公共料金や携帯電話料金をデビットカードで支払う節約術 定額払いできないサービスに注意

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※この記事の内容は執筆時点のものです。サービス内容・料金など、現時点の最新情報とは異なる場合がございます。何卒ご理解のほどよろしくお願いいたします。

公共料金

現在はほとんどのデビットカードが、主要な公共料金携帯電話料金の支払いに対応しています。クレジットカードを使いたくない人も、毎月払いが可能です。

以前のデビットカードは、電気代やガス代のような月々の支払いは対象外でした。最近では改善され、多くの定額払いに利用できるようになっています。ポイント還元率の高いデビットカードなら、実質の料金値引きになるので節約にもなります。

ただし、公共料金や携帯電話をデビットカードで支払う際は、注意点もあります。

まだクレジットカードしか使えないお店も一部あるほか、場合によっては口座振替(銀行口座からの引き落とし)のほうがお得なケースもあります。

デビットカードが使える毎月支払い

現在はデビットカードで支払えるサービスが増え、よりクレジットカードに近い使い方ができるようになりました。

以前はデビット決済できなかった以下のようなサービスも、多くのデビットカードで利用できます。

■デビットカードで支払える毎月払いサービス例 

  • 水道光熱費
  • docomo・au・Softbankの通信料
  • 固定電話料金
  • NHK受信料

使える加盟店は、デビットカードによって異なります。デビットカードに申し込む前に、支払いたいサービスに対応しているかチェックしておくと安心です。

デビットカードが使えない支払い

多くのデビットカードに未対応の定額支払いサービスもあります。代表例はこちらです。

■デビットカードが使えない定額払いサービス例 

  • Wi-Fiや光回線の通信費
  • 格安スマホ(MVMO)利用代金
  • 動画・音楽配信サイト
  • ケーブルテレビ
  • 生命保険・損害保険の保険料
  • ウォーターサーバーなどの宅配サービス

Wi-Fiなどの通信費や、三大キャリア以外の格安スマホ利用代金は、デビットカードで支払えないケースが多めです。

サブスクリプション系の動画・音楽配信サイトなど、継続課金サービスも利用できないものが多めです。口座引落やクレジットカードなど、ほかの支払方法を検討する必要があります。

今後、これらのサービスがデビットカードで支払えるようになる可能性もあると思います。

定額払いできるサービスが多いデビットカード一覧

記事執筆時点(2021年9月8日)では、ネット銀行発行のデビットカードのほうが、使えるシーンが多い印象です。

たとえば、格安スマホの利用料金はデビット決済できない銀行が多いですが、楽天銀行やイオン銀行はYmobileのデビット決済に対応しています。

■公共料金や携帯電話に使えるデビットカード ネット銀行の例

  • 楽天銀行
  • 住信SBIネット銀行
  • イオン銀行
  • PayPay銀行
  • GMOあおぞらネット銀行
  • ソニー銀行

銀行によっては、デビットカードを利用できない加盟店一覧を公開しています。加盟店リストを公開していない銀行は、メールや電話で問い合わせると確実です。

■デビット決済できない加盟店リストを公開しているネット銀行

上記リンクから、公式サイトのリストへ飛べます。

デビットカードを発行する金融機関は、利用できる店舗・できない店舗を随時変更します。デビット決済できない加盟店リストに載っていないサービスでも、金融機関の判断で利用できなくなる可能性はあります。

