ATMでお金を取り忘れたときの対応手順 取り戻すのが難しい場合もある

ATMでお金を取り忘れ

ATMでお金を取り忘れたときに、まずはどうするべきかをまとめました。

先日、一緒に買い物へ行った友達が、ATMにお金を置いてきてしまったことがありました。ATMに戻って残高を確認したものの、お金は戻っていませんでした。

ATMでお金を取り忘れるとどうなるか、どのような対処ができるかは、状況によって異なります。

まずは口座残高を確認

ATMのお金を取り忘れたと気づいたら、まずは口座残高を確認します。

ATMでお金を取り忘れていても、一定時間が経つとATMの入出金口は自動的に閉まります。口座残高を確認し、引き出す前と同じ残高になっていれば、お金が戻ったと判断できます。

お金を引き出したATMまで戻らなくても、近くのコンビニATMなどで確認すればOKです。ネットバンキングを利用していれば、スマホで確認するとスムーズです。

▼例:三菱UFJ銀行 ネットバンキング画面
Eco通帳

銀行によっては、ATMで取り忘れた現金が戻った際に「ATM取り忘れ」と記録されます。

残高のお金が減っていたら

ATMから取り忘れたお金がなくなっていたら、誰かに盗まれた、もしくはどこかへ預けられた可能性があります。

以下の順番で確認することをおすすめします。

お金が届けられていそうな場所に確認

お金を引き出したATMの近くに「自分が落し物を見つけたら届けそうな場所」があれば、現金が届いていないか聞いてみます。

■落とし物として届けられている可能性がある場所(一例)

  • コンビニATMの場合:コンビニのレジ
  • 駅の近くのATMの場合:駅の有人改札
  • 銀行支店ATMの場合:銀行窓口

コンビニATMで出金したなら、コンビニ店員にお金が届けられている可能性があります。コンビニまで引き返し、「◯時くらいにATMのお金を取り忘れたんですが、届いていませんか」と尋ねてみます。

駅の無人ATMコーナーであれば、近くの有人改札へ届けられていることも考えられます。銀行の支店にあるATMコーナーで引き出したなら、窓口にお金が届いている可能性が高いです。

銀行支店のATMコーナーには、警備員が立っています。ATMでお金を取り忘れ、アラートが鳴り続けると警備員が気づきます。アラートによって警備員の目が向くなかで、お金を盗むのは難しいと思います。

