LINE家計簿の使い方と口コミまとめ マネーフォワードとの違いとデメリットとは

LINE家計簿

LINE家計簿とは、トークアプリのLINEや専用アプリで利用できる自動家計簿サービスです。実際に使って感じた、LINE家計簿のメリット・デメリットを解説します。

LINE家計簿に銀行口座やクレジットカード、電子マネーを連携すると、収支が自動反映されます。もちろん、LINE PayやLINEポイントも登録可能です。

手入力のおこづかい帳アプリや、ノートでの家計簿が続かない人も、LINE家計簿なら手軽に続けられます。

現金払いの支出は、LINE家計簿を友だち登録すれば、トーク画面から入力できます。わざわざLINE家計簿アプリを立ち上げる必要はありません。

しかし、実際に使ってみるとデメリットも見えてきました。すでにマネーフォワードやマネーツリーなどの大手家計簿アプリを使っている人は、わざわざ乗り換えなくてもよいかもしれません。

LINE家計簿の基本機能

LINE家計簿では、以下4種類のサービスを利用できます。

■LINE家計簿の基本機能

  • 「今日使えるお金」の自動計算
  • 貯金目標の設定
  • 収入・支出の入力と確認
  • 銀行口座やクレジットカードの連携設定

自分の収入に見合う支出を意識しやすく、家計簿が続かない人でも続けやすいアプリだと感じました。具体的な仕組みについて見ていきます。

「今日使えるお金」の自動計算

LINE家計簿アプリをダウンロードすると、トップ画面で「今日使えるお金をかんたんに計算します!」というバナーが表示されます。

このバナーをタップして情報を入力すると、「今日使えるお金」を自動計算してくれるようになります。

LINE家計簿 トップ画面

計算するために入力する情報は、給料日大体の手取り収入のみです。

これらを入力し終えると、今日使えるお金と貯金できる金額がトップ画面に常に表示されるようになります。

LINE家計簿 トップ画面イメージ

毎日の使うお金を意識できるようになるので、お金をあるだけ使ってしまう人も無駄使いを防ぎやすくなると思います。

浪費癖がある人は、自分の収入に対してどれくらいお金を使えるかを把握していない可能性が高いです。

そういう人こそ、毎日使えるお金を意識できるLINE家計簿は向いていると思います。

貯金目標の設定

LINE家計簿で「貯金の目標」を設定すると、目標まであとどれくらいかがトップに表示されるようになります。

貯金の目標金額に対して、今月残っているお金がどれくらいかがすぐわかるので、貯金ペースに遅れが出ていないかを直感的にチェックできます。

LINE家計簿 貯金画面

一緒に表示される「今月の貯金できる金額」は、今月の給料から支出を差し引いた金額です。その下の「将来のため」「50万円」というのは、私が自分で設定した貯金の目的と金額です。

貯金の目的や金額は自由に設定できるので、自分に合う目標を入力すればOKです。

貯金目標は複数設定することもできますが、トップ画面に表示されるのは最初に設定した目標のみです。最初の貯金目標を達成したら、次の貯金目標に移行していきます。

例:「将来のため 50万円」という目標の次に「結婚資金 100万円」という目標を設定したら、50万円を貯金するまで結婚資金の貯金には進めない。

収入・支出の入力と確認

LINE家計簿でもっともよく使う機能は、収入と支出を入力する「おこづかい帳としての機能」です。

買い物をしたらLINE家計簿アプリに金額や日付、カテゴリを入力し、日々の収支を記録していきます。収支記録は、カレンダー形式やカテゴリ形式など、さまざまな見方ができます。

カレンダー画面では、下記のような一覧で確認できます。

▼LINE家計簿 カレンダー画面
LINE家計簿カレンダー

LINE家計簿のカレンダーは1日始まりではなく、最初に設定した「給料日」から始まる仕様です。上記では給料日を25日に設定しているため、25日~翌月24日がカレンダーで表示されています。

