Q&A

ネット銀行にお金を預けるのは危険?倒産や情報漏洩の怖さについて考えてみます

倒産

ネット銀行の倒産や情報漏洩を不安視するのはもう過去の話です。

ネット銀行は振込手数料、ATM手数料、そして金利、どれをとっても都市銀行や地方銀行と比較してメリットが大きいです。

少なくとも当サイト運営者の私にとって、ネット銀行は生活の一部となっています。しかし、まだまだ「ネット銀行にお金を預けるのは危険」だと感じている人はたくさんいます。

たしかに、実店舗を持たないネット銀行にお金を預けるのはちょっと怖いです。また、財務情報がわかりにくく倒産の危険性も考えられるかもしれません。(実際には財務情報は開示されています)

そして最近話題となっているのが「情報漏洩や不正送金被害」といったセキュリティに関する問題です。こういった問題がネット銀行を敷居の高いものにしているのだと思います。

今日はこれらのネット銀行にまつわる怖さについて考えてみたいと思います。

ネット銀行について、こんな質問も多いです。
ネット銀行の入金・出金・振込はどこで行う?通帳の発行は?

ネット銀行にお金を預けるのは危険?

ネット銀行の預金残高は増加傾向に

ネット銀行にお金を預けるのはちょっと怖いですよね。

2000年にジャパンネット銀行が誕生した時は、私も怪しい会社なんじゃないかと思いましたし、口座維持手数料が取られるなんて信じられないと思いました。(その後ジャパンネット銀行の口座維持手数料は廃止され、現在は無料となっています)

しかし、それから約15年経った現在では、ネット銀行を日常的に使っている人が増え、一般的となっています。

その結果、ネット銀行の預金残高も大幅に増え、安心して利用できるようになりました。

たとえば、ネット銀行の預金残高No.1を誇る住信SBIネット銀行の預金額は3兆円を越え、一部の地方銀行の預金残高を越えています。

下記、地方銀行・新規参入銀行等77行の預金残高の一覧(2014年5月時点)で、住信SBIネット銀行と地方銀行を比較すると明らかです。

預金残高ランキング
※SBIホールディングス決算説明資料より

これだけ多くの人が大切なお金を預けていることを考えると、ネット銀行はすでに「得体の知れない危険な存在」ではなくなっていると言えます。

また、ネット銀行業界大手の「楽天銀行」はすでに600万口座を突破しています。

600万口座というのは、いわば日本国民の20人に1人が楽天銀行を持っていることになります。

楽天銀行だけでこの数字ですから、ネット銀行全体で考えると、若い方を中心にすでに多くの日本人にネット銀行は浸透しつつあると言えます。

倒産するのではないか?

ネット銀行の特徴

ネット銀行は倒産するのではないか?と考えてしまいますよね。
やっぱりお金を預けるのならメガバンクなど大手の都市銀行の方が安全だと。

しかしちょっと待ってください。都市銀行は本当に安全なのでしょうか?

銀行の財務健全性を図る指標に「自己資本比率」というものがあります。
一般的に自己資本比率が高いほど財務健全性が高く、安全だと言われています。

この自己資本比率を比較してみると、大手銀行が安心かとおもいきや、決してそうではないのです。(これには私も驚きました)

■大手銀行とネット銀行の自己資本率

  • りそな銀行:15.62%
  • ジャパンネット銀行:39.49%

実は、国内大手のネット銀行「ジャパンネット銀行」はりそな銀行よりも自己資本比率が高く、安全な金融機関となっているのです。

ジャパンネット銀行の自己資本比率は、国内の金融機関でもトップクラスです。

この背景には、ネット銀行の特殊な運営方針があります。

大手銀行は、カードローンや住宅ローン、事業向け融資などあらゆる業務を行います。
銀行が倒産に追い込まれる主な原因は、景気が悪くなって不良債権が増え、こういった融資業務に力を入れすぎるためです。

しかし、ネット銀行はローンや事業向け融資を取り扱っていないところも多いです。
手広くビジネスを展開せず、堅実にやっているからこそ、多くのネット銀行は強固な財務基盤が維持できています。

