永久不滅ポイント運用でリスクを減らすコツとは 取り出しタイミングを理解する
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永久不滅ポイントのポイント投資のコツを、初心者向けに解説します。
ポイント運用とは、ポイントのまま運用してポイントそのものを増やすという新しい投資です。
持ち出しのお金や手数料は一切不要なので、「投資に興味はあるけど、損をするのが怖い」という人が試すのにちょうどいいサービスです。
クレジットカード大手のクレディセゾンが運営しているという安心感も大きいです。
ポイントを運用で増やすやり方は、ポイントを運用に回してから「ポイントが増えそう」と予想したタイミングに、再びポイントを手元に戻すだけです。
運用ポイントの取り出し注文をしてから、実際にポイントが手元に戻るまでにはタイムラグがあるので、ベストな取り出しタイミングを狙うのがコツです。
なので、今回は永久不滅ポイントの運用スケジュールも具体的に解説します。
目次
永久不滅ポイントの選べるコース
ポイント運用は、実際にポイントを直接投資するのではなく、プロが運用している特定の資産に連動して増えたり減ったりします。
永久不滅ポイントのポイント運用の値動きは、投資信託と連動するコース6つと、大企業の株式と連動するコース1つがあります。
たとえば、楽天ポイントのポイント投資は4つのコース、dポイントは2つのコースのなかでテーマに分かれて合計11種類から選べます。
一方、永久不滅ポイントは計7つのコースから選んで投資できるので、自分の好みに合った運用が可能です。
「大きいリターンがほしい」「リスクは小さい方が良い」など、希望に応じた値動きのものを選ぶことをおすすめします。
それぞれのコースの値動きの特徴を見ていきます。
投資信託コース:リスク分散
投資信託と連動するコースは、6種類あります。
投資信託とは、投資のプロが複数の資産に分散投資している「複数の資産をまとめた投資セット」のようなものです。
投資信託の種類によって、どんな資産をどんな割合で運用しているかが変わります。
永久不滅ポイントも、選んだコースによって連動する資産の種類が決まります。
コースごとに特徴が異なる資産を組み合わせているので、値動きにも違いがあります。
- 日本株(TOPIX)コース
- 日本の東証株価指数(TOPIX)と連動。日本の景気が良くなればポイントが増える。
- アメリカ株コース
- アメリカを代表する500銘柄の株式指数と連動。世界の景気が良くなればポイントが増える。
- アクティブコース
- 外国の株式・債券と連動。ハイリスク・ハイリターン。
年間でポイントが約15%変動する可能性あり。 - バランスコース
- 国内債券と連動。値動きが安定しておりローリスク・ローリターン。
年間でポイントが約3%変動する可能性あり。 - 資産形成の達人コース
- 長期的な視点に立ち世界中の株式に投資をするコース。世界の厳選された企業の株式に分散投資。
- グローバルバランスコース
- 世界の株式と債券に投資をするコース。株式に加えて値動きの緩やかな債券に投資することで、リスクを抑える。
日本株(TOPIX)コースは、東証一部に上場している銘柄すべての株価指数と連動します。
よって、日本全体の景気に合わせて値動きします。
日本株コースでポイントを増やすには、国内上場企業の株価が低いタイミングでポイント投資するのがコツです。株価が上がるにつれて、ポイントが増えます。
一方、アメリカ株コースは、アメリカの大企業500銘柄の株価指数に連動しています。
アメリカ株コースを構成しているのは、マイクロソフトやアップル、メタ・プラットフォームズ(旧Facebook)、アマゾンなどの巨大グローバル企業です。
世界を代表する米企業に、少額から分散投資できます。
一方、アクティブコースとバランスコースは、日本やアメリカ以外の国もふくめて世界中の株式や債券に分散投資をします。
株式はハイリスク・ハイリターンなのに対し、債券はローリスク・ローリターンです。
よって、株式の割合を多めに分散投資すると、値動きが大きくなります。
逆に、債券メインに分散投資すると、値動きが安定するかわりにリターンも少なめになります。
アクティブコースは、価格変動が大きい「外国株式」にもっとも多く投資するので、値動きは15%前後と大きめです。
ポイントが減るリスクも大きいですが、運用結果次第では大きなリターンが期待できます。
一方バランスコースは、値動きの小さい「国内債券」が大半を占めるので、値動きは3%ほどしかありません。
手堅く運用したい人はバランスコースがおすすめです。
株式コース:大企業の株と連動
株式コースは、2018年から新たに選べるようになったコースです。
日本を代表する大企業の株式と直接連動するので、成長企業に直接投資しているような疑似体験ができます。
現在、株式コースで選べる投資先は下記3社です。
■株式コースで選べる企業の株式
- ホンダ
- 日清食品
- カルビー
大手企業の株式は、通常だと数十万円からしか購入できません。
しかし、永久不滅ポイントの株式コースなら、より少額から株式投資にチャレンジできます。
株式コースは、永久不滅ポイントをストックポイントという他社ポイントに交換することで運用します。
ストックポイントとは、世界で初めて開発された株価に連動するポイントサービスです。
実際の株の動きにあわせて、ストックポイントの価値が変動していきます。
