GMOあおぞらネット銀行Visaデビット付キャッシュカード
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2018年7月からサービスを開始した「GMOあおぞらネット銀行」のデビットカードが、キャッシュバック率0.6%という業界随一の高還元率で注目されています。(※税金や公共料金、旅行の支払い等、一部キャッシュバック率が通常よりも下がる利用先があります)
すべての買い物が0.6%引きで利用できるデビットカードを、発行料・年会費が完全無料で使えるというのは、大きなメリットです。
一般的にデビットカードはクレジットカードより還元率が低いと言われていますが、還元率0.6%は一部のクレジットカードの還元率を上回ります。
GMOあおぞらネット銀行では、このお得なVisaデビット機能をキャッシュカードに標準装備しています。
また、GMOあおぞらネット銀行はセキュリティ対策にも力を入れており、ネットショッピングの不正利用を防止するVISA認証サービスなどを取り入れています。
カード自体のスペックが高いだけでなく、安心して使えるカードなのでおすすめです。
今回は、GMOあおぞらネット銀行のVisaデビット付キャッシュカードのメリット・デメリットを解説します。
※金額・手数料表記はすべて税込です。
目次
GMOあおぞらネット銀行Visaデビットのメリット
GMOあおぞらネット銀行のVisaデビットでもっとも際立っているメリットは、Visaデビットなのに年会費無料、しかもポイント還元率が高いという点です。
また、GMOあおぞらネット銀行の「No.1テクノロジーバンクを目指す」という方針にもとづいて、国内銀行でまだ普及しきっていない最先端技術も取り入れています。
セキュリティ対策も手厚いので、カードを持つことに不安がある人のデビューカードとしても良いと思います。
デビットカードはクレジットカードと違って使いすぎることもないので、安心して利用できます。
では順番に、具体的なメリットを見ていきます。
年会費無料のVisaデビット
まず、GMOあおぞらネット銀行のデビットカードは世界シェアNo.1のVisaブランドを採用しています。
Visaは世界だけでなく日本国内でも一番シェアが高いので、カード決済ができる場面の大半で利用できます。
さらに、発行料・年会費が無料という点も魅力です。
実は、Visaブランドで年会費が完全無料のデビットカードは意外と少ないです。
JCBデビットは年会費無料のものが多いのですが、Visaデビットは年会費が有料のカードも多くあります。
「年間●万円使えば年会費無料」という条件つき年会費無料のデビットカードも、Visaに多い印象です。
その点、GMOあおぞらネット銀行は取引の大きさにかかわらず年会費無料なので、デビットカードをよく使う人からライトユーザーまでおすすめできます。
キャッシュバック率は業界最高0.6~1.2%
さらにGMOあおぞらネット銀行のデビットカードは、利用代金の0.6%がキャッシュバックされます。(※税金や公共料金、旅行の支払い等、一部キャッシュバック率が通常よりも下がる利用先があります)
しかも、取引内容に応じた優遇サービス「カスタマーステージ」でステージを上げれば、還元率を最大1.2%まで引き上げられます。
この還元率は、デビットカードのなかでも最高水準の高さです。
カスタマーステージは4段階にわかれていて、大きな取引をしているほど優遇が大きくなります。
■GMOあおぞらネット銀行「カスタマーステージ」ステージ別のVisaデビット還元率
ステージ | Visaデビット還元率 |
---|---|
1テックま君 (初期ステージ) |
0.6% |
2テックま君 | 0.8% |
3テックま君 | 1.0% |
4テックま君 | 1.2% |
GMOあおぞらネット銀行のマスコットキャラクター「テックま君」にちなんだステージ名です。
↓ステージごとのテックま君
カスタマーステージを上げるには、外貨普通預金の残高を増やす必要があります。
しかし、「2テックま君」なら、外貨普通預金ではなくVisaデビット利用額の積み上げでステージを上げられます。
カスタマーステージ「2テックま君」に到達するには、下記いずれかの条件を満たす必要があります。
- 外貨預金30万円以上
- デビット利用額30万円以上(前月までの3ヶ月間合計)
「デビット利用額」の条件は、前月までの3ヶ月間の利用額合計で見ます。
カスタマーステージのステージ適用は、3ヶ月ごとです。1月、4月、7月、10月の、前月20日までの取引内容で判定をします。一度2テックま君に上がれば、3ヶ月はステージを維持できます。
1ヶ月10万円ペースでVisaデビット決済すれば、2テックま君ステージに上り、デビット還元率が0.8%になります。
ややハードルが高めですが、日々の出費をVisaデビットにまとめれば、達成しやすくなります。
