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ネット銀行にお金を預けるのは危険?倒産や情報漏洩の怖さについて考えてみます

倒産

ネット銀行の倒産や情報漏洩を不安視するのは、もう過去の話です。

ネット銀行は振込手数料、ATM手数料、そして金利、どれをとってもメガバンクや地方銀行と比較してメリットが大きいです。

少なくとも当サイト運営者の私にとって、ネット銀行は生活の一部となっています。

しかし、まだまだネット銀行にお金を預けるのは危険だと感じている人はたくさんいます。

たしかに、実店舗を持たないネット銀行にお金を預けるのが怖いと感じるのはわかります。

また、財務情報がわかりにくいと感じる人もいるようで、倒産の危険性についても不安かもしれません。(実際には財務情報は開示されています)

そして最近話題となっているのが「情報漏洩や不正送金被害」といったセキュリティに関する問題です。こういった問題が、ネット銀行を敷居の高いものにしているのだと思います。

今日はこれらのネット銀行にまつわる怖さについて考えてみたいと思います。

ネット銀行にお金を預けるのは危険?

ネット銀行の預金残高は増加傾向に

現在はネット銀行の預金残高、つまりユーザーがお金を預けている金額が増え続けいます。

ネット銀行はすでに「得体の知れない危険な存在」ではなくなっていると言えます。

たとえば、ネット銀行の預金残高No.1を誇る住信SBIネット銀行の預金額は4兆円を越えています。

全国で預金量1位の京都中央信用金庫よりも多く、一部の地方銀行の預金残高も越えています。

下記、地方銀行・新規参入銀行等76行の預金残高の一覧(2017年9月時点)で、住信SBIネット銀行と地方銀行を比較すると明らかです。

地銀・ネット銀行預金残高ランキング
(SBIホールディングス決算説明資料より抜粋)

これだけ多くの人が大切なお金を預けているので、多くの人に信用されていると言えます。

※住信SBIネット銀行の詳細は、「破壊力抜群!住信SBIネット銀行は金利も手数料も圧倒的No.1」をご参照ください。

2000年、日本初のネット銀行であるジャパンネット銀行が誕生した時は、私も怪しい会社ではないかと思いました。

当時、ジャパンネット銀行では口座維持手数料が必要で信じられないと思いました。※その後、ジャパンネット銀行の口座維持手数料は廃止され、現在は無料です

しかし、それから約15年経った現在では、ネット銀行を日常的に使っている人が増え、一般的となっています。

その結果、ネット銀行の預金残高も大幅に増え、安心して利用できるようになりました。

また、ネット銀行は預金量の増加とともに、口座開設数も増加傾向にあります。

ネット銀行業界大手の楽天銀行は、すでに600万口座を突破しています。

600万口座というのは、いわば日本国民の20人に1人が楽天銀行を持っていることになります。

楽天銀行だけでこの数字ですから、ネット銀行全体で考えると、若い方を中心に多くの日本人にネット銀行が浸透しつつあると言えます。

倒産するのではないか?

ネット銀行の特徴

「ネット銀行は倒産するのではないか?」「やっぱりお金を預けるのならメガバンクなど大手の都市銀行の方が安全だ」と考える人もいます。

しかし、銀行の安全性、つまり倒産リスクの少なさをはかる自己資本率を見てみると、一概にそうとは言えません。

自己資本率とは、銀行の財務健全性を図る指標のひとつで、自己資本比率が高いほど財務健全性が高く安全だと言われています。

この自己資本比率を比較してみると、大手銀行が安心かとおもいきや、決してそうではないのです。(これには私も驚きました)

たとえば、りそな銀行とジャパンネット銀行の自己資本率を比較すると、下記の通りジャパンネット銀行が大きく上回りました。

■大手銀行とネット銀行の自己資本率

  • りそな銀行:15.62%
  • ジャパンネット銀行:39.49%

実は、国内大手のネット銀行「ジャパンネット銀行」はりそな銀行よりも自己資本比率が高く、安全な金融機関です。

ジャパンネット銀行の自己資本比率は、国内の金融機関でもトップクラスです。

この背景には、ネット銀行の特殊な運営方針があります。

大手銀行は、カードローンや住宅ローン、事業向け融資などあらゆる業務を行います。

銀行が倒産に追い込まれる主な原因は、景気が悪くなって不良債権が増え、こういった融資業務に力を入れすぎるためです。

しかし、ネット銀行はローンや事業向け融資を取り扱っていないところも多いです。

手広くビジネスを展開せず、堅実にやっているからこそ、多くのネット銀行は強固な財務基盤が維持できています。

大手企業のサポート体制

ネット銀行の提携先

これはあまり知られていないのですが、実はほとんどのネット銀行が大企業のグループ会社や、大企業同士の共同設立によって誕生しています。

大手企業のグループ会社として運営されているネット銀行は、事業者向け融資などを積極的に行っていないためより財務健全性が高くなります。

また、もし何かあったとしても、大企業や大手銀行の資本が注入されたり、救出してくれる可能性は高いです。

大企業のグループ会社として設立されたネット銀行
  • 楽天銀行
  • ソニー銀行
  • セブン銀行
  • イオン銀行
  • オリックス銀行
  • 大和ネクスト銀行

