金利・手数料比較

メガバンクのATM手数料・振込手数料の比較で気づいた一番お得な銀行

銀行員

メガバンク3社と呼ばれる、三菱UFJ銀行・三井住友銀行・みずほ銀行のいずれかの口座を持っている人は多いです。

しかし、なぜその銀行口座を使っているのか、はっきりとした理由がない人も多いようです。かく言う私もそうでした。

私は三菱UFJ銀行を長年使っていますが、口座開設の理由は「初めてのアルバイトで給与振込口座として勤務先に作らされたから」という単純なものです。

そこで、実際にメガバンク3社を比較した場合、一番お得な銀行はどこなのかを検証してみました。

特に今回は、銀行を日常使いする上で重要な、振込手数料・ATM手数料を比較しています。

比べてみた結果、三菱UFJ銀行、三井住友銀行、みずほ銀行ともに手数料優遇サービスがあり、その内容についてお得度が違うことがわかりました。

単純な手数料は3行とも高い

電卓を持つ男性

三菱UFJ銀行、三井住友銀行、みずほ銀行は、いずれも基本のATM手数料・振込手数料は高いです。

特に、振込手数料は他社と比べても高く、他行口座への振込手数料はなかなかの高さです。

ATM手数料も、自社ATMで入出金した場合でも、状況によっては有料になります。

■メガバンク3行 振込手数料比較(税別)

種類 三菱UFJ銀行 三井住友銀行 みずほ銀行
同一支店宛 ~500円 ~400円 無料
同行他支店宛 ~500円 ~500円 ~400円
他行宛 250~600円 200~600円 200~400円

振込手数料は、窓口や電話で振込をすると手数料がかなり高くなります。

なるべくATMやインターネットから振込をすることをおすすめします。

しかし、それでも他行宛の振込手数料は無料になることはありません。

■メガバンク3行 ATM手数料比較(税別)

種類 三菱UFJ銀行 三井住友銀行 みずほ銀行
自社ATM ~100円 ~100円 ~200円
他行・コンビニATM ~200円 ~200円 ~200円

自社ATMについては、三菱UFJ銀行・みずほ銀行は平日日中なら手数料無料で利用できます。土日は有料です。

平日でも、三菱UFJ銀行は21時以降、みずほ銀行は8:45~18:00以外の時間だと、ATM手数料がかかります。

一方、三井住友銀行はSMBCポイントパックという自社サービスで条件を満たさないと、どの時間帯に自社ATMを使っても手数料がかかります(SMBCポイントパックについては後ほど解説)。

このように、メガバンクは手数料が高いことが特徴ですが、実は3行とも手数料の優遇サービスもあわせて提供しています。

手数料優遇サービスを上手く使えば、ATM手数料や振込手数料を無料にすることができます。

メガバンクの手数料優遇サービスを比較

分析

メガバンク3行の手数料優遇を受ける条件に、共通している点があります。

それは、自社のネットバンキングサービスを利用するということです。

ネットバンキングとは、ATMや支店に行かなくても、ネット上で振込や残高照会などができるようになるサービスです。

ATMに行かなくてもスマホで簡単に振込などの取引ができるようになる、便利な仕組みです。

それぞれ下記名称で、ネットバンキングサービスを運営しています。

■メガバンクのネットバンキングサービス

  • 三菱UFJ銀行:三菱UFJダイレクト
  • 三井住友銀行:SMBCダイレクト
  • みずほ銀行:みずほマイレージクラブ

これらのサービスを利用すると、ATM手数料や振込手数料の優遇を受けることができ、銀行によっては手数料が無料になる条件もあります。

まずは、振込手数料から比較していきます。

振込手数料はみずほ銀行がお得

みずほ銀行

最近はパソコンやスマホから振込をする人が増えているので、今回はネットバンキングでの振込手数料で比較してみます。

振込手数料は、みずほ銀行の優待にメリットが多かったです。

三菱UFJ銀行(三菱UFJダイレクト)

■振込手数料を無料にするには?
三菱UFJ銀行の優遇付き普通預金「メインバンクプラス」のステージを「プラチナステージ」にすると、他行あて振込手数料が毎月3回まで無料となります。

メインバンクプラスとは、手数料の優遇がついている普通預金です。

三菱UFJダイレクト(インターネットバンキング)に登録したうえで所定の条件を満たすと、ステージに応じた優遇を受けられます。

プラチナステージの適用条件は、下記いずれか1つの条件を満たすことですが、やや大きな取引が必要になるのでハードルは高めです。

  • MUFGプラチナ・アメリカン・エキスプレスカードの利用代金引き落とし
  • 住宅ローン借入残高500万円以上
  • 預金残高500万円以上

■ネットバンキングでの他行あて振込手数料
3万円未満は200円+税、3万円以上は300円+税

■ネットバンキングでの同行あて振込手数料
三菱UFJ銀行・三菱UFJ信託銀行・じぶん銀行はすべて0円

三井住友銀行(SMBCダイレクト)

■振込手数料を無料にするには?
残念ながら条件はなし。

■ネットバンキングでの他行あて振込手数料
3万円未満は200円+税、3万円以上は400円+税の振込手数料

※関西アーバン銀行、みなと銀行、SMBC信託銀行などのグループ銀行への振込は100円+税。

■ネットバンキングでの同行あて振込手数料
同一支店あては無料ですが、本支店あては100円+税

SMBCポイントパックに登録すれば、無条件で本支店あての振込手数料も無料になります。

SMBCポイントパックとは、SMBCダイレクト(ネットバンキング)と口座(残高別金利型普通預金)に登録することで振込手数料・ATM手数料が無料になるサービスです。

