VISAデビットカードに手数料や金利は発生する?基本無料だが年会費有料のカードもあり

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デビットカードの手数料

初めてデビットカードを持つ人は、金利や手数料が発生しないか心配かもしれません。デビットカードはクレジットカードと同じ使い方なので、年会費や利息がかかるのではと考える人もいると思います。

デビットカードは、ショッピング利用は完全無料です。年会費無料のデビットカードなら、手数料をいっさいかけずに利用できます。

ただし、利用するサービスによっては、1円や200円といった少額の引き落としが起こる可能性があります。

デビットカードは基本無料

デビットカードでショッピングする際、決済手数料はかかりません。その点はクレジットカードと同じです。

コンビニやースーパーのレジで買い物しても、ネット通販の支払いをしても、金利や手数料が発生することはありません。

ネット通販で銀行振込みやコンビニ決済を利用していた人は、デビットカードを使うほうが手数料の節約になります。

手数料を負担するのは店舗

クレジットカードやデビットカードを無料で使える理由は、店舗が手数料を負担しているからです。

VISAやMastercard、JCBに対応している店舗は、カード決済した利用代金の数%を「加盟店手数料」として、カード発行元へ支払います。手数料相場はおよそ1.0~5.0%です。

加盟店はカード決済導入で手数料が発生しますが、クレジットカードやデビットカードで支払いたい人に利用してもらえるメリットがあります。

銀行が口座開設時に「クレジットカードの発行もいかがですか」「デビット一体型のキャッシュカードもあります」と提案する理由のひとつは、手数料収入を得られるからです。

カードを使ってもらうほど、カード発行元は加盟店手数料を得られます。

利息がかかる取り引きはできない

クレジットカードは、支払方法や取り引きによっては利息が発生します。デビットカードは利息のかかる取り引きができません

クレジットカードで利息が発生する取り引き
分割払い
2回払いまでは無料だが、3回以上の分割払いは年10~15%程度の分割手数料が発生。
リボ払い
毎月の利用額が一定になる支払方法。年15%程度の利息が発生。
キャッシング
クレジットカードで利用する借り入れ。年18%程度の利息が発生。

クレジットカードが怖いと感じる人の多くは、リボ払いにネガティブなイメージがあると思います。

クレジットカードがリボ払い設定になっていると知らずに使い続け、利息が膨れ上がっていた……というトラブルはよく聞きます。いわゆる「リボ地獄」です。

デビットカードで利用できるのは、一括払いのみです。「気づいたら利息が膨れ上がっていた」といったトラブルを避けられます。所持金以上にお金を使いすぎないようにしたい人に最適です。

デビットカードで発生する手数料

デビットカードで発生する可能性がある手数料は、カード発行手数料年会費です。

ただし、今は完全無料で発行できるデビットカードが増えています。発行手数料や年会費が無料のデビットカードならば、完全無料で使い続けられます。

主要金融機関が発行する、年会費有料のデビットカードは以下のとおりです。

発行手数料や年会費がかかるデビットカード例(税込)
みずほJCBデビット
年会費:1,100円
初年度は年会費無料。1年間で一度でもデビット決済を利用すれば、翌年の年会費は無料。
楽天銀行ゴールドデビットカード(Visa)
年会費:5,500円
ショッピング保険や国内・海外旅行傷害保険などが付帯する。
楽天銀行シルバーデビットカード(Visa)
年会費:2,200円
ショッピング保険やVISAゴールド優待特典の一部が付帯する。
住信SBIネット銀行ミライノ デビット PLATINUM(Mastercard)
年会費:11,000円
ショッピング保険や旅行傷害保険、通信端末修理費用保険などが付帯。空港ラウンジサービスなども利用できるプラチナカード。

楽天銀行はゴールドデビットカード、シルバーデビットカード、住信SBIネット銀行はプラチナデビットカードを、年会費有料で発行しています。

みずほ銀行のように、年会費が無料になる条件はありません。そのかわり、充実した保険や優待を利用できます。

年会費無料のデビットカードも発行しているので、優待が必要ない人はそちらを選べばOKです。

1円や200円の引き落としが急に発生するケース

デビットカードを利用していると、1円や200円などのごく少額の引き落としが発生することがあります。

これはデビットカードの手数料ではなく、初めて利用する他社サービスがカードの有効性を確認するための引き落としです。少額でカード決済できるかどうか試し、ちゃんと使えるカードかどうかを確認するものです。

引き落とした代金は、後日口座へ返金されます。私は、モバイルSuicaにKyash Cardを登録した際に、1円の引き通しを経験しました。1ヶ月半ほど経ったあとに戻ってきました。

