りそなJALスマート口座(りそなVisaデビットカード<JMB>)

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りそなJALスマート口座

りそな銀行では、JALマイルが貯まる銀行口座を扱っています。

そのなかでもネットから口座開設できるものを「りそなJALスマート口座」と言い、Visaデビット機能が付いたキャッシュカード「りそなVisaデビットカード<JMB>」を受け取ることができます。

独自のりそなポイントが貯まるりそなVisaデビットカードの、「マイルが貯まる版」と思うとイメージしやすいかもしれません。

りそなJALスマート口座のデビットカードカードは、マイルを貯めている人はもちろん、海外によく行く人にもメリットが多いデビットカードです。

デビットカードは銀行口座から決済金を即時引き落とすので、後払いのクレジットカードが苦手な人も安心して利用できます。

15歳から審査不要で持つことができるので、子供のお小遣い管理に使う親も増えてきました。

※金額・手数料表記はすべて税込です。

りそなJALスマート口座のメリット

女性

りそなJALスマート口座は、一般的な取引はほぼすべて行えます。

具体的には、振込み預金ローン類などは通常通り利用できます(海外仕向送金など、一部利用できない業務もあり)。

口座開設はネット上で行いますが、りそなグループの窓口での相談なども利用可能です。

その他のメリットは、おもに下記4点です。

■りそなJALスマート口座のメリット

  • ATM手数料が優遇
  • マイルを中心にJALポイントが貯まる
  • デビットカードを海外で利用できる
  • 空港サービスを利用できる

ATM手数料の優遇

ATM

りそなJALスマート口座を開設すると、りそなグループとコンビニATM入金手数料回数無制限で無料になります。

通常、ATMの入金手数料は100~200円+税かかるので、コンビニATMでよく入金をする場合はお得になります。

出金手数料は、りそな銀行のポイントサービス「りそなクラブ」で月間ポイントを貯めると無料になります(→りそな銀行ATMの出金手数料も無料にする方法)。

ちなみに25歳以下だと、りそなクラブというポイントサービスに申し込むだけでりそなグループのATM手数料がいつでも無料になります。

マイルを中心にJALポイントが貯まる

JAL

りそなJALスマート口座でVisaデビットを利用すると、ショッピング200円につき1マイルが貯まります。

さらにデビットカードでJALグループの航空券を購入した際は、マイルが2倍貯まるので100円につき1マイル貯まります。

もちろんフライトに搭乗することでも、区間や運賃に応じてマイルが貯まります。

JALマイルのほかにも、JAL系のFOP(FLY ONポイント)が貯まります。

FOP(FLY ON POINT)とは

JALのフライトに搭乗するとマイルとともに貯まる、おもにJALに多く搭乗している人向けのポイントプログラムです。

年間に貯まったFOPに応じて、さまざまなフライト優遇が受けられます。

優遇例としては、優先搭乗先行予約サービス受託手荷物が無料になる量が増えるなどです。

すぐにJALマイルを使わないときは、eJALポイントに交換すると有効期限を延ばすことができます。

eJALポイントをためるには、JALマイルをeJALポイントに交換するか、海外旅行保険や自動車保険など保険を契約する方法があります。

eJALポイントとは

マイルから交換できるポイントのひとつで、eJALポイントに交換するとJALの航空券ツアーを購入する時に1ポイント=1円の割引きとして利用できます。

しばらく飛行機を利用しない場合も、マイルをeJALポイントに替えれば利用期限が伸びるので、マイルを無駄にせずに活用できます。

eJALポイントは5,000マイル単位(=5,000円分)で交換できます。

JALの特定加盟店(実店舗のみ)でVisaデビットを利用すると、決済金額に応じてJALマイルが付与されます。

対象店舗は、空港内にあるBLUE SKYや、全国展開の旅行向けカバン専門店TABITUSなどです。

空港で買い物をよくする人や、旅行グッズをよく買う人はりそなJALスマート口座のデビットカードを使うのがおすすめです。

デビットカードを海外で利用できる

カードで買物

りそなJALスマート口座のデビットカードは世界シェアNo.1のVisaブランドなので、200カ国以上の国や地域で広く使えます。

また、デビットカードは海外ATMで現地通貨を引き出せるというメリットもあります。

両替より安い手数料で現金(キャッシュ)を入手できるので、手持ちの外貨が不足した時に便利です(→海外でデビットカードを利用する際の手数料について)。

カード決済ができるお店ではデビットカードで支払い、現金が必要になったときはATMから引き出すという使い方がおすすめです。

空港サービスを利用できる

空港

りそなJALスマート口座を利用していると、空港での特典サービスを受けることができます。

りそなJALスマート口座のデビットカードで支払いをすることが条件です。

りそなJALスマート口座 空港サービス
  • 空港宅配サービス 往復宅配:400円/個、 出発宅配:300円/個、到着宅配:100円/個
  • レンタルモバイルサービス WiFiレンタルの通信料が20%OFF、携帯電話レンタルの通話料が10%OFF
  • コート預かりサービス 10%割引

