楽天銀行デビットカードのおすすめはVISA Mastercard・JCBとの違いとは
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楽天銀行で発行できるデビットカードのうち、おすすめのカードブランドはどれかを徹底比較しました。
楽天銀行は、デビットカードのブランドをVISA・Mastercard・JCBの3種から選べます。主要な国際カードブランド3つをすべて扱う銀行は、非常に珍しいです。
各デビットカードの違いを知らないと、どのデビットカードがよいか決めにくいと思います。自分に合うカードを選ぶために、使えるお店やポイント還元率、補償の違いなどを比べます。
口座開設時に好きなブランドのデビット機能付きキャッシュカードに申し込めば、およそ1週間から10日ほどで受け取れます。いずれも審査不要で、16歳以上なら誰でも申し込めます。
目次
VISA・Mastercard・JCBデビットの違い
楽天銀行デビットカードのブランドごとの違いは、使えるシーンやポイント還元率、カードデザインや付帯保険などにあります。
それぞれ比較すると、特定のデビットカードにしかないメリットが見えてきます。
使えるお店
カードの国際ブランドによる主な違いは、加盟店数です。VISA・Mastercardの加盟店はほぼ同じですが、JCBはやや異なります。
初めてカードを発行する人や、海外でもデビット決済を活用したい人は、VISAかMastercardがおすすめです。日本国内でカード決済できるお店ではほぼ使えるうえに、海外の加盟店も非常に多いです。
VISAは、カードブランドのシェアNo.1です。シェアNo.2のMastercardと並び、世界中で使える2大カードブランドです。
JCBは、世界シェアはVISA・Mastercardにやや劣ります。日本から生まれたカードブランドということもあり、国内シェアは高いです。コンビニやスーパーなど、日常使いにも問題ありません。
しかし、私自身は国内でVISA・Mastercardしか使えないお店もたびたび見かけます。JCBブランドのカード1枚だけでは、心もとないと感じるのが本音です。
ポイント還元率
いずれのデビットカードも、利用代金に応じて「楽天スーパーポイント」による還元を受けられます。
基本還元率は1.0%(100円につき1ポイント)です。クレジットカードの楽天カードと同じ還元率で、デビットカードとしてはトップクラスです。
一般的に、デビットカードはクレジットカードより還元率の相場が低めといわれています。無条件で1.0%還元のデビットカードを持てるのは、楽天銀行くらいです。
ただし、楽天市場での支払いでは、JCBデビットが有利です。楽天市場で楽天銀行JCBデビットで支払うと、ポイント還元率が2倍になり、2.0%還元となります。
楽天市場中心にネットショッピングを利用する人は、JCBデビットも向いています。
JCBデビットは、楽天市場ユーザーのなかでもクレジットカードを使いたくない人向けです。
楽天市場でのポイント還元率アップを重視するなら、もっともお得なのは楽天カード(クレジットカード)です。
楽天市場で楽天カードを利用するとSPU+1倍、引き落とし口座が楽天銀行ならさらにポイントが加算されます。
楽天ペイで使えるかどうか
スマホ決済「楽天ペイ」のチャージ用カードに登録できる楽天銀行デビットカードは、VISAデビットのみです。楽天銀行のJCBデビットとMastercardデビットは登録できません。
当行発行のVisaデビットカードは、楽天ペイにてご登録いただけます。
ただし、当行発行のJCBデビットカードはご登録できません。楽天銀行 公式サイト「デビットカードを楽天ペイに登録できますか?」より引用
楽天ペイは、楽天スーパーポイントの期間限定ポイントやラクマでの売上金を実店舗で使い切るのに便利です。
期間限定ポイントは有効期限があるだけでなく、利用できるシーンも限られています。楽天ペイを使えば、楽天市場などの楽天サービスで使い切れない期間限定ポイントを、コンビニなどで消化できます。
カードデザイン
デビットカードのブランドによって、カードの券面デザインが異なります。
VISAとMastercardは、無地のカードに楽天銀行のロゴを配したシンプルなデザインです。対してJCBデビットは、楽天パンダデザインのカードを選べます。
かわいいキャッシュカードやデビットカードを持ちたい人に人気です。
▼楽天銀行VISAデビットのデザイン
▼楽天銀行Mastercardデビットのデザイン
▼楽天銀行JCBデビットのデザイン
▼楽天銀行パンダデビットカード(JCB)のデザイン
パンダカードは、財布のなかでもよく目立つデザインです。個人的には、財布からすぐに取り出せる点も便利だと感じています。
ゴールドカードの有無と年会費
楽天銀行のデビットカードは、どのブランドも年会費無料で発行できます。
ただし、VISAデビットにはシルバーカード・ゴールドカードが存在し、それらは年会費がかかります。VISAデビットのベーシックカードなら、年会費無料で発行できます。
