本当に安全?ARUHI(アルヒ)って銀行なんでしょうか?
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住宅ローンを比較していると、ARUHI(アルヒ)(旧:SBIモーゲージ)という金融機関を目にする人も多いと思います。
基本的に住宅ローンは銀行で契約するものですが、ARUHIは正式には銀行ではありません。
スペックなどは魅力的に見えても、「銀行ではないARUHIで借りて本当に大丈夫なのか?」と心配する声も見かけます。
今回は、ARUHIがどのような組織で、安心して利用できるかどうかを解説します。
目次
ARUHIの全容まとめ
「銀行ではないARUHIで住宅ローンを組んでも本当に大丈夫?」
「ARUHIとは何者なのか?」
このような疑問を解決するべく、ARUHIとはどのような組織かをまとめました。
住宅ローン専門の金融機関
ARUHIは銀行ではない住宅ローン専門の金融機関です(最近は住宅ローン以外にも事業を拡大していますが)。
このような業者のことを「モーゲージバンク」と呼びます。
■モーゲージバンクとは?
証券化を資金調達手段とした住宅ローン貸出専門の金融機関
ARUHIは日本初のモーゲージバンクとして「住宅ローンは全期間固定金利が理想」という信念のもと、2000年に誕生しました。
その後、2001年には国内で初めて、インターネットを使った繰上返済サービスの提供を開始したのもARUHIです。
金融大手のSBIグループだった
ARUHIは以前、金融大手のSBIグループでした。
SBIホールディングスは、多種多様な金融機関を運営している企業として有名です。
- 住信SBIネット銀行
- 利用者や預金残高が多い、主要ネット銀行です。クレジットカード「ミライノカード」も有名です。
- SBI証券
- 国内No.1の預り資産を抱えているネット証券最大手の企業です(私も資産運用で株式投資などを行っていますが、手数料の安さからSBI証券を使っています)。
- SBI損害保険
- 自動車保険やがん保険などを提供している損保会社です。
かつてARUHIは、SBIグループの住宅ローン専門事業「SBIモーゲージ」という名前で運営されていました。
しかし、SBIモーゲージは2014年の8月にカーライル・グループ(世界屈指の大手投資ファンド)に売却されたため、現在はSBIのグループ会社ではなくなり、その後社名も現在のARUHI(アルヒ)に変更されました。
しかし、事業売却後も関係性は継続しています。
東証一部上場企業である
ARUHIは東証一部上場企業です。
2017年12月に上場を果たし、会社四季報などでも「フラット35販売首位」と紹介されています。
社会的信用の高い上場企業であるため、安心して契約手続きができます。
順調な業績
住宅ローンは35年などの長期間にわたり、契約を結びます。もしも赤字の企業だったら、35年後に本当に存在しているのか?といった不安もあります。
しかし、ARUHIの業績を見る限り、その心配はなさそうです。
上記の資料から直近の業績を見てみると、大幅な黒字となっています。
記事執筆時点(2018年1月26日)でのARUHIの営業収益(売上)は200億円規模、営業利益は50億円となっており、黒字を継続しています。
フラット35 シェアNo.1
※2010年度-2023年度統計、取り扱い全金融機関のうち借り換えを含む【フラット35】実行件数(2024年3月末現在、ARUHI調べ)
特筆すべきなのは、毎年連続で更新している「フラット35のシェア」です。
アルヒはフラット35のシェアNo.1を達成しています。※2010年度-2023年度統計、取り扱い全金融機関のうち借り換えを含む【フラット35】実行件数(2024年3月末現在、ARUHI調べ)
その比率は年々増加しており、2014年3月期時点では25%を超え、2019年度(2019年4月1日~2020年3月31日)は27.5%となっています。
つまり、4人に1人超がARUHIでフラット35を申し込んでいることになります。
住宅ローンの累計実行金額は、2014年7月時点で2兆5,000億円に達しました。
これだけARUHIを利用する人が増えているのは、低金利なうえにサービスの良さが評価されているからです。
ARUHIのフラット35には、下記5点のメリットがあります。
■ARUHIのフラット35 5つのメリット
- 業界で抜きん出た低金利
- 審査が早い
- 手数料が安い
- 付帯保険が充実
- 返済可能な口座は全国1,000以上
特に、ARUHIのフラット35の最大のメリットは低金利です。
住宅ローンの金利方式には変動金利と固定金利がありますが、契約期間中に同じ利率が継続する固定金利は、変動金利より借入利率が高いです。
それでもARUHIは業界最低水準の金利で、固定金利の住宅ローン「フラット35」を提供しています(→ARUHIの最新の金利はこちら)。
※【フラット35】業界最低水準(ただしスタンダードタイプの場合)。ARUHI 調べ。
専門業者であることの安心感
ARUHIについて色々と調べてみました。安心して利用できる金融機関であることは間違いありません。
銀行で住宅ローンを組むことには安心感がありますが、逆にARUHIのように「住宅ローンの専門業者」でローンを組むことによるメリットもあります。
ARUHIでは全国に相談窓口を設置しています。
これらの相談窓口では、住宅ローンのプロによるアドバイスが受けられます。契約書の書き方や、住宅ローンについてわからないことも、窓口店舗で対面による相談で解決できます。
また、契約後のトラブルについても、窓口があればすぐに対面で話が聞けるので安心です。このような対面での対応が可能であることも、ARUHIが支持されている大きな理由の一つなのだと思います。