かんたん振込「メルマネ」安い手数料でスマホから入金する仕組みとは
※記事内に広告を含む場合があります
当サイトは更新を終了しました。
長きにわたり当サイトを愛読、応援くださった方々には誠に感謝しております。
※この記事の内容は執筆時点のものです。サービス内容・料金など、現時点の最新情報とは異なる場合がございます。何卒ご理解のほどよろしくお願いいたします。
楽天銀行には、メルマネというかんたん振込サービスがあります。
相手の名前とメールアドレスだけでスマホから振り込みができるので、相手の口座番号などを細かく聞かなくても済みます。
2021年10月1日の他行宛振込手数料の改定により、メルマネ手数料は通常振込とおなじ金額になりました。
ただし、条件によっては手数料無料になること、メッセージを添えられるなどのメルマネならではのメリットがあります。
今回は、メルマネの仕組み(送金方法や受け取り方)に加えて、安心して利用できるかどうか調べてみました。
目次
メルマネの仕組み
楽天銀行のメルマネとは、メールアドレスと口座名義だけで振込ができるサービスです。
楽天銀行の口座はもちろん、他行口座にも振り込むことができます。
金融機関や支店名など細かい情報を入力しなくてもいいので、手軽に振込ができる仕組みです。
メルマネの利用の流れは下記の通りです。
■振り込むための準備
振り込む人は、楽天銀行にサービス用メールアドレスを登録しておく
■振り込み方
楽天銀行口座にWebからログイン
↓
受取人の名前とメールアドレスを入力
↓
振込手続き完了
■受け取り方
振込完了後に届くメール内のURLをクリック
↓
受け取る口座を選んで受け取り
※受取人も楽天銀行にメールアドレスを登録しており、そのアドレス宛にメルマネ振込をした場合は即時入金となります(メール内のURLをクリックするだけでOK)。
メルマネの受け取り方は、下記3つの選択肢から選ぶことができます。
- 楽天銀行口座で受け取る(楽天銀行口座をお持ちの方)
- 楽天銀行口座を開設して受け取る
- 他行口座で受け取る
- ゆうちょ銀行口座で受け取る
楽天銀行口座を持っている場合、サービス用メールアドレスを楽天銀行に登録すれば、すぐに受け取ることができます(受取メール内のURLに飛んでから登録することも可能)。
もしくはこれを機に、楽天銀行口座を開設して受け取ることも可能です。
楽天銀行の口座開設は無料かつ短時間(最短3分)で開設できます(→楽天銀行の特徴について)。
一方、他行口座の場合は、受取人が口座情報(金融機関名、支店、口座番号)を入力することになります。
少しの手間にはなりますが、口座情報を相手に教えずに振り込んでもらえるという安心感もあると思います。
メルマネのメリット
メルマネの一番の魅力は、相手の名前とメールアドレスだけで振込ができるという手軽さです。
楽天銀行のアプリからもメルマネは利用できるので、自宅や外出先でも手軽に送金ができます。
ほかにもメルマネには、ATMなどの振込にはないメリットがあります。
■メルマネのメリット
- 振込手数料が安い
- メッセージを一緒に送ることができる
- 受け取り前なら送金のキャンセルもできる
振込手数料が安い
楽天銀行から他行への振り込みは、2021年10月1日の振込手数料の改定により、一律145円になりました。
メルマネ経由の場合も通常の振り込み同様、145円(税込)の手数料で振込できます。
また、受取人が楽天銀行口座に登録しているメールアドレスに振り込んだ場合には、手数料は無料です(楽天銀行間の振り込みの場合にはもともと何回でも無料です)。
大きな金額を振り込むときにもありがたいです。
ちなみに、メルマネの送金限度額は1回に付き30万円です。
それを踏まえると、メルマネは3~30万円の他行振込におすすめと言えます。
メッセージを一緒に送ることができる
メルマネで振り込む時に、全角500文字以内のメッセージも一緒に送ることができます。
お金を振り込む相手へのメッセージを添えれば、通常の無機質な振込より思いをしっかり伝えることができます。
フリマなどの入金をする際は、入金内容を伝えるとわかりやすいと思います(例:「お譲りいただく洋服代を送金させていただきます」など)。
受け取り前なら送金のキャンセルもできる
メルマネで送金をした後に、相手が受け取り処理をする前なら送金の取り消しが可能です。
フリマの入金後に、取引がキャンセルになった時などに助かる機能です。
ATMなどの振込だと送金後の取消処理はできないので、返金をするには受取人がもう一度振込をする必要があります。
それが他行同士のやりとりだと、お互い振込手数料もかかってしまいます。
フリマネでは、振り込んだ側がマイページから送金の取消処理を行うだけでOKです。
