東京スター銀行
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東京スター銀行は、東京を中心に全国に支店を展開している銀行です。
しかし、ネットバンキングを使うとメリットが多いことや、扱っている金融サービスが豊富なこともあり、ネット銀行と並べて比較する人も多いです。
特に、定期預金を中心に預金金利の高さはネット銀行を上回ることも多いので、なるべく高金利の銀行で利子を増やしたい人におすすめです。
さらに、ATM手数料や振込手数料も実質無料にすることができるので、普段づかいにも便利です。
ローン商品も多く、特にスターワン住宅ローンなどの預金連動というシステムが、利息を節約できると評判です。
総じて、お金のことをなんでも相談できる銀行と言えます。
※金額・手数料表記はすべて税込です。
目次
東京スター銀行で無料にできる手数料
東京スター銀行は、ATM手数料や振込手数料を実質無料にすることができます。
相場より手数料が安いネット銀行と比べても、同じくらい、もしくはそれ以上のお得さです。
特にATM手数料は、無条件で月8回まで実質無料になるので、ATM手数料をかけずに東京スター銀行を使い続けることも可能です。
ATM手数料は月8回無料
東京スター銀行のATM手数料は、月8回まで実質無料になります。
本来かかるATM手数料は110円ですが、翌月に銀行口座へキャッシュバックされて実質無料になります。
週2ペースまでATM引き出しをしても手数料がかからないと思うと、かなりお得です。
さらに、東京スター銀行はほぼすべての銀行やコンビニのATMでお金を引き出せるので、ATMを使えるシーンも多いです。
特にセブンイレブンやローソン、ファミリーマートのコンビニATMは原則24時間いつでも利用できるので、夜中にお金が必要なときも慌てずにすみます。
東京スター銀行のATMが近くになくても安心です。
■コンビニATM
- セブン銀行
- ファミリーマート(E-net、バンクタイム)
- ローソン銀行
■銀行ATM
全国キャッシュサービス(MICS)に加盟している銀行のATMが使えるので、ほぼすべての主要銀行ATMが利用可能です。
- ゆうちょ銀行
- 三菱UFJ銀行
- 三井住友銀行
- みずほ銀行
- りそなグループ
- SBI新生銀行
- その他、地方銀行や信託銀行、信用金庫など
ただし、東京スター銀行のキャッシュカードでATMを利用する際、下記2点のデメリットもあるので注意が必要です。
■東京スター銀行 ATM利用の注意点
- 自社ATMでも時間外手数料がかかる
- 入金ができないATMもある
まず、東京スター銀行は自社ATMを使う際も、平日8:45~18:00と土曜9:00~14:00以外は、時間外手数料がかかります。
自社ATMを使うと、24時間いつでもATM手数料が無料になる銀行もありますが、東京スター銀行は有料です。
しかし、ATM時間外手数料も「月8回実質無料」に含まれるので、そこまで気にしなくても大丈夫かと思います。
一方、出金しかできないATMがあることは要注意です。
東京スター銀行・ゆうちょ銀行・セブン銀行「以外」のATMは、預け入れが利用できず、引き出ししかできません。
ファミリーマートや地方銀行のATMをおもに使うことになる場合は、やや不便かもしれません。
ほとんど引き出ししか使わなければ、気にしなくて大丈夫です。
振込手数料は月3回まで無料
東京スター銀行で振込みをする場合は、ネットバンキングサービス「東京スターダイレクト」がおすすめです。
東京スターダイレクトならいつでもスマホから振込みができる上に、同行あての振込みは手数料無料です。
他行あての振込みも、月3回まで他行宛振込手数料が実質無料になります。
ATM手数料と同じく、翌月に振り込み手数料分の金額が普通預金へキャッシュバックされます。
ネット振込の他行あて振込手数料を無料にするためには、紙の取引明細書を郵送しないように設定するだけでOKです。
取引明細はいつでもスマホからチェックできるので、ネットバンキングメインで使う人は郵送なしでも問題ありません。
■東京スター銀行 他行宛振込手数料
振込方法 | 5万円未満 | 5万円以上 |
---|---|---|
