ローソンアプリのスマホレジ機能とは 使い方は簡単だがデメリットもあり
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ローソンスマホレジとは、ローソンのレジに並ばず、自分で会計できるサービスです。
自分のスマホで商品のバーコードを読み取り、退店時に掲示してあるQRコードをスキャンするだけで会計が終了します。
ローソンの深夜無人店舗「スマート店舗」でも、スマホレジの導入が始まっています。セブンイレブンやファミリーマートにはない独自の決済方法として、普及していくと思われます。
完全無人店舗の「スマート店舗」は半年間の営業実験を終えましたが、スマホレジは全国に拡大中です。
特に無人店舗は、コロナウイルス感染症の流行でより注目されるかもしれません。
少子化の影響もあり、最小限の従業員数で店舗を運営する必要性が高まると考えられます。
ローソンスマホレジは、当初は東京の一部店舗でしか使えませんでした。しかし、現在は全国で導入が進みつつあります。
スピーディーに会計ができる一方、ポイントが貯まらない場合やローソンスマホレジでは支払えない商品があるので要注意です。
今回はローソンスマホレジの使い方やメリットだけでなく、デメリットについても解説します。
目次
ローソンスマホレジの使い方
ローソンスマホレジ機能は、ローソンアプリから使えます。スマホレジ専用のアプリを新たにダウンロードする必要はありません。
ローソンのアプリをダウンロードして、ローソンIDを登録するだけで使えるようになります。
▼ローソンアプリ トップ画面
実際の支払いは、以下の手順で行います。
■ローソンスマホレジの使い方
- スマホレジを開いてお買い物する店舗に入店する
- 商品のバーコードをローソンアプリで読み取る
- 決済方法を選択
- 支払い完了
- 退店コードをスキャン
ローソンスマホレジを使えば、レジに並ぶことなく会計を完了できるので、スピーディーに買い物ができます。
飲み物などを急いで買いたいときや、ローソンが混んでいる時間帯(朝やランチタイムなど)に買い物したい場合は特に便利です。
具体的な使い方を順に見ていきます。
まずはお店にチェックイン
ローソンスマホレジを使うためには、お店にチェックインする必要があります。
Bluetoothをオンにしておけば、ローソンスマホレジで使えるお店を自動検知するので便利です。
お店の10m以内に入ればアプリで自動検知できるので、入店前にチェックインすることもできます。スマホレジメニューの「ローソンスマホレジでお買い物をする」をタップすると、検索を開始します。
▼ローソンアプリ スマホレジメニュー
もしくは、店内に貼り出してあるローソンスマホレジ用QRコードを読み取ることでもチェックインできます。
電波が悪くて店舗を自動検知できなかったときも、店内でチェックインできるので安心です。
▼ローソンスマホレジのQRコード設置例
Bluetoothをオンにしていてもお店が検出できない場合は、位置情報がオフになっていないかを確認します。
位置情報がオフになっていると、Bluetoothがオンになっていても自動チェックインができません。
また、LAWSON Free Wi-Fiに接続しているときも、ローソンスマホレジは使えない仕様になっています。
商品バーコードをスキャン
入店したら、まずはいつもどおり商品を選び、購入する商品のバーコードをローソンスマホレジで読み取ります。
正常に読み取れたら、アプリ画面に商品名や値段などが表示されます。それらを確認して「この商品を購入する」ボタンをタップすれば、購入完了です。
リリース当初はバーコードを横向きにしないと読み取れませんでした。現在は、どの方向からも読み取れるようになっています。
飲み物のペットボトルなど、縦向きにバーコードが印刷されている商品も縦スキャン可能なので楽です。
ローソンスマホレジのスキャナーが置いてある店には、レジ袋も設置してあります。レジ袋が必要な場合は、レジ袋の枚数を指定して「必要」をタッチします。
ちなみに、スマホレジで会計をすると紙レシートは発行されません。そのかわり、ローソンアプリで確認できます。
#ローソンスマホレジ 使ってみたけどすごい便利だった。レシートはアプリで見れるからゴミ出ないし商品のバーコードの写真撮ってApple PayとかPayPayとかで決済できるし何より並ばなくていい。こういうとこのコンビニってほんとすごい列になるからお客も店員さんもうぃんうぃんなのでは。 pic.twitter.com/kuE3Kgr4Db
— しー (@sakaichigo) 2019年3月26日
支払い方法を4種類から選ぶ
購入する商品をすべてスキャンしたら、支払い方法を選んで決済を完了させます。
ローソンスマホレジで選べる支払い方法は4種類です。いずれも購入手続きが完了したら、即時決済となります。
■ローソンスマホレジに登録できる支払い方法
- クレジットカード
- Apple Pay
- 楽天ペイ
- LINE Pay
たとえば、楽天ペイ決済を選ぶと、すぐに楽天ペイアプリの決済画面が立ち上がります。そこで決済を承認すれば、支払い完了です。楽天ポイント払いも選べます。