一般的なカレンダーのような1日始まりではないので、「給料日から1ヶ月間でどれくらいお金を使ったか」が確認しやすいのもメリットです。

次に、カテゴリー画面では、下記のようにどのカテゴリでお金を使っているかがグラフでわかります。

▼LINE家計簿 カテゴリ分けした支出グラフ
LINE家計簿 カテゴリー画面

家計を圧迫している出費が視覚的にわかりやすく、お金の使い道を把握できます。毎月のデータが貯まっていけば、月によって収支の中身がどう変わっているかも比較できます。

さらに、LINE家計簿は銀行口座やクレジットカードと連携設定をすることで自動的に反映されるようになります。

銀行口座やクレジットカードの連携設定

LINE家計簿は、自分が持っている銀行口座クレジットカード一部プリペイドカード電子マネーなどの情報を登録すると、利用履歴が自動反映されるようになります。

銀行口座の連携設定をすると、口座引き落としやATM出金の履歴が、自動的にLINE家計簿に反映されます。

従来のおこづかい帳アプリのように、すべての収支を手入力する必要がなく、おこづかい帳が続かないタイプの人におすすめです。

LINE PayとLINEポイントの履歴も連携できるため、LINE Payをよく使う人にとっても便利です。

LINE家計簿 連携できる金融機関一覧

LINE家計簿では、ここでは書ききれないくらい多くの金融機関と連携できます。以下のキャッシュレス決済のうち、LINE家計簿に登録できる主要サービスをピックアップしてみました。

  • 銀行口座
  • クレジットカード
  • デビットカード
  • 電子マネー
  • ポイント

たとえば銀行口座は、メガバンクやゆうちょ、主要ネット銀行だけでなく、地方銀行なども広くカバーしています。

LINE家計簿 登録できる銀行口座一覧(一部)

■大手銀行

  • ゆうちょ銀行
  • 三菱UFJ銀行
  • 三井住友銀行
  • みずほ銀行
  • りそな銀行

■ネット銀行

  • 楽天銀行
  • 住信SBIネット銀行
  • イオン銀行
  • セブン銀行
  • ソニー銀行
  • ジャパンネット銀行
  • オリックス銀行
  • auじぶん銀行

その他、地方銀行や労働金庫、信用金庫、信用組合、JAバンクなどに対応

また、クレジットカードやデビットカードも連携でき、カード決済した履歴も自動的にLINE家計簿に記録されます。

デビットカードはやや種類が少なめですが、主要なクレジットカードはカバーできている印象です。

LINE家計簿 登録できるクレジットカード一覧(一部)

■銀行系

  • JPBANKカード
  • MUFJカード
  • 三井住友VISAカード
  • みずほマイレージクラブカード
  • 楽天カード
  • イオンカード
  • セブンカード
  • ミライノカード

その他、地方銀行系クレジットカードなども対応

■信販会社系

  • JCBカード
  • アメリカン・エキスプレス・カード
  • ダイナースクラブカード
  • エポスカード
  • リクルートカード
  • ビューカード
  • ヨドバシゴールドポイントカード
  • J-WESTカード
  • オリコカード
  • セディナカード

その他、主要なクレジットカード会社をカバー

LINE家計簿 登録できるデビットカード一覧

記事執筆時点で登録できるデビットカードは、下記8行のみ

  • 三菱UFJ-VISAデビット
  • 三井住友VISAデビット
  • みずほJCBデビット
  • 楽天銀行デビットカード(JCB)
  • SBI住信ネットVISAデビット
  • ジャパンネット銀行VISAデビット
  • ワイエムデビットJCB
  • 東邦Always デビットカード<JCB>

また、電子マネーやポイントもLINE家計簿と連携しておけば、電子マネー決済やポイント支払いの履歴も残せます。

LINE家計簿 登録できる電子マネー一覧(一部)
  • モバイルSuica
  • PiTaPa
  • 楽天Edy
  • nanaco
  • WAON
  • au PAY プリペイドカード
  • dカード プリペイド
  • スターバックスカード

その他、店舗系電子マネーや地方の交通系電子マネーも一部対応

LINE家計簿 登録できる電子マネー一覧(一部)
  • モバイルSuica
  • PiTaPa
  • 楽天Edy
  • nanaco
  • WAON
  • au PAY プリペイドカード
  • dカード プリペイド
  • スターバックスカード

その他、店舗系電子マネーや地方の交通系電子マネーも一部対応

LINE家計簿 登録できるポイント(一部)
  • Pontaポイント
  • dポイント
  • Tポイント
  • 楽天ポイント
  • J-WESTポイント
  • JREポイント
  • 阪急阪神ポイント
  • 大丸松坂屋ポイント
  • ヨドバシゴールドポイント
  • エディオンポイント

その他、店舗ポイントなどに対応

上記以外に、証券口座や生命保険も一部登録できます。Amazon楽天市場などの大手ネットショッピングサイト、ドコモ・au・ソフトバンクなどの携帯キャリアとも連携できます。