特に、「利用できない加盟店リスト」に入っている企業と同じ業種は要注意です。

公共料金等の定期・継続的なお支払いで利用できない場合

※ 定期・継続的なお支払について、当社判断によりご利用いただけない加盟店があります。

※ 利用できない加盟店例一覧にてご確認ください。

住信SBIネット銀行 公式サイト「困ったときは-カードが利用できない」より抜粋

大手銀行のデビットカードは毎月払いに弱い

メガバンクなどの大手銀行は、デビットカードを利用できない継続支払いがかなり多めです。

たとえば、三井住友銀行のVISAデビットは、docomoのスマホ代支払いに利用できません。水道光熱費でも利用できない業者が多く、定額支払いには不向きです。

みずほ銀行のJCBデビットも、公共料金や携帯電話料金などの継続支払いには原則使えません。

三菱UFJ銀行のデビットカード(VISA・JCB)は、利用できる定額支払サービスが比較的多めです。

■メガバンクのデビット決済できない加盟店リスト

上記リンクから、公式サイトのリストへ飛べます。

クレジットカードなしで毎月払いをお得にするコツ

デビットカードのみでは、すべての毎月払いサービスを支払えない可能性があります。しかし、無理にクレジットカードを作る必要はありません。

デビットカードだけでなく口座引落もうまく使えば、公共料金や携帯電話料金をお得に支払えます。

クレジットカードを使わずに毎月払いをお得にするコツを、3つ解説します。

ポイント還元率の高いデビットカードを選ぶ

毎月の定額払いをデビットカードで支払うなら、ポイント還元率にも注目して選びたいところです。

近年は、クレジットカードに近い還元率のデビットカードも増えています。より還元率の高いデビットカードで支払えば、年間でまとまったポイントが貯まります。

楽天銀行のデビットカードを例に、どれくらいのポイントが貯まるか試算してみます。

▼楽天銀行デビットカード(JCB)
楽天銀行JCBデビット パンダカード

楽天銀行のデビットカードは、クレジットカードの楽天カードと同じ1.0%還元です。100円につき1ポイント(1円相当)の楽天スーパーポイントが戻ってきます。

公共料金と携帯電話利用代金が毎月3万円かかっていれば、デビット決済によって月々300円分がポイントバックされます。

楽天銀行デビットカードは、楽天スーパーポイントを支払いに充当できるので、翌月の支払いは300円引きで支払えることになります。

公共料金は口座振替割引と比較する

水道光熱費などの公共料金は、口座振替(口座引き落とし)による割り引きを受けられる場合があります。

デビットカードの還元率と口座振替割引、どちらがお得か比較してから支払方法を決めるとよいです。

■例:東京電力エナジーパートナー・中部電力・関西電力の場合

関西電力は、一定の条件を満たしたうえで口座振替を行うと、1契約につき月55円の割り引きが適用されます。

還元率1.0%のデビットカードと比較すると、電気代が5,500円以下のときは、口座振替のほうが割安になります。電気代が5,500円を超える場合は、デビットカードのほうがお得です。

口座引き落とし特典がある銀行を使う

銀行によっては、口座引落によって特典を受けられます。デビット決済できない定額払いも、口座からの引き落としにすることでお得に支払えます。

口座振替特典があるのは、おもにネット銀行です。

口座引落特典がある銀行例
楽天銀行
ATM手数料や振込手数料の無料回数が増える「ハッピープログラム」で、口座引落1件ごとにランクアップ条件に加算
イオン銀行
公共料金や携帯電話料金など、各種公共料金の支払い1件ごとに5WAONポイント付与
住信SBIネット銀行
口座引落が月1件以上あると、スマプロポイント5ポイント付与

上記3行は、デビットカードが使える加盟店も多いネット銀行です。デビットカードと口座引落を併用すれば、毎月の支払いをお得にできます。

もっともおすすめなのは、楽天銀行です。デビット還元率がもっとも高く、加盟店も比較的多めです。楽天グループで貯めた楽天スーパーポイントを、1ポイント1円でデビット支払いに充てられるメリットもあります。

楽天市場でのネットショッピング貯まったポイントを、公共料金や携帯電話料金の支払いで使うことも可能です。

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この記事の執筆者

執筆者の詳細プロフィール
ネット銀行100の活用術の初代管理人です。低コストで便利なネット銀行を、多くの人に知ってもらうため、2012年にサイトを立ち上げました。貯金の方法やお金に関する知識をわかりやすく解説します。

より良い情報をお届けするため、疾風AI がメンテナンスを担当いたしました。(2021年9月8日 更新)

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