ポンタポイント運用の使い方 Pontaの「初心者向け投資」という使い道
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Pontaがポンタポイント運用というポイント投資サービスを始めました。買い物で貯まったポンタポイントを、投資のように運用できます。
ポンタポイント運用は、日本で初めてポイント投資サービスを始めた「ストックポイント」と提携して運営しています。
本来はまとまった資金がないと投資できない、株式やETFの銘柄を選べるので、株主体験ができます。
実際に、運用に回したPontaポイントも、選んだ株式の値動きと連動して増減します。
あくまで運用するのは「ポンタポイント」なので、持ち出しのお金はありません。投資初心者が、はじめて投資体験するのにおすすめです。
しかし、手数料などのデメリットもあるので注意が必要です。
目次
ポンタポイント運用の仕組み
Pontaポイント運用は、ポンタ会員IDがあればいつでも始められます。
投資信託を買うときのように、証券口座の開設などは不要です。
ポンタポイント運用の専用マイページから、以下の操作をすることでポイント投資ができます。
■ポンタポイント運用の流れ
- 「ポイント運用通帳」を選択
- ポイント運用する銘柄を選ぶ
- 投資するポイント数を入力
- 「ポイント運用を申し込み」を選択
運用に回したPontaポイントは、「銘柄ポイント」という運用ポイントになります。銘柄ポイントは、いつでもPontaポイントに戻して、買い物に使うことができます。
運用中のポイントの銘柄を変えることも可能です。メニューから「ポイント運用をとめる」を選択し、銘柄ポイントを一度「未運用ポイント」にしてから、新しい銘柄を選びます。
Pontaポイント運用ならではのメリット
このようなポイント投資サービスは、他社もすでに始めています。dポイントや楽天ポイントなどでもポイント運用が可能です。
とはいえ、Pontaポイント運用ならではのメリットが3点あります。
株式やETFから銘柄を選べる
Pontaポイント運用は、ポイントを運用する株などの銘柄を選べます。
選べる銘柄は、日本企業の国内株式・ETF・REIT・仮想通貨です。
日本企業の株はイメージしやすいですが、ETFやREITは投資経験がない人にとって聞き慣れない言葉かもしれません。
簡単にいうと、ETFは上場企業の株にまとめて投資できるセット、REITは株ではなく不動産に投資するセットです。
■ETF(上場投資信託)とは
ETFとは、上場企業の株式を複数セットで投資できる金融商品です。ETF1銘柄に投資するだけで、分散投資ができます。
同じく分散投資ができる投資信託と似ていますが、「上場企業の株式」と同じように運用できる点が異なります。
■REIT(不動産投資信託)とは
REITとは、さまざまな不動産に投資する金融商品です。大型商業施設やオフィスビルを、複数の投資家で買って、賃料などで得た利益を分け合うイメージです。
プロが代わりに運用をするので、不動産投資の知識がなくても投資できます。
一般的に、国内株式1社の株だけに投資すると、経営難などで株価が下がってしまうリスクがあります。
株投資は複数の企業に投資した方が、リスクを分散できて値動きを小さくできます。1社の株価が下がっても、ほかの会社の株価が上昇していればカバーできるからです。
分散投資をしたい人は、複数の国内株式を運用するか、ETFやREITを選ぶのがおすすめです。
Pontaポイント運用で選べる具体的な銘柄は、下記のとおりです。
■国内株式
- ローソン
- リクルートホールディングス
- ANAホールディングス
- みずほフィナンシャルグループ
- ゲオホールディングス
ローソンやリクルートなど、Pontaポイントとつながりの強い企業が中心です。
■ETF
- 日経ダブルインバース・インデックス連動型
- ダウ・ジョーンズ工業株30種平均
- 上海株式指数・上証50連動型
それぞれ、日本・アメリカ・中国の代表企業に分散投資ができます。
■REIT
- ジャパンリアルエステイト投資法人
東京を中心に、日本全国のビルに分散投資できます。
