デビットカード活用法

デビットカード比較 海外事務手数料・ATM手数料を安くする方法

旅行

デビットカードは、海外でもクレジットカードと同じようにキャッシュレスで買い物ができて便利です(→デビットカードとは)。

海外ATMでの出金もできる上に15~16歳以上から持てるので、子供の海外旅行用に作る人も多いです。

しかし、海外で利用する際は海外事務手数料海外ATM手数料が必要になります。

今回は、海外事務手数料や海外ATM手数料が安いデビットカードを調査してみました。

海外事務手数料・海外ATM手数料とは

カードで買物

海外事務手数料とは、カードを海外で利用した時にかかる手数料のことです。

利用額(決済時点のレート)に対して、2%前後の手数料が上乗せとなります。

さらにデビットカードは、海外ATMで現地通貨が引き出せるというメリットもあります。

その際は、海外事務手数料にくわえて海外ATM手数料も必要になります。

現金(キャッシュ)が必要な時以外は、カード決済を利用した方がお得です。

しかし、現金が必要な時は、両替よりデビットカードを使って海外ATMで引き出す方がおすすめです。

外貨両替と比較すると、デビットカードで海外ATMから現金を引き出した方が手数料は安く済むことが多いからです。

両替より海外ATMの方が安い

両替イメージ

デビットカードの海外ATM手数料は、平均すると100~200円程度です。

外貨両替する場合は、為替手数料両替手数料がかかります。

たとえば、為替手数料は1ドルあたり2~3円くらいかかるので、1ドル=100円の時に10万円両替すると2,000~3,000円は手数料に取られてしまいます。

デビットカードの海外事務手数料(2%前後)+海外ATM手数料(100~200円)という手数料の方が、大抵の場合は安く済みます。

海外で屋台に行く時やチップを払う時など、現金が必要なシチュエーションは意外と多いので、いざという時にもデビットカードは便利です(→海外でのデビットカードの詳しい使い方はこちら)。

ネット銀行なら海外事務手数料・ATM手数料が安い

カードとスマホを持つ女性

海外事務手数料や海外ATM手数料は、デビットカードの金融機関によって異なります。

ちなみに、メガバンクの相場は下記の通りです。

メガバンクの手数料 相場
  • 海外事務手数料 3.0%前後
  • 海外ATM手数料 約100円

しかしネット銀行なら、メガバンクより手数料を抑えることができます。

海外で使えるデビットカードを扱っている、主なネット銀行6種を比較してみました。

デビットカード 海外事務手数料 海外ATM手数料(税抜)
イオンデビットカード 1.60% 200円
Sony Bank WALLET 1.76% 200円
住信SBIネット銀行Visaデビットカード 2.50% 非公開
セブン銀行デビット付きキャッシュカード 3.0% 100円
JNB Visaデビット 3.02% 無料
楽天銀行デビットカード 3.024% 無料