海外旅行をする際は荷物も多くなりやすく、季節が日本と異なる国に行く場合はコートが荷物になることも多いです。

フライトの際にこれらのサービスをうまく利用すると、旅行がより快適になると思います。

りそなウォレットアプリにも対応

りそなウォレットロゴ

マイルが貯まるりそなデビットカード〈JMB〉は、りそな銀行のスマホ決済アプリ「りそなウォレット」にも登録できます。

■りそなウォレットアプリとは

りそな銀行のデビットカードを登録して使う、スマホ決済アプリです。

LINE PayやPayPayのように、スマホ画面を見せるだけでQRコード決済ができるようになります。

りそなウォレットは2019年4月9日から決済ができるようになり、使えるお店はウエルシア薬局などの全国展開の店舗が多いです。

これからも加盟店は拡大していく予定なので、りそなデビットカード〈JMB〉を持っている人はインストールしてみると良いと思います。

有料オプションで実質ポイントバックあり

旅行

りそなJALスマート口座には有料オプションがあり、年会費に3,300円プラスして申し込むと下記の特典を受けることができます。

旅行によく行く人や、デビットカードで50万円以上利用する人は、年会費も十分相殺できます。

りそなJALスマート口座オプション内容
ボーナスマイルのプレゼント
Visaデビットの利用額に応じて、ボーナスマイルが貯まります。年間50万円以上で500マイル、以降100万円ごとに1,000マイルずつ増えます。
JALのツアープラン割引
国内・海外のJALツアープランが3~5%割引で利用できます。同行者がりそなJALスマート口座を利用していなくても、同じ割引を受けられます。

JALマイルは1マイル=約1.2円の価値なので、年間50万円以上の利用で受け取れるボーナスマイル「500マイル」の価値は約60万円です。

つまり実質的には、マイルによる10万円の値引き=ポイントバックがあると言えます。

ちなみに、さらにもう100万円利用すると1,000マイルを受け取ることができ、計1,500マイルは180万円に相当するので、さらにキャッシュバック分は増えます。

年会費は3,300円かかりますが、50万円以上利用すれば十分元が取れるといえます。

もしくは、JALのツアー60,000円分で5%割引を受ければ、3,000円分の割引が相殺できます。

りそなJALスマート口座のデメリット

考える男性

一方、りそなJALスマート口座のデメリットは、大きく2点あります。

■りそなJALスマート口座のデメリット

  • 年会費がかかる場合がある
  • マイルはJALカードの方が貯まる
  • ネット銀行の方が手数料の優遇は強い

年会費がかかる場合がある

電卓とカレンダー

りそなJALスマート口座は、初年度は年会費無料ですが、2年目以降は1,100円の年会費が必要です。

しかし、1年に1度でもデビットカードを利用すれば年会費が無料になるので、日常で使えば年会費は実質無料です。

このデメリットはそこまで気にする必要はないかと思います。

マイルはJALカードの方が貯まる

JALカード

マイルを貯めることに特化して考えると、りそなJALスマート口座のデビットカードより、JALカード(クレジットカード)の方が貯まりやすいです。

JALカードは、年会費3,300円でJALカードショッピングマイル・プレミアムに入会すると、マイルが2倍貯まるようになります。

通常のマイルのレートは200円=1マイルの換算で貯まりますが、100円=1マイルのレートで貯まるようになります。

JALマイルを多く貯める=JALをよく利用する人にとっては、JALでクレジットカードを作った方がメリットが大きいかもしれません。

豆知識:クレジットカードの海外キャッシング

デビットカードは銀行口座からお金を出金する、現金感覚で使うカードなので、海外ATMからの出金ができます。

しかし、クレジットカードは海外ATMから引き出すことはできないので、現金が必要なときは両替か海外キャッシングをすることになります。

その際は15~18%ほどの利息がつき、デビットカードより現金調達のコストは上がります。

ネット銀行の方が手数料の優遇は強い

スマホで貯金

ATM手数料などの優遇については、りそなJALスマート口座よりネット銀行の方が強みがあります。

たとえばソニー銀行は、ATMの入金はいつでも無料で、出金も毎月4回まで無料で利用できます。

さらに振込手数料が誰でも毎月1回は無料で、ステージが上がると最大11回まで無料で利用できます。

ネット銀行は実店舗を置かないことで運営コストをカットし、その分を安い手数料などで還元しています。

今はネット銀行の多くがデビットカードも発行しているので、りそなJALスマート口座と同じような使い勝手で利用できます。

マイルを貯めるという点にこだわりがなければ、ネット銀行も比較検討して良いと思います(→ネット銀行は怖い、不安だと感じる人はこちら

りそなJALスマート口座がおすすめの人

買い物

以上から、りそなJALスマート口座がおすすめの人はこんな人です。

■りそなJALスマート口座がおすすめの人

  • 日常生活でこつこつマイルを貯めたい人
  • デビットカードを使いたい人
  • 海外旅行を快適にしたい人

もしマイル以外のポイントを貯めたい場合は、ほかのネット銀行口座やデビットカードがおすすめです。

たとえば、セブンイレブンをよく利用するならnanacoポイントが貯まる楽天銀行を利用すると、カード利用によってポイントが貯まりやすくなります。

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この記事の執筆者

執筆者の詳細プロフィール
2級ファイナンシャル・プランニング技能士。元は貯蓄下手だったが、現在は貯金や資産運用を自動化し、着々と資産形成中。メガバンクとネット銀行の使い分け方にはこだわりあり。

より良い情報をお届けするため、疾風AI がメンテナンスを担当いたしました。(2021年11月9日 更新)

ありがとうございます。

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