住宅ローンの審査期間が遅いと損する理由 最終返済総額が上がる場合も
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今回は、住宅ローンの審査が遅くなると損する理由を解説します。記事後半では、住宅ローン審査が遅れる理由についてもまとめました。
住宅ローンを選ぶ上で、金利や手数料と同じくらい重要な比較ポイントは審査期間(審査スピード)です。
多くの人は住宅ローンの検討時、金利や手数料といったコスト面を重視します。人によっては、審査スピードを気にせず申し込む場合もあります。
審査期間が長くなると、2つのデメリットが生じます。住宅ローンの申し込みから融資実行までにかかる期間は、金融機関によって差が大きいので、比較しておきたいところです。
※記事内の手数料表記は税込です。
目次
審査期間が長引くことで発生する2つのデメリット
住宅ローンには、大きく「申込 → 事前審査 → 本審査 → 融資実行」という4つのステップがあります。
しかし、この手続きの流れのうち、序盤の審査期間が遅くなると、2つのデメリットが発生します。
■住宅ローンの審査が遅くなるデメリット
- 申込時より金利が上がるかもしれない
- 人気物件が売れてしまう
申込時より金利が上がるかもしれない
審査に時間がかかってしまうと、低金利が決め手となって選んだ住宅ローンも、実際に融資を受ける時に金利が上がってしまう可能性が高くなります。
なぜなら住宅ローンの金利は、申込時ではなく「融資実行時」の金利が適用されるからです。
一般的に、住宅ローンを検討する際に公式サイトなどでチェックする金利は、毎月発表される「今月の」住宅ローン金利です。
しかし、実際に融資を受けるときには、その翌月以降の金利が適用されるので、申込み時点での適用金利はわからない状態です。
審査などの手続きによって融資実行までにタイムラグが発生するため、場合によっては自分が想定していた金利で住宅ローンが組めない場合があります。
金利が低いタイミングを狙って申し込んだはずなのに、融資まで時間がかかったために、自分が思っていた以上に高い金利で住宅ローンを契約しなくてはならなくなる可能性もあります。
人気物件が売れてしまう
もう一つの審査が長引くデメリットは、物件が売れてしまう可能性があることです。
マイホームを購入する際、新築・中古ともに人気が高い物件は、早く契約をしないとすぐに売れてしまいます。
自分以外にも購入希望者がいる物件の場合、早めに住宅ローンの仮審査に通過していれば「この物件を購入する資金は用意できます」とうアピールになり、優先的に契約できる可能性が高くなります。
住宅ローンの仮審査に受かっている人のほとんどは本審査も通る、つまり融資を受けられるので、売り主から見ると「契約した後も確実に購入してくれる」という安心感になります。
逆に言うと、住宅ローンの審査に時間がかかってしまうと、物件を買うお金が用意できるかわからない買い主、という見方になってしまうので不利です。
よって、希望物件を確実に手に入れるためにも、審査スピードの速さは重要な意味を持ちます。
審査や融資の期間が長引く理由とは
審査期間は各金融機関によって違いがあるので、事前に公式サイトでチェックしておくことをおすすめします。
しかし、審査が早い金融機関でも、融資を受けるのが遅くなってしまうことがあります。
住宅ローンの審査が遅くなる理由は、おもに下記3つです。
■住宅ローンの審査が長引く理由
- 書類の不備
- 郵送手続きが多い
- 申込みが殺到している
特に多いのは、書類不備です。
記入必須項目が空欄だった、提出書類が足りていなかったなど、書類手続きに不備があると再提出などの時間がかかり、融資までの時間が長くなってしまいます。
また、審査後の手続きでは紙書類の取り交わしが必要な金融機関がほとんどなので、来店もしくは郵送となります。
最近は来店不要で申し込める住宅ローンも増えてきているものの、郵送手続きはどうしても書類の到着にタイムラグが発生するため、来店より時間がかかってしまいます。
申込みが集中している時期だと、通常より金融機関からの返送などの対応も遅くなる可能性があります。
審査期間は実際どれくらいなのか
では、実際に申込みから融資実行までにどれくらいの期間がかかるのかを見てみます。
金融機関によっても大きく異なりますが、おおよそ審査に1週間、申込みから融資までに約1ヶ月半くらいかかるのが普通です。
たとえば、大手ネット銀行の住信SBIネット銀行とソニー銀行は、公式サイトで下記の回答をしています。
■住信SBIネット銀行 住宅ローンの場合
Q.申込みから実際の借入れまでにどのくらい時間がかかりますか?