たとえば、楽天市場で代引き(現金払い)を利用しても、LINE家計簿と楽天市場を連携設定しておけば、自動で購入金額が反映されます。手入力の必要はありません。

LINE家計簿ならではのメリット

他社の家計簿アプリにはない、LINE家計簿にしかないメリットは3点あります。

特に、ふだんからLINEをよく使う人にとって便利です。

LINEアプリとの連携が便利

ラインアプリ

LINE家計簿アプリの機能は、LINEアプリ(無料通話やメッセージのアプリ)からでも一部の機能が利用できます。LINE家計簿をインストールする前のお試しにぴったりです。

特に便利なのは、トーク画面で支出を入力できる点です。「LINE家計簿」をLINE友だち登録し、トーク画面で支出内容と金額を送信すると、自動的にLINE家計簿へ反映してくれます。

音声入力を活用すれば、よりスピーディーに入力でき便利です。

▼LINE家計簿とのトーク画面
LINE家計簿とのトーク画面

ちなみに、上記は「スーパーで買い物」と入力したら、自動的に「食費」カテゴリに分類されました。違うカテゴリに分けたいときは、手動で修正できます。

メモ書きも追加できるので、あとから見返したときにわかりやすく管理できます。

▼LINE家計簿の詳細入力画面
LINE家計簿の支出入力画面

LINEアプリのウォレットメニューから「家計簿」を選べば、支出入力以外の機能も利用できます。

■LINEアプリで利用できる、LINE家計簿アプリの機能

  • 収入・支出の入力と確認
  • 貯金目標の確認

LINEアプリから利用できる家計簿機能は、収支の入力とデータ閲覧のみです。新しい貯金目標の設定や、銀行口座やクレジットカードの連携設定は、家計簿アプリから行います。

また、LINEアプリとLINE家計簿アプリのデータは常に連動します。LINEアプリから支出を入力すれば、LINE家計簿にも自動反映されます。2つのアプリで、1つの家計簿を管理できるイメージです。