▼楽天銀行VISAデビット ゴールド(上)・シルバー(左下)・ベーシックカード(右下)
VISAデビットのシルバーカードとゴールドカードは、ショッピング保険や旅行傷害保険などが付帯しています。特にゴールドデビットカードは、クレジットカードに近い保障を受けられます。
シルバーデビットカードは、デビット決済で購入した商品の破損・盗難補償をつけたい人向け、ゴールドデビットカードは旅行によく行く人向けです。
■楽天銀行VISAデビットカードの違い
特徴 | ベーシック | シルバー | ゴールド |
---|---|---|---|
年会費 | 無料 | 2,200円 | 5,500円 |
盗難補償 | あり | あり | あり |
ショッピング保険 | なし | あり | あり |
国内旅行傷害保険 | なし | なし | あり |
海外旅行傷害保険 | なし | なし | あり |
海外での日本語サポート | なし | なし | あり |
ショッピング保険は、シルバーデビットカードとゴールドデビットカードに付帯します。
デビット決済で購入した商品が壊れたり盗難被害に遭ったりしたとき、購入日から60日間以内なら、最大30万円まで代金が戻ってきます。
※1事故・1商品あたり5,000円は免責金額(自己負担)。
国内・海外旅行傷害保険がつくのは、ゴールドデビットカードのみです。旅行中に事故や災害に遭った際、最高1,000万円の保険金がおりる場合があります。
主に補償対象となるのは、日本国内で事前にデビット決済した、公共交通機関の運賃やホテル代などです。
また、海外でゴールドデビットカードを紛失した場合に、日本語で対応してもらえるのも助かります。Visaグローバル・カスタマー・アシスタンス・サービスというVISAカードの窓口を、24時間いつでも利用できます。
デビットカード3種の共通点
楽天銀行のデビットカードは、VISA・Mastercard・JCBいずれも共通する特徴もあります。
基本的な使い方は同じで、盗難補償もすべてついています。
基本的な使い方は同じ
VISA・Mastercard・JCBいずれも、デビットカードとしての使い方は同じです。実店舗で利用する際は、支払時に「カードで」「VISAで」のように伝えればOKです。
海外でも、カードブランドの加盟店ならば国内と同じように支払えます。
デビットカードで支払う旨を伝える必要はありません。決済する店舗側は、クレジットカードもデビットカードも同じように処理するからです。
ネットショッピングでも、支払方法に「クレジットカード決済」を選び、16桁のカード番号や有効期限などを入力すれば支払えます。
タッチ決済が利用可
楽天銀行のデビットカードは、すべてタッチ決済(コンタクトレス決済)に対応済みです。
タッチ決済とは、カード決済端末にカードをかざすだけで支払えるシステムです。店員さんにカードを手渡すことなく決済が完了するため、カード番号を見せずにすみます。
タッチ決済は専門用語で「非接触型決済」といい、少額の支払いならサインや暗証番号入力も不要です。
駅改札でSuicaやICOCCAなどをかざして通れるのも、非接触型決済のひとつです。
楽天銀行デビットカードも、同じように端末に近づけるだけでピッと決済が完了します。
タッチ決済は海外から普及し始め、近年は日本国内でも対応店舗が増えています。ローソンやマクドナルドといった身近なお店から、一部の空港まで利用できます。
セキュリティ面にも、タッチ決済ならではのメリットがあります。
タッチ決済時に送信されるカード情報は、すべて暗号化されます。そのため、タッチ決済対応カードは、偽造が非常に難しいです。セキュリティの高い決済方法として、安心して使えます。
楽天スーパーポイントで支払える
楽天銀行のデビットカードは、いずれも楽天スーパーポイントを支払いに利用可能です。
楽天銀行のマイページ、もしくは楽天銀行アプリからいつでも設定できます。常にすべてのポイントを利用するか、毎回一定のポイントを利用するかも柔軟に設定できます(毎回500ポイント利用など)。
▼楽天銀行アプリ デビット決済のポイント利用設定の手順
アプリトップ画面の「カード利用状況・お申込」をタップすると、ポイント利用設定画面に進めます。
ただし、期間限定ポイントはデビット払いに使えません。期間限定ポイントを実店舗で使うためには、楽天ペイを利用する必要があります。
楽天ペイに登録できる楽天銀行デビットカードは、VISAデビットのみです。
盗難補償あり
楽天銀行のデビットカード機能付きキャッシュカードには、すべて盗難補償が付帯します。
デビットカードの補償と、キャッシュカードの補償がどちらもついています。どちらも補償期間が決まっているので、カード紛失に気づいたらすぐ楽天銀行カスタマーセンターへ連絡することをおすすめします。
■楽天銀行 デビットカード盗難補償
- 補償上限:1口座あたり年間100万円
- 補償対象:楽天銀行へ届け出をして受理されてから30日前・60日後までの不正利用被害額
■楽天銀行 キャッシュカード盗難補償
- 補償上限:預金全額