A.仮審査申込日当日から3営業日以内に完了
仮審査が終了しましたら、住信SBIネット銀行よりEメールでお知らせします。
仮審査終了のお知らせから2営業日後に、仮審査を通過したお客さまに、住信SBIネット銀行より正式審査の申込みに必要な書類をお送りします。正式審査書類が当社へ到着から実行までの期間
通常1ヵ月~1ヵ月半程度【ご注意ください】
・申込状況・時期・不備等により日数をさらに要する場合もあります。
・お申込日から借入希望日までには所定の日数が必要です。
以下の日数以上先の日付の場合のみ、お申込いただけます。「新規」の場合
45日以上
「借換」の場合
30日以上先(-住信SBIネット銀行 公式サイト「Q&A-よくあるご質問」より抜粋)
■ソニー銀行 住宅ローンの場合
Q.申し込みから実際の借り入れまでにかかる期間はどのくらいですか?
A.仮審査お申し込みからお借り入れまでは、通常1ヶ月程度です。
お申し込み内容やお客さまの書類のご準備に必要な日数によって異なります。
借り換えの場合は、現在のお借り入れ金融機関における完済のお手続きがありますので、上記の期間に加えて数週間から1ヶ月程度かかる場合があります。完済の手続き期間については、現在のお借り入れ先金融機関へご確認ください。
(-ソニー銀行 公式サイト「よくあるご質問」より抜粋)
これらの銀行の審査期間が特に遅いということはありません。
平均的に考えて、やはり申込みから融資までは最大2ヶ月程度は見ておいたほうが良いです。
しかし、例外的にこれらよりずっと早く審査が完了する金融機関もあります。
ARUHI(アルヒ)だけは別格
住宅ローンを扱う数ある金融機関のなかでも、ARUHI(アルヒ)だけは審査スピードが突出して早いです。
ARUHIとは、固定金利の「フラット35」シェアNo.1で((※2010年度-2023年度統計、取り扱い全金融機関のうち借り換えを含む【フラット35】実行件数(2024年3月末現在、ARUHI調べ)))、フラット35利用者の4人に1人が利用している金融機関です。
ARUHIの場合、申込みから融資実行まで数営業日で住宅ローンの契約ができます。
通常、融資実行までは1ヶ月半以上かかるのが普通と言われているなかで、ここまで早く審査が終えられるのはARUHIの大きなメリットです。
手続きをしている間に金利が上がってしまったり、人気物件が売れてしまったり…というリスクにも備えやすいです。
■ARUHI(アルヒ) 審査にかかる期間
- 仮審査(事前審査):最短当日
- 本審査:最短3営業日
ARUHIの審査が最短になるのは、店舗で来店手続きをした場合です。
一方、ARUHIにはネット申込みができる「ARUHIダイレクト」というプランもあり、そちらは仮審査に1~2営業日、本審査は10~14日かかります。
郵送手続きが入るため来店申込みよりは少し時間がかかりますが、それでも十分早いです。
審査完了まで2週間前後かかっても大丈夫なら、ARUHIダイレクトもおすすめです。
ARUHIダイレクトの場合、ネットから申し込むと融資事務手数料が半額に引き下げられるメリットもあります。
ARUHIダイレクトのWeb本申込から、ARUHIフラット35(借換)、またはARUHI スーパーフラット(借換)を契約すると、融資事務手数料が「融資金額の1.1%」で利用できます。
融資事務手数料は、ARUHI店舗で申し込むと「融資金額の2.2%」です。ネットから申し込むだけで、事務手数料を半額にできます。
ネット申し込みの場合も、書類記入などでわからないことがあればいつでも問い合わせられます。いつでも相談できるチャットが便利です。
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ARUHI(アルヒ) 詳細記事はこちら
<ARUHIダイレクトの割り引きに関する注意事項>
※対象:ARUHI フラット35(ARUHI フラット35Sを含む)、ARUHI フラット35+ARUHI フラットα(ARUHI フラット35Sを含む)
※ARUHI スーパーフラットをご利用のお客さまは対象外です(事務手数料は融資金額の2.2%(消費税込)となります)。
※諸費用・リフォームローンは対象外です(固定の事務手数料が発生いたします)。
※Web割引事務手数料:融資金額の1.1%(消費税込)
【スタンダードタイプ】 最低事務手数料は220,000円(消費税込)となります。税率の適用基準日は、融資実行日となります。