楽天カードなしで楽天ポイントを貯める方法まとめ 楽天銀行のフル活用が鍵

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楽天銀行のポイントの貯め方

クレジットカードを使いたくない人向けに、楽天ポイントを貯める方法を解説します。

楽天ポイントを貯める代表的なやり方は、楽天カード決済です。カード決済やSPU(スーパーポイントアッププログラム)を利用し、ポイ活する人が多くいます。しかし、楽天銀行を活用すれば、クレジット機能を使わずにポイントを貯められます。

特に、楽天銀行のデビットカードは非常に優秀です。カードの還元率は、楽天カードと同じ1%です。デビットカードのなかでも最高水準の還元率です。

楽天銀行の優遇サービス「ハッピープログラム」や、楽天ペイと組み合わせて使えば、より多くのポイントを獲得できます。

デビットカードはフル活用すべし

楽天銀行JCBデビット パンダカード

クレジットカードを使いたくない楽天ユーザーは、楽天銀行のデビットカードがおすすめです。

楽天銀行とは、楽天グループが運営するネット銀行です。キャッシュカードには、デビット機能をつけられます。口座開設時はもちろん、すでにあるキャッシュカードの切り替えも可能です。

楽天銀行デビットカードは、楽天カードと同じくポイント還元率1%です。100円につき1ポイントの還元で、少額から還元対象となるのもメリットです。

還元率1%とは、デビットカードのなかでは非常に高還元です。

デビットカードは、クレジットカードより還元率が低い傾向にあります。金融機関や運営機関にとって、デビットカードはクレジットカードより収益性が低い(儲からない)からです。

■デビットカードがクレジットカードより還元率が低い理由

  • 加盟店手数料が低い
  • キャッシング機能やリボ払い機能など、ローン機能がない

一般的なデビットカードの還元率は、0.2~0.5%くらいが大半です。ポイント還元がないデビットカードもあります。楽天銀行デビットカードの1%還元は、業界でも突出しています。

特にデビットカードが向いているのは、現金派の人です。デビットカードは、支払うと銀行口座から利用代金が即時引き落としとなります。その特性上、口座残高(所持金)を超える支払いはできません。

この点が、クレジットカードとのいちばんの違いです。後払いのクレジットカードは、支払い時点で口座残高が足りなくても決済できます。

実際に、消費増税にともなうキャッシュレス還元事業を受け、デビットカードを使い始めた人も多くいます。

▼クレジットカードとデビットカードの違い
クレジットカードとデビットカードの違い

楽天銀行のデビットカードは、Visa・Mastercard・JCBデビットから選べます。カードブランドの加盟店なら、ほぼ全店で使えます。

有料道路料金など、残高不足だと困るシーンの一部では使えません。

街での買い物やネットショッピングなど、日常的なシーンでは不便なく使えます。

街のVisa・Mastercard・JCB加盟店

コンビニATMに足を運ぶ男性

楽天銀行デビットカードは、コンビニやスーパー、百貨店など、幅広いお店で使えます。日ごろの買い物をデビットカードで支払うと、常に実質1%引きです。

1ヶ月に3万円をデビット決済したら、翌月は楽天ポイントが300ポイント戻ってきます。

支払い時は、「Visaでお願いします」「カードで」のように伝えればOKです。デビットカード払い、と伝える必要はありません。

お店側は、クレジットカードとデビットカードを同じ決済端末で処理します。どちらも決済手続きは同じです。

「デビットカードで」というと、J-Debit(日本独自の規格のデビットカード)と間違われる可能性があります。

少額の買い物でのカード払いに、抵抗がある人もいるかもしれません。しかし、個人的にはコンビニなどのちょっとした買い物こそ、デビット決済が向いていると思います。

多くのお店は、デビットカードの少額決済ならサインや暗証番号が不要です。現金より早く会計を終えられます。長い列ができやすい朝のコンビニでも、後ろの人を待たせずにすみます。

