誰も語らないSBIハイブリッド預金の意外なリスクとは?

株式市場

以前に書いた「デメリットやリスクはあるか?SBIハイブリッド預金の完全マニュアル」という記事で、高金利での運用が魅力のSBIハイブリッド預金には、あまり知られていないリスクがあると言いました。

上記の記事をまとめると、SBIハイブリッド預金のデメリットは4つあります。

しかしながら、SBIハイブリッド預金の人気が示しているように、いずれもさほど大きなデメリットにはなりません。特に4つめの「信用取引の不足金の補填」は、株式投資の信用取引をやっていない人にはまったく無関係の話です。

ちなみにSBIハイブリッド預金は、ペイオフの対象なので、もしも住信SBIネット銀行が破綻してしまっても、普通預金と同じく1,000万円までは国によって補償されます。

株式信用取引をやっている人は要注意

以下の記述は、「株式信用取引」をやっていない人には関係のない話ですので、読み飛ばして頂いて結構です。

逆に、株式信用取引をやっている人にとっては、SBIハイブリッド預金に大きなお金を入れておくことは、リスクになる場合があります。

株式信用取引は、場合によっては元金以上の損失を被る可能性があります。
特に、株式市場の急落や、大手企業が破綻した時には、多くの投資家が信用取引によって想定外の損失を受けてしまい、不足金や追証の差し入れを迫れられます

しかし、このような緊急事態が起こっても、実は投資家から不足金や追証を回収するのは困難であり、大抵の場合証券会社が肩代わりするハメになってしまうのです。

①不測の事態により多くの投資家多額の不足金・追証が発生

②投資家はすぐに不足金を証券会社に入金する必要があるが、株式市場急落などによってすでにお金がないので、支払えない。

③証券会社は投資家から信用取引の不足金回収に動くが、どうしても回収できないお金が発生してしまい、一部が焦げ付く。(未回収分は証券会社が損失を背負うことになる)

このような事態が起こることはめったにないのですが、過去に何度か実際にあった話で、中規模の証券会社が一気に破たん寸前にまで損失を被ったケースもあります。

そこで登場したハイブリッド預金

そこで登場したのがSBIハイブリッド預金です。
住信SBIネット銀行が特許を申請してまで開発した商品は、大変素晴らしい仕組みになっています。

それは、「株式信用取引の不足金を自動的に補填に回すことができる」というルールです。

例えば、SBIハイブリッドに1,000万円を預けているとします。
これは本来、普通の銀行預金と同じ扱いです。

しかし、株式信用取引で1,000万円の不足金が生じた場合、SBI証券が自動的にハイブリッド預金に預けている1,000万円を銀行口座から証券口座に移動させ、不足金の補填に使ってしまうのです。

信用取引の不足金は本来支払う義務があります。
しかし、信用取引の損失でお金が飛び、さらに銀行預金として確保していたはずのSBIハイブリッド預金のお金まで飛んでしまうという状況が起こりえるのは、投資家にとっては大きなリスクと言えます。

信用取引で大きな損失を追ってしまう可能性があるという方は、SBIハイブリッド預金とは別に、誰にも取られることがない銀行預金を作っておいたほうが良いです。

逆に、SBI証券側にはメリットがあります。
SBIハイブリッド預金という「保険」を作っておくことで、万が一不足の事態が起こっても、「不足金の焦げ付き」を防ぐことができるからです。

この点については可能性は極めて小さいものの、SBIハイブリッド預金が持つ知られざるリスクと言って良いでしょう。

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