▼LINEアプリ 家計簿画面
LINEアプリ 家計簿トップ画面

▼LINE家計簿 トップ画面
LINE家計簿トップ画面

無料で定期レポートを確認できる

LINE家計簿の定期レポート

LINE家計簿では、週間・月間の収支をまとめた定期レポートを無料でいつでも閲覧できます。

たとえば、マネーフォワードではマンスリーレポート機能を利用するためには、有料のプレミアム会員に登録する必要があります。

LINE家計簿のレポートはマネーフォワードに比べるとシンプルですが、初めて家計簿アプリを使う人やライトユーザーにとってはわかりやすいと思います。

細かすぎるデータを見るのが苦手な人や、最低限の収支がわかれば良いという人向けです。

反映が早いと評判

LINE家計簿は、家計簿アプリのなかでも反映が速いと評判です。私も、サクサク使えるアプリだと感じました。

LINE家計簿のデメリット

実際にLINE家計簿アプリを使い、デメリットも発見しました。

マネーフォワードやマネーツリーなど、すでに有名な自動家計簿アプリにはある機能が、LINE家計簿にはないと気づいたので、まとめてみました。

LINEアプリのパスコードが手入力

LINEのトークアプリから家計簿機能を使う際は、パスコードロックを設定できます。セキュリティ対策のため、ロックをおすすめします。

しかし、LINEアプリから家計簿の画面に飛ぶたびに、数字4桁のパスコードを手入力しなければなりません。少し面倒です。

LINE家計簿アプリは、Face IDなどの生体認証に対応しています。LINEアプリは未だに手入力で、反応もやや遅い印象です。

LINEアプリから現金支出の入力をする際は、トーク画面からの入力をおすすめします。トーク画面なら、家計簿アプリのパスコード入力は不要です。

LINE家計簿の連携前の履歴は取り込めない

私も楽天市場やクレジットカードなど、自分が利用しているサービスをいくつか連携してみましたが、いずれもLINE家計簿に取り込む前の履歴は取り込めませんでした。

実際に完全な収支データが自動で作れるようになるのは、LINE家計簿で連携をした翌月からになります。

大手家計簿アプリは、連携前のデータも取り込めます。マネーツリーは昨年の取引履歴も取り込めるので、昨年と今年の収支比較もできます。

LINE家計簿では、アプリをダウンロードしてから真っ白な収支データを、こつこつと積み重ねていく必要があります。

二重計上は手動で直す必要あり

LINE家計簿では、以下のような二重計上が起こる可能性があります。「計算から除外」という機能を使い、手動で直していく必要があります。

■二重計上の例

  • 銀行口座から電子マネーにチャージ
  • 銀行口座からクレジットカード利用代金の引き落とし
  • メインバンクからサブバンクへ資金移動

一度計算から除外した項目は、次回以降も除外されるようになります。

LINE家計簿を使い始めた直後は、重複のチェックや整理に手間を取られるかもしれません。

パソコンからは使えない

LINE家計簿を利用できるのは、iPhoneもしくはAndroidスマートフォンのみです。パソコンのブラウザからは利用できません。

マネーフォワードMEやマネーツリー、Zaimなどは、パソコンからも同期設定して利用できます。パソコンでまとめて収支を入力したい人や、CSVデータを一括ダウンロードしたい人には不向きです。

スマホのみで家計管理をしたいカジュアルユーザー向けのアプリといえます。

LINE家計簿ユーザーの口コミ

LINE家計簿の利用者は500万人を超え、SNSでの口コミ投稿も増えてきました。

LINE家計簿が好きだと話す人は、家計簿づけを自動化できる点や、アプリの見やすさなどに魅力を感じているようです。

▼LINE家計簿を評価する口コミ

LINE家計簿は、ゲーム感覚で進められるチュートリアルがあります。楽しみながら家計簿管理を続けられる人が多いようです。

▼LINE家計簿 チュートリアル例
LINE家計簿チュートリアル

ネガティブな口コミでは、カテゴリ分類の精度や、セキュリティ上の不安についての声が多い印象です。

▼LINE家計簿のネガティブな口コミ

細かいカテゴリ分類は、手動で直していく必要があります。これは、どの家計簿アプリでも共通です。アプリが修正を学習すると、より精度の高いカテゴリ分けができるようになります。

セキュリティについても、LINEが個人情報を外部に提供することはありません。プライバシーポリシーにもその旨が明記されています。

また、銀行口座やクレジットカードの番号などはLINE側に知られない仕組みです。

家計簿アプリが収集する個人データは、「20代の男性がこんな買い物をした」といった、収支明細のみです。通信データもすべて暗号化され、勝手に第三者へ情報を提供されることはありません。

LINE家計簿では、ユーザーの同意なく第三者に情報を提供することはありません。
また、お預かりしている情報は、通信や保管の際には暗号化して管理しています。

LINE公式サイト ヘルプ「金融機関の情報はどのように管理していますか?」より引用

機能の多さでは大手家計簿アプリに負けるかも

LINE家計簿は、スマホだけで家計簿をつけたいシンプルでわかりやすい家計簿アプリを使いたい人におすすめです。初めて家計簿アプリにチャレンジする人にも向いていると思います。

一方、すでにマネーフォワードMEなどを使っている人にとっては、乗り換えるメリットはあまりないと感じました。

マネーフォワードMEやマネーツリー、Zaimといった主要家計簿アプリは、LINE家計簿より多機能で、連携できる金融機関も多いです。

特に、利用者が900万人を超えるマネーフォワードMEは、提携金融機関も非常に多いです。

マネーフォワードMEとZaimでも、LINE Payは連携できます。

マネーツリーは記事執筆時点(2020年4月21日)では未対応ですが、LINE Payにチャージする銀行口座やクレジットカードを登録すれば、トータルのお金は管理できます。

多機能すぎる家計簿アプリが使いにくいと感じる人や、LINEのトークからサクサクと支出を入力したい人は、LINE家計簿がおすすめです。

貯金が苦手な人向け記事

この記事の執筆者

執筆者の詳細プロフィール
2級ファイナンシャル・プランニング技能士。元は貯蓄下手だったが、現在は貯金や資産運用を自動化し、着々と資産形成中。メガバンクとネット銀行の使い分け方にはこだわりあり。

より良い情報をお届けするため、一条まつこ がメンテナンスを担当いたしました。(2020年8月12日 更新)

ありがとうございます。

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2件のコメント

匿名さん

アプリは有料ですか?

一条まつこ

>匿名さん
コメントありがとうございます。
LINE家計簿の基本利用は無料です。10以上の金融機関を登録する場合のみ、月額500円の有料会員登録が必要です。
メッセーアプリのLINEからも使えるので、手軽に試してみるのもおすすめです。

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