ネットバンキング(明細書の郵送なし) | 月3回まで実質無料 | 月3回まで実質無料 |
ネットバンキング(明細書の郵送あり) | 330円 | 330円 |
提携ATM | 220円 | 440円 |
窓口 | 770円 | 990円 |
東京スター銀行の振込手数料は、ATMや窓口だと割高です。
なるべく「東京スターダイレクト+明細の郵送なし」で振り込むことをおすすめします。
預金金利はネット銀行並みに高い
次に、東京スター銀行の預金について見ていきます。
東京スター銀行は、普通預金も定期預金もネット銀行並に高いです。
メガバンクやゆうちょ銀行と比べると何十倍~何百倍も高金利なので、東京スター銀行は効率よく貯金をしていきたい人にも向いています。
給与受取で普通預金金利アップ
東京スター銀行は、普通預金を給与振込口座に指定するだけで、金利を定期預金レベルまで引き上げることができます。
普通預金が高金利なネット銀行のなかでも、定期預金と並ぶくらい普通預金の金利が高い銀行はかなり珍しいです。
給与受取口座を変更できる会社で働いているのであれば、東京スター銀行は非常におすすめです。
給与受取をしない場合、普通預金金利はメガバンクと同じくらいです。
円定期預金の金利はトップクラス
円定期に関しても、東京スター銀行は高金利です。
東京スター銀行の定期預金は下記4種類のプランがあり、特に6ヶ月定期と1年定期はネット銀行の金利相場から見てもかなり高金利と言えます。
■東京スター銀行 円定期預金の比較
定期の種類 | 預入金額 | 申込方法 |
---|---|---|
1週間円預金 | 10万円~ | ネット・店頭・電話 |
6ヶ月定期 | 50万円~ | ネットのみ |
1年定期 | 300万円~ | 店頭のみ |
積立円定期 | 月1,000円~ | ネット・店頭・電話 |
東京スター銀行の独自の定期預金は、1週間で満期になるスターワン1週間円預金です。
お金を預けてから1週間という短期間で引き出せるので、普通預金と同じ感覚で預け入れることができます。
東京スター銀行で給与受取をしていない場合は、普通預金より1週間円預金の方が高金利なので、積極的に活用することをおすすめします。
さらに、満期後も自動でお金を預け続ける「元利自動継続」を選べば、複利効果で利子が雪だるま式に増えていきます。
■定期預金 満期時の取り扱い方法の比較
元利自動継続は、最初に預け入れた元金にくわえて、利子も含めて複利運用をします。
東京スター銀行では「元金」自動継続という、元金のみを預け入れ続けて利子は満期日に払い戻すタイプもありますが、こちらを選ぶと複利効果はありません。
よって、よりお得に1週間円預金を使うなら、「元利」自動継続がおすすめです。
1週間預金を引き出したいときは、スマホから満期日の取扱いを「満期受取」に変更すれば、次の満期日に自動的に普通預金へ戻ってきます。
外貨預金は米ドル定期預金がおすすめ
東京スター銀行は外貨預金も扱っており、5通貨から選んで預け入れることができます。
なかでも「米ドル」「ユーロ」は、ほかの銀行と比べても高金利な傾向があります。
■東京スター銀行 外貨預金の通貨
- 米ドル
- ユーロ
- 豪ドル(オーストラリアドル)
- NZドル(ニュージーランドドル)
- 南アランド(南アフリカランド)
外貨普通預金の金利は、メガバンクと比べれば何倍も高いですが、ネット銀行の相場で比べると平均~やや低めです。
東京スター銀行で外貨預金をするなら、外貨定期預金がおすすめです。
取り扱っている外貨定期預金は、「スターワン外貨定期預金」「王様金利外貨定期預金」「スターエリート外貨定期預金」の3種類です。
■東京スター銀行 外貨定期預金の比較
定期の種類 | 預入期間 | 預入金額 |
---|---|---|
スターワン外貨定期預金 | 1ヶ月、3ヶ月、6ヶ月、1年 | 1,000通貨~ |
王様金利外貨定期預金 | 1ヶ月 | 20万円~ |
スターエリート外貨定期預金 | 5年、10年 | 10,000通貨~ |
このうち「スターエリート外貨定期預金」は、預入時の為替手数料が無料になります。
引き出し時の為替手数料は、ネットバンキング経由だと50銭しかかからないので、実質の往復為替手数料は25銭です。
■為替手数料とは
