楽天キャッシュと楽天ペイの違い チャージ方法やラクマとの連携、出金方法とは
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2020年7月から、楽天ペイを楽天キャッシュからチャージすると、1.0~1.5%のポイント還元を受けられるようになりました。しかし、「楽天キャッシュって何?」という人もいると思います。
楽天キャッシュとは、楽天市場などで使える電子マネーのひとつです。オンライン決済にも使えますが、現在は楽天ペイのチャージ用に使う人が大半を占めるサービスです。
楽天キャッシュを使うと、楽天ペイを楽天銀行やラクマ売上金からチャージできるようになります。クレジットカードを持っていない人も、気軽に楽天ペイを利用できます。
ほかにも、個人間送金やチャージ残高の出金など、楽天ペイだけではできない使い方をするのに必要なサービスです。
目次
はじめに:楽天キャッシュとは
楽天キャッシュとは、事前チャージ式の電子マネーです。事前に楽天銀行の口座残高やフリマアプリ「ラクマ」の売上金からチャージして使います。
楽天キャッシュで使えるおもな機能は、以下3つです。
■楽天キャッシュの機能
- 楽天ペイのチャージ
- 楽天市場・ラクマでの支払い
- 個人間送金
かつて楽天キャッシュは、楽天市場やラクマでのオンライン決済にしか使えませんでした。現在は、楽天ペイへチャージすることで、チャージ残高をリアル店舗で利用できます。
楽天ペイを使えば、セブンイレブンやローソンなどの主要コンビニだけでなく、ドラッグストアや百貨店、本屋など、幅広いお店で決済できます。
楽天キャッシュは、フリマアプリ「ラクマ」の売上金をチャージできます。楽天キャッシュが楽天ペイで使えるようになったことで、ラクマの売上金をコンビニなどで使い切れるようになりました。
また、楽天キャッシュの利用者同士なら、個人間送金もできます。友人が食事代を立て替えて払ってくれたときなどに、楽天キャッシュからサッと送れます。
楽天キャッシュのチャージ方法
楽天キャッシュを利用するには、事前チャージが必要です。
チャージ方法は、楽天カード・楽天銀行の口座残高・ラクマ売上金・暗号資産の4種です。
楽天カード・楽天銀行チャージ
楽天キャッシュの主要チャージ方法は、楽天カードもしくは楽天銀行です。どちらも、手数料なしでチャージできます。
楽天カード以外のクレジットカードや、楽天銀行以外の口座からはチャージできません。
楽天カードから楽天キャッシュにチャージすると、楽天スーパーポイントが0.5%分還元されます(200円ごとに1ポイント)。少しでもお得にポイントを貯めたい人は、楽天カードからのチャージをおすすめします。
楽天キャッシュへのチャージは、楽天ペイアプリから行います。楽天ペイアプリの「チャージ」というボタンをタップすると、すぐにチャージ画面で手続きできます。
▼楽天ペイ 楽天キャッシュへのチャージ画面
ラクマの売上金からチャージ
楽天キャッシュは、楽天フリマアプリ「ラクマ」の売上金からチャージすることができます。メルカリのメルペイと同じような使い方です。
今までラクマの売上金は、ラクマの買い物で使い切るか、銀行振込をしてもらうかしか使い道がありませんでした。
振込申請をすれば銀行口座に入金してもらえますが、振込手数料がかかるというデメリットがあります。
しかし、ラクマの売上金を楽天キャッシュへチャージすれば、手数料が一切かかりません。
楽天市場でネットショッピングをよくする人や、楽天ペイが使えるお店によく行く人は、楽天キャッシュへのチャージがおすすめです。
■ラクマから楽天キャッシュにチャージする方法
ラクマアプリを立ち上げる
↓
マイページの「売上・ポイント管理」
↓
「売上金を楽天キャッシュにチャージ」
↓
「楽天ポイント/キャッシュを確認する」
