高金利な定期預金を狙うなら夏のキャンペーンがおすすめ
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定期預金は、安全にお金を貯める方法として多くの人が利用しています。
日本では特に、投資よりも定期預金などの元本割れしない運用先を選ぶ人が多く、昔も今も貯蓄方法として人気が高いです。
定期預金をするなら金利が高い銀行の方が良いのはもちろんですが、さらに活用したいのが定期預金の金利優遇キャンペーンです。
多くの銀行が時期に応じて金利優遇キャンペーンを行っており、そのタイミングを狙って定期預金を組むとより効率的にお金を増やせます。
特に、夏のボーナス時期は高金利なキャンペーンが出ることが多く、おすすめです。
定期預金キャンペーンにはタイミングがある
定期預金のキャンペーンには、銀行ごとにある程度決まったタイミングがあります。
ランダムにキャンペーンが打ち出されるのではなく、銀行が定期預金の金利に注力するタイミングがあるので、それを事前に把握しておけば計画的に定期預金が活用できます。
特に、銀行が注力することが多い時期が、夏・冬のボーナスシーズンです。
多くの会社勤めの人がボーナスを受け取ってお金に余裕があるので、そのタイミングに「定期預金で安心・安全な貯蓄をしませんか」というような広報を打ち出すことが多いです。
夏のキャンペーンは一番おすすめ
銀行がもっとも定期預金のキャンペーンに力を入れるのが、夏です。
ネットでも広告をよく見かけますし、銀行に行けばチラシを配っていることも多いです。
銀行によって違いはありますが、冬より夏の方が定期預金キャンペーンは高金利なことが多いです。
よって、長期の定期預金を組みたい人は、夏を狙うのをおすすめします。
実際に、夏のボーナスを定期預金に回す人は多いです。
毎年、たくさんの会社が夏のボーナスの使い道について調査をしていますが、近年はどの調査でも1位か2位は「貯金・貯蓄」です。
たとえば、西日本シティ銀行が調査した消費者動向調査(2018年5月)の調査結果は下記の通りでした。
■夏のボーナスの使い道
- 1位:貯蓄(51.2%)
- 2位:旅行、レジャー(26.2%)
- 3位:生活費の補てん(25.0%)
やはり1位は貯蓄で、半分以上の人が夏のボーナスはあまり使わずに貯金にまわしていました。
2位は旅行・レジャーでしたが、旅行・レジャーや衣料品の購入といった、「消費」に回すと回答した人は、どれも昨年からほぼ半減しています。
ボーナスは消費ではなく貯蓄に回す、という傾向が特に強くなっているようです。
ちなみに、西日本シティ銀行は「夏のボーナスを貯蓄に回す理由」についても調べています。
その結果、ボーナスを貯蓄に回すと答えた人のうち半分以上は「将来の生活費の補てん」、3割以上の人は「老後資金のため」に貯金をすると回答していました。
長く続く不景気や年金額の減少を受けて、将来のお金の不安を抱えている人が多い印象です。
安全な運用先である定期預金はこのようなニーズにも合いやすく、高金利のキャンペーンを打ち出すと定期預金を使う人が増えやすいです。
もしも長期的な定期預金による運用がしたいなら、力を入れている銀行が多い夏の定期預金キャンペーンを利用するのがおすすめです。
通常の何倍も高い金利で、定期預金に預けることができるかもしれません。
冬のキャンペーンは「夏に満期」になるものを
夏と同じく、冬のボーナスシーズンにも定期預金キャンペーンを行う銀行が多いです。
しかし正直に言うと、夏の方が大きなキャンペーンを行う銀行が多いイメージで、冬のキャンペーンは夏ほど大幅な金利アップなどは少ない印象があります。
西日本シティ銀行が調査した消費者動向調査(2017年10月)を見てみると、貯蓄が1位ということは変わりませんでしたが、3位に「衣料品などの購入」という消費が入り込んでいました。
■冬のボーナスの使い道
- 1位:貯蓄(57.1%)
- 2位:旅行、レジャー(38.2%)
- 3位:衣料品などの購入(27.6%)
消費にあたる使い道が3位に入っているので、夏よりは消費に回す人も増えるようです。
多くの企業が夏より冬のボーナスの方が多く支給するので、夏よりお金に余裕が出る人が多いのも原因だと思います。
それもあって、銀行が行う冬の定期預金キャンペーンは夏ほど大々的ではないのかもしれません。
よって、冬のボーナスで定期預金をしようと思っているのであれば、個人的には来年の夏に満期を迎える短期間のものをおすすめします。
そうすれば、来年の夏にはより高金利の定期預金キャンペーンへ再度預け入れることもできます。
もし年単位の長期定期預金を活用したいなら、夏が狙い目です。
実は2月も穴場
ほかにも、個人的になかなか強力だと思っているのが2月のキャンペーンです。
あまり知られていないのですが、実は2月にも金利が高くなる定期預金キャンペーンをやっている銀行が多いです。
私が考える、2月に定期預金のキャンペーンをやる理由はこの2点です。
- 銀行側の決算シーズンだから
- 新社会人・新生活を始める人を獲得するため
多くの銀行は、3月末に決算期を迎えます。
よって、決算日が近づくにつれて、年初に掲げた目標に向けて数字を近づけていく必要があります。
そのため「目標の預金残高に達していないから、定期預金キャンペーンを打って預金を集めよう」「利益が出ているから、広告を打って定期預金キャンペーンを展開しよう」といった動きが出てくるのではないかと思います。
さらに2~3月は、新社会人などを中心に、新生活を始める人も増えます。
このようなタイミングは、「就職したから新しく給与の受取口座を作ろう」「住宅ローンや貯蓄に良い銀行はないかな」というような、銀行口座を探す人が増えます。
その際に定期預金のキャンペーンが目に付けば、その銀行を選ぶきっかけの一つになると思います。
すべての銀行が2月にキャンペーンをやっているとは限らないのですが、毎年見ている限りでは2月のキャンペーンも狙い目だと感じています。
普段から高金利な銀行に目をつけておく
このように、定期預金のキャンペーンはボーナス時期と年度末が狙い目です。
しかし、ボーナス前に主要銀行のキャンペーンを端からチェックする…というのは、毎日仕事や家事で忙しい人にとっては大変です。
そこで、あらかじめ定期預金に力を入れている銀行に目をつけておいて、そこをメインにキャンペーンをチェックすることをおすすめします。
もともと定期預金の金利が高い銀行は、定期預金の期間限定キャンペーンを行っていることが多い上に、金利も大幅にアップすることがあります。
金利重視で選ぶなら、メガバンクや地方銀行より、ネット銀行がおすすめです。
ネット銀行は実店舗を持たない分、店舗維持費や人件費をカットして金利などのユーザー還元ができるため、預金金利も高めです。
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