■デビット決済例
- コンビニやスーパーでの買い物
- ドラッグストアでの日用品購入
- 三大携帯キャリアの利用代金
- iTunesの買い物
- モバイルSuicaチャージ
3テックま君以上に到達するには預金額が数百万円必要になるので、ハードル高めです。
とはいえ、デビットカードの還元率は「0.5%あれば高還元率」と言われるなかで、0.6%のキャッシュバックがあるだけでもお得です。
GMOあおぞらネット銀行のVisaデビットは、年会費無料というメリットもあります。
高還元率のデビットカードは、年会費有料のものが多めです。年会費のもとを取るために、ある程度まとまった決済が必要になりがちです。
GMOあおぞらネット銀行のデビットカードは、年会費無料でポイント還元率が高く、良心的なデビットカードです。
ポイント還元ではなくキャッシュバックなので、自分がよく使うポイントとの相性を気にする必要もありません。
たとえば、楽天ポイントを貯めている人は、nanacoやVポイントを貯めても、使う場面が少なくなります。
これらの大手ポイント同士は互換性がありません。使わないうちに有効期限が過ぎ、ポイントが失効する人も多いです。
ただし、海外ATMで現地通貨を引き出すときの手数料は、キャッシュバック対象外です(くわしくは後述)。
Visaタッチ決済にも対応
GMOあおぞらネット銀行はVisaデビットのタッチ決済という機能に対応しています。
端末にカードをかざすだけで決済が完了し、サインや暗証番号入力が不要なのでスピーディーに支払うことができます。
タッチ決済を導入しているネット銀行はまだ限られており、GMOあおぞらネット銀行はこれを先駆けて導入しました。
Visaタッチ決済は特に海外で普及しているので、海外での支払いをスムーズにできるメリットが大きいです。
国内でもTSUTAYAやマクドナルド、イケアなど、全国規模の店舗でタッチ決済の導入が進みつつあります。
これから日本でもキャッシュレス化が進むにつれて、タッチ決済は普及していくと予想できるので、タッチ決済対応のカードを1枚持っておくと便利です。
手軽な決済方法だと、安全性に不安を抱く人もいるかと思います。
しかしVisaのタッチ決済は、世界水準の「EMV」というセキュリティ技術を採用しているので、安全性は非常に高いです。
EMV対応のカードは、ICチップに保存されているカード情報が暗号化されています。
従来の磁気カードなどに比べてスキミングなどの不正利用に遭いにくい上に、カードが磁気の影響を受けて読み込まなくなる…といったリスクも低いです。
海外でも使える
GMOあおぞらネット銀行デビットカードは日本だけでなく、海外でも広く利用できます。
国外でもVisa決済ができる多くの場面で使えるので、海外旅行や海外出張のときにも持っておくと便利なカードです。
海外でGMOあおぞらネット銀行のVisaデビットを使う方法は、下記2通りです。
■GMOあおぞらネット銀行Visaデビット 海外での利用方法
- 円普通預金からのカード決済
- 海外ATMからの出金
海外でもデビットカードやキャッシュカードとして使えるイメージです。
まず、国内と同じようにレジやネット通販で「Visaデビット決済」が利用できます。
代金が引き落とされるのは外貨預金の口座ではなく円普通預金なので、渡航前に残高を十分確保しておくことをおすすめします。
そして現金が必要になったときは、海外ATMで現地通貨としてお金を引き出すこともできます。
利用できるのはVisaマークやPLUSマークがついている海外ATMで、世界中で200以上の国・地域に普及しています。
海外ATMの設置機関が定めるATM手数料はかかるものの、両替より安い手数料で現地通貨を調達することができるのでおすすめです。
ちなみに、海外での決済や海外ATM出金時には、下記の手数料がかかります。
■GMOあおぞらネット銀行Visaデビット 海外利用時の手数料
外貨ごとのVisa指定換算レート+海外事務手数料3.08%
GMOあおぞらネット銀行の海外事務手数料は、デビットカードのなかでも平均的な割合です。
手数料自体には特別なお得感はないですが、GMOあおぞらネット銀行は海外でデビット決済をした時も代金の0.6%のキャッシュバック対象になります。
他行よりキャッシュバック率が高いことを考えると、GMOあおぞらネット銀行のデビットカードは海外でもお得に使えると言えます。
ただし、海外ATMで出金した場合はキャッシュバック対象外なので、なるべくカード決済を利用することをおすすめします。
特に欧米では、日本以上にデビット決済が普及しているので、フル活用すればキャッシュバック額も多くなります。
海外ATMでお金を引き出す際は、国内と同様に暗証番号の入力が必要になります。
GMOあおぞらネット銀行デビットカードの場合、海外ATMで入力する暗証番号は「Visaデビット暗証番号」です。
