手数料無料の定額自動入金サービスが使える銀行リスト 貯蓄や住宅ローン借り換えに
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一部のネット銀行では、定額自動入金サービスを無料で利用できます。
自動入金とは、毎月同じ金額を、同じ日に、他行からお金を取り寄せるサービスです。本来、他行宛振込みをすると発生する振込手数料は、いっさいかかりません。
毎月、給与振込口座から資金移動する人は、積極的に使いたいサービスです。
会社の都合で振込口座が変更できなくても、自動入金サービスを使えば、貯蓄用口座や住宅ローン返済口座に無料で資金移動できます。
目次
定額自動入金サービスとは
定額自動入金サービスとは、一定の金額を毎月、別の銀行に移動できる仕組みです。メガバンクやゆうちょ銀行では扱っていない、ネット銀行ならではのお得なサービスです。
振込手数料なども含め、定額自動入金サービスの利用は完全無料です。
一度、自動入金の設定をすれば、あとは毎月自動的に資金が移動します。手間も手数料もかからない、非常に便利な機能です。
■利用例:給与受取口座が三菱UFJ銀行、貯蓄用口座がイオン銀行の場合
- イオン銀行のマイページにログイン
- 自動入金サービスから、毎月の引き落とし日や金額を設定
- 引き落とし日になると、三菱UFJ銀行から自動的に指定額を引き出し
- 5営業日後に、イオン銀行普通預金口座に自動入金
私は、ソニー銀行の定額自動送金サービスを利用しています。毎月、給与を受け取っている銀行から、決まった生活費をソニー銀行に移しています。
給与を受け取っている銀行より、ソニー銀行のほうがATM手数料が低いので、生活費の現金を引き出すのもお得です。
気をつけるポイントは、定額自動入金サービスで資金移動できるのは、他行の本人名義の口座からのみという点です。他人名義の口座は登録できません。
例:親名義の口座から子ども名義の口座への自動入金など
また、引き落とし日の残高不足が2ヶ月連続で続くと、定額自動入金が自動解約となるケースが大半です。口座残高に余裕がある、給料日直後などを引き落とし日に選ぶのがおすすめです。
定額自動入金サービスが使える銀行リスト
定額自動入金サービスが使えるネット銀行6行を、一覧にまとめました。メガバンクから地方銀行まで、多くの銀行からの自動入金が可能です。
auじぶん銀行
■auじぶん銀行「定額自動入金サービス」詳細
- 手数料:無料
- 最低入金額:毎月1万円以上1,000円単位
- 引落日:毎月6日または26日(選択可)
- 入金日:引き落とし日の4営業日後
- 引き落とし可能な金融機関はこちら(PDF)
auユーザーから絶大な支持を獲得しているauじぶん銀行も、定額自動入金サービスを提供しています。
登録可能な金融機関の件数は最大5件となっており、新規申し込みや登録先の変更などはPCやスマホからいつでも操作可能です。
auじぶん銀行は「無料のがん50%保障団信」などが人気で、最近は住宅ローンで評判です。口コミでも、auじぶん銀行住宅ローンへの借り換えのために、定額自動入金サービスを活用するという方が多くいました。
au PAY カードの引き落としや、住宅ローンの返済など、auじぶん銀行の口座が必要なさまざまなシーンで、定額自動入金サービスが使えます。
au PAY カードの引き落としをする場合は、引落日を26日に設定しておくのがおすすめです。
ソニー銀行
■ソニー銀行「おまかせ入金サービス」詳細
- 手数料:無料
- 最低入金額:毎月1万円以上1,000円単位
- 引落日:毎月5日または27日(選択可)
- 入金日:引き落とし日の4営業日後
- 引き落とし可能な金融機関はこちら
ソニー銀行では、定額自動入金サービスのことを「おまかせ入金サービス」と呼んでいます。
ネット銀行のなかでも早い段階からこのサービスを利用しており、私も実際に使っているサービスです。
定額自動入金が完了すると、メールなどで入金通知してくれるので安心です。
ソニー銀行も住宅ローンに強みを持っているため、借り換えなどでソニー銀行を使うことになった方がローン返済のためにおまかせ入金サービスを使うということが多いようです。
私の場合は、日常生活の資金をソニー銀行で管理していることから、特に何かの目的があるわけではなく、おまかせ入金で毎月一定金額を移動しています。
住信SBIネット銀行
■住信SBIネット銀行「定額自動入金サービス」詳細
- 手数料:無料