- 補償対象:楽天銀行へ届け出をして受理されてから31日前・30日後までの不正利用被害額
ただし、こちらに過失があるとみなされた被害は、補償されない可能性があります。具体的には、他人にカードを貸した場合や、カードの裏にサインしていなかった場合の被害などです。
デビットカードが届いたら裏面に氏名のサインを書き、他人に貸したり暗証番号を伝えたりしないように管理します。
カードの利用限度額を低めに設定すれば、不正利用の被害額を少なく抑えられます。
たとえば、デビット利用額を1日5万円に設定すれば、5万円以上は決済できなくなります。ATMオートロック機能も設定すれば、キャッシュカードから現金を引き出される被害も防げます。
カードブランド切り替えは有料
一度デビット機能付きキャッシュカードを発行したあと、別のブランドのカードに切り替えることもできます。ただし、再発行手数料が550円(税込)かかります。
クレジット機能付きキャッシュカードからデビットカードへの切り替えは、パンダデビットカード(JCB)のみ有料で、そのほかのデビットカードは無料です。
▼楽天銀行パンダデビットカード(JCB)
迷うならVISAデビットがおすすめ
楽天銀行デビットカードのブランドごとの違いを比較したところ、迷ったらVISAを選ぶのが無難だと感じました。
VISAデビットは使えるお店が多く、クレジットカードが使えるほとんどのお店で利用できます。VISAブランドのカードをまだ持っていない人は、発行しておいて損はありません。
MastercardもVISAと同じくらい使えるお店が多いカードです。しかし、楽天銀行のMastercardデビットカードは、楽天ペイに登録できません。
楽天ペイに登録できる唯一の楽天銀行デビットカードは、VISAです。期間限定ポイントを使い切れないときに「楽天ペイで使い切る」という選択肢があると、いざというときに便利です。
旅行によく行く人は、VISAゴールドデビットカードを発行すれば旅行傷害保険も付帯できます。ショッピング保険もあり、より安心して利用できます。
VISAデビットの申込・詳細はこちら:
楽天銀行のVISAデビットはポイント還元1% 年会費無料で発行可能
楽天市場ヘビーユーザーはJCB
楽天市場でのネットショッピングをよく利用する人は、楽天銀行のJCBデビットカードが向いています。
楽天市場で楽天銀行JCBデビット決済を利用すると、ポイント還元率が2倍にアップします。楽天市場のポイント還元1.0%とデビット還元1.0%をあわせて、合計2.0%還元です。これは楽天市場JCBデビットだけのメリットです。
国内のコンビニやスーパーでも問題なく使えるので、日常使い用のデビットカードとして最適です。
楽天銀行のかわいいパンダカードを持つために、JCBデビットを選ぶ人もいます。
楽天銀行のキャッシュカード。
VISAをすすめる旦那さんを横目に、パンダの誘惑に負けてJCBにした😂
そして、昨日届いた旦那さんのカードは、、、、、
🐼←
— えり。@九州在住ママ🐣 (@ERIMAMASEDORI) March 16, 2020
楽天銀行からVISAタッチ対応のデビットカード出たのかー
欲しいなーでも可愛いお買物パンダJCBから乗り換えるのもなあ、、、
ぐぬぬ— (*´ω`*) (@s_watchdog) February 26, 2019
ただし、VISAやMastercardに比べると、JCBは普及率にやや不安が残ります。特に海外でもデビットカードを使う予定の人は、VISAやMastercardのカードもあると安心です。
JCBデビットの申込・詳細はこちら:
高すぎるポイント還元率!楽天銀行デビットカード(JCB)を選ぶ5つの理由
Mastercardをあえて選ぶ必要はないかも
楽天銀行のデビットカード3種を比較すると、Mastercardにしかないメリットは少ない状況です。使えるお店はVISAとほぼ同じなので、あえてMastercardを選ぶ必要はないかと思います。
ただし、VISAやJCBブランドのカードをすでに持っている人は、カードブランドの重複を避けるためにMastercardデビットを選ぶのもありです。
海外の一部地域では、VISAしか使えないお店やMastercardしか使えないお店もあります。カードブランドが被らないように複数枚持ちすると、より多くのお店で支払えるようになります。
楽天銀行のMastercardデビットは、取り扱いスタートがもっとも遅いカードでした(2020年5月11日)。
今後、特典が追加されていく可能性もあります。
ちなみに、Mastercardブランドのデビットカードを扱う銀行は、かなり少数です。ネット銀行で初めて取り扱い始めたのは「住信SBIネット銀行」で、楽天銀行は2番手です。
住信SBIネット銀行は、VISAとMastercardのデビットカードを選べます。VISAデビットよりMastercardデビットのほうが還元率が高いため、多くの人がMastercardデビットを選んでいます。
住信SBIネット銀行についてはこちら:
レアなMastercardデビットカードを扱う住信SBIネット銀行 高い還元率が評判に