海外事務手数料では、イオン銀行のイオンデビットカード・ソニー銀行のSony Bank WALLETが格安です。

メガバンクの約半分の手数料で済むのは大きいです。

一方、海外ATM手数料はジャパンネット銀行のJNB Visaデビット、楽天銀行のデビットカードが無料です。

海外事務手数料はメガバンクと同じくらいですが、現金を引き出す頻度が高い人にはおすすめです。

それぞれ6つのデビットカードの特徴を見ていきます。

イオンデビットカード

イオン銀行

海外事務手数料は最安、Visaデビットは10万円までの立て替え可

  • 海外事務手数料 1.60%
  • 海外ATMでの出金手数料 200円/回
  • 国際ブランド:Visa、JCB

イオン銀行のデビットカードは、VisaとJCBの2種類を扱っています。

JCBのデビットカードは15歳から申し込めますが、Visaのデビットカードは18歳以上かつ審査が必要になります。

イオン銀行のVisaデビットカードの申込ハードルが高いのは、バックアップサービスという保証があるからです。

バックアップサービスとは、預金残高が不足していても10万円まで立て替えるという内容です。

通常、デビットカードは預金口座の残高が不足すると決済ができなくなりますが、Visaのイオンデビットカードなら一時的な立て替えを利用して買い物ができます。

海外で使えるシーンが多いのもVisaなので、18歳以上の人はVisaがおすすめです。

イオンデビットカード 詳細はこちら

Sony Bank WALLET

ソニー銀行

外貨預金口座を利用すると海外事務手数料が無料

  • 海外事務手数料 1.76%
  • 海外ATMでの出金手数料 200円/回
  • 国際ブランド:Visa

ソニー銀行は外貨預金に力を入れているネット銀行で、海外でのデビットカード引き落としを外貨預金口座からできます。

特定の通貨でSony Bank WALLETの引き落としを外貨普通預金口座から行った場合、お買い物時の海外事務手数料が無料になるのが、一番のメリットです。

■デビットカードでの海外ショッピング時、海外事務手数料が無料になる通貨(10種)
米ドル、ユーロ、英ポンド、豪ドル、NZドル、カナダドル、スイスフラン、香港ドル、南アランド、スウェーデンクローナ

ソニー銀行の外貨預金口座は為替手数料が安いことに定評があり、預金額が大きいと金利や為替手数料の優遇を受けることができます(→ソニー銀行の外貨預金について)。

海外によく行く人のお買い物用のカードとして、Sony Bank WALLETはおすすめです。

また、外貨預金口座の残高が足りない場合は、円預金から不足分の外貨を自動購入して補う「円からアシスト」というサービスもあり安心です。

Sony Bank WALLET 詳細はこちら

住信SBIネット銀行Visaデビットカード

住信SBIネット銀行

米ドル支払の海外事務手数料のポイントバック(=実質無料)あり

  • 海外事務手数料 2.50%
  • 海外ATM手数料 非公開
  • 国際ブランド:Visa

住信SBIネット銀行も米ドルの外貨預金口座を作ることができます。

特に米ドルの支払をする際は、外貨預金からデビットカードの引き落としをすると年間30回まで海外事務手数料をポイントバックしてもらえます。

つまり、年間30回は海外事務手数料が実質無料でデビットカードを使えるということです。

ポイントバックの際は、住信SBIネット銀行には「スマートプログラム」という独自のポイントサービスのスマプロポイントが付与されます。

貯まったポイントは現金に交換できるほか、ポイント数に応じて他行振込手数料が最大で月15回まで無料になるなどの優遇を受けることができます。

住信SBIネット銀行Visaデビットカード 詳細はこちら

セブン銀行デビット付きキャッシュカード

セブン銀行

海外のお買い物でもnanacoポイントを貯められる

  • 海外事務手数料 3.0%
  • 海外ATMでの出金手数料 100円/回
  • 国際ブランド:JCB

セブン銀行の海外事務手数料・海外ATM手数料は、メガバンクとほぼ同じ水準です。

国際ブランドもVisaではなく、日本ブランドのJCBのみの取扱いです。

今はJCBが使えるお店も拡大してきているものの、Visaよりは使えるお店がやや少ないことはデメリットです。

しかし、海外でデビットカードを使った時もnanacoポイントが貯まるので、普段から電子マネーnanacoを利用する人にとってはおすすめです。

特に海外ではまとまった金額の支払いをすることも多いかと思うので、ポイントをたくさん貯めるチャンスです。

セブン銀行デビット付きキャッシュカード 詳細はこちら

JNB Visaデビットカード

ジャパンネット銀行

海外ATM手数料が無料、口座開設をすると自動で発行される

  • 海外事務手数料 3.02%
  • 海外ATMでの出金手数料:無料
  • 国際ブランド:Visa

JNB Visaデビットカードとは、三井住友銀行系列のネット銀行「ジャパンネット銀行」のデビットカードです。

海外事務手数料はメガバンクと同じくらいですが、海外ATMの出金手数料が無料というメリットがあります(AMT設置会社によっては、数百円の利用料を支払う場合があります)。