もしくは、受取人が45日以内に受取をしなかった場合も自動取消されます。
メルマネのデメリット
一方、メルマネにはデメリットもあります。
大きなデメリットではありませんが、利用する際に知っておくと安心です。
■メルマネのデメリット
- 楽天銀行に登録したメールアドレスに送ると、楽天銀行でしか受け取れない
- 知名度がやや低い
楽天銀行に登録したメールアドレスに送ると、楽天銀行でしか受け取れない
受取人から教えてもらったメールアドレスが楽天銀行にサービス用に登録したアドレスだと、受取人は他行口座での受取ができません。
なぜなら、登録済みのサービス用メールアドレスにメルマネで振り込むと、楽天銀行口座に即時入金となるからです。
とは言っても、メルマネで振り込む相手が楽天銀行の口座を持っているなら、ほとんどの場合は楽天銀行口座で受け取るかとは思うので、大きなデメリットではありません。
念のため、振り込む前に受取予定の金融機関を確認しておくと良いと思います。
知名度がやや低い
メルマネはとても便利な振込方法ですが、まだ知名度が低いのがネックです。
特に、楽天銀行の口座を持っていないと知らない人も多いようです。
しかし前述の通り、メルマネは他行口座宛にも振り込むことができるので、相手が知らなかった場合も気軽に教えられます。
「入金後に楽天銀行からメールが届くから、その中のURLをクリックして受け取れるよ」と伝えるだけでOKなので、やはり個人間の振込にはおすすめの方法と言えます。
メルマネは安全?
メルマネの名前とメールアドレスだけで振込ができるという便利さに、「そんなに簡単な方法、本当に安全なの?」と不安になる人もいるかもしれません。
しかし私が調べたところ、メルマネのセキュリティ対策もしっかりしているようでした。
ネット上で多かった不安の声を2つ例に上げて、楽天銀行の対策をまとめてみました。
セキュリティは安全?
■メルマネの疑問
メールで振り込むって、なんとなく不安…
メルマネの受取手続きは暗号化(SLL128bit)を行っており、インターネット上のデータを第三者から守っています。
データ通信を行う際に他者からの改ざんや情報の抜き取りが行えないようになっているので、安心して利用できます。
名前やメアドの入力ミスをしたらどうなる?
■メルマネの疑問
たとえばメールアドレスを間違って入力してしまった時とか、誤って違う人に振り込んでしまうトラブルは起こらないの?
メルマネでは、送金人と受取人が入力したメールアドレスと名前が一致しないとお金が受け取れないようになっています。
どちらかの情報が間違っていたら送金はできない仕組みなので、大きなトラブルは起こりづらいです。
まず、送金の段階で考えられる入力ミスについて見てみます。
■メールアドレスを間違えて入力した
受取人が楽天銀行のサービス用メールアドレスを登録している場合は、登録名が画面に表示されます。
その名前が振り込む予定の人と異なる場合は、入力したメールアドレスが間違っているか、第三者がそのアドレスを楽天銀行に登録している可能性があります。
再度、振込相手にメールアドレスを確認することをおすすめします。
■名前を誤って入力した
振込相手が楽天銀行にサービス用メールアドレスを登録していない場合は、送金人が入力した名前で振込処理がされます。
この時点で名前を間違ってしまうと、受取人が正しい名前を入力しても受け取れないことになります(送金人が入力した名前でしか受け取れない)。
相手から「名前を入力したらエラーと表示される」と言われた場合は、こちらが入力した名前が間違っていた可能性があります。
次に、受け取りの段階で考えられる入力ミスについてです。
■名前の入力を間違った
受取人が名前入力を所定回数を超えて間違うと、振り込んだお金は送金者の口座に返金されます。
つまり、名前が一致していないと着金ができないようになっています。
■他行口座情報の入力を間違えた
他行口座での受け取り時に、口座情報(金融機関名、支店名、口座番号など)の入力を一定回数間違った場合も返金となります。
しかし、この場合は組戻し扱いとなり、手数料は返金されません。
このように、メールアドレスと名前の入力をどこかで間違えると、送金も受け取りもできないようになっています。
忙しい人におすすめのメルマネ
メルマネのかんたん振込は、今まで手間だと感じていた振込の作業(ATMに行く、口座情報を細かく入力する)を省ける、楽天銀行の独自サービスです。
忙しい人や、楽天銀行で送金をよく行う人におすすめのサービスと言えます。
取引がネット上で完結することが魅力のネット銀行の中でも、楽天銀行は口座開設数もトップクラスです。
預金金利や住宅ローンにも定評があるので、口座を持っていて損はないかと思います。
記事中でも紹介した通り、口座開設は無料かつ短時間でネット完結できます。