警察へ相談

ATMの近くにお金が届けられていなかったら、警察へ連絡します。状況を説明し、被害届を出す手続きを進めます。

私の友人がATMで口座残高を確認したところ、取り忘れたお金は戻っていませんでいた。

ATMに備え付けられた電話で銀行に相談すると、警察へ届け出てほしいと言われたそうです。

ATMで引き出したあとのお金については、銀行だけで対処できないようです。

しかし、警察へ被害届を出したからといって、確実にお金が戻ってくるとは限りません。

実際にネットで似た経験をした人の口コミを見ていると、「被害届を出したあと、何ヶ月も警察から連絡がない」という声は多々ありました。

警察に届け出たあと、しばらく連絡がなければ、こちらから捜査の進捗を問い合わせる必要がありそうです。

防犯カメラのデータには保存期間があるため、長期間動きがないと、当時の状況を確認できなくなります。

防犯カメラに映っていても解決できない場合あり

友人は「ATMの利用明細で引き出した時間もわかるし、本当に盗んだ人がいるなら防犯カメラを確認すればわかるはずなのに……」と、嘆いていました。

銀行支店のATMコーナーで起きた盗難であれば、すぐに銀行員の方へ相談し、防犯カメラをチェックしてもらえるかもしれません。

ただし本来、防犯カメラの映像を確認するには、開示請求の手続きが必要です。警察に相談している場合は、警察から銀行へ開示請求の書面を送り、承諾を得てから確認します。

どちらの場合も、自分自身は防犯カメラの映像を直接確認できません。

また、防犯カメラに犯人の姿が映っていても、はっきりと人物を確認できないと、警察が動けない場合もあります。

銀行から連絡がある場合も

場合によっては、数日後に銀行から連絡が入ることもあります。何らかの形でATMでの取り忘れが発覚し、銀行が口座にお金を戻す手続きをしてくれるケースです。

銀行から利用者へ連絡する際は、口座情報に登録している電話番号を参照します。

最近は、知らない電話番号からの電話を取らない人もいると思います。お金を取り忘れてからしばらくのあいだは、なるべく電話を取るようにすることをおすすめします。

お金の取り忘れが起きにくいATMもある

銀行ATMには、現金を取り忘れにくくなる工夫があります。ほとんどのATMで鳴るアラート音も、その一つです。

ほかにも、キャッシュカードが先に出てきて、カードを取ってから現金口が開くATMもあります。カードと現金を順番に財布にしまう流れになるため、比較的取り忘れにくいです。

代表例は、セブン銀行ATMです。

▼セブン銀行ATM
セブン銀行ATM

4つの取り忘れ対策

友人がさまざまなところに相談し、最終的に「警察に行くしかない」という結論に至ったのを隣で見て、ATMで取り忘れたお金を取り戻すのは大変だと感じました。

取り忘れた現金は、取り忘れたキャッシュカードより盗まれる可能性が高いと思います。現金は誰でもすぐに、自由に使えるからです。

キャッシュカードは暗証番号がわからないと出金できず、暗証番号を一定回数間違えるとロックがかかります。ATMで取り忘れていると気づいても、窓口やスタッフに預ける人が多いと思います。

そこで、ATMでのお金を取り忘れを防ぐ方法を、4つ考えてみました。

■ATMでお金を取り忘れないための対策

  1. なるべく銀行支店併設のATMを使う
  2. ATM利用後は最初に現金を取るようにする
  3. ATMを使う際はイヤホンを外す
  4. 現金を引き出す回数を減らす

銀行支店内にあるATMコーナーには警備員がいるため、現金の盗難が起こりにくいと考えられます。

無人ATMコーナーやコンビニATMでは、近くに誰もいない状況もあります。警備員がいる銀行支店ATMより、「お金を盗んでも気づかれないのでは」という心理が働きやすくなる可能性があります。

また、ATMでお金を引き出す際に、キャッシュカードや明細より先に、現金を取り出すように習慣づけ、自衛するのも大事です。

ATM利用時にイヤホンを外すようにするのもおすすめです。私自身、ATM利用時にイヤホンをつけていてアラートに気づかず、現金を取り忘れそうになったことがあります。イヤホンを外すだけでも対策になります。

ATMでお金を取り忘れる確率を下げるためには、ATMでの出金回数を減らすのも効果的です。

しかし、一度に大金をおろすのはリスクがあります。おすすめは、大きな買い物をするときだけでもクレジットカードデビットカードを使う方法です。

クレジットカードとデビットカードには、紛失・盗難や不正利用の補償がついています。安心して買い物でき、ATM出金の回数も減らせて一石二鳥です。

ふだん現金払いが多い人は、クレジットカードがあまり好きではないかもしれません。クレジットカードが苦手な人は、デビットカードのほうが向いています。

デビットカードは、支払うと銀行口座から即引き落としになります。後払いのクレジットカードと違い、口座残高以上にお金を使いすぎる心配がありません。

デビットカードは即時払い

クレジットカードが使えるお店の大半では、デビットカードも使えます。百貨店や家電量販店など、金額が高い買い物をするシーンでも使えます。

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この記事の執筆者

執筆者の詳細プロフィール
2級ファイナンシャル・プランニング技能士。元は貯蓄下手だったが、現在は貯金や資産運用を自動化し、着々と資産形成中。メガバンクとネット銀行の使い分け方にはこだわりあり。

より良い情報をお届けするため、一条まつこ がメンテナンスを担当いたしました。(2020年8月12日 更新)

ありがとうございます。

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