楽天グループのオンライン決済

カードショッピング

楽天市場などのネットショッピングでも、楽天銀行のデビットカードは使えます。

通販でのデビットカードの使い方は、クレジットカードと同じです。支払い方法の選択時に「クレジットカード決済」を選び、カード番号や有効期限を入力すればOKです。

楽天市場や楽天トラベルなど、楽天グループで楽天銀行デビットカードを使えば、さらにポイントが貯まりやすくなります。

たとえば、楽天市場で買い物をすると、支払い方法にかかわらず利用代金の1.0%がポイント還元されます。デビットカードのポイント還元と合わせると、合計2.0%還元となります。

楽天市場のポイントアップデーSPUを活用すれば、さらにポイント還元率は上がります。

楽天市場のポイントアップデーの一例
楽天スーパーセール
3ヶ月に1度の大型セール。半額以下のアイテムを出品する店舗が多い。複数店舗での買い回りで、ポイント倍率は最大42倍になる。
お買い物マラソン
一定期間のあいだに購入した店舗数に応じ、ポイント倍率がアップする。10店以上の買い回りで、ポイント倍率は最高10倍になる。
楽天イーグルス・ヴィッセル神戸が勝った翌日
楽天がスポンサーのスポーツクラブが試合に勝つと、翌日にポイントアップを実施。

そのほか、不定期にポイントアップキャンペーンを実施。

楽天のSPU(スーパーポイントアッププログラム)とは、楽天グループのサービスを使うと、当月の楽天市場でのポイント倍率が上がるサービスです。

自分のSPU倍率は、楽天市場アプリのトップからすぐにチェックできます。

楽天モバイルの支払い

スマホとタブレットを持つ女性

楽天モバイルを利用すると、SPUのポイント倍率が上がります。SPU対象サービスのなかで、もっとも高いポイント倍率です。

楽天デビットカードで利用代金を支払うと、1.0%のポイント還元となります。

■他社デビットカードは原則使えない

楽天モバイルの支払いに使えるデビットカードは、楽天銀行デビットカードと、2022年1月以前に発行された「スルガ銀行デビットカード」のみです。

※2022年2月以降に発行された「スルガ銀行デビットカード」は利用できません。また、2022年1月以前に発行されたカードについても、2023年1月31日(火)以降、楽天モバイルの支払いには使えなくなります。

クレジットカード払いは、他社カードも使えます。

au・docomo・Softbankの三大キャリアを利用している人は、楽天モバイルへ乗り換えると通信費も節約できます。

格安スマホへの乗り換え時に必要な、SIMロック解除やMNP(ナンバーポータビリティ)は、キャリア店舗に来店せずに申し込めます。

楽天モバイルへの乗り換えが完了した時点で、以前のキャリア契約は自動解約となります。別途、解約手続きする必要もありません。

現在、三大キャリアの違約金は、すべて無料です。2年縛りなどが問題となり、国がガイドラインを改正したためです。

手続き面も費用面も、格安スマホへの乗り換えがしやすくなりました。

楽天ペイは銀行口座チャージを優先

楽天ペイのロゴ

スマホ決済アプリ「楽天ペイ」は、楽天銀行デビットカードをクレジットカードとして登録できます。

しかし、楽天ペイを使うなら、楽天銀行デビットカードではなく楽天銀行の口座から残高チャージすることをおすすめします。

2020年7月から、楽天ペイは以下の支払方法でポイント還元を受けられるようになりました。楽天銀行デビットカードは、ポイント還元の対象外です。

楽天銀行から楽天ペイにチャージして支払うと、1.0%のポイント還元が受けられます。楽天カードや楽天デビットカードと同じ還元率です。キャンペーンを利用すれば、これ以上の還元を受けられる場合もあります。

楽天ペイは今までに、5%還元など大きなキャンペーンを行ったこともあります。

いつでも使えるように、アプリをインストールしておくとよいと思います。

楽天ペイ ポイント還元の比較
還元率1.5%
  • 楽天カードから「楽天キャッシュ」にチャージして決済
還元率1.0%
  • 楽天銀行から「楽天キャッシュ」にチャージして決済
  • ラクマ売上金から「楽天キャッシュ」にチャージして決済
  • 楽天カードでクレジットカード払い
  • 楽天スーパーポイント払い
ポイント還元なし
楽天カード以外のクレジットカード、デビットカードなど