国内ATM利用時に入力する「キャッシュカードの暗証番号」ではないので、要注意です。
VISA認証サービスでネット通販も安全
GMOあおぞらネット銀行Visaデビットをネットショッピングで利用する際、VISA認証サービスを使ってより安全性を高めることができます。
VISA認証サービスとは、ネット通販でカード決済をするときに専用パスワードを入力することで本人確認を行うサービスです。
本人にしかわからないVISA認証パスワードを設定することで、ネット上からの不正利用を防止します。
VISA認証サービスは、デビット付キャッシュカードを受け取った後にマイページから登録できます。
なるべく第三者が予測しづらいパスワードを設定すれば、セキュリティがより高くなります。
安心の不正利用補償つき
原則、デビットカードには不正利用補償がついていますが、GMOあおぞらネット銀行も紛失・盗難の補償があります。
Visaデビット付キャッシュカードを失くしてしまった場合、カスタマーセンターに連絡してから30日前までの不正利用は100万円まで補償されます。
※法人カードの場合は1,000万円まで補償
カードがないと気付いてからすぐにカードを停止し、GMOあおぞらネット銀行に連絡を入れれば、被害を最小限に防げます。
ちなみに、カードの利用停止はマイページから自分でも行えるので、カスタマーセンターの受付時間外でもすぐにカードをロックすることができます。
このような不正利用補償があるという点では、現金を持ち歩くより安全とも言えます。
なお、カード紛失時の再発行には、1,100円がかかります。
15歳以上なら誰でも審査不要で発行
GMOあおぞらネット銀行では15歳以上の個人が口座開設をすると、キャッシュカードにVisaデビット機能が自動的に付帯します。
つまり、15歳以上なら誰でも審査不要でデビットカードが持てます。
デビットカードを発行するための特別な手続きは不要なので、かんたんです。
前述の通り、不正利用補償なども付いているので、子供におこづかい管理用として持たせるカードとしてもおすすめです。
ちなみに、15歳未満が口座開設をすると、デビット機能がついていないキャッシュカードが届きます。
デメリット
年会費無料のデビットカードのなかでも、GMOあおぞらネット銀行Visaデビットのメリットが大きいのは間違いありません。
しかし、デメリットもあります。
使えないお店もある
デビットカードは「即時払い」という特性上、利用できないシーンがいくつかあります。
GMOあおぞらネット銀行は、Visaデビット決済を使えないお店がやや多めです。
■GMOあおぞらネット銀行Visaデビットが使えないお店
- 格安スマホの通信費
- Wi-Fiなどのプロバイダー
- 動画・映像配信(ネット配信など)
- 音楽配信(iTunesは利用可)
- 電子マネーチャージ(モバイルSuicaは利用可)
- 公共料金
- ガソリンスタンド
- 雑誌や新聞の定期購読
- 生命保険・損害保険
- FXや投資などの金融商品
- 有料道路
- ギャンブルやオークション
- 飛行機の機内販売
- 会費系
月額料金の支払いは、Visaデビットを利用できないケースが多めです。デビットカードは口座残高以上の支払いができず、引き落とし日に支払えない可能性があるためです。
月額払いは銀行口座からの引き落としか、他社クレジットカードがおすすめです。
docomo・au・ソフトバンクの通信費など、一部の定額払いは、GMOあおぞらネット銀行Visaデビットでも可能です。
カード券面デザインは少ない
GMOあおぞらネット銀行では、カードデザインを白・黒の2色からしか選べません。楽天銀行やセブン銀行のように、女性向けのかわいいデザインカードは扱っていません。
シンプルな券面が好きな人や、機能性・お得感重視でデビットカードを選びたい人におすすめです。
2019年からハイセキュリティカードも発行予定
GMOあおぞらネット銀行は、2019年春に「ハイセキュリティデビット一体型キャッシュカード」というカードを発行する予定だと発表しています。
カードの真ん中あたりに埋め込まれているデジタル液晶(上記のカードイメージの中で「12345678」と表示されている黒い部分)に、自分でパスコードをボタン入力して使います。
利用者はあらかじめデビットカードのパスコードを自分で設定し、カード決済時にパスコードをカードに直接入力してロック解除するという仕組みです。
自分で考えたオリジナルのパスコードを入力しないと決済ができないので、もしカードを紛失しても第三者が不正利用できないようになっています。
従来のシンプルなデビットカードより、さらにセキュリティが厳重です。
現在、アメリカのDynamics Inc.という企業と提携して発行準備を進めている状況です。
(※2022年2月現在、このカードに関する新たな発表はありません。)
今後もGMOあおぞらネット銀行は、最先端技術を駆使したサービスを展開していきそうです。