ペナルティ貯金のやり方 貯金が苦手な人におすすめだけど注意点もあり
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貯金が苦手な人におすすめの貯蓄法の一つに、ペナルティ貯金というやり方があります。
かんたんに言うと、「○○ができなかったら●円貯金する」という自分ルールを設けて貯金をしていく方法です。
このペナルティ貯金は、禁煙や禁酒、運動不足解消などに使うと生活改善にもつながる貯蓄方法です。
今回は、悪い習慣を断ち切り貯金にもなる、ペナルティ貯金のコツについて解説します。
目次
ペナルティ貯金の方法
ペナルティ貯金とは、自分が何かできなかったときに、その罰(ペナルティ)としてお金を貯金していくという方法です。
自分が改善したいと思っている、悪い習慣とペナルティ貯金を組み合わせて行うのがおすすめです。
■ペナルティ貯金の例
- 煙草を1日15本以上吸ったら、煙草1箱分を貯金
- ビールを2缶以上飲んだら500円を貯金
- ゲームに課金したら同額を貯金
- 朝6時に起きられなかったら500円を貯金
たとえば、「タバコをやめたいけどなかなか止められない」という人がペナルティ貯金をするとします。
現在、1日20本タバコを吸っているとすれば、それを1日15本に制限する。イライラする日は15本以上吸っても良いのですが、15本を超えた場合はタバコ一箱分を貯金する。
このようなルールを自分で作って実践するのが、ペナルティ貯金です。
ペナルティ貯金のメリット
ペナルティ貯金のメリットは、どちらに転んでも得をすることです。
たとえば、前述した禁煙+ペナルティ貯金の例だと、このようなメリットがあります。
- たばこをやめられなかった(けどお金は貯まる)
- 貯金できなかった(けどたばこは止められる)
自分が悪い習慣を断ちきれなかった場合には、お金がどんどん貯まります。
逆に、ペナルティ貯金をきっかけにして禁煙できれば、今より健康になることができるのでこれもメリットがあります。
さらに禁煙に成功するとタバコ代の出費がなくなるので、ペナルティ貯金はできなかったとしても結果的には節約ができます。
たとえば毎日410円のタバコを2箱吸う人なら、禁煙に成功すれば年間30万円近くが節約できる計算になります。
三日坊主で終わらないためのコツ
ペナルティ貯金は、継続することが大切です。
生活習慣を改善するどころか、ペナルティ貯金すら3日坊主で終わってしまっては意味がありません。
人間は習慣を身につけるのに66日かかると言われているので、逆に言うと最初の66日で挫折しないように継続すれば、あとは無理なく続けていけるようになります。
ペナルティ貯金を習慣化するためにおすすめの方法は、下記3点です。
■ペナルティ貯金を続けるためのコツ
- 身近な人にペナルティ貯金をやると公言し、チェックしてもらう
- ペナルティ貯金用の貯金箱や口座を作る
- ペナルティ貯金を定期預金に預ける
身近な人にペナルティ貯金をやると公言し、チェックしてもらう
まず、しっかりペナルティ貯金を継続するためには、家族や知人など誰かにチェックしてもらえる環境を作ることをおすすめします。
自分一人でペナルティ貯金をしていても、「今日はいいや…」と気がゆるんでルールを破ってしまう可能性があります。
妻や子どもに「禁煙のためのペナルティ貯金をする」と宣言し、家でタバコを吸ったら目の前で貯金する、などもおすすめです。
また、そこまで監視される体制ではなかったとしても、「家族と約束した手前、これ以上吸うわけにはいかない」「こっそり吸って帰っても、においでバレるかもしれない」という抑止力にもなります。
自分は意志が弱いと感じている人は、特に誰かにペナルティ貯金をすることを公言した方が続きやすいです。
ペナルティ貯金用の貯金箱や口座を作る
ペナルティ貯金をする上では、専用の貯金箱や銀行口座を使うと長続きしやすいです。
