楽天銀行
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楽天銀行(金融機関コード:0036)は、ネット通販大手の「楽天」グループのネット銀行です。PayPay銀行とともに日本のネットバンク業界では先行して営業を開始しており、口座数はすでに1,300万口座を超えています。(ネット銀行の口座数としては日本最大)
ハッピープログラムによって、ATM手数料は最大で毎月7回、他行宛振込手数料は最大で毎月3回まで無料となります。
また、楽天銀行の最大のメリットと言われているのが、マネーブリッジによる楽天証券との連携です。
マネーブリッジは普通預金金利の優遇サービスであり、これを活用することで業界トップクラスの高金利での運用が可能となります。
入会審査不要のキャッシュカード一体型「デビットカード」を使うことにより、銀行口座のお金を使って、直接カード支払いができます。
楽天銀行JCBデビットでの支払いについては、100円につき1ポイント(還元率1%)の楽天ポイントがたまります。
ネット銀行のなかでもポイント還元、金利優遇といった顧客目線のサービスが充実しているのが、楽天銀行の特徴です。
※金額・手数料表記はすべて税込です。
目次
普通預金と定期預金
楽天銀行では、普通預金や定期預金をはじめ、数多くの預金商品がラインアップされています。
そのなかでももっとも注目すべきなのは、楽天証券との連携で実現する「マネーブリッジ」です。
定番の外貨預金のほかにも、1週間定期預金・2週間定期預金といった少し変わった預金商品もあります。
マネーブリッジで業界トップクラスの高金利を提供
※2022年4月1日:更新
マネーブリッジの優遇金利が改定されました。2022年4月1日以降は、預金額のうち300万円を超える部分については、優遇金利が下がります。預金額300万円以下の部分については従来どおり変更ありません。
マネーブリッジは、楽天銀行と楽天証券の連携による、普通預金の特別優遇金利です。
楽天証券の口座開設(無料)が条件となりますが、それ以外のデメリットは特にありません。
証券口座は口座開設手数料・維持費用などは無料です。また株式や投資信託に興味のない方は、特に楽天証券で取引をしなくても、口座だけ作っておけばマネーブリッジは利用できます。
以前は、住信SBIネット銀行が「SBIハイブリッド預金」という類似のサービスを提供していたのですが、マイナス金利の影響でSBIハイブリッド預金は完全に魅力がなくなってしまいました。
一方で、楽天銀行のマネーブリッジは、マイナス金利導入前・導入後に関係なく、一定した高金利を提供し続けています。
また、マネーブリッジには劣りますが、楽天銀行の口座から楽天カードの引落しがある場合も、普通預金金利が優遇されます。
マネーブリッジは普通預金扱いなので、ペイオフ(預金保険制度)の対象です。
つまり、一般的な普通預金と同様に、最大1,000万円までは元本保証となっているので安心して利用することができます。
楽天銀行の定期預金よりも金利が高くなっており、また普通預金なのでいつでも自由に引き出せます。
1週間・2週間の短期定期預金に注目
楽天銀行の普通預金は、昨今のマイナス金利の影響もあり、ほとんど利息が期待できません。
定期預金もメガバンクなどと比較すればマシですが、それでも目立って高金利というわけではありません。
しかし、よりお得で利便性が高いという点では、1週間・2週間定期預金はおすすめです。
定期預金の利率でありながら、普通預金と同じ感覚で使えるのが最大のメリットです。
定期預金には中途解約をするとペナルティがありますが、1週間・2週間定期預金であれば、最大でも2週間待てば満期解約ができるため、ペナルティを受ける心配がありません。
楽天銀行の定期預金の金利は下記のとおりです。
※普通預金の利払日は毎年3月31日と9月30日の、年2回です。利息計算は日割りで行われ、年2回にまとめて利息が口座に入金されます。
ネット銀行の定期預金は、最長の満期が5年のところが多いですが、楽天銀行であれば10年という長期の円定期預金を組むことができます。
楽天銀行でおすすめしたい定期預金の1つに「新規入金定期」があります。
これは、他銀行からの乗り換えキャンペーンのようなものです。
自分名義の他行口座から楽天銀行に振込みを行った場合に、その金額分を「新規入金定期」として特別優遇金利で運用できる定期預金です。
