毎月10回他行あて振込手数料無料の野村信託銀行の活用メリット

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野村信託銀行

野村信託銀行は、知る人ぞ知るお得な銀行と言われています。

信託銀行といえば、三菱UFJ信託銀行や三井住友信託銀行が有名で、野村信託銀行はどちらかと言うとマイナーです。

ただ、野村證券グループの信託銀行なので、安心して利用することができます。

さらに、野村信託銀行が注目されているのには、他行宛振込手数料が毎月10回も無料という大きなメリットがあるからです。

無条件でここまでの振込手数料優遇がある銀行は、ほかにはありません。

※金額・手数料表記はすべて税込です。

他行宛振込手数料が毎月10回無料

お得

野村信託銀行のバンキングサービスを利用する最大のメリットは、他行宛振込手数料が毎月10回まで無料という点です。

■野村信託銀行 振込手数料

  • 野村信託銀行あての振込手数料:何度でも無料
  • 他行あての振込手数料:毎月10回まで無料

※10回目以降は1回ごとに220円の振込手数料がかかります。
※楽天銀行、SBI新生銀行あては毎月2回まで無料

以前は毎月30回までだったのですが、現在は10回に縮小されています。

それでも、他行宛振込手数料が無料にならない銀行もあることを考えると、非常に大きなメリットと言えます。

下記のような、他行あての振込みを毎月何度もする人にとってはお得な銀行です。

■野村信託銀行がおすすめの人

  • ヤフオクやメルカリなどで個人間取引をよくする
  • ネット通販で銀行振込をよく使う

なぜ他行宛振込手数料が10回も無料なの?

野村信託銀行がここまで振込手数料を優遇している理由は、キャッシュカードが発行されないからです。

野村信託銀行で入出金をするときは、オンラインによるバンキングサービスを利用します。

キャッシュカードから直接入金や出金ができないので、下記2通りの方法で入金・出金をすることになります。

野村信託銀行バンキングサービスの入金・出金方法
1.野村證券を経由する
野村證券の証券口座→野村信託銀行のバンキングサービス→野村證券の証券口座
※野村證券と野村信託銀行間の資金移動に、振込手数料はかかりません。
2.振込手数料無料サービスを使う
ほかの銀行等からの振込み→野村信託銀行のバンキングサービス→ほかの銀行等への振込み

たとえば、野村證券の口座を持っていない人が出金をしたいときは、野村信託銀行からほかの銀行に振込みをすることで資金を移動し、その銀行口座から出金する流れになります。

(例)三菱UFJ銀行の口座を経由して出金する場合
野村信託銀行から三菱UFJ銀行の口座に出金したい金額を移動(野村信託銀行のバンキングサービス経由)し、三菱UFJ銀行の口座から出金

ちなみに、オリックス銀行もこの方式を取っていますが、オリックス銀行の他行宛振込手数料の無料回数は毎月2回までです。

証券担保に強い野村Webローン

ローン申込

野村信託銀行のもう一つの強みとして、野村Webローンというローンサービスがあります。

こちらはネットからの申込みで、収入証明書不要、無保証人という条件で最短翌日に融資が受けられます。

一般的な銀行カードローンと違って「担保が必要」となりますが、その分銀行カードローンの最低金利並の低利率で融資が受けられるのがメリットです。

野村證券グループは証券会社のプロフェッショナルなので、土地や建物ではなくおもに有価証券担保が使えます

銀行でお金を借りようと思っても、無担保のローンか土地を担保にしなければならず、証券担保はあまり一般的ではありません。

しかし、野村信託銀行のバンキングサービスを利用すれば、簡単に有価証券を担保としてローンで資金を調達できます。

担保となるのはおもに「株式・投資信託・国債」などです。

担保の掛け目は有価証券によって異なりますが、おおむね時価の6割~8割程度です。

担保を差し入れておけば、カードローンの最低利率と同等の金利でお金が借りられます。

振込手数料以外のメリットはやや薄い

考える男性

野村信託銀行には、振込手数料やローンサービスにメリットがありますが、そのほかの日常使いをする上でのメリットはやや薄いです。

まず、野村信託銀行で口座を開設するためには、野村證券の証券口座を持っている必要があります。

野村證券の口座は無料で開設できますが、証券取引をしない人にとっては手間が多く感じられると思います。

さらにキャッシュカードがないので、入出金にほかの銀行口座を経由しなければならない点も、普段使いをする上では不便です。

野村信託銀行は、普通預金や定期預金の金利はそこそこ高いので、貯蓄用にも使うというのであれば、それなりに便利かもしれません。

しかし、預金金利はオリックス銀行の方が圧倒的に高いので、利便性が同じならオリックス銀行の方がおすすめというのが本音です。

オリックス銀行は「定期預金ならオリックス銀行」と言われるほど、業界でも定期預金に強いことで評判です。

詳細:定期預金は今すぐ圧倒的No.1の「オリックス銀行」を選ぶべし

他行宛振込手数料が無料になるネット銀行もおすすめ

電車でスマホを操作するサラリーマン

振込手数料がお得な銀行口座を持ちたいと思っている人のなかにも、「せっかくなら普段使いにも便利な銀行が良いな…」と思う人は多いと思います。

そんな人は、他行宛振込手数料が毎月一定無料になるネット銀行も比較検討することをおすすめします。

メガバンクにも振込手数料が月数回まで無料になるサービスはありますが、より無料回数が多いのはネット銀行が多いです。

野村信託銀行と違い、一定の取引条件(預金額●万円以上、など)が必要になる場合が多いですが、比較的かんたんに条件をクリアできる銀行も多いです。

たとえば住信SBIネット銀行は、取引内容によって毎月1回~15回まで他行あての振込手数料が無料になります。

スマホでの取引に抵抗がない人なら、ネット完結で取引ができるネット銀行はとても便利です。

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この記事の執筆者

執筆者の詳細プロフィール
ネット銀行100の活用術の初代管理人です。低コストで便利なネット銀行を、多くの人に知ってもらうため、2012年にサイトを立ち上げました。貯金の方法やお金に関する知識をわかりやすく解説します。

より良い情報をお届けするため、川原裕也 がメンテナンスを担当いたしました。(2021年7月9日 更新)

ありがとうございます。

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