楽天ペイで支払うと0.5%、LINE Payで支払うと0.5~2.0%のポイントが還元されます。
クレジットカード払いを使うには、事前にクレジットカード登録が必要があります。ローソンアプリのスマホレジメニューから、カード番号などを入力すれば完了します。
Apple Payにクレジットカードを登録しているiPhoneユーザーなら、ローソンアプリにクレジットカードを登録しなくてもApple Payからカード決済が可能です。
ちなみに、ローソンスマホレジは支払い方法によって1回あたりの支払い上限額が決まっています。
4,000円未満の買い物ならどの支払い方法も使えますが、それ以上の金額の場合、支払い時は注意が必要です。
■ローソンスマホレジ 支払い方法ごとの上限金額
支払い方法 | 買い物1回あたりの上限金額 |
---|---|
Apple Pay | - |
楽天ペイ | 4,000円まで(1日の支払上限も4,000円) |
LINE Pay | 30,000円まで |
クレジットカード | 10,000円まで |
決済が完了したら退店スキャン
すべての商品の買い物を終えたら、お店を後にする前に退店スキャンをします。
支払いを終えると、画面下に「次の画面で、お支払い手続きを完了してください」というバナーが出ます。そこをタップすると、退店用QRコードが表示されます。
レジ横のローソンスマホレジ専用スキャナーに、退店用QRコードをかざせば退店手続き完了です。
レジ袋不要であれば、退店用QRコードを1秒でスキャンし、すぐお店を出られます。慣れれば、かなりスピーディーにお買い物ができます。
無人化店舗「スマート店舗」の利用方法
ローソンは2019年8月23日から、横浜の店舗(ローソン氷取沢町店)で深夜の無人運営実験を始めました。
深夜0~早朝5時はレジに店員が立たず、自分で支払いを済ませる仕組みです。深夜のみ無人で運営するローソンを「スマート店舗」といい、人材不足解消の解決策として期待が集まっています。
【ローソン、深夜店舗で省人化実験】
ローソンは、深夜の省人化実験を横浜市の店舗で始めます。午前0~5時は売り場に店員を置かず、1人が倉庫で商品管理などの業務に当たります。年齢確認が必要な酒類とたばこの販売は停止し、来店客はセルフレジなどで決済します。
記事は⇒https://t.co/kViOmUIqJy pic.twitter.com/9M5ulBhQkl
— 時事ドットコム(時事通信ニュース) (@jijicom) August 22, 2019
スマート店舗では、入店時に以下のいずれかを満たさないと自動ドアが開かない仕組みです。
■ローソンの深夜省人店舗 入店方法
- 店舗の機器で顔写真撮影
- ローソンアプリで事前登録した入店用QRコードのスキャン
- 事前に手に入れた入店カードのスキャン
入店した後は、ローソンスマホレジか完全セルフレジのいずれかで買い物をします。セルフレジでは、クレジットカードや電子マネー、現金での支払いもできます。
しかし、無人店舗での買い物となると、ローソンスマホレジが便利だと思います。完全セルフレジに人が並んでいても、ローソンスマホレジなら並ばずに会計できます。
現在は、年齢確認が必要なタバコやお酒、スタッフが手続きする必要がある切手やチケット発券などはできません。今後、無人化が進めば、これらの商品も買えるようになるかもしれません。
カードを提示しなくてもポイントが貯まる
ローソンで買い物をするとき、Pontaカードやdポイントカードを提示するとポイントを貯められます。
どちらも利用代金の1~2%のポイントが還元されます。
ローソンスマホレジで支払う場合も、ローソンIDにポイントカードを登録しておけば、いつもどおりポイントを貯めることができます。
いずれかのカードを持っている人は、ローソンIDにログインしてポイントカード登録をしておくことをおすすめします。
ローソンスマホレジを活用するようになると、ポイントカードを持ち歩かずにすむようになります。
スマホレジのデメリットとは
画期的なセルフレジ機能「ローソンスマホレジ」にも、デメリットはあります。
将来的に改善が見込める部分と、サービスの特性を考えると改善が難しいと思われる部分があります。
お買い上げポイントは貯まらない
ローソンユーザーにとって、スマホレジ最大のデメリットは、お買い上げポイントが貯まらないことです。
■ローソンの買い物で貯まるポイントの種類
ローソンで買い物をするときに通常貯められるポイントには、2種類あります。
- お買い上げポイント
- カード提示ポイント
お買い上げポイントとは、購入金額に応じて貯まるポイントです。
カード提示ポイントは、レジでカードを見せるだけで、購入金額にかかわらず1回の買い物につき付与されるポイントです。Pontaカードやdカードを提示して貯まるのは、カード提示ポイントです。
特に、ローソンPontaプラスカードを持っている人にとっては、お買い上げポイントが貯まらないのは大きなデメリットです。