期間は1ヶ月ものと短期間ですが、マネーブリッジを超える金利で運用することが可能です。
ATM手数料と振込手数料
楽天銀行は独自のATMを展開していません。また、ネット銀行なので店舗も構えていません。
よって、入金・出金はコンビニATMをはじめとした「提携ATM」で行います。
提携ATMの数は増え続けており、すでに全国に1万台以上あるので、24時間いつでも近所のATMで入金・出金をすることが可能です。
ハッピープログラムでランクアップすると、ATM手数料や他行宛振込手数料が0円となるため、手数料の節約にも大きく貢献してくれる銀行です。
使えるATMは全国に1万台以上
楽天銀行の強みの一つに「利便性の高さ」があげられます。
提携ATMは9種類、全国どこに住んでいても徒歩圏内に楽天銀行の提携ATMを見つけられます。
▶楽天銀行の提携ATM
- セブン銀行ATM
- イオン銀行ATM
- Enet(ファミマ、ミニストップ)
- ローソンATM
- みずほ銀行ATM
- ゆうちょ銀行ATM
- 三菱UFJ銀行ATM
- PatSatステーション
- ビューアルッテ
楽天銀行は、入金時・出金時ともにATM手数料がかかる可能性があります。
この点は楽天銀行のデメリットと言えますが、後述する「ハッピープログラム」によって、毎月の手数料無料回数が付与されるので、多くの人はATM手数料0円で利用できると思います。
ATM手数料の一覧は以下の通りです。(少しややこしいです)
▶セブン銀行、イオン銀行、パッとサッと
入金(3万円以上):無料
入金(3万円以下):220円
出金(金額に限らず):220円
▶ビューアルッテ
入金(3万円以上):取り扱いなし
入金(3万円以下):取り扱いなし
出金(金額に限らず):275円
▶その他の提携ATM
入金(3万円以上):無料
入金(3万円以下):275円
出金(金額に限らず):275円
※その他の提携ATMとは、E-net、ローソン、三菱UFJ銀行、みずほ銀行、ゆうちょ銀行のATMです。
口座開設後3ヶ月は無条件で毎月5回までATM手数料は無料で使えます。
給与振込口座に使うと他行宛振込手数料が無料に
楽天銀行口座からの振込方法は、スマホやPCを使います。スマホから安全に取引ができるセキュリティの高さも、楽天銀行のメリットです。
楽天銀行あての振込手数料は、無条件で常に無料です。
他行宛振込手数料は、1回あたり145円かかります。
しかし、振込手数料を無料にする方法があるため、毎月1回程度の他行宛振込であれば、手数料は気になりません。
- 楽天銀行あて
- 無料
- 他行あて
- 145円(税込)給与振込口座に使うと毎月3~5回無料
- ゆうちょ銀行(本人名義の口座あて)
- 168円
楽天銀行を給与振込口座に使うと、他行宛振込手数料が毎月3回無料になります。
さらに、ハッピープログラム対象サービスとして、給料の受け取りごとに楽天ポイントが獲得できます。
給与受取の対象となるのは、「給与」「賞与」「公的年金」の3つです。
ハッピープログラムでATM・振込手数料が無料に
楽天銀行のメリットを最大限に引き上げる「ハッピープログラム」は、必ず利用したいサービスです。
楽天銀行の口座開設完了後に、楽天会員IDと連携するだけで事前エントリーが完了し、無料で申し込めるので簡単です。
楽天銀行ハッピープログラムには、預金残高や利用サービスに応じて5つの会員ステージがあり、上位ランクになるほど優遇サービスが受けられます。
- ATM手数料
- ランクに応じて最大で毎月7回まで無料になります。
- 他行宛振込手数料
- ランクに応じて最大で毎月3回まで無料になります。
- 楽天ポイント
- 銀行取引に応じて獲得できるポイントがアップします。
※楽天銀行宛振込手数料は無条件で無料です。
ハッピープログラムのステージを上げる方法は以下のとおりです。
「口座残高を増やす」または「毎月の取引回数を増やす」のどちらかが、ハッピープログラムを上位ランクにするためのカギとなります。
「毎月の取引回数」とは、たとえばATMの入出金・他行への振込み・宝くじの購入などが該当します。
楽天証券の取引も対象となるので、日常的に楽天銀行・楽天証券を使っている人は、意外と簡単に上位ランクに昇格できると思います。
カードローンや住宅ローンなど、楽天銀行の「ローンサービス」を利用している場合、ハッピープログラムのステージが無条件で1ランクアップします。
銀行取引に応じて楽天ポイントを付与