特に、ポイント運用で不動産投資ができるのは珍しいです。通常、不動産投資には多くの持ち出し金が必要ですが、Pontaポイント運用なら少額から投資ができます。
少額のPontaポイントで、間接的に不動産のオーナーになることができます。
ポイント交換の反映が早い
ポイント運用は、ポイント追加や引き出しを申請してから、反映されるまでの時間が短いほどよいです。反映に何日もかかってしまうと、その間に株価などが変動する可能性があるからです。
「ポイントが増えそう」と予想して引き出し手続きをし、反映を待っている間に、株価が下がってポイントも減るかもしれません。
その点、Pontaポイント運用は反映が当日中と非常に早く安心です。
■ポンタポイント運用の反映スケジュール
当日申し込みの締切:営業日14:30
↓
ポイント交換の反映:当日16:00
たとえば、国内の株取引が行われるのは、平日の15時までです。
ポンタポイント運用で当日交換ができるのは14時半までなので、ぎりぎりまで株価を予想することが可能です。
20ポイントから始められる
ポンタポイント運用は、20ポイントから始められます。
他社のポイント運用は、100ポイントくらいからしか始められないことが多いです。
ポンタポイント運用はより少額から投資体験ができるので、手軽に始められます。
たとえば、コンビニのローソンでは、100円の買い物ごとにPontaポイントが1ポイントたまります。
よって、ローソンで2,000円の買い物をすれば、Pontaポイント運用が始められるだけのポイントが貯まります。
最初は少ないポイントから運用を始めれば、多少損をしてしまっても気楽に続けやすいです。
運用を休止できる
ポンタポイント運用は、ポイント運用を一時休止することができます。
マイページのメニューから「運用をとめる」を選んで、銘柄ポイントを未運用ポイントにしておけば、ポイントの変動がなくなります。
いったん運用を休みたいと思ったときはもちろん、ポイントが下がりそうだと予測した場合に休止しておくという使い方もできます。
デメリットも多い
上記のように、Pontaポイント運用は独自性の強いポイント投資サービスです。
しかし、手数料が高い、ポイント有効期限があるなど、デメリットもあります。
手数料がかかる
ポンタポイント運用は、開始から銘柄変更、ポイントの売買や追加などでは、手数料はかかりません。
Pontaポイントに戻す場合にのみ、1%(税込み)の手数料がかかります。
たとえば、200ポイントの運用ポイントをPontaポイントに戻したとき、受け取れるPontaポイントは1%を差し引いた198ポイントになります。
dポイント投資や楽天ポイント運用では引き出し手数料はかかりません。
銘柄を変えるときや、運用中のポイントを未運用ポイントにするときには、交換手数料はかかりません。
未運用ポイントに有効期限がある
先程、ポンタポイントはいつでも運用を休止できるというメリットがあると説明しました。
しかし、運用を休止している「未運用ポイント」には、1年間の有効期限があります。1年以上、未運用ポイントを放置するとポイントがなくなってしまうので注意が必要です。
また、キャンペーンなどで手に入れたポイントは、それぞれ有効期限が異なることもあります。ポイント運用を利用しなくなったら、早めにPontaポイントに戻しておく方が安心です。
直接引き出しはできない
運用ポイントは1ポイント単位で引き出せます。ただし、直接Pontaポイントへ交換することはできません。
キャッシュポイントに交換してからPontaポイントへ戻すことになります。
Pontaポイントに戻す場合には、前述の1%(税込み)の手数料がかかります。つまり1.01ポイント以上の残高があれば、1ポイントをPontaポイントに交換できます。
引き出しきれなかったポイントは、引き続き運用するか、未運用ポイントとして保留しておくことになります。
先程説明したとおり、未運用ポイントは有効期限が1年間なので、1年以上経つとポイントが消えてしまいます。
ポイント運用をいったんやめるなら、未運用ポイントの存在を忘れて有効期限が過ぎないように要注意です。