土日のカードローン返済時、2点気をつければ利息や手数料が節約できる

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カードローンの返済は、毎月の約定返済と、お金に余裕があるときの繰り上げ返済で少しずつ返していきます。

少しでも返済金額を少なく抑えたいという人は、土日の返済に注意することをおすすめします。

毎月の返済と、繰り上げ返済で1点ずつ気をつけるだけでも、利息を節約できます。

まず、毎月口座からの引き落としによって返済している場合、返済日が土日になると返済が翌営業日になります。

さらにATMから返済する場合も、平日よりATM手数料がかかってしまうケースがあるので気をつけるべきです。

今回は、土日のカードローン返済について気をつけるべき2点のポイントを、実際のカードローン会社の情報を比較しながら解説します。

約定返済日が土日のときは「利息」に注意

土日

カードローンの基本の返済は、毎月決まった日(約定日)に銀行口座からの引き落としで返済する方法です。

返済をし忘れることが防げるので、基本的にはこの方法でコンスタントに返済することになります。

給料日の直後に返済日を設定しておけば、「口座残高が不足して返済できなかった」というミスも防ぎやすいです。

しかし注意が必要なのは、返済日が土日祝のときです。

多くの金融機関では、土日は銀行の振替業務が行えないため返済日が翌営業日にずれます。

たとえば、5日(土)が約定返済日だったとしたら、週末が明けた7日(月)の引き落としに後ろ倒しになるということです。

その場合、遅延損害金などはもちろん発生しませんが、利息は2日分多めにかかることになります。

カードローンの利息は日割りで計算するので、1日でも返済が遅れると利息が増えてしまいます。

土日だけならまだ良いですが、年末年始などの連休に重なると、さらに引き落とし日がずれこみます。

その利息は数百円の差ですが、長期返済をしていると、この数百円が積み重なって数千円もの差になることもあります。

約定返済日より前に繰り上げ返済(任意返済)をしておくなど、なるべく早く元金が減るようにすることが大切です。

約定返済日が土日になると、返済日が週明けに後ろ倒しになる=利息が多めについてしまう。

土日にATM返済するときも注意

銀行ATM

カードローンは、多くの主要コンビニATMや銀行ATMからも返済できます。

しかし、ATMからカードローンの返済をする上では、気をつけなければならない点が2つあります。

1つ目は、土日にATM手数料が高くなるカードローンもあるとうことです。

そして2つ目は、銀行ATMでは硬貨の取り扱いを平日しか行っていないという点です。

土日にATM手数料が高くなる場合がある

電卓を持つ男性

特に、ATM手数料がかかることもあります。

まず、銀行カードローンから見てみます。

銀行カードローンは、自社ATMなら基本的に手数料無料です(例:三井住友銀行カードローンを三井住友銀行ATMで返済)。※カードレスを選択の場合は(SMBCダイレクト)インターネットによるご利用となり、ATMはご利用いただけません。

コンビニATMの手数料を無料にしている銀行も、比較的多い印象です。

しかし、他社の銀行ATMだとカードローン返済に手数料がかかることが多いです。

では実際に、メガバンク・ネット銀行・大手消費者金融のATM手数料を比較してみます。

まずはメガバンク4行から見てみます。

■メガバンクカードローン 返済時ATM手数料

銀行名 コンビニATM 銀行ATM(平日日中) 銀行ATM(土日・時間外
三菱UFJ銀行 提携コンビニATM無料 無料 無料
三井住友銀行 提携コンビニATM無料 ~110円 110~220円
みずほ銀行 月4回まで無料 月4回まで無料 月4回まで無料
りそな銀行 ~220円 ~110円 110~220円

三菱UFJ銀行以外は、ATM手数料が有料になる場合があります。

たとえば、りそな銀行は利用できる提携ATMが多いというメリットがありますが、ATM手数料は原則有料なので注意が必要です。

金利の低さと手数料の安さを考えると、みずほ銀行のカードローンがもっともバランスが取れていると思います(→みずほ銀行カードローンの詳細はこちら)。

一方、ネット銀行のカードローンは、ATM手数料を完全無料にしていることが多いです。

■ネット銀行カードローン 返済時ATM手数料

銀行名 コンビニATM 銀行ATM(平日日中) 銀行ATM(土日・時間外
楽天銀行 無料 無料 無料
イオン銀行 無料 ~110円 ~220円
セブン銀行 無料 無料 無料
住信SBIネット銀行 無料 無料 無料
ソニー銀行 無料 無料 無料

ネット銀行は実店舗を置かないことで運営コストを削減しているので、メガバンクより手数料をお得にすることができるのだと思います。

仕事帰りなどにATMへ立ち寄って、積極的に繰り上げ返済を行っていきたい人におすすめです。

一方、アコムなどの大手消費者金融系では、コンビニATM・銀行ATMに共通の手数料がかかることが多いです。

しかし、銀行系グループの大手消費者金融は、提携銀行のATMは手数料無料で利用できます。

たとえばプロミスは三井住友銀行グループ、SMBCモビットはSMBCグループなので、三井住友銀行ATMはいつでも手数料無料です。

■消費者金融系カードローン 返済時ATM手数料

金融機関名 自社ATM コンビニ・他社ATM(1万円以下) コンビニ・他社ATM(1万円超)
アコム 無料 110円 220円
プロミス 無料 110円 220円
SMBCモビット 110円 220円
アイフル 無料 110円 220円

