メリットもデメリットも!イオン銀行住宅ローンを種類ごとに比較した結果
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ネット銀行住宅ローンのなかでも、イオン銀行の住宅ローンは低金利かつ実店舗での相談ができるため、評判です。しかし、人気のイオン銀行住宅ローンにも、メリット・デメリットがあります。
今回は、イオン銀行が取り扱う住宅ローンの比較と、それぞれのメリット・デメリットについてまとめます。これを読めば、どのプランがもっとも適しているか、わかると思います。
※金額・手数料表記はすべて税込です。
目次
2種類の住宅ローン
イオン銀行住宅ローンには、2種類の住宅ローンがあります。ほかの銀行と同じく、簡単に説明すると「変動金利」か「固定金利(当初固定を含む)」となります。
「新規借入れ」と「借り換え」はどちらも同じです。新しく家を購入する人も、住宅ローンの借り換えを検討している人も、低金利で評判のイオン銀行住宅ローンが利用できます。
全期間金利差し引きプラン
全期間金利差し引きプランは、いわゆる変動金利プランとなります。
店頭表示の金利は決して高くないのですが、そこから金利差し引きを行うことで、業界最低水準の住宅ローン金利を実現しています。
「全期間金利差し引きプラン」には、固定金利プランもあります。
しかし、メインで推しているのが「変動金利」であり、固定金利を選ぶなら後述する「当初期間金利固定プラン」を選んだ方が、金利も手数料も安くなります。
つまり、「全期間金利差し引きプラン」では変動金利しか選ぶ意味がありません。
変動金利のため、経済情勢によって、さらに金利が下がったり、上がったりする場合もあります。しかし、全期間差し引きなので、常に店頭金利よりも一定利率の金利値引きが受けられます。
変動金利プランは、「ローン取扱手数料定率型」の商品です。よって、取扱事務手数料がやや高めに設定されています。(と言っても業界では標準的な手数料ですが)
手数料が高い代わりに、住宅ローン金利は驚くほど低いので、「初期費用を多めに払って、総返済額を減らしたい」方におすすめです。
取扱事務手数料は借入れ金額の2.2%(最低22万円)です。一部繰上返済手数料は0円ですが、全額繰上返済手数料は55,000円となっています。
当初期間金利固定プラン
当初期間金利固定プランは、いわゆる固定金利プランです。
別名、「はじめにお得な当初期間重視プラン」と言われており、「初期費用を抑えるかわりに返済総額が多くなる」特徴があります。
と言っても、イオン銀行住宅ローンで固定金利を選びたい場合、前述のプランよりもこちらのほうがお得です。
- 「変動金利」なら全期間金利差引プラン
- 「固定金利」なら当初期間金利固定プラン
を選ぶと良いと思います。
このプランは、最長35年の固定金利が組めます。
しかし、イオン銀行住宅ローンでは、当初10年固定金利よりも短期のプランに力を入れています。3年・5年・10年固定金利は業界最低水準の低さです。
取扱事務手数料は2種類から選べます。
定額型:11万円
定率型:借入れ額の2.2%(最低22万円)
初期費用を抑えたい場合は「定額型」を選びます(定額型の場合、借入れ金利が+0.2%上がります)。
初期費用は多少多くなっても、固定金利かつ総返済額を少なくしたい場合は「定率型」を選びます。
その他のオプションで活用できるローン
イオン銀行住宅ローンは、新規・借入れともに上記の2プランのみのラインナップとなります。
しかし、ほかにも新生活を支えてくれる「オプションで活用できるローン」があります。
8疾病保障付住宅ローン
長期にわたる住宅ローンの返済では、自分の身に何が起こるかわかりません。
交通事故に合うかもしれないし、急に働けなくなってしまうような病気になる可能性もあります。
そのような「万が一」に備えた強力なオプションが、「8疾病保障付住宅ローン」です。
名前に「住宅ローン」とついていますが、住宅ローンのオプションなのでここでは「8疾病保障」と呼びます。
8疾病保障は、すべての住宅ローンプランにオプションで付けられるサービスです。
「8大疾病」とは?
