運転免許費用のお金がない人向け おすすめのローンと貯金方法
※記事内に広告を含む場合があります
当サイトは更新を終了しました。
長きにわたり当サイトを愛読、応援くださった方々には誠に感謝しております。
※この記事の内容は執筆時点のものです。サービス内容・料金など、現時点の最新情報とは異なる場合がございます。何卒ご理解のほどよろしくお願いいたします。
運転免許を取るために教習所に通うと、普通車なら平均25~30万円ほどの費用がかかります。
合宿免許なら費用もやや下がりますが、それでも相場は20~25万円ほど。特に、学生や新入社員の方にとっては安い金額ではありません。
あらかじめ貯金をしておくのが理想ですが、お金がないときに運転免許を取らなければいけないこともあります。
今回は、お金がない、運転免許を一括支払いできない人向けに支払負担を減らす方法を解説します。
目次
分割払いができる教習所も増えた
教習所の費用のおもな払い方は現金か振込みですが、最近は分割払いが可能な教習所も増えてきました。
分割払いとは、教習所が提携している信販会社でローンを組むということです。
ローン=借金なので、月々の支払額や支払回数によって利息がつきます。
利息の高さは教習所によってまちまちですが、年2~25%とかなり幅があります。
同じ教習所でも、支払回数によってこれだけの年利幅があることも珍しくないです(例:3回払いなら年利2%、36回払いなら年利20%など)。
一般的な消費者金融(アコム、プロミスなど)の金利の相場が年4~18%ほどなので、場合によっては消費者金融より金利が高くなってしまうので要注意です。
たとえば利息が年20%なら、25万円を一括払いしたとしても5万円の利息がかかり、実質支払う金額は30万円になってしまいます。
しっかり支払計画を立ててから金利を確認することをおすすめします。
クレジットカード払いができる教習所なら、クレジットカードのリボ払い(毎月の支払額を定額にする)も利用できます。
しかしリボ払いの平均金利は年15%ほどで、利息が高く付きます。
さらに、もしリボ払いで支払った代金の完済が延びると、雪だるま式に利息が増えてなかなか返済できない…いわゆるリボ地獄に陥るリスクもあるので注意です。
ほかの教習所費用の支払い方
場合によっては、同じ借入れでも教習所の窓口で組むローンより金利を低くできます。
たとえば、下記4つの方法があります。
■低金利で教習所費用を確保する方法
- 運転免許ローン
- 自動車ローン(マイカーローン)
- カードローン
- 親に借りる
親に借りれば利息ゼロで借りられるのはもちろん、運転免許ローンや自動車ローンも低金利です。
運転免許ローン
運転免許を取得するための専用ローンを提供している金融機関もあります。
平均金利は年13%前後なので、教習所の窓口でローンを申し込む時より金利が低くなる可能性もあります。
学生でも利用できるプランが多いので、お金がないけど卒業までに免許を取りたい人におすすめです。
知名度の高い企業では、マルイグループのクレジット部門を担当する株式会社エポスカードが、運転免許ローンを取り扱っています。
マルイのクレジットカード「エポスカード」を持っていなくても運転免許ローンを組めますが、エポスカードを持っていればポイントが貯まります。
- 頭金は不要
- 契約当初にまとまったお金を用意しなくても大丈夫です。
- スキップ払いOK
- 支払開始月を、翌月~最長6ヶ月後から選ぶことができます。
- 1~36回払いから選べる
- 最長3年かけての返済ができるので、柔軟に返済計画を立てることができます。
- 金利は年13.2%
- 場合によっては、教習所で組むローンより利息を減らせます。
特にスキップ割は、学生におすすめの支払い方法です。
たとえば、支払開始月を6ヶ月遅らせることができるスキップ払いを使えば、大学4回生の夏休みから教習所に通って就職してから返済開始、ということもできます。
「学生の間に運転免許費用を支払うのが厳しい」という方向けです。
自動車ローン(マイカーローン)
自動車ローンやマイカーローンは、一般的には車を購入するときのローンだと知られています。
しかし、「銀行の自動車ローン」のなかには教習所の費用のために利用できるものもあります。
運転免許ローンより低金利なので、うまく利用できると少ない利息で返済ができます。
ただし、本来は自動車の購入を前提に設計されたローンなので、運転免許の費用には利用しづらい銀行もあります。
■おもな銀行の自動車ローン
銀行 | 三井住友銀行 | イオン銀行 |
---|---|---|
変動金利 | 4.475% | 3.8~8.8% |
借入金額 | 10万~300万円 | 10万~700万円 |
借入期間 | 1~10年 | 1~8年 |
収入条件 | 年収200万円以上 | 年収200万円以上 |
たとえば上記の場合、どちらの銀行のカーローンも最低借入額が10万円なので、頭金は手持ちの資金でまかない、足りない部分だけ借りたいという場合も利用できます。