外貨預金の為替手数料(為替コスト)とは、外貨預金を預け入れるときや引き出す際にかかる手数料です。
たとえば、預入時と引出時の為替相場が同じでも、為替手数料がかかると損をしてしまうので、なるべく為替手数料が安い銀行に預ける方がお得です。
東京スター銀行の通常の為替手数料は、米ドルだと1通貨あたり片道1円、つまり預け入れて引き出すと合計2円かかります。この為替手数料はメガバンクと同じくらいで、ネット銀行のなかではかなり割高です。
しかし、インターネットバンキングを使うと、半額の50銭になります。
■東京スター銀行の外貨預金 ネットバンキング利用時の米ドル為替手数料比較
種類 | 預入時 | 引出時 |
---|---|---|
外貨普通預金 | 50銭 | 50銭 |
スターワン外貨定期預金 | 50銭 | 50銭 |
王様金利外貨定期預金 | 1円 | 50銭 |
スターエリート外貨定期預金 | 0円 | 50銭 |
どの外貨預金を活用する場合も、店頭で預け入れると為替手数料が高くつくので、インターネットバンキングがおすすめです。
より高金利な仕組預金も豊富
東京スター銀行は、仕組預金(しくみよきん)の取扱いも多いです。
仕組預金とは、特約がつくかわりに通常の預金より高金利になる定期預金のことです。通常の定期預金より何倍も高金利なプランもあり、金利重視で預金を選びたい人向けです。
ただし、通常の円定期が元本保証なのに対し、仕組預金は元本割れのリスクがあるというデメリットがあります。ハイリスク・ハイリターンという特殊な定期預金なので、慎重に検討することをおすすめします。
仕組預金の特約には、大きく分けて2種類あります。銀行側が満期を決めることができるタイプ(満期特約型)と、満期後に受け取るお金を円か外貨か決められるタイプ(外貨投資型)です。
■仕組預金の種類
東京スター銀行は、満期特約型と外貨投資型の仕組預金を扱っています。
- 円で預け入れる仕組預金
- 満期特約型…スタードリーム円定期
外貨投資型…円活(エンカツ)、オフセット定期預金(円預入タイプ) - 外貨で預け入れる仕組預金
- 満期特約型…右肩上がり外貨定期※2022年3月15日現在、募集を停止しています。
外貨投資型…オフセット定期預金(外貨預入タイプ)※2022年3月15日現在、募集を停止しています。
もっとも元本割れリスクが少ないのは、円で預け入れる満期特約型「スタードリーム円定期」です。最長預入期間が10年という長期定期預金ですが、途中で解約しない限りは元本割れすることがありません。
それ以外の仕組預金はすべて外貨投資型で、預入期間も3ヶ月~5年と短めです。
■東京スター銀行 仕組預金の比較
定期の種類 | 預入期間 | 預入金額 |
---|---|---|
スタードリーム円定期 | 最長10年 | 100万円~ |
円活(エンカツ) | 6ヶ月 | 100万円~ |
オフセット定期預金(円預入タイプ) | 3ヶ月 | 100万円~ |
オフセット定期預金(外貨預入タイプ) | 3ヶ月 | 10,000通貨~ |
右肩上がり外貨定期 | 3年、5年 | 10,000通貨~ |
それぞれのメリット・デメリットを見てみます。
円預入の仕組預金
まずは、日本円で預け入れる仕組預金を見ていきます。
満期特約型の仕組預金「スタードリーム円定期」は、最長の預入期間が10年の長期定期預金です。
東京スター銀行の円定期のなかでは、もっとも高金利な預金です。
東京スター銀行が10年未満で満期とする場合もあるので、実際には5年や7年などで払い戻されることもあります。
一方、こちらから中途解約をすると元本割れリスクがあるので、10年預けるつもりで預ける方が無難です。
余裕資金をより高金利で運用したい人向けです。
一方、外貨投資型の仕組預金は「円活」「オフセット定期預金」と言います。
円活は6ヶ月満期、オフセット定期預金は3ヶ月満期なので、短期間の運用が可能です。
通常の定期預金より高めの特約レートで預け入れられるので、うまくいけば大きな利子が受け取れます。
ただし、為替相場によっては元本割れになるリスクもあります。
外貨預金のような為替変動リスクがある以上、ある程度は為替相場の変動を予測した上で利用した方が安全です。