↓
チャージ金額を入力
↓
「チャージする」で完了
このようにチャージしておけば、ラクマの売上金をコンビニなどで使えます。
「振込手数料を取られたくない」「売上金をラクマの買い物で使い切れない」という人も、日頃の買い物で売上金を使い切れるので便利です。
楽天キャッシュの使い方
楽天キャシュに残高をチャージすれば、いつでもキャッシュレス決済として活用できます。
楽天市場・ラクマで支払う
楽天キャッシュは、楽天市場とラクマでの支払方法として選べます。
楽天市場では、注文確認画面で「ポイント利用」を選ぶと、ポイントや楽天キャッシュを使うよう設定できます。ポイントより楽天キャシュを優先的に支払う設定も可能です。
ラクマでも、「楽天ポイント/キャッシュ」から利用設定すればOKです。
楽天ペイから支払う
楽天ペイで楽天キャッシュのチャージ残高を使う際は、QRコード決済を利用します。アプリのQRコードをお店で読み取ってもらうか、こちらがお店のQRコードをスキャンします。
楽天ペイが使える加盟店は、全国にあります。
■実店舗
- セブンイレブン
- ローソン
- ファミリーマート
- ミニストップ
- 上島珈琲
- エディオン
- 洋服の青山
- AOKI
- ジュンク堂
- 自遊空間
■ネット通販
- 楽天市場
- 楽天トラベル
- ラクマ
- 無印良品
- TOHO CINEMAS
- ドミノ・ピザ
個人間送金
2019年3月のアップデートで、楽天ペイアプリで個人間送金を利用できるようになりました。
個人間送金とは、楽天キャッシュにチャージした残高を知人や友人に送ることができるサービスです。銀行振込に近いイメージです。
相手も楽天キャッシュを利用していれば、かんたんにお金を送ることが可能です。
食事代を立て替えてもらった相手にその場で送金したり、遠く離れている家族に仕送りをしたりと、幅広い使い方ができます。
■個人間送金の使いみち例
- 食事代の割り勘
- 子どもに仕送り
- 買い物を代行してもらった友達に送金
- フリマや手作り市での会計
スマホのアドレス帳にメールアドレスや電話番号を登録している相手なら、楽天ペイアプリの「送り先一覧」から相手を選ぶだけで送金できます。
メールアドレスなどを知らない相手にも、「受け取りリンク」を発行してURLをラインなどで送れば、受け取ってもらえます。
銀行振込のように、支店名・口座番号を教えてもらう手間がいらないので手軽です。
現金として出金
楽天キャッシュのチャージ残高は、楽天銀行の口座に出金することができます。たとえば、楽天キャッシュで送金をしてもらったお金を現金として引き出せます。
自分名義の楽天銀行口座に出金する場合、10,000円以上なら手数料が無料です。9,999円以下の場合は手数料が100円かかります。
楽天銀行以外に出金する場合には210円の手数料がかかります。
ローソンやファミリーマートなど、普段の買い物で楽天キャッシュを使い切るほうがお得です。
■楽天キャッシュの出金ルール
- 出金は1,000円単位
- 1回の上限は10万円まで
- 1ヶ月の上限は100万円まで
将来的には、楽天キャッシュで現金の受け取りができるようになる予定です。
楽天キャッシュで送金したお金が現金で受け取れるようになると、楽天キャッシュから銀行口座へ換金する手間がなくなります。今後のアップデートに期待です。
楽天ペイと楽天キャッシュの違い
楽天ペイも楽天キャッシュには、共通点があります。どちらもクレジットカードを登録して使え、オンライン決済に対応している点などです。
楽天ペイでクレジットカードを使う際、以下2通りの方法があります。
- 楽天ペイにクレジットカードを登録し、クレジットカード払い
- 楽天キャッシュに楽天カードで事前チャージし、楽天キャッシュ支払い
