差は少なく、すべて一律金利の場合もあります。
記事執筆時点では、3年定期の金利はネット銀行の相場よりやや高めです。定期預金にもそこそこ力を入れている印象です。
ボーナス時期の定期預金キャンペーンや、大口限定の普通預金優遇での金利アップでは、業界トップクラスの金利を提供することもあります。
2020年夏の定期預金キャンペーンでは、定期預金の王様ともいえるオリックス銀行と並ぶキャンペーン金利を打ち出しました。
預入時点でもっとも有利なプランを確認することをおすすめします。
5位:auじぶん銀行
1年定期のほうが強い(最新の金利はこちら)
auじぶん銀行は、3年定期より1年定期のほうが力を入れています。3年定期の利率も悪くないですが、記事執筆時点では1年定期のほうが高金利です。
3年間預けたいときに1年定期のほうが高金利なら、定期預金申込時に「元利金自動継続(満期後も預け続けるタイプ)」を選び、3年間預けておくのも手です。
1年後や2年後により高金利な定期預金があれば、満期解約して資金を移せるメリットもあります。
また、auじぶん銀行は三菱UFJ銀行とKDDIが共同で設立したネット銀行です。三菱UFJ銀行への振込手数料が完全無料なので、メインバンクが三菱UFJ銀行の人にとってはふだん使いもしやすいネット銀行です。
6位:楽天銀行
マネーブリッジの優遇金利の方がおすすめ(最新の金利はこちら)
楽天銀行は、ネット銀行の口座数No.1を誇るメジャーなネット銀行です。
ネットオークションやフリマアプリなど、個人間の振込をする人にとってもユーザー数の多さはメリットになると思います。
3年定期の金利は、ネット銀行の中では標準~やや高めくらいですが、どちらかと言うと「マネーブリッジ」という普通預金の優遇サービスの方が力を入れています。
マネーブリッジとは、楽天銀行と楽天証券の口座を連携設定することで、普通預金の金利が定期預金並みにアップするサービスです。
定期預金ではなく「普通預金」の金利がアップするので、いつでも入出金ができるという便利さが魅力です。
最近は、定期預金の金利よりマネーブリッジの優遇金利が高いことも多いので、貯金用にマネーブリッジを利用するのもおすすめです。
投資などをしたことがない人にとっては、証券口座を開設するのはハードルが高いと感じるかもしれませんが、証券口座を作っても株式の取引などはする必要はありません。
楽天証券口座の口座開設費や年会費は完全無料なので、マネーブリッジで銀行口座のみ利用する人も多いです。
7位:イオン銀行
普通預金の方が高金利(最新の金利はこちら)
イオン銀行も知名度が高く、金融サービスの幅広さに定評のあるネット銀行です。イオングループでよく買い物する人とっては、ポイントの貯まりやすさも魅力です。
イオン銀行は楽天銀行と同じく、優遇金利の普通預金のほうが定期預金より高くなります。
取引内容によって優遇内容が変わる「イオン銀行Myステージ」というサービスで条件を満たすと、普通金利が上がります。
住宅ローンやカードローン、投資信託など、大きめの取引をイオン銀行で行う予定なら、最高金利が適用される可能性もあります。
イオングループのお店(イオンモールやマックスバリュなど)でよく買い物をする人は、イオンカードセレクトというクレジット機能付きキャッシュカードを使うと、ステージアップしやすくなります。
8位:PayPay銀行
貯蓄より日常使いに向いている銀行(最新の金利はこちら)
PayPay銀行は国内初のネット銀行で、Yahoo!JAPANと三井住友銀行が共同で設立した老舗です。
近年は、預金金利は低めです。貯蓄用口座というよりは、日頃の買い物などに向いているネット銀行です。
PayPay銀行は、Yahoo!グループやPayPayのサービスとの相性がよいです。たとえば、Vポイントを現金交換したり、PayPay残高を口座へ無料で出金したりできるのは、PayPay銀行だけです。
口座開設をすると、Visaデビット機能付きキャッシュカードを全員に発行されます。クレジットカードが苦手で、デビットカードを持ちたい人にもおすすめです。
9位:住信SBIネット銀行
手数料優遇のほうが魅力的(最新の金利はこちら)
住信SBIネット銀行は、預金金利は全体的に低めです。どちらかというと、ATM手数料や振込手数料が節約できるネット銀行として評判です。
住信SBIネット銀行で一定の取り引きを行うと、ランク制優遇サービス「スマートプログラム」のランクが上がります。ランクが上がると、最大で月20回、ATM手数料と他行宛振込手数料が無料になります。
取引条件を満たさなくても、ATM手数料は月2回、他行宛振込手数料は月1回、誰でも無料です。
住信SBIネット銀行で手数料を節約すると出費が減り、貯金の手助けになると思います。
10位:ソニー銀行
外貨預金のほうが強みあり(最新の金利はこちら)
ソニー銀行の3年定期は、預金金利があまり高くありません。近年は円預金より、外貨預金に力を入れている印象が強いです。
外貨預金で必要な為替手数料が低く、効率的に利息を増やせる銀行として定評があります。
ATMでよくお金をおろす人にとっても、ソニー銀行はお得です。ソニー銀行は誰でも月4回、ATM手数料が無料だからです。
コンビニATMや銀行ATMなどを月に4回も無料で使えるのは、ソニー銀行だけです。
11位:セブン銀行
nanacoポイントを貯めたい人向け(最新の金利はこちら)
セブン銀行も預金金利は低い状態が続いています。かつては普通預金金利が高いときもありましたが、今はメガバンクと同じ水準です。
セブンイレブンユーザーは、セブン銀行でnanacoポイントが貯まりやすくなります。キャッシュカードに付帯できるデビット機能で決済すると、nanacoポイントが貯まります。
キャッシュカードには電子マネーnanaco機能もついているので、キャッシュカード・デビットカード・nanacoカードを1枚にまとめられます。
コラム:ネット銀行は本当に安全か
ネット銀行は定期預金の利率が高いものの、「実店舗がない銀行にお金を預けるのは不安」という人がいるのも事実です。
結論からいうと、ネット銀行はメガバンクと同じように安心して使えるので問題ありません。
ネット銀行の多くは大手金融機関の出資によって設立されています。資本力のある企業がバックについている安心感があります。
たとえば、「auじぶん銀行」は三菱UFJ銀行とKDDI、「PayPay銀行」は三井住友銀行とYahoo!、そして「住信SBIネット銀行」は三井住友信託銀行とSBIが共同設立しています。
オリックスやソニーなどは、日本を代表する大手企業グループの企業です。
ネット銀行もメガバンクと同じく、預金保険制度(ペイオフ)の対象です。万が一破綻しても、預金1,000万円とその利息までは保護されます。
ネット銀行は大手銀行とは違い、企業向けの融資を行わないのも特徴的です。大きくリスクの高い融資はせず、堅実な経営をしています。
銀行が倒産する理由の大半は、融資の貸し倒れです。不景気などで融資先の企業が倒産し、貸し出していたお金が返ってこなくなる(不良債権が増える)と、経営が難しくなります。
ネット銀行が扱う融資は、住宅ローンやカードローンなどの個人向けのみです。
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ネット銀行にお金を預けるのは危険?倒産や情報漏洩、災害リスクを考える