- 最低入金額:毎月1万円以上1,000円単位
- 引落日:毎月5日または27日(選択可)
- 入金日:引き落とし日の4営業日後
- 引き落とし可能な金融機関はこちら(PDF)
住信SBIネット銀行も、定額自動入金サービスを実施しています。
住信SBIネット銀行は、住宅ローンやカードローンに強みがあります。返済用口座として、定額自動入金サービスを活用するシーンが多そうです。
また、ネット銀行の中でも純金積立や投資信託など取扱商品が豊富なので、住信SBIネット銀行でコツコツと積立を始めたい場合にもおすすめです。
その他の方法としては、SBI証券との連携が必要ですが「クイック入金」を活用するやり方があります。
まず、指定金融機関からクイック入金を使ってSBI証券に入金。その後、振替サービスを使って住信SBIネット銀行に資金移動をすれば、手数料無料で金融機関同士の資金を移動することが可能です。
イオン銀行
■イオン銀行「自動入金サービス」詳細
- 手数料:無料
- 最低入金額:毎月1万円以上1,000円単位
- 引落日:毎月6日または23日(選択可)
- 入金日:引き落とし日の5営業日後
- 引き落とし可能な金融機関はこちら(PDF)
知名度の高いネット銀行、イオン銀行でも自動入金サービスを提供しています。
イオン銀行は預金金利が高く、貯蓄用口座として利用する人も多いです。毎月決まった金額を自動入金し、メインバンクと切り離して貯金するのに向いています。
もしくは、生活費やお小遣いの管理用口座として使うのもおすすめです。イオン銀行はデビット機能付きキャッシュカードを使うと、手数料や金利の優遇を受けやすくなるからです。
イオン銀行には、ランク制優遇サービス「イオン銀行Myステージ」という無料サービスがあります。
デビット決済や預金などでステージを上げれば、ATM手数料・振込手数料・普通預金金利の優遇を受けられます。
PayPay銀行
■PayPay銀行「自動入金サービス」詳細
- 手数料:無料
- 最低入金額:毎月1万円以上1,000円単位
- 引落日:毎月5日または27日(選択可)
- 入金日:引き落とし日の4営業日後
- 引き落とし可能な金融機関はこちら
PayPay銀行は、日本で初めて誕生したネット銀行です。ネットバンキングのセキュリティ対策にいち早く取り組むなど、安心して利用できる銀行です。
2019年からは、低金利な住宅ローンを取り扱い始め、話題になりました。
ネット銀行のなかでも、住宅ローンを扱い始めたのはかなり遅めです。しかしそのぶん、競争力がありお得なプランを取り揃えています。特に、変動金利の低さはトップクラスです。
ほかにも、取り扱う金融商品の種類が豊富なので、ネット銀行でお得に資産運用したい人にも向いています。
大和ネクスト銀行
■大和ネクスト銀行「資金お取寄せサービス」詳細
- 手数料:無料
- 最低入金額:毎月1万円以上1,000円単位
- 引落日:毎月6日または27日(選択可)
- 入金日:引き落とし日の5営業日後
- 引き落とし可能な金融機関はこちら(PDF)
「資金お取寄せサービス」というサービス名で展開していますが、サービス内容はほかの銀行と同じです。
契約途中の金額変更や資金お取り寄せサービスの停止はネットからいつでも行なえます。
大和ネクスト銀行は、大和証券と連携している特別なネット銀行です。大和証券の口座を持っている人だけが口座開設できる仕組みで、証券口座の待機資金を外貨預金や定期預金で運用するという目的で使っている人が多いです。
本人名義口座への他行宛振込手数料は、毎月3回まで無料です。しかし、使えるATMが少ないなどデメリットも多く、通常の決済用途の銀行とは使い方を分けることをおすすめします。
住宅ローンを組むときに役立ちます
定額自動入金サービスは、すべての銀行で利用できるわけではありません。上記銀行のほとんどは、住宅ローンで競争力がある銀行です。
auじぶん銀行やソニー銀行、住信SBIネット銀行はいずれも、ネット銀行の住宅ローンでトップクラスの人気です。
給与受取口座が他行でも、自動入金サービスを利用してもらい、月々のローン返済をしやすい環境を整えているといえます。住宅ローンの借り換えを検討している人も、メインバンクを変えずに済むので安心です。
メインバンクをネット銀行にするのに抵抗がある人や、会社の都合で給与振込口座を変更できない人も、安心してネット銀行住宅ローンを検討できます。
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