運用したストックポイントは、永久不滅ポイントに戻すことができます。
もしポイントが1株の価値になったら実際の株式に交換することもできるので、こつこつ永久不滅ポイントを運用して株を保有することも可能です。
さらに、通常の株式投資と同じように配当金がもらえるというメリットもあります。
株式コースを始めるときは、ストックポイントのアプリをダウンロードして登録する必要があります。
さらに証券口座も必要なので、投資信託コースより始める手間はかかります。
しかし、ストックポイントのアプリダウンロードも証券口座開設も無料なので、コストは一切かかりません。
永久不滅ポイント運用の仕組み
永久不滅ポイントを運用すると、ポイント運用口座にポイントがチャージされます。
運用したポイントを使いたいときは、ポイント運用口座から永久不滅ポイントに戻して使います。
ポイント運用口座にチャージできるポイントは、100ポイント単位です。
一方、運用中のポイントを永久不滅ポイントとして取り出す際は1ポイント単位で可能なので、端数も引き出せます。
また、複数のコースを並行して運用することもできます。
たとえば、アクティブコースとバランスコースで100ポイントずつ運用する、などです。
ポイントに余裕があれば、2つ以上のコースを活用することをおすすめします。
どれか一つのコースでポイントが減っても、ほかのコースで運用しているポイントでカバーできる可能性があるからです。
ポイントのつみたてもおすすめ
ポイントをこまめに運用口座へチャージするのが面倒な人は、毎月一定のポイントを積み立て運用することも可能です。
積立投資信託と同じ感覚で、毎月25日に自動的に永久不滅ポイントを運用口座へチャージできます。
さらにポイントの積み立ては、投資のリスクを減らせるというメリットもあります。
投資のリスクを少なくする基本は、分散投資です。
運用資産を分散するのはもちろん、投資するタイミングを分散するのも効果的です。
たとえば、3,000ポイント持っている人は一度に3,000ポイントを運用するのではなく、毎月300ポイントずつ積み立るのがコツです。
運用・取り出しのタイミング
永久不滅ポイントの運用・取り出しが反映される時間は、コースによって異なります。
永久不滅ポイントの運用は、各社のポイント投資サービスのなかでも売買注文から確定までのタイムラグが少ないのが特徴です。
タイムラグが少なければ少ないほど、その間に予想外の値動きをするリスクも少なくなるので、安心して運用しやすいです。
当日受付の時間までにチャージや取り出しの申込みをすればその日のうちに反映されるので、ポイント反映までのタイムラグを最小限に抑えられます。
売買の注文からタイムラグがあると「株価が上がると予想して運用ポイントを取り出したけど、1日経ったら逆に株価が下がってポイントが減ってしまった」のような損をしやすくなります。
■永久不滅ポイント コース別の売買タイミング
- 投資信託コース
- このコースは、14:00までに売買の注文を入れると、当日受付となります。
そして、東証の終値が確定する15:00頃に売買する永久不滅ポイントが確定し、17:00に反映されます。 - 株式コース
- 当日14:30までに申込むと、15:00頃に確定します。
永久不滅ポイントを運用に回すときは17:00頃に反映されますが、ストックポイントから永久不滅ポイントに戻す際は19:30になります。
アクティブコースで永久不滅ポイントを運用していたとします。
アクティブコースは外国株式、特に北米の比率が大きいので、アメリカ経済が好調かどうかを見ながら予想する人が多いです。
たとえば、毎日眺めているYahooトップページで「NYダウ」「米国ドル」が上がっている日が続いていれば、アメリカ経済が成長していると感じます。
「実際にポイントも増えてきているし、そろそろ永久不滅ポイントに戻そうかな」と思ったら、14:00までに取り出し注文をします。
すると、17:00に永久不滅ポイントとして手元に戻ってくるという流れです。
デメリットはポイントの貯めにくさ
永久不滅ポイント運用は、投資をしたことがない人も手軽に始めやすいポイント投資です。
一方、デメリットは永久不滅ポイントそのものを貯めにくいことです。
永久不滅ポイントは、セゾンのクレジットカードでカード決済をして貯めるのが基本です。
他社ポイントを永久不滅ポイントに交換することはできないので、ほかのカードで貯めたポイントを永久不滅ポイントにまとめる、ということはできません。
永久不滅ポイントは、クレジットカード利用代金1,000円につき1ポイントが貯まっていきます。
ポイント運用するために必要な100ポイントを貯めるには、10万円以上のカード決済が必要です。
しかも、ポイントが貯まるのは1,000円以上の支払いからなので、コンビニなどで数百円の支払いをしてもポイントはたまりません。
すでに永久不滅ポイントが貯まっている人は始めやすいですが、今から永久不滅ポイントを運用し始める人は少し大変かもしれません。
永久不滅ポイントを貯めやすくするコツはありますが(セゾンポイントモールで買い物をするとポイント還元率が最大30倍など)、もっと貯めやすいポイントでポイント投資を始めても良いと思います。
還元率が高いポイントでいうと、dポイントと楽天ポイントもポイント投資サービスを運営しています。
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