楽天ペイのチャージ残高は、「楽天キャッシュ」という電子マネーと連動しています。銀行口座から楽天キャッシュへのチャージは、楽天ペイアプリから可能です。

▼楽天ペイ 楽天キャッシュへチャージ
楽天キャッシュのチャージ方法1

ふだんは楽天銀行デビットカードで支払い、楽天ペイのポイントアップキャンペーンが始まったら楽天ペイを使う、という使い分けもおすすめです。

楽天ペイは、コンビニやドラッグストア、全国チェーンの飲食店などで利用できます。デビットカードより加盟店は少ないですが、日常的な支払いに使えます。

楽天ポイントカード機能の併用でポイント還元率アップ

楽天ポイント

楽天ペイはスマホ決済機能だけでなく、楽天ポイントカード機能もあります。プラスチックの楽天ポイントカードを持っていなくても、楽天ペイアプリからポイントカード画面を提示すれば利用できます。

楽天ペイが使えないお店のなかには、楽天スーパーポイントが使える・貯まるお店があります。楽天ポイントカードを提示すればポイントが貯まり、貯まったポイントで支払うこともできます。

▼楽天ペイ ポイントカード機能の画面
楽天ペイのポイントカード機能

■楽天ポイント加盟店の一例

  • ファミリーマート
  • 大丸
  • マクドナルド
  • ミスタードーナツ
  • すき家
  • ツルハドラッグ
  • ビックカメラ

→加盟店の全店リストはこちら(楽天ポイントカード公式サイト)

楽天ポイントカードのポイント付与率は、多くのお店が100円につき1ポイント、つまり1.0%還元です(お店によって異なる)。デビットカード決済と併用すれば、利用代金の実質2.0%がポイント還元となります。

楽天ペイのポイントカード画面は、アプリトップの「ポイントカード」アイコンから出せます。自分用のバーコードが表示されるので、それを店員の方に読み取ってもらいます。

店員の方がバーコードをスキャンすれば、楽天ポイント付与となります。貯まったポイントを使う際も、同じようにバーコードを提示します。

ハッピープログラムの無料登録を忘れずに

ハッピープログラム

楽天銀行は、銀行取引でも楽天ポイントが貯められます。楽天銀行のハッピープログラムに無料会員登録すると、取引のたびに自動的に貯まります。

ハッピープログラムとは、所定の銀行取引ごとに楽天ポイントが貯まり、取引が増えるごとに優遇ステージが上がるサービスです。

優遇ステージは5段階あります。ステージごとに、以下3点の優遇内容がグレードアップします。

■ハッピープログラムの優遇内容

  • ハッピープログラムで獲得するポイントの獲得倍率
  • ATM手数料
  • 他行宛振込手数料

毎月25日終了時点での取引に応じ、翌月のステージが決まります。最上位ステージ「スーパーVIP」になると、ハッピープログラムでのポイント獲得倍率が3倍、ATM手数料は月7回無料、他行宛振込手数料は月3回無料になります。

▼楽天銀行ハッピープログラム ステージごとの優遇内容
楽天銀行ハッピープログラム

ハッピープログラムのランクを上げ、ポイント獲得倍率を上げるには、預金残高か取引数を増やす必要があります。

楽天銀行を貯蓄用口座に利用する人は、預金残高の条件がおすすめです。常に100万円を預けておくだけで、ハッピープログラムの最高ポイント付与率3倍を保てます。

預金残高を増やすのが難しい場合は、取引を増やします。ただし、ポイント獲得倍率3倍へ到達するには、取引件数が20件以上必要です。個人的には、少し大変だと思います。

→ハッピープログラムの対象取引一覧はこちら(公式サイト)