万が一、銀行が破綻しても日本にはペイオフ(預金保護制度)があるので、1,000万円以内の預金は全額保証されている点では同じです。

大手企業のサポート体制

ネット銀行の提携先

これはあまり知られていないのですが、実はほとんどのネット銀行が大企業のグループ会社や、大企業同士の共同設立によって誕生しています。

大手企業のグループ会社として運営されているネット銀行は、事業者向け融資などを積極的に行っていないためより財務健全性が高いです。

また、もし何かあったとしても、大企業や大手銀行の資本が注入されたり、救出してくれる可能性は高いと思われます。

大企業のグループ会社として設立されたネット銀行
  • 楽天銀行
  • ソニー銀行
  • セブン銀行
  • イオン銀行
  • オリックス銀行
  • 大和ネクスト銀行

これらのネット銀行は、大企業が単独で立ち上げています。

しかし、いずれも日本を代表する大企業ばかりなので、安心感が大きいです。

大企業が共同で設立したネット銀行

その他のネット銀行も大企業同士が共同設立しています。

ジャパンネット銀行
三井住友銀行Yahoo!JAPANが共同設立(当初の出資者にはNTTドコモなどもあり)。現在はヤフーグループの会社ですが、三井住友銀行あての振込手数料が安くするなど、対大手銀行のサービスも多いです。
じぶん銀行
携帯事業者のau(KDDI)と三菱UFJ銀行が共同設立。三菱UFJ銀行あての振込手数料が無料、auユーザー向け優待サービスなどを多数提供しています。
住信SBIネット銀行
金融大手のSBIホールディングス三井住友信託銀行が共同設立。三井住友信託銀行が提供する(住信SBI限定の)住宅ローンなどを低金利で販売する点などが好評です。

そして、安全面のメリットをもう一つ加えるとするならば、やはり「ペイオフ(預金保険制度)」の存在は大きいです。

日本の銀行はすべて、円普通預金と円定期預金については最大1,000万円までを国が補償する仕組みとなっているので、将来的にネット銀行に大きなトラブルが生じても、大切な資産が失われてしまう心配はありません。

高いセキュリティを築いている

セキュリティトークンによる保護

最近話題になっている情報漏洩や不正送金被害も、ネット銀行を敬遠する理由となっています。

ニュースなどで「ネットバンキングの不正送金被害が増加中」と報道されることが多くなりました。

しかしここでよく考えてほしいのが、両者の違いです。

  • ネット銀行(ネットバンク)
  • ネットバンキング

名前は似ているのですが、「ネットバンキング」が必ずしもネット銀行のことを指しているわけではありません。

ネットバンキングとは、大手金融機関も行っているインターネットを使った銀行取引を含めた呼び方です。

たとえば三菱UFJ銀行は、三菱UFJダイレクトというネットバンキングサービスを提供しています。

不正送金被害にあっているのは、これら大手金融機関のネットバンキングの方です。

一方、ネット銀行はネット取引のプロフェッショナルなので、セキュリティ対策には長く力を入れています。

その一つが、ジャパンネット銀行が発行しているセキュリティトークンです。

ネットバンキングのログインパスワードとは別に、「その時だけ使えるワンタイムパスワード」の入力が必要となります。

簡単にいうと「ログインパスワードを知っていて、かつ手元にセキュリティトークンがなければ銀行取引ができない」仕組みになっているのです。

パスワードを書いた紙を泥棒に盗まれてしまっても、コンピュータウイルスにログインパスワードが盗まれても、セキュリティトークンがあれば安心です。

ネット銀行のセキュリティについてはこちらの記事で明らかにしています。

安全性は日々高まっている

スマホで銀行取引をする女性

これまで一度もネット銀行を使ったことがない人にとっては、やはり敷居が高く、利用するにあたって不安もあると思います。

最近は、テクノロジーの進歩によってより高いセキュリティを実現し、そして預金残高が着々と増えることでネット銀行に対する信用もより広がってきています。

ネット銀行だから危険ということはありません。口座開設や維持費用は完全無料で、誰でもすぐに口座開設ができます。

手数料、金利、利便性どれをとっても満足度が高く、きっと日常生活の快適さを実感してもらえると思います。

財務健全性の高いネット銀行ランキングはこちら

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