普通車ATや二輪車の場合は20万円台で免許を取れますが、自動車ローンは借入金額の上限が大きいので、自動大型免許やプロ免許(けん引など)まで対応できます。
ただし、借入期間は最低1年なので「25万円の教習所費用を5万円×5ヶ月で返済」など短期の返済は対応していません。
このほか、共通する特徴はほとんどが変動金利という点と、一定以上の年収でないと利用できない点です。
変動金利なので景気変動によって金利が上下し、もし好景気になって金利が上昇すれば利息が高くなります。低金利が続いているときに利用するのがお得です。
また、三井住友銀行とイオン銀行は年収200万円以上の定収入が条件なので、学生の方は利用しづらいです。
カードローン
運転免許ローンなどのように、使用目的が自由なカードローンももちろん利用できます。
金利相場は、アコムなどの消費者金融が年4~18%、銀行カードローンは少し低めの年2.0~15.0%です。
運転免許ローンや自動車ローンより金利は高いものの、幅広い人が契約できるというメリットが大きいです。
■カードローンで運転免許の費用を借りるメリット
- 年収200万円未満でも申し込める
- 少額でも借入れできる
前述の自動車ローンは、年収200万円未満の人は申し込むことができませんでした。
しかし、カードローンなら年収が200万円以下でも定収入があれば申し込むことが可能です。
また、カードローンで借入れたお金は本人が受け取って教習所に支払うので、運転免許費用20万円のうち10万円を借り入れる…など、借入額も柔軟に調整できます。
運転免許ローンは金融機関が教習所に直接支払うこともあるので、基本的には教習費用を全額借り入れることになります。
このように使い勝手が良いカードローンですが、デメリットは20歳以上しか契約できないことです。
高校生や専門学校生で免許を取りたい人は利用できません。
消費者金融は、利用者の年収3分の1までしか融資できないと法律で決まっています。
なので、たとえばアルバイト年収が60万円の大学生は、MAXで20万円までしか借り入れることができません。
もちろん、審査の内容によっては借入限度額がさらに少なくなることも考えられるので、注意が必要です。
親に借りる
利息なしでお金を借りる方法としては、親に借りるのも一つです。
ただし、親からの借金といえども、どうやって返済するかはしっかり決めた上で受け取ることをおすすめします。
いつ返すのか、分割で返すのか一括で返すのかなどを相談して、約束通り返すことで身内トラブルを防げます。
(例:社会人になってから毎月3万円ずつ返す、来月から1万円ずつ返す、次のボーナスで一括返済する etc.)
ローンには審査があるので注意
教習所でローンを組む場合も、自分でローンを組む場合も、申込時には審査があります。
審査では、あなた自身の信用力や返済能力を照会して、貸し倒れリスクがないかどうかを判断します。
下記のような場合は審査に落ちることも考えられます。
■ローンの審査に落ちる可能性がある人(一例)
- 無職(収入がない)
- 携帯電話の料金支払いに遅延が多い
- 過去にローン返済に遅れたことがある
- 審査で嘘をついた
収入がなければ返済ができないので、借り入れができないのはわかりやすいです。
意外だと感じる人が多いのは、携帯電話の料金支払いの遅延です。
借金だけでなく、このような定額料金の支払いが遅延した場合も、ローン審査を担当する信用情報機関に記録が残ります。
審査のためにローン運営会社が信用情報を確認した際に、「延滞が多い」という履歴があれば、貸付にも慎重になります。
また、「審査に落ちるかもしれない」と思ったからといって、申込み時に嘘の情報(例:無職なのに過去の職歴を書く)を書けば、必ずと言っていいほどバレます。
審査で嘘の申告をしたことも信用情報として残り、さらに借り入れしづらくなるという悪循環に陥ってしまうので要注意です。
参考記事:カードローン審査で嘘がバレる理由 信用情報機関の抜け穴はあるか
貯金が苦手な人向けの貯蓄方法
運転免許費用を用意できるローンはいろいろありますが、いずれも利息がつくので返済額は実際の費用より多くなります。
そういう意味では、運転免許の取得を急がない場合は貯金を始めるのが一番お得です。
「お金をあるだけ使ってしまう」「貯金が苦手」という人は、銀行口座から自動で貯金できるサービスを使うことをおすすめします。
代表的な方法は、銀行の積立定期預金サービスです。
積立定期預金とは、毎月決まった金額を普通預金から定期預金にまわして「自動的にお金が貯まる」という仕組みの預金です。
もし数年かけて貯金する余裕があるなら、自動貯金アプリもおすすめです。
アプリで貯金ルールを設定すれば、自動的に貯金をしてくれるというサービスです。
たとえば、finbee(フィンビー)というアプリでは、カード支払い時のお釣りを自動的に貯金したり、毎週定額を貯金したり、さまざまなルールが設定できます。
積立定期預金と同じく、いつの間にかお金が貯められるので貯蓄が苦手な人にぴったりです。
あわせて読みたい:
「貯金できない」を解決するfinbee (フィンビー)でお金を貯める