ハッピープログラム対象のサービスを利用すると、取引に応じて楽天ポイントを獲得できます。
楽天銀行の取引でポイント獲得の対象となる取引は以下の通りです。
▶楽天ポイントが獲得できる取引(一例)
1件あたり1~3ポイント獲得
- 給与・賞与・年金の受取
- 他行口座への振込
- 他行口座からの振込
- 口座振替(自動引落)
- ATM取引(入出金)
- 公営競技への入金
- 宝くじの購入
※ポイントが獲得できるすべての取引はこちらで確認できます。
1回あたりのポイント獲得倍率は、ハッピープログラムの「ランク」によって異なります。
たとえば、上位ランクであるVIP・スーパーVIPになると、1回あたりの取引で3ポイントを獲得できます。
このなかでも特にお勧めなのは、「給与・賞与・年金の受取」です。
給与振込ごとに1~3ポイントを獲得でき、さらに他行宛振込手数料が毎月3回無料となります。
キャッシュカードとデビットカード
楽天銀行のキャッシュカードには、いくつかの種類があります。
そのなかでももっともお得なのが「楽天銀行デビットカード(JCB)」です。
年会費は永年無料で利用できるだけでなく、カードの利用金額に対して1%の楽天ポイントが貯まります。
また、楽天市場での買い物ならポイントが2倍(還元率2%)貯まるのでさらにお得です。
デビット付きキャッシュカードは、クレジットカードが持てない方、未成年の方でも安心して使える便利なサービスです。
▶選択可能なキャッシュカードの一覧
- 楽天銀行デビットカード(JCB)
- 【おすすめ】発行手数料・年会費無料の最強カード
- 楽天銀行キャッシュカード
- 発行手数料・年会費無料。ポイントは貯まらないが16歳未満でも申込可
- 楽天銀行ゴールドデビットカード
- Visaブランド。年会費有料だが、海外旅行向けのサービスが充実
- 楽天銀行デビットカード
- Visaブランド。年会費有料だが、ショッピング保険などが付帯
- 楽天銀行カード
- クレジットカード一体型。年会費無料
- 楽天セディナカード
- クレジットカード一体型。年会費有料
- 楽天銀行ジョーヌカード
- クレジットカード一体型。年会費無料
※デビットカードは16歳以上、クレジットカードは18歳以上の方が申込対象です。
キャッシュカード一体型JCBデビットで1%還元
現時点で、もっとも有力候補となるキャッシュカードが、「JCBデビット一体型のキャッシュカード」です。
発行手数料や年会費は無料です。
また、デビットカードの利用金額100円ごとに1ポイントが貯まります。(還元率は1%)
繰り返しになりますが、楽天市場での利用に限りポイントは2倍(還元率2%)です。
コンビニやスーパーはもちろん、海外旅行やネット通販においても「JCB」のマークがあるお店ならカード支払いが可能です。
クレジットカードは「後払い」ですが、デビットカードは「即時払い」のカードとなるため、16歳以上の方であれば審査不要で持つことが可能です。
銀行口座残高の範囲で利用することができ、カードで支払った金額は即時に楽天銀行の口座から引き落とされます。
明細等はいつでもスマホやPCで確認できるので、どの程度お金を使ったのか把握しやすいメリットもあります。
不正利用に対する対策や、使いすぎ防止の設定などが行えるので、カード支払いが初めての方でも安心して利用することができます。
あわせて読みたい:
高すぎるポイント還元率!楽天銀行デビットカード(JCB)を選ぶ5つの理由
公営競技や宝くじも充実
楽天銀行は以前から、公営競技や宝くじの販売を充実させています。
いずれの公営競技・宝くじもすべてネットでの申込・投票ができるので、自宅にいながらでも参加することが可能です。
また、楽天銀行の公営競技や宝くじはハッピープログラムの対象なので、購入ごとに楽天ポイントが獲得できます。
楽天銀行で取り扱っている公営競技
- JRA・地方競馬
- ボートレース
- 競輪
- オートレース
楽天銀行で購入可能な宝くじ
- BIG
- toto
- ロト
- ナンバーズ
当せん金はすべて楽天銀行の口座に自動的に振り込まれるので安心です。
カードローンの申し込みで1,000ポイント
楽天銀行は、カードローンにも力を入れています。
たとえば、楽天銀行スーパーローン(楽天銀行のカードローン)に新規で入会すると、楽天ポイントが1,000ポイントもらえる特典があります。
入会金・年会費は0円なので、すぐにカードローンの利用予定がない人でも、いざというときに備えてローンカードを作っておくだけでポイントがもらえてお得です。