実際に貯金箱が重くなっていくことで貯蓄の実感を感じたい人は、簡単に開けられないタイプの貯金箱が良いと思います。
スケルトンタイプの、貯まったお金がひと目で見る貯金箱もおすすめです。
また、銀行の預金残高が増えていくのを見るとテンションが上がるタイプの人は、貯蓄用の銀行口座を開設するのもありです。
銀行に預金すると少しの利息もつくので、貯金金額が貯まっていくと利息もどんどん高くなってお得になります。
たとえばネット銀行なら、無料かつ来店不要で口座開設できる上に、スマホからいつでも残高を確認できます。
私自身も貯蓄用口座はネット銀行を使っていますが、移動中などにスマホで残高をチェックして「貯まってきているな」と密かに喜んで、モチベーションをキープしています。
ネット銀行はメガバンクなどに比べて預金金利も高いので、特に貯金用口座向きです。
定期預金に預ける
銀行口座で貯金をしていきたい人は、一般的な普通預金ではなく定期預金を使うのも効果的です。
定期預金は原則、途中で引き出せないという点が貯金に向いているので、お金があると使ってしまうという人は活用することをおすすめします。
預金金利も普通預金より高いので、ペナルティ貯金が貯まるほど利息が貯まっていくというメリットもあります。これは現金を貯めていく貯金箱にはないメリットです。
定期預金はまとまったお金を長期的に預けるイメージがあるかもしれませんが、最近は少額を短期で預けられる定期預金も増えています。
少額の定期預金はネット銀行が中心なので、来店せずにマイページから定期預金に預けられます。
「煙草を吸っちゃったからペナルティ貯金をしなきゃ」と思ったら、1本吸いながらその場でスマホから貯金、ということもできるので便利です。
特にペナルティ貯金に使いやすい、少額から定期預金が組めるネット銀行は下記3行です。
- 預入単位:1,000円~(1円単位)
- 預入期間:1ヶ月~10年
2018年からサービスを開始した新しいネット銀行で、
1,000円から定期預金に預け入れられるだけでなく、満期日を1日単位で設定することもできるので、自由度が高いです。
例:1,500円のペナルティ貯金を「1月1日」を満期にして預け入れる
- 預入単位:1,000円~(1円単位)
- 預入期間:1ヶ月~5年
ネット銀行のなかで預金保有量トップクラスの住信SBIネット銀行も、1,000円から定期預金が組めます。
利用できるATMが多いので、いざ満期になった定期預金を引き出すときも便利です。
- 預入単位:10,000円~(1円単位)
- 預入期間:1ヶ月~5年
ペナルティ貯金は「サブ」の貯蓄
上記で紹介した方法などを試して、自分に合うペナルティ貯金のやり方を見つければ、生活習慣の改善と貯金が同時に達成できます。
しかし、ペナルティ貯金はあくまで、サブの貯金という認識で行うことが望ましいです。
もしも、ペナルティ貯金をせずに生活習慣が改善した場合は、節約はできても貯金という形ではお金が残らないからです。
老後資金や旅行のためなど、目標金額や期限が決まった貯金をする上では、毎月決まった金額を貯金するような仕組みの方が向いています。
特に、貯金が苦手な人は、自分で何もしなくても自動的に貯金ができる銀行のサービスを使うのがおすすめです(私も使っています)。
代表的なものは、積立定期預金と自動入金サービスです。
積立定期預金とは、毎月決まった金額を定期預金に預け入れていくというサービスです。一回一回自分で定期預金に預ける必要がなく、放っておくだけで積立貯金ができます。
もう一方の自動入金サービスは、毎月決まった金額を普段使っている銀行から振り込むサービスです。
たとえば、給与振込口座のメインバンクから貯金用口座に毎月1万円を資金移動する、などの設定が無料でできます。
次の記事では、これらの自動貯金向けサービスの開設をします。
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