これらのネット銀行は、大企業が単独で立ち上げています。

しかし、いずれも日本を代表する大企業ばかりなので、安心感が大きいです。

大企業が共同で設立したネット銀行

その他のネット銀行も大企業同士が共同設立しています。

ジャパンネット銀行
三井住友銀行Yahoo!JAPANが共同設立(当初の出資者にはNTTドコモなどもあり)。現在はヤフーグループの会社ですが、三井住友銀行あての振込手数料が安くするなど、対大手銀行のサービスも多いです。
じぶん銀行
携帯事業者のau(KDDI)と三菱UFJ銀行が共同設立。三菱UFJ銀行あての振込手数料が無料、auユーザー向け優待サービスなどを多数提供しています。
住信SBIネット銀行
金融大手のSBIホールディングス三井住友信託銀行が共同設立。三井住友信託銀行が提供する(住信SBI限定の)住宅ローンなどを低金利で販売する点などが好評です。

ネット銀行もペイオフ対象

安心

日本には、銀行が破綻した時に利用者を守るペイオフ(預金保護制度)があります。

ペイオフとは、銀行が倒産しても円普通預金・円定期預金を1,000万円まで全額保証する制度です。

日本の銀行はすべて最大1,000万円まで国が補償する仕組みがあり、ネット銀行もペイオフが適用されます。

将来的にネット銀行に大きなトラブルが生じたり倒産したりしても、大切な資産が失われてしまう心配はありません。

また、ペイオフは金融機関1社につき1,000万円を保証するので、銀行の預金を分散していずれも1,000万円以内に納めれば、リスク分散ができます。

注意:外貨預金はペイオフ対象外

ペイオフの対象となるのは、円預金のみです。

メガバンクであってもネット銀行であっても、外貨預金は保証されないので注意が必要です。

高いセキュリティを築いている

セキュリティトークンによる保護

最近話題になっている情報漏洩や不正送金被害も、ネット銀行を敬遠する理由となっています。

ニュースなどで「ネットバンキングの不正送金被害が増加中」と報道されることが多くなりました。

しかしここでよく考えてほしいのが、ネット銀行とネットバンキングの違いです。

名前は似ているのですが、「ネットバンキング」が必ずしもネット銀行のことを指しているわけではありません。

ネットバンキングとは、大手金融機関も行っている「インターネットを使った銀行取引」全般の呼び方です。

今や主要な銀行は、ほとんどがネットバンキングサービスを扱っています。

例:三菱UFJ銀行の「三菱UFJダイレクト」、ゆうちょ銀行の「ゆうちょダイレクト」など

そして、ニュースで取り上げられる不正送金被害にあっているのは、これら大手金融機関のネットバンキングの方です。

一方、ネット銀行はネット取引のプロフェッショナルなので、セキュリティ対策には長く力を入れています。

ネット銀行によっては、最新のセキュリティ技術を取り入れるのがメガバンクより早い場合も多いくらいです。

最たる例は、ジャパンネット銀行が発行している「セキュリティトークン」です。

ジャパンネット銀行のカード型トークン

セキュリティトークンとは、ネットバンキングのログインパスワードとは別に「その時だけ使えるワンタイムパスワード」を発行する機器です。

簡単にいうと、ログインパスワードを知っている、かつ手元にセキュリティトークンがなければ銀行取引ができない「二重ロック状態」にすることで、パスワード抜き取りによる不正利用ができないようにしている仕組みです。

ジャパンネット銀行のカード型トークンは、カードに埋め込まれた液晶にワンタイムパスワードが表示され、一定時間が経つとそのパスワードは使えなくなります。

よって、ワンタイムパスワードが第三者に知られてしまっても、不正ログインをしようとした時にはもうパスワードが無効になり、ブロックできます。

パスワードを書いた紙を泥棒に盗まれたり、コンピュータウイルスにログインパスワードが盗まれたりしてても、セキュリティトークンが守ってくれます。

より詳しいネット銀行のセキュリティについては、こちらの記事で解説しています。

大手銀行+ネット銀行を使い分ける人も増加

スマホで銀行取引をする女性

最近は、メガバンクとネット銀行の口座を両方持ち、使い分ける人も増えてきています。

ネット銀行のテクノロジーや高いセキュリティ、そして何より便利さやお得さを評価している人が増えてきていることがよくわかります。

メガバンクやゆうちょ銀行には、全国に店舗がありブランド力もあるという安心感があります。

しかし、定期預金などの預金金利はネット銀行の方が何倍~何十倍も高いので、貯蓄はネット銀行で行う人も多いです。

もしくは、利用できるコンビニATMが多く手数料が安いソニー銀行などは、普段使い用の口座としても使いやすいです。私もソニー銀行は普段用に使っています。

これまで一度もネット銀行を使ったことがなく、ネット銀行に敷居が高い印象を持っている人や不安がある人は、知名度の高いネット銀行や経営が安定しているネット銀行から始めてみてもいいと思います。

ネット銀行は口座開設や維持費用は完全無料で、スマホやパソコンからかんたんに口座開設ができます。

参考→財務健全性の高いネット銀行ランキングはこちら

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