ローソン店舗でローソンPontaプラスのカード決済を利用すると、200円ごとに2~4ポイントものPontaポイントが貯まります。還元率2%という、非常に高還元なカードです。
ローソンのヘビーユーザーで、Pontaポイントをがっつり貯めるためにローソンPontaプラスを使っている人にとっては、スマホレジを使うメリットは少ないかもしれません。
ポイントキャンペーンや割引も非対応
ローソンスマホレジを利用すると、期間限定キャンペーンポイントやボーナスポイントも付与されません。
具体的には、以下のポイント特典はスマホレジでは獲得できないので要注意です。
■ローソンスマホレジでポイントをもらえない例
- ボーナスポイント
- 値引きセールやクーポン
- キャッシュバックキャンペーン
- 買い上げポイントのキャンペーン
また、店頭での値引きにも対応していないので、安売りしている商品はスマホレジで買わない方がお得です。
スマホレジで買えない商品がある
ローソンで売っている商品のなかには、ローソンスマホレジでの支払いができない商品もあります。
たとえば、年齢確認が必要な商品や、Loppiからのチケット発券などレジで店員が対応しなければならないサービスなどは、まだ店員に対応してもらう必要があります。
また、当然ですがバーコードがない商品はローソンスマホレジでは会計ができません。
具体的には、以下のような買い物はローソンスマホレジが利用できません。
■ローソンスマホレジで購入できない商品例
- お酒
- たばこ
- はがきや切手
- 新聞
- Loppiで発券するチケット
このデメリットは、しばらくは改善が難しいと思われます。
アルコール飲料やたばこの年齢確認は、アプリ内で厳密な年齢確認をできるようになれば、セルブレジ決済ができるようになるかもしれません。
使えるお店は一部
ローソンスマホレジは、ローソン全店舗で使えるわけではありません。東京では使える店舗も40店舗を超えましたが、ほかの都道府県では数店舗ずつしか導入されていません。
とはいえ、ローソンスマホレジ対応の店舗は増えてきています。当初は東京のローソンでしか使えませんでしたが、約1年で北海道から九州まで対応店舗を増やしました。
将来的に人手不足が進むことを考えると、今後もローソンスマホレジ対応店舗は増えていくと思われます。
ローソンスマホレジが普及すれば、人員が少なくてもお店が回せるようになります。
ローソンとしては、今以上の人手不足が予想される将来にそなえて、少しでも早く普及させたいのではないかと思います。
アメリカで始まっている「Amazon GO」のように、レジ不要の無人コンビニを目指す可能性もあるかもしれません。
現在は、主要駅や空港の近くにあるローソンを中心に、スマホレジの導入が進んでいます。ローソンスマホレジが使えるお店一覧は、アプリ内やローソン公式サイトに記載されています。
しばらくはほかのキャッシュレス決済も併用
ローソンスマホレジは便利ではあるものの、しばらくはほかの支払方法と併用するのが無難です。
ローソンは、他社キャッシュレス決済にも広く対応しています。スマホレジがない店舗では、日ごろよく使うキャッシュレス決済を使ってよいと思います。
■クレジットカード・デビットカード
- VISA
- JCB
- Mastercard
- アメリカン・エキスプレス
- ダイナースクラブ
■電子マネー
- Apple Pay
- Google Pay
- QUICPay
- iD
- 楽天Edy
- WAON
■バーコード決済アプリ
- LINE Pay
- PayPay
- 楽天ペイ
- d払い
- メルペイ
- au Pay
- クオカードペイ
- WeChatPay
- Alipay
「まだ近くにローソンスマホレジが使えるお店はないけど、いつか使ってみたい」という人は、バーコード決済ができるスマホ決済を始めるのがおすすめです。
ローソンスマホレジとスマホ決済の仕組みは似ています。バーコード決済が使えれば、スマホレジもすぐに慣れると思います。
ローソンでもっともポイントが貯まる方法とは
ローソンで、もっとも高いポイント還元率で買い物できるのは、現時点ではクレジットカード機能付きの「ローソンPontaプラス」です。ネット銀行のローソン銀行で発行できます。
ローソンPontaプラスは、ローソン店舗でのポイント還元率が1%から最大6%と、突出しています。カードの入会費・年会費は無料なので、ローソンで買い物をする機会が多い人は作っておくと便利です。
しかし、ローソンを使う機会が少ない人や、クレジットカードを増やしたくない人は、ローソンPontaプラスを作るのに抵抗があるかもしれません。
クレジットカードを作りたくない人は、楽天銀行VISAデビットカードと楽天ペイのダブル使いがおすすめです。楽天ペイはローソンの有人レジとスマホレジ、どちらでも使えます。
楽天銀行のデビットカードは、高還元カードで有名な「楽天カード」と同じ1.0%還元です。
LINE Payもポイント還元はありますが、「VISA LINE Pay クレジットカード」から支払わないとポイントが貯まりません。
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