※SMBCモビット様は自社ATMがないので、提携ATMを利用します。

※三井住友銀行グループのプロミス・SMBCグループのSMBCモビットは、三井住友銀行ATMが手数料無料で使えます。

ATM手数料が完全無料なのは、ネット銀行のカードローンが多い。

硬貨取扱は平日の銀行ATMのみ

小銭イメージ

カードローンを利息も含めて一括返済しようとすると、1円単位で端数が出ます。

しかし、ATMで小銭の入金をする場合は、平日日中に銀行ATMへ行く必要があります。

銀行ATMはセキュリティの都合上、平日の明け方や夜間、土日にATMで硬貨の取り扱いをしないようにしているからです。

土日はお札の入出金しかできないので、1,000円以上からしか返済できません。

また、コンビニATMでは硬貨の取扱いは一切行っていません。

ATMで端数分の返済をしたいときは、平日日中に銀行ATMへ。

コンビニATMは硬貨の取扱いをしていないので、1,000円以上の返済のみ。

土日も手数料がかからない返済方法

上記の通り、約定返済やATM返済をするときは、土日の方がコストがかかることが多いです。

しかし、土日に返済しても手数料がプラスでかからない返済方法もあります。

多くの金融機関で利用できる、土日に手数料がかからない返済方法は下記3種類です。

■土日に手数料がかからない返済方法

  • インターネット返済
  • 自社ATM
  • 店頭(消費者金融のみ)

インターネット返済

電車でスマホを操作するサラリーマン

もっとも手軽、かつ手数料をかけずに返済できるのは、インターネット返済による口座振替です。

多くのカードローン会社では、ネットバンキングでのインターネットからの返済も受け付けています。

スマホからカードローン会社指定の口座振替を行えば、手数料無料ですぐに返済が完了します。

ATMに立ち寄らなくても隙間時間にスマホで返済できる上に、1円単位で返済額を指定できるので、一括返済にも向いています。

ただし口座振替を利用するには、カードローン会社が提携している金融機関の口座を持っていることが条件になります。

すでに口座を持っている銀行でカードローンを組むときなどにおすすめです。

例:みずほ銀行の口座を持っている状態で、みずほ銀行カードローンを利用するなど

スマホからの返済でも銀行振込をしてしまうと、振込手数料がかかる場合があるので要注意です。

ペイジー返済ができるカードローンもある

公共料金や各種手数料などに使える決済システム「Pay-easy(ペイジー)」を使えるカードローンも一部あります。

どの銀行の口座でも、ペイジーでの支払いなら手数料無料で返済ができます。

代表的な大手カードローンでは、アコムでペイジー返済が可能です。

ただし、振込手数料が無料の銀行を利用しているのであれば、銀行振込での返済も積極的に行うと良いと思います。

参考:他行への振込手数料が無料の銀行リスト!お金のムダ遣いをなくそう

自社ATM

みずほ銀行

ATM返済で確実に手数料がかからないのは、カードローン会社の自社ATMです。

たとえば、三菱UFJ銀行のカードローン返済を、三菱UFJ銀行ATMで行えば手数料は一切かかりません。

また、アコムやプロミスなど大手消費者金融も、自社ATMをビジネス街や駅の近くに設置しています。これらも手数料は無料です。

ちなみに、メガバンクの銀行ATM手数料を無料にしている大手消費者金融もあるので、該当する銀行口座を持っていると便利です。

大手消費者金融が提携している手数料無料の銀行ATM
プロミス
三井住友銀行
SMBCモビット
三井住友銀行

しかし前述の通り、実店舗を持つ銀行や消費者金融は、コンビニATMで手数料がかかるケースが多いのがデメリットです。

逆に、コンビニATMが無料のカードローンは、ネット銀行に多いです。

コンビニに立ち寄りやすい人はネット銀行、銀行ATMが近くにある人はメガバンクや大手消費者金融が便利だと思います。

店頭(消費者金融のみ)

銀行の窓口

あまり利用する人は少ないと思いますが、大手消費者金融は店頭窓口でもカードローンの返済ができます。

現金を窓口に持っていけば、手数料なしで返済できます。

お店が混んでいなければ、15分前後で返済が完了することが多いです。

もし対面での返済に抵抗がなく、立ち寄りやすいエリアに有人店舗があれば、店頭窓口での返済も検討して良いと思います。

この記事で紹介したような大手の消費者金融は、スタッフ教育も充実しているので、銀行窓口のように丁寧に応対してくれることがほとんどです。

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この記事の執筆者

執筆者の詳細プロフィール
2級ファイナンシャル・プランニング技能士。元は貯蓄下手だったが、現在は貯金や資産運用を自動化し、着々と資産形成中。メガバンクとネット銀行の使い分け方にはこだわりあり。

より良い情報をお届けするため、川原裕也 がメンテナンスを担当いたしました。(2023年5月24日 更新)

ありがとうございます。

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