資産運用で失敗したくない方へ、簡単な行動で人よりお金は増やせます
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資産運用をするなら絶対に失敗したくないですよね。
運用方法のもっとも代表的なものは「定期預金」や「国債購入」です。定期預金には1,000万円までの元本保証がついていますし、国債は「無リスク資産」と呼ばれています。
しかし、安全な資産運用だと運用利回りが低いので、資産を大きく増やすことはできません。あとは、投資信託や株式投資などリスク資産に投資するほどリターンも大きくなります。
リスクが大きくなると資産で失敗する確率も高くなってしまいます。しかし、ごく簡単な行動だけでほかの人よりもお金は増やせるという事実はあまり知られていません。
目次
まずは国債の利回りを上回ること
国債は「無リスク資産」と呼ばれており、ファイナンスの世界では10年国債利回りを下回るのであれば投資価値はないと言われています。
つまり、リスクを取って資産運用する以上はまず、10年国債利回りのパフォーマンスを上回らなくてはなりません。
もちろん、途中換金の問題などはありますが、運用利回りに焦点を当てるのであれば、まずはここを基本にしておきたいところ。
TOPIXの利回りを上回ること
続いて、証券市場に目を向けてみます。
日経平均株価が特定の上場企業225銘柄の株価から算出されるのに対し、TOPIX(東証株価指数)は東証一部に上場している全銘柄の時価総額を指数化したものです。よって、ベンチマークには日経平均よりもTOPIXを利用するのが望ましいです。
証券市場は経済情勢などによって値下がりすることもあるので、年間のリターンがマイナスに終わる可能性もあります。
しかし、資本主義ではインフレに沿って経済は拡大していくので、超長期的に見ると右肩上がりに指数が上がっていくと言われています。
ここで重要なのは、毎年安定した黒字を出すのではなく、マイナスはより小さく、プラスはより大きくなるような運用を行うことです。
少しでも良いからTOPIXよりも良いパフォーマンスを出し続ける。そうすれば短期的にマイナスが続こうとも、経済の拡大に伴って資産は増えていくという考え方です。
では、どれくらいの利回りで経済が拡大しTOPIXが成長するのかというと、平均して7%ぐらいだと言われています。つまり、東証一部の全銘柄に投資をすれば、超長期的には7%の利回りになるということです。
複利計算シミュレーターで、利回り年7%の運用で資産をどれくらい増やせるのかイメージしてみましょう。
元金
金利(年)%
運用期間
計算結果一覧
インデックス投信を買うだけでお金は増える
上記を踏まえ、「ほかの人よりもお金は増やせるごく簡単な行動」の答えを言ってしまうと、ズバリ「低コストのインデックス投信」を買うだけです。
投資信託(ファンド)には大きく2種類があります。
- インデックスファンド
- アクティブファンド
インデックス投信は株価指数に合わせて基準価格が上下する仕組みの投資信託です。つまり、TOPIXが上昇すれば儲かるし、下がれば損をします。運用者のセンスで結果が大きく変わることがないというのがポイントです。
一方で、アクティブファンドはそれぞれのファンドにルールはあるものの、基本的には自由に売買を行います。つまり、株の取引が上手い人にお金を預けて、あとはその人のセンスを信じるということです。
アクティブファンドは株価指数に無関係の結果をもたらすので、基準価格がTOPIXを大幅に上回ることもあれば、大幅に下回ることもあります。そして、一般的にアクティブファンドの方が販売手数料や信託報酬は高い傾向にあります。
インデックスファンドは地味である
しかし、世の中的にはアクティブファンドの方が圧倒的に人気で、インデックスファンドは地味な存在です。その理由は2つあります。
アクティブファンドが人気の理由
1.証券会社の手数料が大きい
アクティブファンドは販売手数料や信託報酬といった「コスト」が高いので、販売側にも旨味があります。
つまり、証券会社の営業マンとしては売っても報酬の小さいインデックスファンドよりも、たくさん報酬がもらえるアクティブファンドをおすすめした方が良いので、証券マンや銀行員の営業努力によってアクティブファンドの売れ行きが良くなっています。
実際、投資信託ランキングなどを見てもアクティブファンドばかりです。
2.みんな大きく儲けたい
アクティブファンドは運用者の能力次第で大きく儲けられることもあります。
一方で、インデックスファンドは基本的には大きく儲かることもなければ、損も小さい安定型です。つまり、面白みがないのです。
リスクを取って投資をする以上は大きく儲けたいと考える人が多いのもわかりますが、これがアクティブファンドが人気のもう一つの理由です。
長期的にはアクティブファンドのパフォーマンスは悪い
腕に自信のあるファンドマネージャーを信頼する「アクティブファンド」ですが、長期的にはインデックスファンドを下回るという結果が出ています。
投資信託の過去のデータを見ると、アクティブ投資によって運用されるアクティブ投信は、インデックス投信に負けているということが示されています。アクティブ投資の平均的なパフォーマンスはどうしてもインデックス並みになってしまうのですが、コストが高くなる分だけアクティブ投資が負けてしまうということです。
書籍「日本株は、バブルではない 投資家が知っておくべき「伊藤レポート」の衝撃」より
そして、世界一の大富豪であり著名な投資家のウォーレン・バフェット氏もこのように言っています。
「現金の10%を短期国債に、90%を非常に低コストのS&P 500インデックスファンドに投資してください」。バークシャー・ハサウェイの株主に向けた2013年の書簡で、同氏はこう書いている。
これは、バフェット氏が何年も前から行っている助言だ。「非常に低コストのS&P 500インデックスファンドに投資したら(その場合、一度に投資するのではなく、10年以上にわたってナンピン買いしましょう)、同時期に投資を始める人の90%よりもうまくやれます」。バークシャー・ハサウェイの2004年の年次総会で、同氏はこう述べている。
ウォーレン・バフェット
つまり、多くの人が購入している人気のアクティブファンドではなく、地味で面白みのないインデックスファンドに投資することが、人よりお金を増やす簡単な方法なのです。
また、インデックスファンドのなかでもできる限り低コストの投資信託を選ぶことが大切です。インデックスファンドであれば、資産運用の失敗確率も低くなります。
低コストの投資信託に強い楽天証券
最近は、ネット証券で気軽に投資信託を購入できるようになっています。
取扱本数も十分で、アクティブファンドからインデックスファンドまで豊富に揃っているのが、ネット証券の特徴です。
そのなかでも、楽天証券は低コストの投資信託が多いと評判です。
ニッセイアセットマネジメントの「インデックス投信」やアセットマネジメントOneの「たわらノーロードシリーズ」、そして通常は買うことができない「低コストDCファンド(年金専用ファンド)」まで、すべて楽天証券で購入できます。
これらはいずれも証券会社の営業マンが勧めてこない投資信託であり、DC専用ファンドなどは大手証券会社では買うことができないはずです。
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