ガン、脳卒中、急性心筋梗塞の3大疾病に、高血圧症、糖尿病、慢性腎不全、肝硬変、慢性膵炎の5つの重度慢性疾患を加えたもの。
こういった重病と診断された場合、住宅ローン残高が0円(チャラ)になります。ガンの場合は診断されてすぐ、ほかの病気も所定の状態が一定日数続いた場合、住宅ローンの残りが保険ですべて支払われます。
近年、ガンを診断される人が増えています。データによると、一生のうちにガンと診断される人は、2人に1人いるとまで言われています。しかし、医療技術の発展によって、初期のガンであれば、完治するケースも少なくありません。
8大疾病保障では、初期のガンが無事に完治した場合でも、保険は適用され、住宅ローンの残りを一切支払わなくて良くなる、強力な保険です。
8疾病保障をオプションとして付ける場合は、住宅ローン金利が+0.3%となります。
詳細はこちらをご覧ください。
イオン銀行と三井住友信託銀行の住宅ローンを比較した結果
住宅ローン・リフォーム活用プラン
このオプションは、「住宅ローンの借り換えをする人」がおもな対象となります。
イオン銀行で住宅ローンの借り換えを検討している人は、合わせてリフォームも実施したいという要望もあると思います。
たとえば、増改築だったり、太陽光発電を付けたり、リフォームすることで、より住みやすい家づくりを実現できます。
そのような、リフォームに使えるローンが「住宅ローン・リフォーム活用プラン」です。
実はこのプランは、イオン銀行住宅ローンと同じ金利で利用できます。(借入れ期間も最長35年までOK)
イオン銀行への借り換えによって、住宅ローンの金利はよりお得になります。そして、そのお得な金利を使って、さらにリフォームを行うことも可能です。費用を抑えたままリフォームができるので、活用メリットが大きいプランだと思います。
無担保住宅借換ローン
こちらも、「借り換え」の方が対象です。
やや特殊な住宅ローンなので、上記で紹介したものと比較すると、利用する人は限られると思います。
借り換えをするとき、このようなニーズがある人もいると思います。
- 担保評価不足で借り換えができなかった
- 住宅の担保設定を外したい
このようなときに利用できるのが、無担保住宅借換ローンです。その名の通り、担保設定をすることなく借り換えができるのが最大の特徴です。
無担保住宅借換ローンの利率は、「基準金利+0.5%」です。通常の借り換え住宅ローンと比較すると決して低くはありませんが、大手と比較するとネット銀行ならではの低金利を実現しています。
諸条件は以下のとおりです。
- 借入れ金額:50万円~1,000万円
- 借入れ期間:1年~20年
- 取扱手数料:22,000円
- 一部繰上返済手数料:0円
- 全額繰上返済手数料:22,000円
イオンセレクトクラブとは
イオン銀行住宅ローンの利用メリットとして、契約者を対象として「イオンセレクトクラブ」に入会できるものがあります。イオンセレクトクラブは、住宅ローン契約者なら無料で自動的に加入できるので、安心です。
最大のメリットは、「イオングループでのお買い物が毎日5%OFFになる」ことです。昨今、消費税の増税などによって家計の負担は増しています。しかし、イオンセレクトクラブなら、イオングループでの買い物が常時5%OFFとなります。
■利用条件
①イオン銀行住宅ローンの利用
借入れ金額が1,000万円以上で、借入期間が10年以上の方が対象となります。
②イオンカードセレクトへの入会
イオン銀行のキャッシュカード、クレジットカード、WAONカードが一体型となった、イオンカードセレクトの発行が必要です。ただし、入会金・年会費は一切かからないので、銀行キャッシュカードとして使えば問題ありません。
■有効期限
5年間(35年だったら良かったのですが、優待が使えるのは5年間のみとなっています)。
イオンセレクトクラブのメリットとして、お買い物5%OFFのほかにも、「イオン銀行の定期預金優遇」などがあります。
また、年会費無料のキャッシュカード兼クレジットカードである「イオンカードセレクト」を発行するので、その特典も受けられます。
- 公共料金をカードで払うと毎月5WAON進呈
- 給与振込口座にイオン銀行を指定すると毎月10WAON
- WAONオートチャージでポイントが貯まる
個人的にも、「イオンカードセレクト」は良いクレジットカードだと思います。
生活を支えてくれる「イオンセレクトクラブ」の存在は、マイホームの生活圏にイオングループの店舗がある人にとっては、イオン銀行住宅ローンを選ぶ大きな理由の一つになると思います。
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