ポイント付与率2倍なら、取引件数10件のみで達成できます。楽天銀行を給与受取口座にし、口座振替(口座引き落とし)を活用すれば、取引件数を稼ぎやすくなります。

ATMで入金や出金を行うだけでも、取引条件にカウントされます。

■ハッピープログラムでポイント付与率2倍(プレミアムステージ)に上がる、1ヶ月の取引例

  • 給与受取:1回
  • 口座引き落とし:5回(ネット回線・公共料金など)
  • 楽天銀行から楽天Edyへチャージ:2回
  • ATM入出金:2回

上記取引を毎月続けると、楽天ポイントが毎月20ポイントもらえます。

ハッピープログラムのステージをキープするコツは、給与受取や口座引き落としなど、毎月自動で行う取引を増やすことです。

公共料金などを口座引き落としにすれば、何もしなくても取引件数が毎月カウントされます。ポイントも貯まり、一石二鳥です。

ただし、楽天モバイルの口座引き落としはおすすめできません。口座振替の手数料が、毎月110円かかるからです。

楽天モバイルの支払い方法は、やはり楽天銀行デビットカードがおすすめです。手数料は不要で、むしろ楽天ポイントを増やせます。

住宅ローン契約もメリットあり

家

マイホームを検討中なら、楽天銀行の住宅ローンも検討する価値ありです。

楽天銀行の住宅ローンに契約し、毎月の返済を楽天銀行から行うと、自動的にハッピープログラムのステージが1ステージ上がります。

本来、ハッピープログラムでポイント獲得倍率3倍に到達するには、預金残高100万円、もしくは取引20件以上という条件を満たす必要があります。住宅ローン利用中なら、預金残高50万円もしくは取引10件以上を満たせばOKです。

カードローンやフリーローンなど、そのほかのローンも対象です。

しかし、いずれも長期的に利用するのは望ましくないので、住宅ローンでのステージアップがおすすめです。

楽天銀行の住宅ローンは、ネット銀行ならではの低金利や、低い手数料で評判です。返済口座が楽天銀行だと、借入金利がさらに年0.3%引き下げとなります。

来店不要で申込みが完結するので、店舗に行く時間がなくても手続きできます。

楽天銀行はネット銀行なので、実店舗での相談はできません。そのかわり、メールや電話、ZoomとSkypeを利用したオンライン相談など、多くの窓口を設けています。特にZoomとSkype相談は、土日も21時まで相談でき便利です。

→楽天銀行の住宅ローン申込み・キャンペーン確認はこちら

楽天銀行デビットカードの選び方

楽天デビットカード(Visa)

楽天カードを使わずに楽天ポイントを貯めるには、楽天銀行デビットカードの活用がいちばんの近道です。

楽天銀行で発行できるデビットカードは、以下5種類です。ポイント還元率はすべて1%です。

■楽天銀行デビットカードの種類

  1. JCBデビット
  2. Mastercardデビット
  3. Visaベーシックデビットカード
  4. Visaシルバーデビットカード
  5. Visaゴールドデビットカード

このうち、年会費無料なのはJCBデビット・Mastercardデビット・Visaベーシックデビットカードです。

年会費有料のシルバーデビットカードとゴールドデビットカードは、ショッピング保険や旅行保険を手厚くしたい人向けです。

参考記事:Visaデビットのゴールドカードの特典とは

手軽にデビットカードを持ちたいなら、年会費無料のカードで十分です。

カードの国際ブランドにこだわりがないなら、Visaデビットがおすすめです。Visaは、カード国際ブランドのシェアNo.1だからです。国内はもちろん、海外でも使えるお店が多くあります。

Visaデビットは、年会費有料の銀行もあります。年会費無料で業界最高の還元率のVisデビットを持てるのも、楽天銀行のメリットです。楽天カードがなくても、しっかり楽天ポイントを貯められます。

楽天銀行を使い倒す解説記事

この記事の執筆者

執筆者の詳細プロフィール
2級ファイナンシャル・プランニング技能士。元は貯蓄下手だったが、現在は貯金や資産運用を自動化し、着々と資産形成中。メガバンクとネット銀行の使い分け方にはこだわりあり。

より良い情報をお届けするため、川原裕也 がメンテナンスを担当いたしました。(2023年12月1日 更新)

ありがとうございます。

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