為替変動があまりわからない人や、なるべくリスクのない預金が良い人は、仕組預金のなかではスタードリーム円定期がおすすめです。
しかし、10年後のお財布事情が読めない人は、通常の6ヶ月定期や1年定期を利用した方が無難です。
10年間ずっとお金が引き出せないと、突然の出費などでお金が必要になったときに困る可能性もあります。
外貨預入の仕組預金
次に、外貨で預け入れるタイプの仕組預金です。
満期特約型の「右肩上がり外貨定期」は、最長預入期間を3年もしくは5年から選べる仕組預金です。
外貨で預け入れて、最長満期もしくは銀行の繰り上げ満期日になったら、外貨で元金と利子を受け取ります。
右肩上がり外貨定期は、円で預け入れる「スタードリーム円定期」と違い、最高で2回金利がアップする可能性があります。
(東京スター銀行 公式サイトより抜粋)
上記の通り、預入期間が3年、5年に到達したタイミングで金利が上昇します。
長期間預け入れられる余裕資金であれば、5年で申し込めば最高金利で受け取れるかもしれません。
もう一方の「オフセット定期預金」は円で預け入れる場合と同じく、3ヶ月という短期間で高金利での運用が可能です。
そしてどちらも、預入時の為替手数料は完全無料、米ドルであればインターネットバンキングの利用で引出時の為替手数料も無料になります。
つまり、右肩上がり外貨定期とオフセット定期預金は、ネットバンキングなら米ドルの為替手数料が完全無料です。
※右肩上がり外貨定期とオフセット定期預金は2022年3月15日現在、募集を停止中です。
預金連動型ローンに強みあり
東京スター銀行は、ローン商品も豊富です。
なかでも評判なのは、預金連動型ローンです。
預金連動とは、東京スター銀行の特定の預金に預け入れている金額分は金利がかからないという独自のシステムです。
たとえば、預金連動型ローンのなかでも口コミ人気が高い「スターワン住宅ローン」で考えています。
スターワン住宅ローンで2,000万円を借りる場合、東京スター銀行の普通預金に500万円の残高があれば、金利がかかるのは1,500万円分だけになります。
このように預金連動型ローンなら、東京スター銀行にお金を預けているほど利子が節約できます。
預金連動対象のローンは下記のとおりです。
■東京スター銀行の預金連動型ローン
- スターワン住宅ローン
- リバースモーゲージ「充実人生」
(※スターワン住宅ローンは、2022年1月31日(月)をもって新規申込受付を停止しています。)
また、上記ローンの借入れ残高を相殺できる預金は、4種類あります。
■預金連動型ローン 対象になる預金
- 円普通預金
- 円積立定期
- 外貨普通預金(豪ドル、ユーロ、NZドル、米ドル、南アランド)
- オフセット定期預金(円、豪ドル、米ドル)
※複数の預金残高がある場合は、上記の通りの優先順位で適用(外貨預金も上記の順で適用)
預金連動ローンで気をつけた方が良いポイントは、東京スター銀行の強みでもある定期預金は、預金連動の対象ではないことです。
オフセット定期預金は元本割れのリスクがある仕組預金なので、「元本保証の円預金メインで貯蓄をしたい」という人には不向きです。
もし預金連動型ローンを活用したい、かつ元本保証で貯蓄をしておきたい場合は、円普通預金や円積立定期メインに預金することをおすすめします。
円預金なら、残高1,000万円までならペイオフ対象で元本が保証されるので安心です。
預金連動以外のローンでは、おまとめローンも人気です。
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東京スター銀行は貯蓄をしたい人向け
東京スター銀行は手数料の安さや預金商品の多さなど、さまざまなメリットがあります。
トータルに考えると、私はまとまった貯蓄をしていきたい人向けの銀行だと思います。
ATM手数料などの無駄な出費を抑えながら、定期預金を中心に確実にお金を貯めていくのに最適です。
ネット銀行と並ぶ預金金利の高さや手数料の安さに加えて、ネットバンキングを利用するとお得になるサービスも多いので、ネット銀行のように使えます。
いざとなったら店舗に相談しにいけるという安心感もあるので、「ネットバンキングは使いたいけど、店舗がないネット銀行はやっぱりまだ不安」という人にも向いています。