楽天ペイで支払う際は、「お支払い元」を選べます。楽天ペイに楽天カードを直接登録すれば、事前チャージ不要で決済できます。
楽天キャッシュに楽天カードを登録し、事前チャージしておき、楽天ペイの「お支払い元」で楽天キャッシュを選ぶことも可能です。
▼楽天ペイ お支払い元の設定画面
両者の違いは、ポイント還元率にあります。楽天カードを持っている人は、「楽天カードでチャージした楽天キャッシュ」で楽天ペイを利用するほうが、還元率が高くなります。
2020年7月から、楽天ペイのポイント還元率が支払方法によって変わりました。
- 還元率1.5%
- 楽天カードでチャージした楽天キャッシュ
- 還元率1.0%
- 楽天カードのクレジットカード払い(事前チャージなし)、楽天銀行やラクマ売上金からチャージした楽天キャッシュ、楽天ポイント払い
- 還元なし
- 楽天カード以外のクレジットカード払い
楽天ペイに登録した楽天カードでクレジットカード払いしても、1.0%のポイント還元を受けられます。しかし、楽天キャッシュへ事前チャージするひと手間だけで、還元率が1.5%にアップします。
いちいち楽天キャッシュにチャージするのが面倒で、還元率1.0%でもよい人は、クレジットカード払いを使ってもよいと思います。
ただし、楽天カード以外のクレジットカードではポイント還元が受けられないので要注意です。
楽天キャッシュから支払う際は、「お支払い元の設定」から楽天キャッシュを選ぶか、アプリトップで「すべてのポイント/キャッシュを使う」にチェックを入れます。
▼楽天ペイアプリトップ
楽天のもうひとつの電子マネー「楽天Edy」
楽天グループの電子マネーには、楽天キャッシュ以外に楽天Edyもあります。
楽天Edyは、実店舗での支払いに強い電子マネーです。楽天Edyは電子マネーのトップシェアを誇り、楽天ペイより加盟店が多いです。楽天Edyのプラスチックカードもあるので、スマホ決済がよくわからない人にも使いやすいのが特徴です。
▼楽天ペイのカード例
ただし楽天Edyは、楽天銀行やラクマ売上金からのチャージ、個人間送金などはできません。楽天スーパーポイントのチャージは可能ですが、期間限定ポイントは非対応です。
ポイント還元率も、楽天ペイよりやや低めです。通常還元率は0.5%、楽天カードからチャージして支払えば1.0%還元です。
楽天カードからのチャージなら、楽天キャッシュを経由して楽天ペイを使って1.5%還元にするほうがお得です。楽天ペイが使えるお店では、楽天ペイを優先的に使うほうがおすすめです。
おサイフケータイ機能のあるスマートフォンなら、楽天ペイで楽天Edy決済も可能です。スマホ1つで、楽天ペイと楽天Edyを使い分けられます。
▼おサイフケータイ機能搭載スマートフォンの楽天ペイアプリ画面
■楽天Edyの特徴
- 利用代金の0.5%がポイント還元(楽天カードチャージで還元率1.0%)
- 使えるお店が多い
- オートチャージ可能
■楽天キャッシュの特徴
- 楽天ペイ併用で利用代金の1.0~1.5%がポイント還元
- 銀行口座やラクマ売上金からもチャージ可能
- 個人間送金できる
楽天ペイの相棒的存在、楽天キャッシュ
楽天キャッシュは、今や楽天ペイをより便利に使うための相棒のような存在です。単体で使う機会は少ないと思います。
楽天ペイに銀行口座からチャージしたいときや、ラクマの売上金を使い切りたいときは、楽天キャッシュを使えばOKです。
楽天カードを持っている人は、楽天キャッシュにチャージしてから楽天ペイ決済することで還元率1.5%まで引き上げられます。
楽天キャッシュは、基本的には楽天ペイアプリやラクマアプリから使えます。個別アプリが必要ない点も、個人的には便利だと思っています。
楽天ペイの使い方はこちら:
【楽天ペイ】チャージ方法やポイント還元率、店舗での使い方をシンプル解説