SMBCポイントパックの優遇特典を受けるために必要な条件のうち、簡単なのは「給与受取口座に使う」または「WEB通帳に切り替えること」です(その他の条件もあります)。

みずほ銀行(みずほダイレクト)

■振込手数料を無料にするには?
「預金残高50万円以上」または「NISA口座を作る」と他行あて振込手数料が毎月1回無料に。

「預金残高500万円以上」または「みずほマイレージクラブカードを年間100万円以上使う」または「みずほグループに資産運用商品の残高がある」のいずれかの条件を満たせば、毎月4回まで無料となる。

■ネットバンキングでの他行あて振込手数料
3万円未満は200円+税、3万円以上は400円+税の振込手数料

■ネットバンキングでの同行あて振込手数料
同一支店あては無料、本支店あては3万円未満は100円+税、3万円以上は200円+税(みずほマイレージクラブの条件を満たすと本支店あても無料になる)。

上記を比較してみると、いずれも「同じ銀行あての振込手数料」は簡単に無料できます。

しかし他行あて振込手数料に目を向けてみると、三井住友銀行は無料条件がなく、三菱UFJ銀行も条件ハードルは高めです。

一方で、みずほ銀行はみずほマイレージクラブの優遇条件「口座残高10万円以上」を満たした上で、みずほグループに資産運用商品の残高がある状態にすれば、他行振込手数料も毎月4回まで無料になります。

「資産運用」と言うと難しそうに聞こえる…という方もいるかもしれませんが、購入金額に制限が設けられているわけではないので、投資信託などであれば1万円程度から購入できます。

■みずほ銀行 資産運用の商品例

  • 投資信託を買う
  • 金銭信託を買う
  • 外貨預金をする
  • 株式に投資する
  • 公共債を買う

外貨預金や投資信託などは利用している人も多いです。

リスクがある資産運用はしたくないということなら、安全性の高い公共債などもおすすめです。

ATM手数料は三井住友銀行がお得

三井住友銀行

メガバンク3社ともに、一定の条件を満たすことでATM手数料が無料になります。

3社の中で最も条件のハードルが低く、ATM手数料が無料になる範囲が広いのは三井住友銀行でした。

取引額が少なくてもATM手数料を無料にできるので、ATMをよく使う人には三井住友銀行がおすすめです。

各メガバンクの詳しい条件を見てみます。

三菱UFJ銀行(メインバンクプラス)

ATM手数料無料の条件:メインバンクプラスに登録する

たとえば、最もランクの低い「ホワイトステージ」の適用条件は、下記のうちいずれか1つを満たすことです。

  • WEB通帳への切り替え
  • MUFGカードなど対象クレカを使う
  • 預金残高10万円以上
  • 三菱UFJデビットの利用代金の引き落とし

■優遇される特典
ホワイトステージ到達で、三菱UFJ銀行ATMの時間外手数料が無料になります。コンビニATMなどの無料条件を獲得するには、さらなるステージアップが必要。

詳しくはこちら
三菱UFJ銀行のATM手数料・振込手数料を無料にする3つの方法

三井住友銀行(SMBCポイントパック)

ATM手数料無料の条件:SMBCポイントパックに登録する

SMBCポイントパックに登録するだけでATM手数料の優遇が受けられるので、3行の中では最もハードルが低いです。

■優遇される特典
三井住友銀行ATMの時間外手数料が無料になります。

また、コンビニATM・ゆうちょ銀行ATMの手数料も毎月3回まで無料になるのも大きなメリットです。

詳しくはこちら
ATM手数料が無料になる三井住友銀行のSMBCポイントパックのメリット

みずほ銀行(みずほマイレージクラブ)

ATM手数料無料の条件:みずほマイレージクラブに登録する

みずほマイレージクラブは、誰でも簡単に登録できます。

ただし、優遇特典を受けるためには「みずほ銀行口座を給与受取口座に使う」などの条件を満たす必要があります。その他の適用条件もあります。

■優遇される特典
みずほ銀行ATM・イオン銀行ATMの時間外手数料が無料。コンビニATM手数料が毎月4回まで無料。

詳しくはこちら
ATM手数料無料!みずほマイレージクラブの特典を知らないと大損します

最もおすすめの三井住友銀行は、無料で使えるインターネットバンキング「SMBCダイレクト」に登録した上で、給与振込口座に使う、もしくはWEB通帳に切り替えるだけでさまざまなATM手数料が無料になります。

コンビニATMやゆうちょ銀行ATMなど他行ATMの手数料も、月4回まで無料になるのでお得です。

総合的にはみずほ銀行が一番お得

お得

メガバンクの手数料優遇サービスは、いずれもバランスが取れている印象でした。

自分自身が最もハードルをクリアしやすいと思える銀行を選ぶのが良いと思いますが、トータルで見ると、最も条件がゆるく優遇条件が手厚いのは「みずほ銀行」だと思います。

また、三菱UFJ銀行は優遇条件が特に優れているわけではありませんが、

  • UFJグループ間での振込手数料が0円
  • 他行あて振込手数料(3万円以上)が他社よりも100円安い

などの優位性も見られます。

次の記事では、メガバンク3社に続くもうひとつの都市銀行「りそな銀行」についても検証します。

りそな銀行について調べた所、隠れたメリットが数多くあることがわかりました。

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