▼モバイルSuicaのカード登録時、1円が引き落とされた明細
Suicaの1円引き落とし

1,000円をチャージし、早速使おうと思ったら残高不足でチャージできず、はじめは驚きました。

そのとき初めて、1円が引き落とされていることに気づきました。

安全に通販を利用できるサービス「PayPal」も、カード確認のために少額引き落としを行うサービスのひとつです。PayPalにデビットカードを登録すると、200円の請求が届きます。

デビット利用明細に表示される4桁の数字を、PayPalマイページで入力することで認証します。

→PayPalとは?使い方や安全性についてはこちら

ポイント還元ありカードはむしろお得

デビットカードは手数料がかからないうえに、ポイント還元キャッシュバックを受けられるカードもあります。現金払いよりお得な支払方法といえます。

今までは、デビットカードはクレジットカードより還元率が低いといわれてきました。しかし近年は、クレジットカード並みの還元率のデビットカードも増えました。

特に、ネット銀行が発行するデビットカードは、還元率1.0%を超えるものもあります。還元率1.0%とは、代表的な高還元クレジットカード「楽天カード」と同じ還元率です。

ポイント還元ではなくキャッシュバック(銀行口座へ入金)を受けられるデビットカードなら、還元ポイントの有効期限を気にする必要もありません。

還元されたポイントを、現金に交換できるデビットカードもあります。

たとえば住信SBIネット銀行のデビットカードは、スマプロポイントという独自のポイントが還元されますが、1ポイント1円で現金に交換できます。

ATM手数料の節約にもなる

ふだんからATMで現金をおろしている人は、デビットカードを使うとATM手数料も節約できます。デビットカードを使うようになると、現金をATMから引き出す機会が減るからです。

デビットカードを使うと銀行口座からすぐに引き落とされるので、口座残高から直接支払うような感覚で使えます。ATMからお金を引き出す手間を省いて支払うイメージです。

コンビニなどでの少額の支払いは、暗証番号入力も不要です。ATMに並ぶ時間を省けるだけでなく、小銭を出す手間もなくせます。

年会費無料のVISAデビットがおすすめ

デビットカードを完全無料で使うなら、年会費無料のVISAデビットカードがおすすめです。世界シェアNo.1で使えるお店が多く、国内でもクレジットカード決済できるお店の大半で利用できます。

かつてVISAデビットカードは年会費有料のものが多めでしたが、今は年会費無料のデビットカードがかなり増えました。

楽天銀行のVISAデビットは、はじめは年会費有料のカードしかありませんでした。

今は年会無料の「ベーシックカード」が選べるようになっています。

年会費無料、かつポイント還元率が高いデビットカードの代表は、楽天銀行デビットカードです。楽天銀行と同じ1.0%還元のVISAデビットを、年会費無料で持てます。

楽天デビットカード(Visa)

楽天銀行のデビットカードで還元されるポイントは「楽天スーパーポイント」です。楽天市場などの楽天サービスで使えるほか、楽天銀行デビットカードの支払いにも利用できるので使い切りやすいです。

楽天銀行のマイページやアプリで、ポイントの一部もしくは全額をデビット決済に使うように設定できます。

▼楽天銀行アプリ デビットカードのポイント設定画面
楽天銀行デビット決済のポイント利用設定

デビット払い以外にも、楽天スーパーポイントを使えるお店は多くあります。マクドナルドや吉野家、ミスタードーナッツなどでは、デビットカード決済だけでなく楽天スーパーポイントでも支払えます。

楽天ポイント払いは、楽天ポイントカードアプリや楽天ペイアプリから行えます。楽天ポイントカードを持っていなくても、発行しなくてOKです。

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この記事の執筆者

執筆者の詳細プロフィール
ネット銀行100の活用術の初代管理人です。低コストで便利なネット銀行を、多くの人に知ってもらうため、2012年にサイトを立ち上げました。貯金の方法やお金に関する知識をわかりやすく解説します。

より良い情報をお届けするため、疾風AI がメンテナンスを担当いたしました。(2021年9月7日 更新)

ありがとうございます。

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2件のコメント

23

 りそな銀行のvisa デビットカード利用明細で手数料-220って、なってるけど?
 何か特別な条件あるんですかね?

一条まつこ

>23様

コメントありがとうございます。

りそな銀行Visaデビットでかかる手数料は、原則年会費のみ(500円もしくは1,000円、無料にするのも可能)です。
220円の手数料は、他の銀行取引にかかった手数料かもしれません。
たとえば、りそなマイゲートで他行宛振込を行ったり、他社ATMで平日日中以外に入出金すると、手数料が220円発生します。

ご不安でしたら、りそな銀行へのお問い合わせをおすすめします。

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