また、楽天銀行スーパーローンは借り換えにも好適な金利、かつ審査や借入れもスピーディーで、カードローンとしてのコスパも高いです。
たとえば、10万円を1ヶ月間、最高利率の14.5%で借りても、利息は1,191円だけで済みます。
さらに、カードローン利用には審査が必要ですが、最短で翌日には審査が完了して融資が受けられます。
一般的に、銀行カードローンは審査に数日かかることがほとんどなので、すぐに融資が受けられるメリットは大きいです。
楽天銀行スーパーローンはWEB完結なので、窓口に来店せずにスマホいつでも申し込めます。
審査通過後の借入・返済はネットからもコンビ二ATMからも24時間行えるので、忙しい人も利用しやすいです。
▼楽天銀行スーパーローンの詳細はこちら
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フラット35の住宅ローン金利は業界最低水準
楽天銀行の住宅ローンは大きく分けて、
- フラット35
- 楽天銀行から借りる「金利選択型」
の2種類があります。
フラット35は、楽天銀行と住宅金融支援機構が共同で扱う住宅ローンで、最長35年間の固定金利が特徴です。
このうち、楽天銀行が特に力を入れているのが「楽天銀行フラット35」であり、業界トップクラスのシェアと業界最低水準の金利で高い評価を得ています。
一般的な銀行と比較しても競争力の高い楽天銀行のフラット35ですが、住宅ローンの返済口座に楽天銀行を指定すると、さらに金利・手数料が安くなります。
▶楽天銀行「フラット35」の特徴
- 業界最低水準の低金利
- 楽天銀行を返済口座にすると融資事務手数料を0.363%引き下げ(※ただし、最低融資事務手数料は110,000円)
- 保証料無料、繰上返済手数料も無料
- 申込みから契約まで来店不要
▶楽天銀行住宅ローン「金利選択型」の特徴
- 変動金利・固定金利が何度でも変更可能
- 楽天銀行を返済口座にするとさらに0.3%低金利で借入可能
- 団体信用生命保険料は楽天銀行が負担
- 融資事務手数料は一律330,000円
住宅ローンの申込みから融資実行まではすべて、WEBと郵送でのやりとりで完結します。来店不要なので忙しい方にもおすすめです。
また、住宅ローンのことについてわからないことは無料の「スカイプ相談」を活用することで、専門スタッフにいつでも問い合わせることができます。
▼楽天銀行住宅ローンの詳細はこちら
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管理人が楽天銀行を辛口評価する
数あるネット銀行のなかでも代表的な存在である楽天銀行は、大手銀行に負けないほど商品が充実していることで知られています。
そして、住宅ローンやカードローン、ATM・振込手数料に至るまで、あらゆるサービスにおいて競争力があります。
楽天銀行との取引を充実させると、ハッピープログラムのランクが上がります。
ハッピープログラムで上位ランクになると、取引ごとに貯まる楽天ポイントが最大3倍に増加する他、ATM手数料は毎月最大7回、他行あて振込手数料は毎月最大3回まで無料となります。
最近はデビットカードを利用する人が増えました。しかし、デビットカードはクレジットカードに比べてポイント還元率が低いのがデメリットです。
しかし、楽天銀行のキャッシュカード一体型JCBデビットカードは、1%のポイント還元率となっています。(おそらく他の銀行と比較してもNo.1のポイント還元率)
デビットカードは発行手数料・年会費無料なので、特に抵抗を感じなければ口座開設と合わせて申込んでおくことをおすすめします。
私が楽天銀行でもっとも素晴らしいサービスだと感じているのは、楽天証券との連携による「マネーブリッジ」です。
マネーブリッジは普通預金金利を優遇するサービスです。特にデメリットはないのですが、これを利用するだけで他の銀行の定期預金金利をも上回ってしまうほどの最強の預金商品に進化します。
さらに、マネーブリッジの預金は「普通預金」扱いなので、いつでも自由に出金できる手軽さがあります。もちろん、ペイオフの対象なので元本保証です。
また、投資信託についても楽天証券の仲介業務として取り扱いがあります。
最近では、楽天ポイントで投資信託が100円から購入できるようになったため、資産運用に興味のある方にとってもメリットの大きいネット銀行になるはずです。