その他のジャパンネット銀行のメリットは、海外利用時よりも国内利用時の方が多いかもしれません。

たとえば、振込手数料は業界の中でも格安です。

三井住友銀行宛の振り込みだと無料、同行宛で50円+税、他行宛でも160円+税~と、メガバンクの半分以下の水準です。

ジャパンネット銀行のデビットカードはキャッシュカードと併用で、ジャパンネット銀行の口座を開設すると全員に発行されます。

デビットカードの申込と口座開設の申込を両方する手間が省けるので、なるべく早くデビットカードを発行したい人にもおすすめです。

JNB Visaデビットカード 詳細はこちら

楽天銀行デビットカード

楽天銀行

Visaデビットのゴールドカードには海外旅行の優遇サービスあり

  • 海外事務手数料 3.024%
  • 海外ATMでの出金手数料 無料
  • 国際ブランド:JCB、Visa

楽天銀行のデビットカードは、国際ブランドをVisaとJCBから選ぶことができます。

どちらもジャパンネット銀行と同様、海外ATMの引き出し手数料が無料です(海外ATM独自の手数料を除く)。

デビットカードの国際ブランドによって異なる点は、年会費の有無です。

JCBデビットは年会費無料ですが、Visaデビットは年会費が1,000円+税(ゴールドカードは3,000円+税)かかります。

海外旅行によく行く人は、年会費はかかるもののVisaデビットのゴールドカードがおすすめです。

ゴールドカードを持つと、国際線の荷物一時預かりホテル代の割引といった旅行関連の優遇サービスが豊富につくからです。

年間60万円以上使えば、獲得ポイントで年会費を相殺できるので、支払額が多い人におすすめです。

楽天銀行デビットカード 詳細はこちら

買い物の手数料はクレジットカードの方が安い

クレジットカード

デビットカードはキャッシュカード一体型なので、海外ATMから現地通貨を引き出せるのが便利です。

一方、買い物で直接カード決済をすることを考えると、海外事務手数料はクレジットカードの方が安いブランドが多いです。

デビットカードの海外事務手数料が平均2~3%なのに対し、クレジットカードの海外事務手数料は1.6~2.0%くらいが多いです。

しかし、クレジットカードを海外で使うデメリットは、海外で現金が必要になった時に海外キャッシングを行うことになることです。

キャッシング=貸付なので、海外ATM手数料だけでなく利息が15.0~18.0%ほど掛かるのがデメリットです。

コスト 海外事務手数料 海外ATM出金手数料 海外キャッシング
デビットカード 2.0~3.0% 100~200円
クレジットカード 1.6~2.0% 100~200円 利息あり
15.0~18.0%

海外キャッシングの利息は、外貨両替よりは割安です。

しかし、デビットカードの海外ATMからの出金に比べるとやはり割高です。

海外で現金をほとんど使わない人はクレジットカードがおすすめですが、現金もそれなりに使いそうな人はデビットカードの方が安心です。

海外利用に最もおすすめのデビットカード3種

女性

上記で紹介した6種のデビットカードのうち、海外事務手数料がクレジットカードとほぼ同じ安さのものが特におすすめです。

私が海外利用におすすめするデビットカードは、下記3種です。

■海外利用におすすめのデビットカード

イオン銀行
海外事務手数料1.60%、Visaデビットは10万円までの立て替えサービスあり
ソニー銀行
海外事務手数料1.76%、特定10通貨の外貨預金口座を利用すると海外事務手数料は無料
住信SBIネット銀行
海外事務手数料2.5%、年30回まで海外事務手数料をポイントバック

次は、デビットカードとクレジットカードの違いの解説コラムです。

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